新ジャンル「常に低体温症」

女「ガクガクブルブル」
男「よう女……女ァーッ!どうしたーッ!!」
女「あ、おとこくんだ。おとこくんがむかえにきてくれた……」
男「どこへだ!死ぬな!!」
女「は!危なー、街中で凍死するところだったよ」
男「っていうか身体冷た!お前何?アンデッド系?」
女「やー、あたし冷え性でさ」
男「日常生活で瀕死になる冷え性なんて聞いたことねーよ。そんなに着てるのに」
女「発散する熱がなければ服着てもあったまりにくいのよねー。あー……男くんあったかい」
男「すりすりすんな。冷たい冷たい」
女「手が冷たい人は心が温かいっていうよ?」
男「じゃあ手があったかい俺はどうなんだよ」
女「………優しい」
男「照れること言うな。恥ずかしい」
女「へへー…あったかー……」
男「………」
女「………」
男「ところでお前、なんでこんなところに?」
女「うん?あんまりにも寒いから、ちょっと男くんに会いに行こうかなって」
男「俺に?なんでまた」
女「そこなんだよ。男くんに会うとね、ちょっと身体がぽかぽかしてくるんだよね」
男「なんで?……あ、ホントだ。ちょっと冷たくなくなってきた」
女「でしょ?走った後みたいにドキドキするし、不思議ー///」
男「顔も赤くなってきたな」
女「うん、あったまってきた。最近寒くなってきたでしょ?
そのままだと凍死しちゃうから常日頃男くんのこと考えてないとー」
男「冷え性ってのも大変なんだな」
女「まったくですよ。じゃ、あたし用済んだし、コンビニであんまん買って帰るねー♪」スッタカター

男「………」
男「……………」
男「………………冷え性って大変なんだなぁ」

新ジャンル「常に低体温症」



女友「……でもあいつの鈍感さにも呆れたものね……ほとんど告白してるじゃない」
女 「うう……何がいけないんだろう………」
女友「そりゃあ、はっきり好きだって言わないのがいけないんじゃない?」
女 「そ、それは恥ずかしい………」
女友「はあ。あの子を見習ったら?」

ヒート 「男ォォォォォォォォォォ!!好きだァァァァァァァ!!!!」
男 「はっはっは、可愛い奴め。必殺・男式ハグ!!」
ヒート 「ガハァッ!?お、男……これはハグじゃなくてサバ折り……いやでも
   抱きしめられていることに変わりはない………ッッ!!ハァハァ」
男 「はっはっは、ヒート。口から泡出てるぞ~」
ヒート 「うう、なんのこれしき……!男、もっと強く!背骨が砕けるほどに強く抱きしめてぇぇ」
男 「よく言った!それでこそ俺の恋人に相応しい……!喰らえ、男式ハグ改・鬼潰し!!」
ヒート 「あばばばばばばば……し、幸せぇぇぇぇぇぇぇ」

女 「………………」
女友「ごめん、前言撤回。あれは見習っちゃ駄目ね」
女 「………羨ましい」
女友「!?」

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最終更新:2008年02月11日 00:57
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