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 「この世にある良くないものの全てを肯定しよう…。私達は、それらによっても形作られているのだから……。」

 

◇名前:『孤界産みの母』セシリア=ベルモント

ミーム オリジン  
肉体 技術 魔術 社会 根源
38 5 38 20 24
 性別  女  年齢  29

 樹木の世界(ウッドワールド)の創世者のひとりである女性。その功績から『孤界産みの母(スフィアうみのはは)』のふたつ名で呼ばれ、樹木の世界の誰もがひれ伏す絶大な権威を持つ。中央の領域(リージョン)であるセント・アゴラの領域主(ロード)を務める。
 樹木の世界の支配者に収まることを良しとせず、樹木の世界の“管理人”という立場を取って、領域間の交流の仲立ちを務め、また、領域間での戦争が起こらないよう調停に努めている。
 光翼騎士のコロナの持ち主であり、その戦闘力は、初期ダスクフレアであれば、十人まとめて一人で相手取れるほどの力をほこる。目下のところ、樹木の世界最強のカオスフレアである。
 同時に、世界有数の歌姫でもあり、月に一度は城下の街でコンサートを開く。『孤界産みの母』の権威も手伝って、このコンサートは毎回盛況を極めている。
 また、オリジン最強のヴァンパイアハンター一族であるベルモント家の現当主でもある。父より『夜を狩る刃(ヴァンパイアキラー)』を継承し、歴代ベルモント最強との呼び声をもつ。

 性格は、慈愛深く、同時に、闘志に溢れている。女性としての顔と、戦士としての顔を、どちらも等しく本質とするのが、彼女の彼女らしさなのである。
 樹木の世界の創世者として、樹木の世界が生きとし生ける全ての者にとって“良き居場所”であるように願っており、人類はもちろん、人類の脅威である魔王や吸血鬼なども含めて、全ての存在を樹木の世界の住人として愛している。
 愛や幸福といった“良い”ものは勿論、苦しみや悩みといった“良くない”ものも愛すべきだ、という思想の持ち主であり、曰く「苦しみや悩みに出会えば、人はそれを退けようと抗う。その抗いこそが“生”であり、また、抗うための努力は人を成長させる。だから、“良くないもの”は、“抗うべきもの”として、この世界に必要なものなんだ。」とのことである。この彼女独自の思想が、魔王や吸血鬼さえ住人として受け入れられる度量の基となっているのである。

 樹木の世界の創造主であることから、現人神のように扱われているが、本人は“女神”として扱われることを快く思っていない。「人の身に生まれた者が“神”を僭称するのは不遜に過ぎる」というのが彼女の主張だが、それ以上に、「人以外の“何か”には絶対に成りたくない」というのが彼女の本心である。
 それでも彼女が現状の立ち位置を甘んじて受け入れているのは、『孤界産みの母』という権威が、樹木の世界を平和に導くために有用であると考えているためである。彼女の行動原理は、常に樹木の世界の平和にあり、そのためであれば受け入れ難きも受け入れるのが彼女の在り方なのである。

 なお、「常に樹木の世界の平和を目指す」とは言っても、彼女は決して反戦主義者ではない。むしろ、「世界には常に一定の戦いが必要だ」という考えの持ち主である。
 そうした考えは、「抗いこそが生である」という思想から生じるものでもあり、“戦い”を本性とする龍たちをも樹木の世界の住人として迎え入れているからでもあり、さらに言えば、彼女自身が生まれ持っての戦士であるからでもある。
 彼女にとって、“戦い”の本質とは、“戦闘行為”にあるのではなく、“困難への抗い”にあるのだ。だから、“戦い”を捨て去ることは“生”を捨て去ることと同義語だと考えているのである。

 現在は、ダスクフレアを戦うべき敵として定め、樹木の世界を護るために、セント・アゴラの配下や九界士を必要に応じて派遣している。
 彼女自身があまり動かないのは、自分が特定のダスクフレアとの戦いに縛られることで、その隙に他のダスクフレアが動き出す可能性があるからである。そうした動きを抑えるため、彼女自身は極力手を空けておくことが、自らの使命であると考えているのだ。
 とはいえ、カオスフレアとダスクフレアは互いに惹かれあう宿命にあるので、どうしても彼女自身が動かねばならない時もある。無論、そうした時、彼女は自らの剣を振るうことを厭わない。

 なお、ダスクフレアとの戦いに対しては、消極的にか積極的にかを問わず、常に戦う姿勢を崩さずにいるのに対し、『夜の王』ドラキュラ伯爵に対しては、暗に戦いを避ける姿勢を示している。
 これは、ドラキュラ伯爵の力が、本来結束することのない魔王たちや吸血鬼たちを束ね、樹木の世界の“夜”を安定させるために必要だと考えているためである。
 しかし、ベルモントとしての使命を放棄するようなその姿勢に、彼女の周囲も、宿敵であるドラキュラ伯爵も、そして他ならぬ彼女自身も、疑問とジレンマを禁じ得ずにいる。

