キャンペーンに登場した設定のうち、キャラクターでもアイテムでもないものを保管するページです。備忘録およびGM間の設定共有の場所として活用しよう。
◇神泉ルナ
クロリドの町の守護。町の北に広がるルナの森の中心にある泉。クロリドの人々からは、生きる者の生き血を啜る荒ぶる神であると見なされている。
その水は強い癒しの力を持つ反面、泉に触れる者に大きな苦痛を与え、その苦痛に耐えられた者にしか癒しは与えられない。
データ上は、「神泉ルナ」とエンゲージしている時、クリンナッププロセスに属性のない30点のダメージをHPに受け、その後、HPが1点以上存在する場合、LPが1点回復するものとする。[飛行状態]のキャラクターはこの効果の対象とならない。
なお、神泉ルナは浅いので、エンゲージしてもバッドステータス[水中]にならない。
クロリドの町の人々による、ルナに対する信仰は、いわゆる祟り神信仰である。その中心儀式は「生贄の儀」であり、ルナに仕える神職としてルナの騎士とルナの巫女が存在する。
神泉ルナのあるルナの森は、吸血木(ヴァンパイア・プラント)と呼ばれる食人植物の群生地であり、現地の人々が畏れて近寄らない『魔境』である。吸血木は、旺盛な食欲を持ち、約一年に一度、急激に繁殖して植生範囲を急拡大しようとする。
生贄の儀は、このルナの森の暴走・拡大を抑えるために行われる儀式であり、うら若き乙女の血を神泉ルナに捧げることで、ルナの森の吸血木の食欲を鎮め、植生範囲の拡大を防ぐ効果をもつとされる。
この生贄の儀の執行役が、ルナの騎士とルナの巫女である。通常、神官やシャーマンといった神に仕える者たちは、神の世界と人の世界の間に立ち、ふたつの世界の仲立ちを行うが、神泉ルナの場合は、この役割を二人の人間が分かち、“魔”の側にルナの騎士が、“人”の側にルナの巫女が立って、魔の世界と人の世界の仲立ちを行う。このため、ルナの騎士は神泉ルナの沐浴に耐えて体を“魔”に改造した存在であるが、ルナの巫女はルナの騎士によって選ばれた“穢れなき”存在である。
神泉ルナの水は、吸血木が蓄えた生命エネルギーのエキスである。
吸血木が食らった犠牲者の生命エネルギーは、樹液に溶けて吸血木の中を満たすが、それが木の容量を超えて大量に蓄えられた場合、根を通して外に排出される。吸血木の根は、ルナの森の地下で、何万本分もの吸血木の根が複雑に絡みあって一体化した形で広がっており、その絡み合いを通して、吸血木の樹液の余剰分が一点に噴き溜まって出来た水溜りが神泉ルナである。
こうして噴き溜まった神泉ルナの水には、吸血木が食らった生き物の生命エネルギーが凝縮されているとともに、食われた生き物の残した呪詛と怨嗟も凝縮されている。この呪いが、ルナの水に触れた者に強烈な苦痛を与える毒性物質を発生させる。
ここに見るように、神泉ルナの水の発生源である吸血木は、『弱肉強食』の掟に忠実に従った生物であり、故に吸血木は『夜の王』ドラキュラ伯爵の眷属である。
このため、神泉ルナは伯爵の支配地であり、神泉ルナの意志とは即ちドラキュラ伯爵のことである。
ドラキュラ伯爵は人間を憎んでおり、そのため、たとえ祟り神信仰という形と言えど、自らと人間たちとの間に結びつきがあることを知られのを嫌がっている。このため、神泉ルナの神格が何という名であるのかはルナを信奉するクロリドの町の人々でも知らないし、魔王たちも神泉ルナの支配者の名を口にすることをタブーとしている。
神泉ルナの水の与える苦痛は、先ほど述べた通り、吸血木に食われた犠牲者の残した呪いが生んだ毒性物質にある。
ネフィリムの科学チームは、この毒性物質を除去することでルナの無毒化を試みようとしていたが、毒性物質を生じさせる源である呪いを解かない限り、毒性物質を除去してもすぐに新たな毒性物質が生じてしまうため、それだけでは無毒化は不可能である。
一方、オリジンの人々の解釈では、苦痛を生む元となっている呪いを誰かが一身に受け止めて鎮めることでルナを無毒化できるということになっているが、毒性物質の発生源である呪いを解いたところで一度生じた毒性物質が消える訳ではないので、やはりそれだけでは無毒化は不可能である。
ルナの無毒化には、科学的方法論による毒性物質の除去と、魔術的方法論による呪いの解除の両方が必要なのである。
ちなみに、生贄の儀は、ルナの森の吸血木の食欲を抑えるための儀式であって、ルナの犠牲者の呪いを鎮めるための儀式ではなく、呪いの解除には別の儀式が必要となる。
