不動高校2年生、演劇部及び
ミステリー研究会所属。
そして、言わずと知れた本作の主人公。愛称は
「はじめちゃん」「キンダニ」、容姿の特徴は後ろで束ねられた長髪と太いゲジ眉。
決めゼリフは
「謎は、全て解けた!」「ジッチャンの名にかけて!」。
あの有名な
金田一耕助(何者かというと、横溝正史の小説の主人公である。)を祖父に持つというすごい家系。
概要
かの有名な
金田一耕助を祖父に持つ高校生。
普段は授業サボり常習犯でスケベ、最底辺成績の落ちこぼれ生徒だが、実は
IQ180の頭脳を持っており高校入試では学園始まって以来の成績での合格であった(ここぞという時にのみ発揮されるわけでもなく、日常でとっさに出されたミステリー問題を一瞬で解いてしまうシーンも多々ある。)。
探偵として
事件が起きた時には途端にその天才的な洞察力と推理力を発揮し、精悍な性格が表れ推理を繰り広げ始める。
「真犯人や被害者を救う事」を第一に考えており、最後の真犯人究明後の説得で何度も悪の心に満ちた真犯人を改心させている。
何度も友や信頼した人物を殺され一自身が激昂する事もあるが、改心の余地のない根っからの極悪人は例外としてあくまでそういった私情で人間を分け隔てはしない。
ほぼ全ての事件を各警察との協力で解決しているが、『幽霊客船殺人事件』『金田一少年の殺人』の一の発言では探偵としての活躍を一切公に公表していないらしい。
そのためか一の天才っぷりを知る者は今でも警察関係者とその周辺(父親が警視庁勤めの五十嵐充、ノンフィクション作家の橘五柳などこのうち橘に関しては故人であるため実質一人。)、一部の友人に留まっている。高校関係者はそろそろ全員知っててもいいような気がするが…
その代わりに一度非公式で警視総監(!)から直々に警視総監賞と金一封などを受賞できるチャンスに立ち会えたが、転倒した勢いで間違えて返却ついでに持ってきたAVを総監室で再生してしまい、取りやめになってしまった。
その日常でのダメっぷりと事件が起きてからの精悍さ、真犯人を説得する熱い正義漢溢れる人間性のギャップが金田一一の大きな特徴の一つだろう。
また、ジッチャン譲りでマジックの才能にも長けていて、何度かその技術や知識を推理のヒントに役立てている。
尚、作中ではその技術の殆どを下着泥棒やカンニングにしか使っていないのだが…。
人間関係
ライバルは
明智健悟、宿敵は地獄の傀儡子こと
高遠遥一。
明智とは
常々勝負を持ちかけられては最後は意気投合して共同戦線を張っている。
高遠からは自らとは正反対な光を信じる正義人間である事から「決して交わる事のない平行線」と称されている。
恋愛についてはスケベで女性好きな割には童貞で鈍感だが、事件の先々で何気にやたらかなりモテる。
幼馴染で友達以上恋人未満な美雪の他にも、美雪永遠のライバルの
速水玲香(一度玲香の父である
速水雄一郎の経営する青森の
ペンション「タロット山荘」に
美雪連れで追っかけてきたことがある。)和泉さくらや太刀川都らにも好意を寄せられ、『異人館ホテル』では
両刀遣いの男性、「虹川幸雄」にも迫られる。
遂には宗像さつきには全裸でベッドインを迫られ、その現場を見た美雪に勘違いされ大きな痛手をくらった。
だが、あくまで本人が奥手なだけで本命はしっかりと美雪に絞っている。第Ⅰ期終了直前ではキスも済ませている。
ドラマ版では
過去4度5シリーズのドラマ化では全てジャニーズ所属俳優が役を担当。
その全てがどれも全く違う性格や味を出しており賛否両論が分かれているが、その違いを楽しむのも『金田一少年の事件簿』の一つの楽しみ方だろう。
尚、原作での事件になると精悍で熱くなる性格はどれも共通しているかも。
堂本剛版
- 2年生から不動高校に転校してきたという設定で、美雪とは『学園七不思議』で数年ぶりの再会。
- 日常シーンでのおちゃらけっぷりが前面に押し出されていて、原作よりかなり飄々としている。
・・・・・和枝-!どこ行くんじゃ―!!!!!!!待ちなさーーーい!和枝----!!
松本潤版
- こちらも『魔術列車』の列車内で5年ぶりに美雪と再会したという設定。
- 偉大なジッチャンと比べられる事を嫌っており、初回単発SPでは孫と言われる事に嫌悪感を示す(所謂、「ジッチャンコンプレックス」と言うもの。)が、事件が進むにつれ孫としての熱さを取り戻していく。
- ギャグシーンで何故か妄想癖の性格が加えられる。妄想内でシュールなギャグが度々繰り広げられる。
- 全体的に原作よりもだいぶニヒルでクールな印象。
何で僕が金田一耕助の孫なんダーッ!!これは夢っダー!
亀梨和也版
- 突如としてチャラ男に転身。学校をサボりゲーセンでサエコ(ギャル役)をナンパしているところを剣持に取り押さえられるという衝撃的シーンで初登場。
- 所属も陸上部に変更。美雪と同じ部活で幽霊部員なのは原作と同じ。
- 前作よりもジッチャンコンプレックスが加速しており、孫=事件解決しろみたいな扱いに激昂。しかし根は祖父を尊敬していて、美雪が倒れたのをキッカケに改心して事件解決を誓う。初回は一の最初の事件で成長譚としても描かれた。
まあ、短時間であんなに「孫なんだろソウナンダロ」って言われたら誰でもコンプレックスになるかもしれないが…
山田涼介
- いきなり饅頭を両手に、「叶姉妹~!!」というジャニーズ史に残るんじゃないかという下ネタギャグで登場。
- 堂本剛版をひたすら研究したと本人が話す通り、おちゃらけ具合や熱くなるところが堂本版を思わせるものがあった。(視聴者)!? なん、だと!?( ゚Д゚)
- 運動神経は抜群。山田自身が得意とするスケートボードでプロ級の腕前を香港で披露。
- 佐木曰く「センパイはねぇー、勉強はダメだがセコい気配りだけは得意なんですよォー」らしい。
亀梨・山田共々個性的なキャラ付けだったが、連ドラ化しておらず1話しか活躍を観る事ができない。(見てみたい気もするが。)
しかし、ついに山田版は連ドラ化した。
アニメ版
概ね原作通りだが、月曜7時台という時間帯を考慮してスケベな一面はほぼ全て取っ払われた。
「金田一少年の殺人」では、何と殺人容疑で逮捕されるが、都築邸のシーンは放映されたものの都築哲雄の車に乗っているシーンがない。また、野中ともみは後ろにペンを持っていない。
「幽霊客船殺人事件」では、船上パーティーでカレーライスや寿司、蟹クリームコロッケ、パイナップル🍍やクリームシチューなどをがっついて食べたため胃を爆破した。
挙句の果てには、船長 鷹守郷三がドロドロに溶ける夢を見てしまった。
追記修正は『やっぱり「金田一少年の事件簿」最高だよ!』と思いながらお願いします。
最終更新:2024年08月05日 00:15