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 ~樹木の世界を支える各界の勇士たち~

 

 


~九つの世界を繋ぐ勇士~『九界士』

 

 


◇名前:『世を興ずる拳客』黒曜晃

「世は全て座興…。戦いの刹那だけが俺を満たす…!」

ミーム  フォーリナー  
 性別 男   年齢 23 

 フォーリナー界士。剣・鎧・玉の3つのマーキュリーを持つ聖戦士。K澤大学でのキャンペーンのラスボス。黒曜流古武術という武術の使い手で、恩師を越えるために常に練磨する男。戦いや様々な勝負の中の刹那の興奮を愛する。口癖は「世は全て座興」。

 天涯孤独の身の上であり、さらに生まれた時から肺の病を患っていて、孤独と絶望の中で幼少期を過ごした。そんな中で黒曜流古武術宗家を名乗る男と出会い、武術を学ぶ。師は、身の上や病で晃を蔑まない初めての人間であり、やがて晃も彼に孤独な心を開くようになっていったが、晃の病が伝染り他界してしまう。そうして触れた命のあっけなさと、師を殺した罪の意識が、晃に刹那的な生死観を植えつけた。
 その刹那の生死観からダスクフレアと成り、マオ達の使命に立ち塞がったが、マオや森野たちカオスフレアに敗れ、ダスク化の呪縛から解放される。その後、蘇生を受け、九界士と成った。

 カオスフレアとしての力と、樹木の世界(ウッドワールド)との因果的繋がりが彼の『根源』を支えているため、肺の病も今は随分と落ち着いてきている。そのことと、森野との戦いのこととがあって、刹那的な生死観こそ変わらないものの、現在では大分角が取れて丸くなった。
 使命を終えたフォーリナーは地球に帰るのが樹木の世界の常だが、天涯孤独の彼には地球への執着がなく、むしろ大切な繋がりを抱えるこの世界に骨を埋めることを自分の生き方と定めている。
 アルビナというメタボーグの女性をパートナーに持つ。

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◇名前:『導き手』マオ=ストーンフォール

「あの…、えっと…、よろしくおねがいします……。」

ミーム  オリジン  
 性別 女   年齢 20代 

 オリジン界士。オリジン人の神官少女で、星詠みのコロナを持つ。K澤大学でのキャンペーンのPCのひとり。フォーリナー森野夜と共に、人々を樹木の世界(ウッドワールド)へと移住させる『導き手』としての使命を果たした。

 『導き手』であるマオには、予知能力があり、この能力でオリジンから樹木の世界へと移住する運命を持つ者を見出し、さらに森野のマーキュリーの力を借りることで、人々の新世界への導きを与えた。
 オリジンと樹木の世界の間に超空間の通路が開いていた期間は、わずか1ヶ月であったが、その短い移住期間で、多くの人々がスムーズに樹木の世界に移住できたのは、彼女の果たした使命のおかげであった。
 このため、マオは樹木の世界において“女神”セシリアに次ぐ“聖女”として信望を集めており、その功績から九界士に任命された。

 性格は、まじめで物静か。恋愛に関してはかなりウブだが、森野には『導き手』としての使命の頃から密かに想いを寄せており、ついには想いを打ち明けて両想いとなった。
 そんなマオだが、彼女自身、オリジンでの故郷を富嶽軍の侵攻で失った者であり、故郷の敵の武士を前にした時には、苛烈な憎悪を向けたこともあった。

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◇名前:『炎気龍』ディラン

「おら、ガキ共!母ちゃんの言いつけ守らねぇと、食っちまうぞ!!」

ミーム  アムルタート  
 性別 男   年齢 ? 

