リンディスヴァート制憲諸邦同盟

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国名:リンディスヴァート制憲諸邦同盟 英名: 地域:イクファターナ大陸北方 リンディスヴァート十七諸邦 国歌: 国花:紫陽花 通貨:リンディス・クロン 公用語:リンディス語 首都:ハレヴエルツ公爵領デオルムント 政体: 元首:リンディスヴァート女王 ベアトリーセ・バーデ・エールリヒ・フォン・リンディスヴァート・アイブリンガー=エスレーベン 宗教: 気候:冷涼湿潤 民族:リンディス人 経済:戦後不況から脱却できず、各地で暴動が発生 農業: 工業:かつては大陸有数の重工業国として君臨、大戦の影響により今もなお機能不全 鉱業:大規模な鉄鉱・炭鉱。 商業:リエナ運河沿岸の商業ギルドの伝統を持ち、交易中継地点として繁栄。金融業が発達 軍事:伝統的な陸軍国。精強を謳われた王国軍は解体され、各諸邦の郷土警察軍に細分化される 文化: *地理 イクファターナ北端の十七諸邦によって構成。 **リンディスヴァート王領 十七諸邦に点在する慣習的所領や寄進地、国有地の総称。 国王の本来の慣習的所領を除き、王領はリンディスヴァートの王冠に属すると解釈されている。 **(61) 後にリンディス人のルーツとなるイスティング人が初めに到達・定住した一帯。 リンディス人の民族的特徴としてよく挙げられる保守・権威主義的な特徴を今も色濃く残す **(18) 王都デオルムントを抱える政治の中心地。 **(20) リンディス人が最後に征服した土地。リエナ同盟の諸都市を擁し、自由主義的な気風が漂う。 *政治 イクファターナ北端の十七諸邦によって構成される貴族連合体。リンディスヴァート王国の敗戦に伴い中央集権的な体制は解体され、「リンディスヴァート諸邦における自由と名誉の守護者」として選出された王の下、大小の貴族とその領邦が緩やかに結束する。 **諸邦同盟議会 **政党 緋衛党 ***主要な国内勢力 |名称|地域|政府との関係| |名称|地域|政府との関係| |BGCOLOR(PowderBlue):アイブリンガー伯爵家|BGCOLOR(PowderBlue):北部|BGCOLOR(PowderBlue):+200(現女王)|~|ベルンフリート侯爵家|南部|中立| |BGCOLOR(PowderBlue):ハレヴエルツ公爵家|BGCOLOR(PowderBlue):中部|BGCOLOR(PowderBlue):+180(主要廷臣・王領を寄進)|~|オルフェンベルク伯爵家|南部|中立| |BGCOLOR(PowderBlue):イヴァインベルク公爵家|BGCOLOR(PowderBlue):中部|BGCOLOR(PowderBlue):+180(旧王統・主要廷臣)|~|BGCOLOR(LightSalmon):イントヴァルド公爵家|BGCOLOR(LightSalmon):中部|BGCOLOR(LightSalmon):-10(主要廷臣・改革への消極的な反対)| |BGCOLOR(PowderBlue):リエナ同盟|BGCOLOR(PowderBlue):南部|BGCOLOR(PowderBlue):+140(改革を支持)|~|BGCOLOR(LightSalmon):レンツィゲン公爵家|BGCOLOR(LightSalmon):北部|BGCOLOR(LightSalmon):-180(旧体制復古を主張)| |リンディスライヒ革新教会|全土|中立|~|BGCOLOR(LightSalmon):ヴェルフェダイン公爵家|BGCOLOR(LightSalmon):中部|BGCOLOR(LightSalmon):-200(旧王統・旧体制復古を主張)| ***各派閥の準軍事組織 |BGCOLOR(DarkGray):右翼諸派|BGCOLOR(DarkGray):北部を中心とする保守在郷貴族や退役軍人を主な支持基盤とする。