  樹木の世界創世の使命においては、世界創造の力を持ったマーキュリー『願いの種』に自らのフレアを注ぎ込む『育み手』の役割を果たした。
 これは、砕けた孤界(スフィア)の欠片であるマーキュリーに、万物に潜むエネルギーであるフレアを注ぎ込むことで、世界の“種”であるマーキュリーを、完成された“大樹”である孤界へと育てあげるという使命であった。このため、セシリアは、樹木の世界のことを“お腹を痛めて生んだわが子”というような感覚でとらえ、愛しているのである。
 なお、このような過程で生まれたため、樹木の世界の自然や動植物は、セシリアのフレアと同じ波長のフレアを持つ。このため、セシリアが樹木の世界の動植物に近づくと、彼女が自然に発するフレアの影響を受けて、動植物の生命力が活性化し、傷ついた動物の体が癒えたり、緑の草原が一面の花畑に変わったりする奇跡が起こる。

 マーキュリー『願いの種』の持ち主であり、共に樹木の世界創世の使命に当たったフォーリナー・葉桜銀仗(はざくら ぎんじょう)との間に、一男一女の双子の子供をもうけている。
 銀仗はセシリアの妊娠を知らずに地球へと帰ってしまったため、セシリアにとって二人の子供は銀仗の大切な忘れ形見であり、かけがえのない家族であり、目に入れても痛くない宝物である。今の彼女にとって、二人の我が子の成長を見守ることは、樹木の世界の平和を守ることに匹敵する、大切な大切な使命なのである。

 なお、余談だが、世界の象徴たるセシリアがシングルマザーであるため、樹木の世界ではシングルマザーへの世間の見方が極めて肯定的であり、「結婚せずに子供を育てる女性」がひとつのカッコよさをもって捉えられている。

 世間的に見れば、銀仗は、(知らぬこととはいえ)子供と自分を捨てていった“非道い男”であるが、セシリアはそれを恨むことなく、今でも彼を愛しており、フォーリナーの少年・少女を保護しては、彼らに銀仗の情報を尋ねる姿がしばしば見受けられる。
 銀仗が地球に帰ると決めた時、セシリアはそれを引き留めることなく送り出した。彼女はそのことに小さな後悔を抱きつつも、その後悔を推進力に変えて、今も彼を想い続けている。そうして彼を想う気持ちが限界まで昂ぶった時、彼女はひとり遠い世界の空へと向かって歌うのである。
 樹木の世界の星空に、美しい歌声が響くとき、彼女は女神でも母親でもなく、ただのひとりの女になる…。

 そんな彼女の現在のささやかな願いは、息子の銀月(ぎんが)を「責任のとれる男」に育て上げること。そして、娘の桜花にウェディングドレスを着せることである。


◆その他のデータ

出身 ティカル騎士団領 種族 オリジン人
瞳の色 緑 髪の色 緑 肌の色 白
身長・体重 168cm / 58kg 3サイズ  B:90-75(c) / W:65 / H:92
趣味 香水集め、戦闘、
好きなもの 紅茶、酒、薄桃色、銀月と桜花、樹木の世界、ギン、
嫌いなもの 己に負けること、虫、

 ▼ロール方針
 包容力を以て味方に接し、懐深さを以て敵に接する。前者は慈母のように、後者は戦士の度量と侠気をもって。
 常に樹木の世界の世界観全体を代表する者としてロールを行う。

▼演じてみたいシーン
 遠く離れたギン(葉桜銀仗)を想って、変わらぬ愛にほんの少しの寂しさも混ぜながら、星空に向かい歌っているシーン。しっとりと、センチメンタルに…。力強く、揺るぎなく、それでいて甘く切ない想いを乗せて演じたい。
 二人の子供に対し、戦闘訓練の時には超スパルタで躾るが、家に戻れば甲斐甲斐しく身の回りの面倒を見るところ。“教官”と“母”のギャップを出してみたい。

▼よもやま話
 基本的にはフォーリナー萌え。母性本能の強いタイプだからか、見知らぬ世界に来て右も左も分からずに右往左往してる子達を放っておけない。
 その相手が異性だと、放っておけない気持ちで関わるうち、気が付けば「ちょっとラヴ」に成っていたことが多々あった。ギン以前にもちょくちょくあったのだが、みんなセシリアのことはアウト・オブ・眼中だったというオチ(´Д⊂)
 ……全体的に、女性としては不充実な人生を送ってると思う。愛する男性と離ればなれな生き方は、一歩引いた所から見ると、不憫でならない。
 でも、ギンからのメッセージを受け取り、彼の変わることなき想いを改めて知るに至って、何かが吹っ切れた。さらに、ギンの残滓にほんの一瞬とはいえ会えたことで…、桜花から彼の後悔を聞けたことで…、もう迷うことはなくなった。傍目から見たら相変わらず「寂しい生き方をしてる女」だけど、本人は揺るぎなく人生を歩んでいけて、そして何よりも幸せだ。
 ちなみに、女性としての魅力に関しては、すごい美人だけど、身から漂う神聖さが邪魔して、女の妖しさを出せないタイプ。かつ、完成された強さを持っているため、男が好む「かわいらしさ」もない。美人だけどモテない。
 でもきっと、魔王たちからは、「穢したい」対象として大人気(`・ω・´)。妖怪たちが三蔵法師を食べようとする的な理屈。でも、実際には戦闘力が高すぎて、魔王すら夜這いにもこない(´・ω・`)


 ▽セシリア=ベルモントのキャラクターデータ(Excel 2010形式)
セシリア・データ.xlsx

 

最終更新:2011年09月24日 22:43