 アムルタート界士。アムルタートの龍将軍で、光翼騎士のコロナを持つ。豪放で面倒見の良い兄貴肌の熱血漢。赤い鱗を持った火龍。

 かつて、仲間を殺された怒りからダスクフレアとなり、『願い紡ぎの勇者』葉桜銀仗や『育み手』セシリア=ベルモントと戦った。セシリアの力により浄化され、銀仗の剣によって倒された後、二人の仲間の手で蘇生され、本来のコロナを取り戻した。

 樹木の世界(ウッドワールド)に移住してからは、九界士の一人に成り、アムルタート領域(リージョン)との取り持ちを行いつつ、セント・アゴラの独立遊軍として、あちこちの領域の平和のために転戦している。
 セント・アゴラの二人の神子である桜花と銀月のことが大好きで、セント・アゴラに居る間は、二人に剣の手ほどきをする傍ら、二人の護衛として身辺に着く。「九界士は同志であって家臣じゃない」と主張するセシリアは、ディランが子供たちの護衛を務めることを良しとしないが、ディランはそれを無視して護衛をしている。それは、単に二人の神子を気に入っているからだけでなく、神子の身辺警護の重要性をセシリア以上に理解しているからであるといえる。

 セシリアとは、件のダスク化事件の前から、リオフレード魔法学院で教えを受けていた間柄であり、今でもセシリアのことを「セシリア先生」と呼ぶ。
 ディランにとってセシリアは「強き者が弱き者に背中を貸して守る」という理想の強者の在り方を体現した存在であり、そのことから彼女を尊敬し、その背中を追いかけている。

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◇名前:『感情ノイズの女王』クリスタルレディ

「まったく。アンタってば、本当に不器用なんだから…。見ていられないよ…!」

ミーム  グレズ  
 性別 女性   年齢 不明 

 グレズ界士。グレズの人型メタロードで、星詠みのコロナを持つ。情報収集と人間心理に通じる諜報と攪乱のプロ。名前の通りの水晶の身体をもつ。

 かつてはグレズ軍の指揮官クラスのメタロードとして、人の心を否定し、世界の影で暗躍していた。人間を含む有機生命体は不完全な感情ノイズの固まりだというのが、当時の彼女の見解である。
 そうした中で、新世界創世の使命にあった葉桜銀仗やセシリア=ベルモントらに出会い、彼らの使命を阻止するために、何度となく彼らに矛先を向けた。同時に、そうした戦い日々を通して、徐々に自らの“心”も目覚めさせていったが、それを危険視したヴォーティフに自我を奪われ、物言わぬ人形として銀仗らとの最終決戦に駆り出されてしまう。決戦では、銀仗らカオスフレアの奮戦と、アーチエンジェルの想いによって、グレズネットワークおよびダスク化の呪縛から無事救出された。

 現在は、九界士の一人として、ネットの海を泳ぎつつ得意の諜報・攪乱能力でセント・アゴラをサポートしている。
 また、幾度となくぶつかり合ったためか、今ではセシリアの一番の理解者となっており、同志や仕事仲間というよりも、親友として、彼女の心を支えている。

 グレズ領域(リージョン)の『端末樹(ゴッド・ウッド)』の制御ユニットであるアーチエンジェルを愛しており、定期的にグレズ領域に帰っては、グレズコア産生のための“情報交換”に励んでいる。

 性格は、勝気で感情変化が激しく、おせっかい。なんだかんだと憎まれ口を叩きながら、結局は相手のために尽くすタイプ。言葉づかいはざっくばらんで大雑把だが、実際には非常に細やかな気配りを利かせる。
 かつてグレズネットワークの支配下にあった時に心を感情ノイズだと言って否定していたのが嘘のように非常に感情豊かで、「女のカン」なる謎の思考回路もしばしば働かせる。この辺りは、彼女がグレズ化する前の元々の人格の影響だとも言われている。

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◇名前:『新暁皇后』春麗

「世の中は力押しばかりでは儘ならぬもの。どうか此処は私に御任せ下さい…。」

ミーム  暁帝国  
 性別 女   年齢 21 

 暁帝国界士。春麗(シュンレイ)は字であり、姓名を劉美(リュウ=メイ)という。新暁王朝の皇后であり、星詠みのコロナを持つ。後宮に収まらない行動派で、文官の政治手腕と武官の武術を以て、精力的に国に貢献する。

