202Kinderheim
202Kinderheim(202-キンダーハイム)は
HUMAN=MECHANIXが
愛因師
の予備実験として配備した
麒麟試験の観察教育施設の一つ。愛因師と同じ
脳基盤を持つ実験体を複数用意し、仮想的に教育効果の経過を把握すると
いう、斬新で進歩的と言えば聞こえはいいが詰まる所は場当たり的な試行錯
誤の反復のバリエーションである。院長は
Godam(後の
花村百萬歳)
根源的恐怖の開発
教導達が実験体に施した教育は
函庭に悪魔的技巧を駆使した物であった。函庭を
キャンパスとして実験体たる孤児達に描かせるのは、不安と恐怖の立像である。
手続きは原則として以下の手順を踏み、1サイクルの実験計画として仕分けられた。
step1.抽出
step2.調律
step3.崩落
step3#.解体
step1.抽出
実験計画として教導達は実験体に函庭を通じて「大切なもの」を描かせる。実験体達とカウンセラー
は「セッション」と呼ばれる非対面式の集団面接を繰り返し、抽出したオブジェクトがその少年少女に
とって「大切なもの」である理由・「大切なもの」になるまでの過程を言語化とまではいかずとも実験体
の意識下に表出する様に誘導する。函庭には実験体の価値観と世界観の端的縮図と呼べる様なメタ
世界が形成され、その「原景」の成立をもってstep1の完了とする。期間は半年~1年が目安とされた。
step2.調律
次の段階ではセッションを手段として実験体同士が互いの原景に共感する事を即事的な目標とする。
これはあくまでも一時目標であり、広義には原景の共有・そこから導かれる危ういバランスの調和、ひ
いては202Kinderheimという
社会系そのものに緊張を孕んだ調和をもたらす事が暗黙の達成目標、
実験体に期待される立場である。各々の原景に価値と理解が共有され混然となった状態、ゴーダム
が提唱する所の「根源的恐怖の立像」の兆候が顕れた時点をもってstep2の完了とする。
step3.崩落
【編集中】
最終更新:2011年10月12日 02:46