>>このフォート呼ばれる城壁はかっての王国の名残りとして知られており、白い聖獣
カッツェと共に地元の人々に愛されていました。
フォートにはそのカッツェを祭る社が有りましたが、馬鹿な教会が『邪教』として
取り壊し、あまつさえその上から教会の建物も建てるという暴挙にも程があ…
「ああ、だめだめ!もーこの自動書記タブレットって便利なんだかなんだか」
タブレットから手をはなし椅子の背もたれに身を預ける。
機械式のタイピングマシンーンより小さく、慣れれば早く書けるというので持ってきたのだが。
こうも「思ったまま」書かれてしまうと書き直しに時間をとられてしまう。
落ち着けけセトリア、これは教会の暴虐をあばく手記では無い、旅行ガイドなのだ。
つい教会と聞くと、攻撃的になってしまう自分を諌める。
しかし
矛盾している。
フォートは観光名所である、そこに観光客があつまれば領地は潤おう。
それはいいし、そうなって来れればまたこういう仕事が廻ってくる。
反面今は教会の地所となっているソコに人が集まるのは教会の宣伝に他ならない。
それが気に入らない。
だがらと言ってこの地方を書くのにこの「フォート」を書かない訳にはいかない。
良い記事でなければ仕事も来ない。
実際彼女のガイドレポの評判が良いのでこの取材旅行もなんとか続けていられるのだ。
マナビナの書くゴシップ記事だけではとうに干上がっている。
(その記事もセトリアが校正しているのだが)
割り切るしかないか…ああそうだ、あの壁画の件を入れてみるのもいいかもしれない。
調べて分かったのはあの一件は領民にとっては痛快な出来事だったらしい。
そう思いなおして再びタブレットに手をやる。
それにしても
「ったく、誰の所為でこんな苦労してると思ってるのよ」
ザバァと水音がする、そして呑気な鼻歌。
バスのある部屋、それも二つも取るなんて…もう少し節約するべきである。
『記事が売れたから』と言うので贅沢しようとマナビナが言い出したのだ。
それほどの余裕は無い、だが一度言い出したら聞かないのが彼女である。
だからこうしてセトリアはタブレットを前にしているのだ。
>>現在は聖導教会の建物の一部がその城壁を利用して建てられており、地域の
しかし、彼女がそう言い出したのは記事が売れたからだけでは無いのでは無いか。
多分彼女は…そう多分そろそろ…
>>人々の新たな信仰の場所として毎朝人々がやって来…
風呂から上がったら、絶対彼女は…来る。
>>来…来るくるくるきたらどしようでもそうだよねそろそろくるころだもの
トクトクトクトク、胸の鼓動が早くなる。
>>ぜったいくるしきたらいやといえないかもいえないいえないよねいえない
じくっと身体の奥が疼く
>>どうしようああさきにふろにはいってればあたしきたないにおいとかあせくさ
誉められる事では無いのは分かってる、理性はそれを否定する。
でも身体はそれを肯定し始めている。
そうこれは
矛盾している。
はっと気が付くととタブレットは愚にも付かない文字を書き出している。
「やだ、わたし何を…」
「うふふぅ…なに書いてるのかなぁー」
突然耳もとで熱い吐息と共に湿った声で囁かれた。
「うひゃあああ!」
背後から腕の上から抱きつかれている。
「もー何よぉもうちょと色っぽい声出しなよー」
「ああ、ま、マナ、何時の間にひやぁあああぁぁん」
じょろりと耳を舐め上げられ、ぎゅっと腕の上から胸の膨らみを掴まれる
「あ、馬鹿、駄目、だめだっって」
べろべろじゅくじゅくと耳のなかに舌が進入していく、ぐにぐにと豊かな乳房が
揉みしだかれる。
「マナ、マナ、マナビー!だめ、やぁあ、やめぇ」
>>いやいやいやいやいやいやいやいやいやいいいいいいややややややいいいいいいいい
手が部屋着の中に進入する、下着を付けていなかったので、難無く侵入者はセトリアの
敏感な部分に辿り着き弄び始めた。
「だ、だめ、だめぇいやん、いやぁゆび、ゆび入ってるるう、いやぁあん」
>>いいいやぁだめだめだめでもでもきもちいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい
>>いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい
>>いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい
「あ、あ、あ、おねがっあ、あんあ、あ、あ…ん…ああん、…いやぁ」
>>いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい
>>いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい
「ふふーん、じゃやめようかぁ?」
マナが突然彼女から身を放した、同時に高ぶっていた身体が中途半端に成る。
「ぁああん…もう!」
>>いいいいいいいいやぁんどうしてどうしてやめないでいやいやいやいやいやい
「もう!何するのよ!」
「あーイヤってやめちゃイヤって事なのねー♪もうセティーたらぁん」
「ば、ばか、何言ってるのよ」
「だーってほら」
バッとタブレットの下の紙を取られ、目の前に突き出される。
「あ…」
耳まで赤く成るのが分る。
「イ・ン・ラ・ン」
耳もとで囁かれる
「ち、ちがっ」
取り上げようとしたが紙一重でかわされた。
「ふーん強情ねぇ、じゃぁこれメルチェやフェイリムに見せようか、何て言うかしらね?」
「そ、そんなのどうせあんたの悪戯と思われるだけよ!」
「そぉおお?メルは『やっぱり』て言うと思うよ、なんたって…」
「もう!よこしなさい!」
「おおっと、よっ」
おもわず飛びかかるが逆に身をかわされ、バスッとベッドに倒れこんでしまった。
『しまった』
と思ったが遅かった。
「あらぁ、そんなに待てないの?しょうがないなぁ」
身を躱して起き上がろうとした処をのし掛かられた。
「だ、誰が…」
と口をひらいたところに両手で顔を挟まれ唇を塞がれる、唇で。
「ん…んんっ…んはぁっ…ん…」
「ん…んちゅ…あぶっ…んん…」
じゅる、ぴちゃぴちゃと激しい音をたて口の中を蹂躙される。
唇が舐められえ、吸い付かれ、甘噛みされる。
舌も舐められえ、吸い付かれ、甘噛みされる。
理性が飛ぶ
何時の間にか自分も相手の唇を舐め、吸い付き、甘噛みしている。
舌と舌が抱きあう。
身体と身体が抱きあう。
手が身体を這い、掴み、揉み摩り…
「ふぁ、あぁ、マナ、マナ、あ、あ、ああ、いやぁ…あ…ん」
「んふ、ふ、ふふふ…んちゅ…どうなの?こんなに…んん…んあ…こんなになって…」
じゅくじゅくという音はもう口だけでは無い。
マナの唇がセトリアの豊かな胸に食い付き、先端を舌で刺激する。
指がセトリアの股間で激しく動く、セトリアは見る間に追い詰められる。
「あ、ああ、マナ、マナ、マナ、マナ、あ、あた、あたしっ!…あ…」
白くフラッシュバック
意識が飛ぶ
ビクッビクッとからだが跳ねる、そしてぎゅうと何かに耐える様に丸くなる。
息が上がっている。
「イった?」
「…うん…」
「やっぱりイキたかったんでしょう?」
「……うん…」
恥ずかしい
「自分だけで?」
「…ううん…」
「でも先にイッちゃった…ズルいよね」
「…だ、だって…マナが…」
嘘だ
結局自分が求めていたのだ。
羞恥に思わずぎゅうっ目を閉じる
ぺろり
突然閉じた目の舐められる、涙を舐め取られたのだ
「うふふ、もう可愛いわね…セティーったら」
そう言って彼女は優しく口づけをする。
軽い口づけとゆるりとした抱擁、二人はしばらく抱き合っていた。
「さてと…」
やがてマナが身体を起こし、巻いていたタオルを落すとセトリアの上に跨がった。
「お願いしていい?」
「ん…」
マナがセトリアの頭側のベッドサイドに手を付き、身体を下げる。
自然セトリアの目前にマナの股間が降りて来る。
彼女の髪よりやや濃い色の茂み、その狭間の秘裂に舌を挿し入れる。
「ふ…ふ、ふん」
マナは軽く目を閉じ、セトリアの舌を味わう。
「ん…んちゅ…」
セトリアは貪る様にマナの中を味わう。
口の廻りの滑りが増え、舌に潮の香りを感じ、それを啜る。
やがてマナの腰がすこし引かれ、セトリアの口が突起を捕らえる。
れろれろと舌でその突起に廻りを舐め上げるとそれはみるみる硬く大きくなっていった。