 暁王朝により滅ぼされた梁王朝の血を引く娘であり、かつてはその立場故に、愛する周蒙と刃を向け合ってしまったこともある。その戦いで命を落とし、ダスクフレアの手で黄泉還りとして甦らされ、暁王朝への復讐に駆り出されたが、『願い紡ぎの勇者』葉桜銀仗らの手で倒され、復活。カオスフレアのコロナを取り戻し、愛する周蒙と無事結ばれた。

 現在は、新暁王朝の皇后の身でありながら、九界士の一人として活躍。新暁帝国とのパイプ役としては勿論、古今の礼法と権謀算術でセシリアをサポートしている。
 新暁の皇后が後宮を離れセント・アゴラに臣礼を取るかのような振る舞いをすることに関して、官吏たちの間からは反発する声もあったが、彼女は外交上の利益を以てこれをなだめ諭した。事実、セント・アゴラに直接意見する口を持つことは、多くの勢力がひしめく暁帝国領域(リージョン)において、それらを抑え一歩抜きんでた権威を示すために十分な効力を発揮しており、今日ではそうした批判も殆ど聞かれなくなった。

 性格は、優しく、奥ゆかしく、たおやかだが、一方で、芯が強く、聡明で、計算高い。謀略渦巻く暁の宮中にあっても後れを取らないだけの権謀算術を持ち、武術の腕も立つので、端麗で儚げな顔立ちと裏腹にどうして油断のならない人物である。

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◇名前:『鉄拳執政官』ドモン=ムラナカ

「混沌の世の秩序には力が必要なのです。なに…、道義など秩序の後に付いてくるもの…。」

ミーム  パンデモニウム  
 性別 男   年齢 23 

 パンデモニウム界士。元クルセイダー隊員にして、元リオフレード魔法学院風紀副委員長の一人。執行者のコロナを持つ。内政・外交の政治手腕と軍事的戦略眼に長け、『鉄拳執政官』の異名を持つ。

  かつては、行き過ぎた秩序への希求からダスクフレアとなり、『願い紡ぎの勇者』葉桜銀仗らと戦ったこともある。
 銀仗らと出会う前、クルセイダーの隊員だったドモンは、私情のもつれから親友を裏切り、死地に追いやってしまうが、その親友は、ドモンの裏切りも知らず、パンデモニウムの秩序をドモンに託し、笑って死んでいった。その笑顔が、ドモンに、逃れ得ぬ罪の意識と、ダスク化するほどの秩序への希求を植えつけたのだ。
 銀仗らに倒されることによって秩序への妄執から解放された彼は、銀仗らに蘇生させられて得た新たな命を、今度こそ本当の意味で亡き友の志を継ぐために使うことに決めたのであった。

 現在のドモンは、その手腕を発揮して、長期的な戦略プランの立案を中心に、セント・アゴラの内政・外交のブレーンとして活躍している。
 強い正義感と冷静な判断力の持ち主であり、大きな秩序を保つために小さな犠牲を厭わない冷徹な側面と、自らの志のために苦労を厭わない熱い側面の両方を併せ持っている。

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その他の有名人

 

 


 ◇名前:森野夜

「てい…! ザシュッ!!(空間が斬れる音)」

ミーム  フォーリナー  
 性別 男   年齢 20代 

 マオと共に導きの使命に当たったフォーリナー。剣のマーキュリーを持つ。コロナは聖戦士。K澤大学でのキャンペーンのPCのひとり。お調子者の妹フェチ。13人の妹がいる。

 地球からオリジンにやってきて、マオと出会い、彼女と共に使命に当たることになった。
 彼のマーキュリーには、マオが予知視で見出した運命を確定させる力があり、この力により「そうなる可能性がある」という程度の予見に過ぎないマオの予知を「100%確定された未来」に固定することで、新世界への導きの使命を果たした。

 現フォーリナー界士である黒曜晃とは、彼がダスクフレアであった頃、彼に最愛の妹・真昼を寝取られたという経緯から、激しく衝突を繰り返したが、最終的には彼を倒し、蘇生させ、和解した。

