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「早速だが、これで話は終わりだ!」
「教えてやろう、こいつが4さ!……ってことだそうです」
「いきなし何を?」
「よん?」
「そう、壮大なる冒険の序曲。序曲終了、プレリュードは静かに奏でられる」
「さあ。アニマという妖怪の語ることに、意味はないと思いますしね」
「一段落ついたってことな? はた伝え聞いた話によると、むしろ落ちてるっぽいんじゃがあにゃ」
「……悪気、無いと思うんですけどねぇ。私は」
「夢の無い若者だ、一度は曲がったほうがいい。真っすぐな力だけで解決出来る事柄なんてないよ」
「情報を中途に与えられて、振り回されていた割にはかばうんですね」
「あー? それ、己れに対することでもいってんかあ?」
「知り合いを信じないで、何が知人でしょうか? こう見えても私、プロですから」
「僕が今までに一言でも、相手に対して敬意を込めない言葉を突いたことがあるとでも?」
「信じた相手に裏切られたり、歪んでも?」
「その言葉を本気で言ってるならおみゃあの口は意味ないな、真っすぐ貫いてやろうか?」
「それを乗り越える力があれば。肉体的に必要はそうそうありませんよ」
「けけ。大体、悪意っていうのは相手の力を読み取れてこそできる物なんだ。善意にしろ悪意にしろ、相手の力量に合わせたことを言わなければ通用しない」
「その力とは? ……わざわざ聞くことでもないような感じもしますね」
「日に立つ心。日は手の届かない明るい所。精神とは人の後ろの届かない所」
「心、ですよ。我が拳の教えでもあります」
「そう、そこ。そこを刺激しなけりゃ相手に届くことはない。簡単なことだあね」
「陳腐だね」
「……で? 要は『僕はお前をバカんしています』ってことやろ?」
「使い古された言葉には力があります。つまらない、古い物はそれだけ長い年月使われ続けた証ですよ」
「くけけ。世界にはお前のような単純脳細胞が腐るほどいるんだ。二桁ならまだしも、ねぇ」
「僕は新しい物が好きだからな。あまり後ろは振り返らない」
「ぐぬぬ」
「どこを向くかはその人なり、です。近くの人は、その人がどこを向いているのかを少しでも見てあげる必要があります」
「口先だけの感情に振り回されるなよ。もともと肉体は精神に依存する」
「うらやましいね。僕は一人だったからそういったこと、考えなかったよ」
「肉体に依存しない己れらの考えそうなことやな。……そんなに簡単なことじゃあにゃあよ?」
「そんなことはありませんよ。人は一人で生きていけません。近くに、いるじゃないですか」
「ああ、君はそうだったね。そういえばそうだったね。泣いたもんね」
「……そういう風に、軽く言えるのもうらやましいな」
「うるさいな。人の強さ、惹かれなおしたもんじゃ」
「ふふふ。積み重ねてますから。あなたより10は年上ですよ?」
「安っぽい、プラスチックのような感情から宇宙の果て、感情の摩天楼まで。思うがまま撃て!」
「……20代前半に見えますけど」
「あー、はいはい。あほらしくなってきたわ」
「健康的な運動と、健康的な食事が若さの秘訣ですよっ」
「阿呆だろ」
「……この界隈に居ることがおかしくも思える。それくらい澄んだ人ですね、いろんな意味で」
「……で、結局今回は何したいん?」
「プロですから」
「思うがまま撃て! ってことさ」









「ところで、話はどこから手に入れたん?」

「WIKIで」

「えっ」「「えっ」」

「World Include Knowledge Index.『世界の知識を包括する書物』とでも」
「えー」
「んな、子供も騙せないような……」
「文法とかも、ツッコミし放題ですしね……」
「まあ、始まったあたりで女神様がそれを許容してくれたんだ。僕くらいは良いんじゃないかな」
最終更新:2011年10月16日 18:08