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秩序と混乱が対比する背徳の荒野

 パンデモニウム領域は、重陽子に汚染された荒野に47のアーコロジーがそびえ立つ、荒廃した領域(リージョン)です。希望の新孤界(スフィア)であるはずの樹木の世界(ウッドワールド)において、なぜかはじめから荒れ果てた姿で存在していた領域であり、赤茶色の空とひび割れた大地が一面に広がっています。人がまともに生きられる環境は、アーコロジーの中だけであり、そこには都市だけでなく農地や山河までが存在し、天気や季節までもが人工的に管理されています。
 アーコロジーの中は、ザイード教によって取り仕切られた社会となっており、同教団はアーコロジーの巨大コンピュータが担う『市民管理システム』によって市民(シティズン)のサイバーウェアを統括し、揺らぐことのない鉄壁の秩序を保っています。一方で、アーコロジーの外は、外市街(ストリート)と呼ばれ、完全な無法地帯となっており、ヤクザの親分たちが、力こそ正義の勢力抗争を繰り広げる、とめどない混乱の中にあります。
 こうした人間たちのほかに、アーコロジー「カナガワ」を占拠した新人類(スペリオル)や、外市街の夜の支配者であるデーモンや吸血鬼(デュナミス)などが、パンデモニウム領域に住んでいます。
 このような、アーコロジー内の『行き過ぎの秩序』と、アーコロジー外の『広まり過ぎの混乱』という、相反する二つの対比こそ、パンデモニウム領域の姿なのです。
 アーコロジー内を支配するザイード教は旧造物主(デミウルゴス)崇拝の邪教だとも噂されており、アーコロジー外のデーモンや吸血鬼たちと合わせて、パンデモニウム領域は樹木の世界最大の脅威であると言われています。けれども、そんな中にも悪(ワル)の衣に熱き侠気(オトコギ)を包んだ侠客たちがいます。そうした対比もまた、パンデモニウム領域の在り方なのです。


▽パンデモニウム領域の設定資料(word 2003形式)
パンデモニウム領域.doc

最終更新:2011年07月09日 03:20