 実家は自転車屋であるが、敵対していた頃の晃の謀略により、一家全員がオリジンに世界移動(ソーテリア)。その後、一家で揃って樹木の世界(ウッドワールド)へと移住している。
 父は森野半月、母は森野日輪(もりの ひのわ)。バーコード禿げの絶倫親父と、おっとり天然巨乳美人の、好きモノおしどり夫婦である。一家は今も、セント・アゴラで自転車屋を営んでいる。

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 ◇名前:『愛を知る駒』アルビナ

「私のすべては、あの方のために…。私は、それだけのために存在しているのだから……。」

ミーム  グレズ  
 性別 女性格   年齢 自我覚醒後8年 

 黒曜晃に仕えるメタボーグの女性で、星詠みのコロナを持つ。K澤大学でのキャンペーンのボスのひとり。晃に一途な想いを寄せ、全ての行動を晃のためのみに行う。

 かつて、彼女はグレズ軍のダスクフレアとして晃と戦った。そして倒され、晃のマーキュリーの不思議な力で、晃のマスコットとして甦った。グレズネットワークの支配下のグレズに“個”は無く、だからネットワークから解放され晃のマスコットと成った時、はじめて“彼女”は生まれた。彼女にとって、晃は世界の原点であり全てなのだ。だから、晃がダスクフレアに堕ちると、彼女もまた、彼の後を追ってダスクフレアと成った。
 ダスクフレアと成った晃が森野夜と敵対関係になると、彼女もそれに従った。そして、晃の病が進行すると、彼女は晃の延命のため森野やマオと戦う決意をした。樹木の世界(ウッドワールド)に繋がる縁をマオから奪って晃に与えれば、晃の命を延命できると知ったためだ。
 必死の想いもむなしく、アルビナは森野達に敗れた。しかし、アルビナの想いを知ったマオは、アルビナを蘇生させた。新たに命を得たアルビナは、ダスク化の呪縛から脱し、そしてその命を晃を助けるために使うことを改めて決意した。そして、晃と森野の最終決戦で晃が敗れた時、ダスク化の呪縛から解き放たれた彼を蘇らせた。

 現在は、九界士となった晃に従い、彼の活動をサポートしている。彼女は、セント・アゴラの所属でもセシリアの同志でもなく、晃のパートナーであり、晃の命令にのみ従う。
 性格は、融和的で実直。晃一筋の女心を持ち、晃の“駒”であることに誇りを持つ。それは、晃が彼女を“駒”として以上に大切に想ってくれていると自覚できる故の誇りである。むかし晃が気まぐれでプレゼントしてくれたリボンを大切にしていて、唯一の宝物として常に身に着けている。

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 ◇名前:『新龍皇』ヴォリクス

「卵から孵った愛らしい我が子らに囲まれる…。女としてこれ以上の喜びなど存在し得ぬわ…。」

ミーム  アムルタート  
 性別 女   年齢 数千歳 

 アムルタートの龍皇。カオスフレアであるか否かは不明。『帝龍の翼泉』の力で真龍の卵を産む能力を取り戻した真の龍皇。

 元はアムルタートの龍将軍の一人であり、冥龍皇イルルヤンカシュの命により新世界に挑む勇気を持った龍たちを引き連れ樹木の世界(ウッドワールド)に移住してきた。
 移住と共に『帝龍の翼泉』を発見し、その力により産卵の力を取り戻したため、正規に龍皇となり、『新龍皇』ないし『雷龍皇』と呼ばれるようになった。

 普段は20代中後半の妖艶な女性の姿を取っているが、本来の姿は強力な紫電のブレスを持つ紫色の鱗の巨龍であり、アムルタート領域(リージョン)の龍の中で最強の武勇を持つ。
 しかし、自らの役割を真龍の子を生すことと定め、滅多に『帝龍の翼泉』から離れることはない。
 性格は、妖艶で思慮深く、好戦的。戦いでの血の昂ぶりを尊ぶ龍らしい心と、容易に腹の底を覗かせぬ老獪さを併せ持つ。
 より強い真龍の子を残すため、他種族の胤も積極的に求めている。このため、配下を派遣して有望そうな男を集めさせると共に、これと見込んだ男には自ら出向いてお持ち帰りする。

