TorqueXって何?
GarageGamesという会社が出しているゲームエンジン。現在オープンベータ中。2DゲームエディタのTorqueX Game Builderと組み合わせることで、2Dゲームが簡単につくれる。
値段は?
TorqueXのバイナリは無料で使用可能。商用可能。
TorqueXソースコード(C#)は別売り。$150予定。
TorqueX向けのコンテントをGUIで作れるWYSIWYGゲームエディタも別売り。(TorqueX Game Builder - 体験版あり)
現在無料ダウンロードできるのは:
- TorqueXのバイナリ
- TorqueX Game Builder30日間体験版
- サンプルゲーム5個(インストールディレクトリのzip)
はじめてのTorqueX
- GarageGamesからTorqueX Open Betaをダウンロードしてインストール
- XNA Game Studio ExpressでTorqueX向けプロジェクト(BinTX)を作る。ここではStarterGameBinTXを選択
- TGBX Editor起動
- Open a TGBX Projectで、先ほど作ったStarterGameのディレクトリのプロジェクトファイルを開く
- 右のMaterialsから画像をシーンにドロップしてみる
- Save levelでこの画像をおいたlevel(ステージ、シーン)を保存する
- XNA Game Studio Expressに戻ってコンパイル→画像が表示されるはず
- TGBX Editorに戻る
- 先ほど配置した画像をクリックして、右側のパネルからEditを選択
- ComponentsのリストボックスからMovementComponentを選択して右側の+ボタンで追加。これで画像がw,s,a,dキーで移動できるようになった。
- XNA Game Studio Expressに戻ってコンパイル→画像が表示され、移動可能
Xbox360でも動くの?
PC向けプロジェクトをXbox360向けに変換するユーティリティが付属している。あとは変換したプロジェクトを使えばXbox360に転送して実行できる。
構成
XNAFramework |
マイクロソフトのフレームワーク |
TorqueX |
C#でかかれたゲームエンジン |
ゲームロジック |
C# |
TGBのステージデータ(level) |
画像+音etc |
Project:ゲームプロジェクト全体。ゲームコード(C#)+シーンデータ+画像・音データ
Level:TorqueX Game Builderで編集できるステージデータ。画像配置、ロジック埋め込み(Component割り当て、衝突時の処理指定)等を行う。
サンプルゲームを理解するには、C#を読むことと、ステージデータを見ること両方が必要。ステージデータの中では、画像オブジェクトに設定された名前、クラス、コンポーネントが重要。
Torque Game Builderなしで0から手でステージデータを書くことも可能。
最終更新:2006年12月20日 12:30