その儀式内容は、「ルナの犠牲者の呪いが生み出す苦痛を一度にすべて受け止める」というもので、データ的に言えば「神泉ルナにエンゲージし、300点の属性のないダメージを食らって、HPが1点以上残っていること」という過酷な条件である。
儀式の執行者には、現行世界に対する“呪い”そのものであるダスクフレアは適さないため、実質これを行えるのはセシリア=ベルモントくらいのものである。
(ちなみに、彼女がこれを行おうとした場合、樹木の世界の自然動植物を活性化させる彼女自身の力のため、耐えるべきダメージが400点に拡大されるが、ぶっちゃけ彼女なら特技をフルコンボで使えばこれにも余裕で耐えられる。)
◇赤斑病
ダスクフレア・ミーメ=R=エインワーズが、プロミネンス《疫病蔓延》の力で生み出した伝染病。ミーメの血をプロミネンスで変貌させて作り上げた細菌性の感染症であり、感染すると即座に発症し、皮膚の所々に血のように赤い斑点が浮かび上がって、高熱を発するようになる。
進行速度は2段式になっており、感染・発症から数日後に、患者体内の病原菌が変貌して、加速度的に症状が悪化し、一気に死へと向かわせる。
プロミネンスであるため、通常の治療方法では効果を持たなかったが、全ての血族の源たるドラキュラ伯爵の力を受けた神泉ルナの水があれば、病に打ち勝つ生命力と免疫力を獲得することができ、治療可能であった。
最終的には、一万人近いクロリドの町の人々の病原菌を、クロエの弟が全てその身に集めることで収束をみた。
クロエの弟の持つ不思議な力により、なんとか一命を取り留めているものの、凝縮され過ぎた病原菌の力は、既に無毒化したルナの水であっても治療不能で、彼を直すためには十二聖石(セイクリッド・ジェム)をすべて集める必要があると言われている。
十二聖石は、『願いにより世界を変える力』の結晶。“運命と願いの女神”および“ケイオス”の力と縁の深い石。叶わぬ願いを持つ弱者の下に現れて、その者の願いを叶え、世界を変えようと働く。
本来、“願い”には世界を変える力が有る。家が欲しいと願えば、木や石を切り出して積み上げ、家を築き、腹を満たしたいと願えば、穀物や獣を取って、それらを喰らう。そこには世界の変化が伴う。
十二聖石は、持つ者の願いの力を増幅させ、因果の車輪に干渉し、世界を変革する力がある。
その力の本質が「世界を変える」ことにあるため、ダスクフレアの力とも近い力であり、故に聖石に関わる者は、一歩間違えばダスクフレアに堕ちてしまう。
また、運命の車輪に働きかける力を持つため、樹木の世界の持つ『願いに応えて在り様を変える力』を加速させる効果も持つ。十二聖石が世に現れて以来、「願えば、叶う」という樹木の世界の性質自体が強くなってきており、聖石を持たない者の願いも叶い易くなってきている。
このことが、昨今の新世代ダスクフレアの増加の原因にも成っている。『願いの力』は、世界を不安定にさせる作用も持つ。
完全に夕闇に堕ちたアベルのダスク化を解除するためには、アベルを[死亡]状態にした上で、十二聖石全ての力により、アベルのダスク化解除を願わねばならず、しかも何度となくそれを繰り返さなければならない。
しかし、セシリアのフレアにより十二聖石の力を増幅し、力を一気に使い切ることで、一度の使用でもアベルのダスク化を解除できる。十二聖石もまた、この世界から生まれたアイテムであるので、樹木の世界と同じ波長のフレアを持つセシリアのフレアによって力を増幅できるのである。
この使い方をした場合、十二聖石は砕け散り、永遠に失われる。
同時に樹木の世界の持つ『願いに応えて在り様を変える力』も十二聖石登場前の強さにまで減衰する。これにより、新世代ダスクフレアの出現数も激減し、世界は安定する。
十二聖石を使って叶えられる願いは、1度につき1つだけである。十二聖石を使って願いを叶えるには、石の所有者が、持っている石1つにつき1枚、フレアを支払う必要がある。石を所有しフレアを支払った者全員に、聖石に対して願いを言う権利が与えられ、その中から最初に言われた願いだけが叶えられる。
複数の石所有者が異なる願いを言った場合、どの願いが叶うかは【行動値】対決で決定する。願いを言ったキャラクターが3名以上存在した場合、全員で同時に【行動値】判定を行った上で、達成値が一番高かったキャラクターの願いが叶う。一番高い達成値が複数人居た場合、判定をやり直すこと。