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 ◇名前:『端末樹の意志』アーチエンジェル

「妙なものだ…、心というものは…。理解できるようになって、尚のこと正体が掴み難くなった…。」

ミーム  グレズ  
 性別 男型   年齢 ? 

 グレズ領域(リージョン)にて端末樹を制御するメタロード。光翼騎士のコロナを持つ。K澤大学でのキャンペーンのボスの一人。領域ネットワークシステム(RNS)の設計思想である「心ある完全調和」の考案者であり、その思想を以て制御困難なRNSを運営・維持している。

 かつてはディアブロスという識別名で呼ばれ、グレズのメタロードの中でも最もクレズ統合ネットワークに忠実なグレズであった。機械であるが故、心を理解できず、理解できない故、調和を妨げる害悪と見なし、多くの心を機械調和の中に取り込んできた。
 しかし、あるカオスフレア達との何度にも渡る戦いを通し、心を否定し機械調和を目指す自らの機能もまた“心”であることを悟り、自らの中の心を認めた上で崇高な使命感のもとに機械調和を目指すようになる。けれども、ヴォーティフはそれを許さず、彼を消去(デリート)対象としてしまう。
 ディアブロスは、味方であるグレズに狙われながらもなお、完全調和の成就という自らの機能を成し遂げんとし、命と誇りをかけてカオスフレア達との最終決戦に臨んだ。そして彼は、その戦いに敗れ、ダスク化の呪縛から解放され、そしてカオスフレア達の手で甦った。新たな命を得た彼の背に輝くのは、光翼騎士の翼であった。
 青き翼を背に、志新たに「心ある完全調和」を目指しはじめたディアブロス。そんな彼に、人類の密かな支援者であった大魔王ルダーンザークは、“アーチエンジェル”の名を与え、保護する。そしてアーチエンジェルは、三年の歳月をかけて準備を進め、『願い紡ぎの勇者』葉桜銀仗たちの協力を得て、クリスタルレディをダスク化の呪縛から救出したのであった。

 現在は、グレズ領域の中心に立つ『端末樹』に融合し、RNSの運営・維持を行っている。RNSの司る「心ある完全調和」は、「個を内包する統合ネットワーク」であり、樹木の世界(ウッドワールド)のグレズ達は、“個”を確固として持ったまま、巨大な統合ネットワークの下で“ひとつ”に繋がっている。“個”と“調和”という、本来矛盾した二つを同時に成り立たせることができるのは、自らの苦悩の末に「心ある完全調和」という答えに辿り着いたアーチエンジェルだからこその芸当であり、それ故に彼はRNSの運営・維持に専念して滅多に『端末樹』から離れることがない。

 性格は、極めて沈着冷静で、機械特有の冷淡ささえ感じさせるほど感情を見せない。けれども、その奥には、理想にかける熱き想いと、“心”に対する尊敬の念が秘められている。
 ぶっきらぼうな口調で、分かりやすく表現することはないが、クリスタルレディを深く愛しており、グレズ領域を離れがちな彼女を常に気遣っている。

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 ◇名前:『閻魔王』花雪津見姫(はなゆき つみき)

「あなた達の罪の償いは、少し長いものになりますよ。覚悟はありますか…?」

ミーム  コラプサー  
 性別 女   年齢 ? 

