あの頃の僕は、まだこの世界を知らなかった…。
ただただ、すぎる時間を過ごし続けるそんな毎日の繰り返しだった。
だけど、僕は今この世界を、クロエとともに旅をしている。
行く先々で、ダスクフレアが関わる事件に遭遇している”皇女様”によればカオスフレアとダスクフレアは、互いに引き合わせられるらしい・・・。
ただ、先日の李=黒龍に囚われていた”リーゼ”という少女を助けてから何故か”クロエ”の様子が可笑しい・・・、なんか凄く怖いんだ。
”ライドウ”からは、「どっちにするんだ?」と聞かれるし一体何の事だか分からない。
”ヴァルト”は、彼自身、僕とはあまり喋ったことがないな。
”ライラ”とは、赤斑病事件以降会ってない、おそらく”伯爵”のところにいるんだろう。
”皇女様”こと”桜花”とは、言葉をまともに交わさなかったな・・・いや、むしろ交わせなかった。
僕は、この世界に来てから新しい目標ができた
リーゼの、彼女の両目を必ず取り戻し彼女の世界にもう1度、光を見せてあげたいという絶対に叶えたい目標ーいや、夢ができた。
「元の世界に帰るなんて、二の次だ!」
そう言って、僕は日記を閉じて椅子から立ち上がる。
そうすると、クロが僕の肩の上に飛び乗ってきた。
「・・・さて、今度はどのリージョンに行くんだろう。」
そう呟いて、僕は部屋を出た。