「・・・あいつらの墓か、こんな形だけの物拵えて何が楽しいんだ?あいつらには魂どころか生きてた痕跡でさえこの世界にはほとんど残ってないってのに」
「それにしても、ちょっと遊んだだけで壊れ掛けたかと思ったらいつの間にかこんな意味不明なことしてやがるし・・・」
夕闇は不気味な笑みを浮かべながら、黒い思考を巡らせる
「まぁ、玩具としては悪く無いか・・・」
「そうだなぁ、折角だしまたあの玩具で遊ぶのも悪くないな。周りにも面白そうなのが幾つもいたことだし・・・」
そう呟いた直後、ピクッと何かに反応したような素振りをして黙り込む
「・・・・・」
「ああ、分てるよ。そう焦んなくてもちゃんと準備は進めてるし、それにタイミングが重要だって説明しただろ?」
「もう少しの辛抱だよ・・・」
そう言って踵を返し月に目線を向け、再び黒い思考を巡らせる
しかし纏ったのか、すぐに黒い思考を止める
「そうか、この方法なら効率が良い上に、結果も期待できるな・・・」
夕闇はプロミネンスを揺らめかせながら満面の笑みを浮かべる
「なによりこっちのほうが面白いか。いいねぇ、そうと決まればさっそく準備の続きといきますか」
「やっぱり、この樹木の世界(玩具箱)は良いねぇ・・・」
そう言い残し夕闇は虚空へと姿を消す
後に残された静寂
それは嵐の前の静けさ・・・