 樹木の世界(ウッドワールド)の地獄を統括するコラプサー。執行者のコロナを持つ。K澤大学でのキャンペーンのPCのひとり。因果の糸を紡いで運命を操り、マオ達の使命を支援した。

 かつては、古き三千世界の冥府のひとつである『地獄』という孤界(スフィア)において高級官僚を務めていた。嵐の海の大魔王ルダーンザークと親交があり、彼からの誘いで魔王たちに披露する“見世物”としてマオ達の使命の運命を紡ぎはじめた。当初の彼女は、マオ達の使命の“物語”に直接関与せず、舞台の背後から運命を操ることで“見世物”をより劇的に彩る“演出家”であった。しかし、これはルダーンザークの巧妙な罠であり、大魔王の真の狙いは、やがて新世界への移住の物語の“出演者”となる彼女をマオ達の使命に関わらせることで、より確実に人々の移住を進めることであった。
 果たして、その時は訪れる。津見姫による度重なる運命紡ぎが、津見姫の属する地獄の運命を歪め、それが地獄に恐ろしい破滅の運命をもたらす。地獄の囚人であった筧晋作・十蔵兄弟と棚田撃乃介なる男の三人の武士が、「地獄の国盗り」と称して反乱を起こし、津見姫の上司であった閻王を殺害。地獄を、咎人に罰を与え生前の罪を濯ぐための更生機関から、咎人が酒池肉林を飲み食らう「悪党天国」に変えてしまったのだ。
 カオスフレアでもあった三人の武士の前になす術もなく遁走を余儀なくされる津見姫。反乱後のそこは、もはや彼女の愛した地獄ではなく、また、運命紡ぎの反動から、自分が地獄に留まり続けても地獄の運命に悪影響を与えるのみであった。こうして、居場所を失った津見姫は、マオ達と共に新世界を目指すこととなるのであった。

 現在の彼女は、マオ達の使命の果てに移り住んだ樹木の世界で、コラプサー領域(リージョン)に融合し、『地獄』と呼ばれる小世界を形成。そこを統括する閻魔王となっている。
 樹木の世界における地獄は、かつて彼女が愛し所属していた古き三千世界の地獄と同じく、咎人の魂の贖罪と更生の場である。血の池、針の山、鬼の獄卒たちが咎人に責苦を与え、その苦痛を以て生前の罪を注いで、やがて訪れる転生の時を待つ場所なのだ。
 そこで彼女は、閻魔帳に乗った死者の罪に合わせ、適切な罰を判決する地獄の裁判官を務めているのである。

 性格は、礼儀正しく、善悪の分別に厳しく、思慮深い。およそ「地獄の閻魔」という強面に似つかわしくないような神格の持ち主である。

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 ◇名前:『静かなる会長』マクシミリアン=オースン

「不可知なる人と人との繋がりを、金銭という紐に置き換え、契約と言う結び目で結ぶ。それこそが、社会というものなのだよ。」

ミーム  ネフィリム  コラプサー
 性別 男   年齢 27? 

 ネフィリムコーポレーション樹木の世界開拓グループの会長。執行者のコロナを持つ。思慮深く物静かな紳士であり、『静かなる会長(ドン)』のあだ名で社員から呼ばれる。
 資本主義のパラダイムを広めることで、樹木の世界(ウッドワールド)を支配しようという、独自の経済侵略を目論む男。その正体は、旧造物主(デミウルゴス)が生み出した使徒(アルコーン)・マクシエルである。

 かつては、今のマクシミリアン=オースンの父親である先代マクシミリアン=オースンの身体に憑りつき、世界の裏で暗躍。さらにダスクフレアとなり、オリジンを滅ぼして新たな孤界(スフィア)を創造しようと目論んで、十億の軍勢を率いて世界に戦いを挑んだ。
 しかし、ある4人のカオスフレア達と、ミームの垣根を越えて集った人間・魔王・龍・その他の数多の種族からなる軍勢の必死の抵抗にあい敗北。ダスク化の呪縛から解放されると共に、使徒の不死なる魂の力でマクシミリアンJr(今のマクシミリアン=オースン)に憑りついて転生した。
 転生後は、ダスク化前の経済侵略路線に戻り、ネフィリム社の若き重役マクシミリアンJrとして精力的に経済活動に従事。樹木の世界の開闢を期に、オリジンをジェイコブに任せて、自身はフロンティアスピリッツ溢れる社員たちを率い、新孤界へと経済侵略の矛先を伸ばした。
 実はマクシエルとジェイコブとは神話時代からの友人であり、この移住は、実際の所、新孤界にも古き神の使いの意志を残しておきたいというジェイコブの願いを受けてのものでもあった。