共通のテーゼは反民主主義、反諸邦同盟、反憲法、反スタックバラ条約。思想的に統一された一枚岩の連合体として存在する訳ではなく、文字通り右派団体の総称としての意味を持つに過ぎない。&br()主な支援:[[レオネッサ王国]]| |BGCOLOR(DarkGray):緋衛団&br()(Scharlachrot, Bund der ReichsPatriot)|リンディスヴァートの退役軍人組織。緋衛党による集会の警備と復員兵士の互助を目的として発足したが、現在は同党の暴力装置としての色彩が強い。&br()「押し付けの憲法」の廃棄とスタックバラ条約体制からの離脱、中央集権体制再建の立場をとる。黒く塗装された鉄兜と民族色であるリンディシャン・スカーレットのスカーフが特徴。| |BGCOLOR(DarkGray):紫陽花騎士団&br()(Hortensier orden)|先王の弟テオドール大公を領袖とする右派団体。敗戦により権勢を失った北部の保守貴族や退役軍人の受け皿として発足。憲法廃棄とスタックバラ体制からの離脱という点では緋衛団と同様の姿勢をとるが、こちらは明確に王室の再興を掲げている。| |BGCOLOR(IndianRed):マーツリンゲン・バンド|BGCOLOR(IndianRed):正式名称は「全リンディス労働人民互恵連帯」。主な支持基盤は工場労働者や農民。共通のテーゼは反諸邦同盟、反スタックバラ条約。右翼諸派と同様、プロレタリア独裁から共和制における国家再建まで幅広い立場の団体を傘下に置き、その方針は統一されていない。&br()主な支援:[[シンハ人民社会主義共和国]]| |BGCOLOR(IndianRed):赤色戦線&br()(Rote Front)|リンディスヴァート共産党が保有する準軍事組織。共産党員の警護や敵対政党の集会の妨害を役割としており、暴力闘争のみならずマーツリンゲン市などでは実効支配の一翼すら担う。| |BGCOLOR(IndianRed):南部労働者による秩序維持スクラム|南部の工業地帯アン・デア・トリーベスの労働組合や職人ギルドを支持母体とする社会主義団体、およびその実力部門。在地領主・資本家に対する労働者の地位向上と同盟議会の権限強化による緩やかな人民共和制への移行を主張。&br()あくまで労働者を主体としつつも階級協調を許容する姿勢はマーツリンゲン諸派からの激しい批判を招き、特に共産党は「黄色の利敵修正主義者」とその敵意を隠さない。| |BGCOLOR(Goldenrod):女王派(中道体制派)|BGCOLOR(Goldenrod):女王ベアトリーセの漸進改革を支持する一派。女王に近い宮廷貴族、企業家、知的労働従事者を主な支持基盤とし、警察軍による非公式の支援を受ける。現体制の支持という点で緩やかに結合しているものの、早期改憲と中央集権体制への移行による「強いリンディスヴァート」の再建を目指す右派、スタックバラ条約の順守と護憲を謳う左派、あるいは穏便な君主主義者、またあるいは民主社会主義者…と、漸進改革支持者の寄り合い所帯というのが実情で、統一した行動を起こす事ができるかについては疑問符が残る。&br()主な支援:リンディスヴァート政府| |BGCOLOR(Goldenrod):盾の乙女&br()(Die Schildmaid)|正式名称は「全領邦大衆護憲運動」。左右両翼からの挑戦を受ける形となったデオルムント体制の守護を目的として議会与党であるリンディスヴァート社会民主党主導の下、国民党左派、民主党、それらの流れを汲む諸団体の協調によって発足。女王派内部における中道左派の受け皿として機能。