つるんとした先をちゅんと吸いこみ、唇でそのうしろの柔らかい部分を甘噛み。
口の中の先端を舌でれろれろと嬲る。
「ふ…ふん…ん…」
マナの片手がゆっくりと上がり、自らの乳房を掴む。
人指し指で胸の先端をセトリアの舌の動きに合わす様に嬲る。
めきめき
めきめきとセトリアの口の中の突起が大きく突出して行く。
小指の頭程だったモノが指2本ほどの太さと長さになり、やがて3本、四本と太さと
長さが増して行く
「ふん…ん…ん…」
セトリアもいつしか片手を乳房に、片手の股間に持っていって自らを昂らせている。
じゅぷっじゅぷっ
マナが腰を振り、今や成人男性の男根程になった陰核がセトリアの喉内を犯していく。
「…ねぇ…このまま出しちゃっていい?」
「ふ…んんん…」
口に含んだまま頭をふる
腰がずっと引かれ、ずぷんと一物が口から飛び出ると、ぷるんと跳ねてマナの下腹を打つ。
ふぁっと小さな声を出し、セトリアは口に居たモノを追うが届かない。
「そう…じゃどうしたらいい?」
「あ、…わたしの…に」
「なーに?どこにどうするの?」
「わたしの…中に……」
「中って?もっとちゃんと言わないと分らないよ?」
「わたしの…お…おま…んこの中に…マナのおちんちんを…下さい…」
「はい、よくできました、じゃぁー御褒美ね」
ニィとマナが笑う。
くりっとした目の彼女がにぃと笑うと昔話の笑う猫の様だ。
その顔がすうっと降りてきて優しく口づけする、そしてその直後
セトリアは身体を貫かれた。
そのまま二回貫かれたまま達し、そのあと後ろから一回貫かれて達した。
月に2度マナは狂う(いや普段もまともとは言い難いが)。
満月の日になると欲情(いや普段も貞淑とは言い難いが)するのだ。
そして股間に男根が生える。
血なのだと言う、昔の祖先に何かの血が混じっているのだと。
世の中には妖人(あやかしびと)と言う人がいる。
血に魔獸のそれが混じっていると言われているが…詳しくは知られていない。
『ようするにそれなのよ』と彼女は言うのだがー
『絶対それと違うと思う』とセトリアは思っている。
ともあれふとした事でマナの秘密を知ってしまったセトリアは、その日の内に
マナに手込めにされて…
現在に至るのである。
三度達したあと座位でお互いを貪り、最期にお互い口で奉仕し合った後になって
やっとマナの怒張は姿を消した。
へとへとになった二人は裸のまま抱き合って眠った。
そして
>>現在は聖導教会の建物の一部がその城壁を利用して建てられており、地域の人々の
>>新たな信仰の場所として毎朝人々がやって来ます。
>>ここの城壁には最近聖獣の壁画が描かれてました、教会の宣伝to見栄ためdeth。
>>そreがこの前見ん事にぶつぶされざまぁあみ
「先輩!」
「ん」
「文章が」
「え?あ。」
朦朧とした頭を振るとセトリアはタブレットを滑らし、文字を消去する。
頭が重い、ガンガンする。
「先輩、生姜湯です」
「あ、有難う」
一口啜る、身体が暖まる
「あの、わたしが代わったほうが良くないですか?言って下されば書きますよ?」
見兼ねたフェイリムが声をかける
「うん…でもやっぱり自分で書かないと文章浮かばないし…有難う」
「でも…お二人ともなんで急に風邪をひいたんです?」
そりゃぁ…
「ねー卵酒まだー」
「はーい、ただいまー」
ベッドのマナにメルチェがあやしげな臭いのするマグを持って行く。
通りすがりざまにチラリとセトリアの方を見た。
『どうせ裸で寝てたんでしょう』そう言ってる様にもみえた。
『ああ、あの子にはバレてんだろうなぁ』
増々憂鬱になる、昨晩のアレですっかり忘れていたが原稿のしめきりは今日だったのだ。
鼻がずるずるし頭も痛い見事に寝冷えである。
「セティー、あんたも飲むー?卵酒」
「いらないわよ!原稿あげなきゃいけないのに!」
「そうかー大変だねー」
「ったく、誰の所為でこんな苦労してると思ってるのよ!」
~英雄伝~外伝の外伝
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「狼男ならぬ娘男」
と思ったけどこれだと男娘じゃん!
最終更新:2008年02月10日 23:32