 現在は、マクシミリアン=オースンの名を受け継ぎ、ネフィリムコーポレーション樹木の世界開拓グループの会長として、夜も眠れない多忙な日々を過ごしている。

 性格は、温厚かつ物静かで、思慮深くも慈悲深い真正の紳士。ネフィリム会長としての経済稼働だけでなく、慈善活動にも積極的で、社会的信用は極めて厚い。…即ち、それだけ信用のならない人物である。
 ネフィリム社の商品やサービスが樹木の世界中に広がっていくためには、単にモノやカネの流通だけでなく、それらを取り扱う経済システム・経済観念までもが広まらねばならないという考えを、経営戦略の根本に置く。彼にとってネフィリム流のシステム・観念を広げることは、資本主義という教義を広める“布教活動”であり、慈善事業も社会的信用もそのための手段のひとつなのである。
 資本主義のパラダイムが樹木の世界を覆い尽くしたとき、彼の侵略は完遂する。資本主義の底に流れる観念こそ、彼の存在そのものであり、それに衝き動かされる人々は、彼の敬虔な信者に他ならないのだから…。

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 ◇名前:『新暁皇帝』周蒙

「この樹木の世界に暁の威光を知らしめる。それが、暁民の生きる道であり、朕の王道なのだ…!」

ミーム  暁帝国  
 性別 男   年齢 22 

 新暁王朝の皇帝。周蒙(シュウモウ)は字であり、姓名を劉江(リュウ=コウ)という。聖戦士のコロナを持つ。もともとは暁帝国の第三皇太子であり、樹木の世界(ウッドワールド)の開闢に合わせて臣下を引き連れ暁帝国領域(リージョン)に移り住み、新暁王朝を興した。

 かつてリオフレード魔法学院に留学経験があり、そこで妃の春麗と出会った。春麗との間で、出自・民族の反目を越えた愛を育むが、ダスクフレアの謀略により暁族と梁族の対立を煽られ、春麗と刃を交えざるを得なくなってしまう。その対峙の果てに止む無く春麗を討ってしまった周蒙であったが、春麗は『願い紡ぎの勇者』葉桜銀仗らの活躍で生き返った。
 一度失った最愛の人を奇跡的にも取り戻すことができた周蒙は、銀仗らの温情に感謝すると共に、暁族と梁族との対立を治めることを固く誓う。そして、周囲の反対を強い意志で説き伏せ、春麗を妃に迎え入れ、両民族融和の第一歩としたのであった。

 現在の周蒙は、新暁王朝の皇帝として暁帝国領域に広く威光を知らしめている。暁帝国の皇太子という身分でありながら、未知の世界の開拓という冒険に出た理由は、「新世界に暁の威光を知らしめる」という大義であると同時に、三位という微妙な皇位継承権に甘んじるよりも自らの力で朝を開ける可能性に賭けたいという大望からでもある。
 性格は、温厚篤実であると同時に覇気に溢れ、家臣の進言を良く聞き入れる器量と、いざという際に己一人の判断で国を背負える度量を併せ持つ。 

 銀仗たちに春麗を助けてもらった経緯から、セシリアに強い恩義を感じており、樹木の世界移住を決めた理由のひとつは、新世界を背負うことになった彼女を支えるためでもある。周蒙という姓名のような字も、もとはリオフレード留学時代の偽名であり、セシリアへの親しみを込めてこれを名乗るようになった。これらのこともあり、非公式の場ではセシリアを「セシリア先生」と呼ぶ。

