ワークス・ペトロフカ
デスクトップアクセサリー「伺か」用ゴーストを配布しております。
近況
中流と労働者階級をスポーツ狂いに追いやる動機はふたつある。ひとつは、社会的には敗者の彼らが、勝
者と一体感を味わう必要。人差し指を立てて「俺たちゃ一番!」と小躍りして叫ぶことが彼らには必要な
のだ。あるホッケーの選手が言っている。「プロスポーツの目的は絶対的に勝つことだ。ぼくらは勝利を
売っているんだ。日常生活では勝利を味わえないたくさをの人たちに勝利を売る。お客は〈自分の〉チー
ムに我を忘れる。つまり勝つチームと同じ気分になるわけだ」この代理成功の魅力に加えて、スポーツが
中流やその下の労働者階級にも人気があるのは、知ったかぶり、独断、記録をとること、人の知らないち
ょっとした知識、普通は「決断を下し」たり「管理し」たり「意見を形成する」階級に独占されている類
いの似非学識、を気取ることができるからである。
ワールドシリーズやスーパーボールは、誰にでも退屈な博識者ぶる機会、一時的に立派な酒場の学者を演
じる機会、短い期間だけ上位の階級の真似をして重大演説したり、意見を披瀝する機会を与えてくれるの
である。言い換えれば、ワールドシリーズとスーパーボールは、庶民がなにがしかの自尊心を取り戻すた
めの、年二回廻ってくる無害無益の機会なのだ。妙なことに、自然の意志が働いたかのように、このふた
つは真冬と真夏に近い時期にぶつかっている。だからこそこのふたつは、民主主義の神聖な日として、ま
た儀式として、欠かすことができない。労働者階級はユニオン・カーバイド社の浮沈の原因は知らないか
もしれないが、「試合の見どころ」の通として、チャージャーズ、あるいはドジャースがなぜ今シーズン
勝つかについて、訳知り顔ができる。これは大いに満足感を味わえる機会だ
おれはスポーツの国際大会がある度にこのコピペを思い出すのだが、周囲に突然にわか仕込みの
スポーツ解説者が無数に発生するところを見ると、なかなか的を射た意見に見えるのである…。
何かありましたらこちらまで。内容だけでも構いません。叱咤激励に疑問質問、長文短文関係なくお気軽にどうぞ。
ユーザの方からのレスポンスが何よりの励みです。
.
最終更新:2026年06月16日 07:09