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 ◇名前:『殉愛者』アタル=フルカワ

「力ある者が欲しい物を手にする。この荒廃の中の混乱こそ、俺の望みよ!」

ミーム  パンデモニウム  
 性別 男   年齢 23 

 パンデモニウム領域(リージョン)の有力武装勢力のひとつを束ねる頭(ヘッド)。聖戦士のコロナを持つ。全身に生体偽装型のサイバーウェアを埋め込んだ生粋のサイバーパンクで、それを活かした特殊拳法の使い手。大きな野望と裏腹に、愛に殉じる『殉星』の宿星を背負う男であり、とある名も知られぬ女魔王への永遠の愛に生きる。

 かつて、リオフレード魔法学院が重陽子の炎に包まれ荒野と成る事件が起こったとき、野望を増大させてダスクフレアとなり、秩序なき荒野に己の拳で王国を打ち立てようと目論んだ。
 しかし、とある名も知られぬ女魔王との出会いが、彼を変えた。女魔王に一目で惹かれたアタルは、女魔王を浚い、自らの持て得るかぎりの供物を捧げ、不器用な愛を示す。アタルと女魔王の間に流れる不思議な空気。だが、荒野に広がる混乱は、それを平穏のままにはおかなかった。
 ダスクフレア時代のドモンがアタルのアジトを襲撃。アタルは、女魔王を逃がすため、一人ドモンに立ち向かうが、圧倒的な力量差に瞬く間に追いつめられてしまう。それでも、愛する女のために戦い続けるアタル。最早そこに邪気は無く、殉愛の心はプロミネンスを聖戦士のコロナに変え、女魔王を逃がすそのためだけに、金色の炎を燃やし尽くしたのであった…。
 アタルの懸命の戦いの甲斐があって、女魔王は『願い紡ぎの勇者』葉桜銀仗たちと無事合流。力を合わせてドモンを倒した彼らは、ドモンと共にアタルをも生き返らせたのであった。

 現在は、樹木の世界(ウッドワールド)のパンデモニウム領域で、凶暴な武装勢力のひとつを束ね、外市街(ストリート)を荒らしまわっている。
 彼は、自らの野望を決して抑えようとしない。それは、彼流の女魔王への愛の貫き方なのだ。件の女魔王は、樹木の世界の創世と共に、樹木の世界に同化して消えてしまった。けれども、彼女の因子は樹木の世界の根源に解け込んでいて、それが「願い続ければ叶う」という樹木の世界の奇跡の力の源になっているという。
 アタルは、願いの力に触れ続けるため、今日も己の野望をむき出しに、パンデモニウム領域の混乱を生きているのだ。

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◇名前:『喪失し忘却された魔王』“運命と願いの女神”

「………………。」

ミーム  コラプサー?  
 性別 女   年齢 ? 

 世界が創られし時、世界の一部となった魔王の意志の欠片。
 捻れて絡まってしまった運命の糸を整える役割と、願いを選別し叶える役割を持つ世界の歯車の一つ。
 信仰どころか名前も身体も魂も失われている為、何か行動を起こせるわけではない。 
 樹木の世界の何処にでも居て、何処にも居ない。
 全てを見ているが、何も見ていない。
 あらゆる事象と関わっているが、どんな事柄とも無関係である。
 極々稀に生前の気まぐれのようにフレアを循環させる。
 その時を見逃さず、其処に居るのだと確実に認識した時のみ、邂逅することが出来るらしい。

 曰く、楽しそうに笑っていた。
 曰く、誇らしげに空を見ていた。
 曰く、呆れたようにセント・アゴラを見ていた。
 曰く、からかうように話しかけられた。
 曰く、落ち込む者に希望を与えた。

 ……等、邂逅した者は何人かおり、その者によって見るものは違うらしい。中には会話した者も居るようで、口調は老人のそれだが、外見も声も少女のようで、無邪気で悪戯好きで気まぐれらしい。

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樹木の世界邂逅表

 

 樹木の世界を舞台にセッションを行う場合用の邂逅表です。下記をクリックすることでダウンロードできます。

樹木の世界・邂逅表.docx

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最終更新:2013年01月20日 03:03