&br()右翼諸派やマーツリンゲン・バンドの諸組織による暴力活動が激化するに伴いその役割は重要かつ血生臭いものになりつつある。| |BGCOLOR(Goldenrod):インゼルヴィッツ猟兵大隊&br()(Jäger-Bataillon Inselwitz)|北部戦線より復員した王国軍第613猟兵大隊の兵士達を基幹にフィリッパ・インゼルヴィッツ少佐によって組織された民兵団の一つ。南部で蜂起した共産主義者の鎮圧に参加した後に女王派と合流、女王派の危機的状況にたびたび投入され地位を確固たるものとした。&br()復古主義的な色彩を持つものの、王権の下での諸改革(とりわけ改憲と段階的な再軍備)を実現し、軌道修正されたスタックバラ体制下における地位確立をテーゼとし、スタックバラ体制を消極的ながらも肯定する点でいわゆる極右に分類される諸組織とは一線を画す。| *経済 豊富な鉄鉱石と石炭を背景に重工業が発達。職人ギルドの伝統の中で培われた高い工作精度と生産工程における「科学的管理」のいち早い導入により大量生産体制を確立した企業家達はリンディス兵商と呼ばれ、かつての王国に多大な利益を齎した。 しかしながら、リンディス兵商の栄華も今は昔。戦災と敗戦に伴う代物賠償により生産基盤を国外に奪われた国内重工業は大きなダメージを受け、速やかな再編が必要とされている。 |シュヴァルブレン&br()(Schwalbren Werke.GmbH)|LWM(リンディスヴァート武器弾薬製造社)傘下の銃器メーカー。| |アイリス&ゲオルギーネ社&br()(Iris & Georgine.OHG)|リンディスヴァート南方のオルフェンベルクに拠点を構える銃器メーカー。当時猛威を振るったカラシュの人狼に夫を奪われた二人の未亡人が人狼狩りに用いる銀の弾を製造する為に開設した工場をルーツとし、現在では弾薬・小火器のみならず重火器の製造も手掛ける。| |リエナオプティーク&br()(RIENOPTIK.AG)|リエナ同盟に名を連ねる大都市デルメルンに本社を置く光学機器メーカー。高品質な光学部品・光学機器を生産し、研究・医療・産業・国防など幅広い領域でシェアを誇る。| |ツォイレンローダ=アレンドルフ&br()(Zeulenroda-Allendorf.GmbH)|リンディス兵商として広く名の知られる軍産複合企業。ツォイレンローダ社は大型の輸送用自動車の量産にいち早く着手した企業として知られ、機関車メーカーであったアレンドロフ社は鉄道黎明期より非常に高い耐久性から「交換しらずのアレンドルフ」として名を馳せた。兵器メーカーとしては新興の部類にあたるが、重輸送車輛製造に関する技術力は高い。| |メルリッヒ&br()(Mellrich.AG)|南方の工業地帯アン・デア・トリーベスで創業した長い歴史を持つ軍産複合企業。リンディス兵商の代表格の呼び名が高い。鉄鋼製品メーカーとして発足し、国内鉄道網の発達と共に成長を続け現在もリンディスヴァート最大の重工業企業として政財界に隠然たる影響力を持つ。前大戦で最大のビッグ・バーサ(巨大砲)として知られるソフィア砲を製造し、王国陸海軍に配備された砲煩兵器の大半を手掛けた。| |フォンディス調査・採掘合資会社&br()(FonDis Umfrage und Bergbau GmbH & Co. KGaA)|フォンタニエ・リンディスヴァート政府合同出資による調査採掘企業。中央山脈の資源調査ならびに国境の平和的画定の為の共同資源開発を目的として設立。| *軍事 リンディスヴァートの歴史とはすなわち内乱鎮定・外敵撃破の歴史であり、その過程において強い軍隊の伝統が形成された。 ヤーディシア大戦では500万の兵力を動員し南北両戦線、あるいはタヴェリア戦線にて力戦の末に敗北。スタックバラ条約により王国軍は解体され、新たに編制された郷土警察軍には厳しい軍備制限を強いられた。 **郷土警察軍 総兵力17万。かつて世界にその武名を謳われたリンディスヴァート王国軍のなれの果て。全土に20の警戒管区が設定され、各管区はそれぞれの責任に合わせて1~4個の歩兵連隊と1個の騎兵連隊を管轄する。王都を抱えるハレヴエルツ警戒管区や重点管区(マーツリンゲン、デルメルン等の大都市)には2個の装甲車大隊が追加で配備される。 スタックバラ条約によって恒常的な戦略単位の編制を禁止されており、非常時には宰相・内務大臣・警察総監・兵務局長の承認によって警戒集団(師団に相当)を臨時編成する。 **同盟海軍 総兵力2万。大戦では優勢な連合国海軍を相手に善戦するが、続々と増強されるアーカルソン=リペルニア海軍の前に敗北。旧式戦艦2隻、防護巡洋艦10隻、駆逐艦16隻、水雷艇16隻、魚雷艇16隻の保有が許されるのみとなった。 **警察軍共同航空隊 郷土警察軍の隷下に極めて少数の航空隊の保有を認められたものの、装備する機材は旧式であり、現代的な航空戦力としての実力は持ちえない。 **リンディスヴァート義勇兵団(フライコール) *外交関係 |国名|所感| |[[ソフィア王国]]|戦の神は非情なれど、尚武と典雅を兼備した偉大な勝者に敬意を| |[[立憲王政アーカルソン=リペルニア]]|大いなる理性を以って彼らに学ぼう。しかし、我が魂は憤怒を乗り越えられるだろうか| |[[スルガ]]|シンファナの若き白鳥よ。翼をもがれた我らにとって、汝の纏う青はあまりにも眩しい| |[[フォンタニエ辺境伯国]]|その優美に惑わされるな。悲劇の民と嘆く者はいるが、斯様な地を生きる者がはたして弱者でいられるだろうか| |[[シンハ人民社会主義共和国]]|西よりきたる災厄の巨竜。竜殺しは騎士の本分なれど、我が身は傷つき汝の毒は甘く人心を惑わせる| |[[リントヴルム朝ヤード帝国]]|殺し合い、愛し合った。あまりにも、あまりにも長く| *歴史 「リンディス人」の名が歴史の表舞台に現れたのは創世記〇世紀中葉、イクファターナ外縁部で南北に進路を別れたイスティング人のうち、北限の海岸部を進み続けた一団がイクファターナ北方に到達・定住し「自由な人々」を意味するリンデール(Lijndael)を自称した事に由来する。イクファターナ大陸は幻想種などの危険な外的要因が少なく、また気候も冷涼ではあるものの比較的安定しており、人間が定住するには条件のよい土地であった。また、イスティング人の持つ農耕の知識も彼ら自身が中長期的に個体数を拡大する大きな要因にもなった。ともあれ、創世記〇世紀後半には原始的な血縁組織に依拠した社会が形成され、族長の住居を中心に集落が形成された。 峻厳を極める中央山脈の影響もあり、リンディス人はヤード帝国の直接的な影響を受ける事なく南下を進める一方、船団を組みアトリオン諸島にも進出した。 数世紀をかけてイクファターナ北方で生存圏を拡大したリンディス人は創世記〇世紀初頭に〇〇(現在のリンディスヴァート十七領邦の南限)に到達し、そこでヤード帝国圏と直接対峙。巨大帝国の尖兵として差し向けられたヤード軍団との長い戦いを経て大君侯時代へと突入していった。 長きにわたり帝国勢力の北上を阻み自由世界の守護者としての役割を果たし続けてきたリンディスヴァート王国であったが、列強のグレート・ゲームの余波をうけ7400年代後期には自らその役割を放棄。国王マクシミリアンの帝国貴族との姻戚締結を期に両者の関係は急速に接近し、帝国の技術や文化が取り入れられていった。その潮流の中で戦端の開かれたヤーディシア大戦においてはヤード大公の娘を王妃に持つ国王は廷臣の反対を圧し切り帝国側に立って参戦。アトリオン諸島を巡って艦隊戦を繰り広げ(リンディス側呼称:北海戦役)、大陸においては北部戦線を構成しソフィア王国軍を主力とする連合軍と対峙した。 *文化 |レンシア白磁|リエナ運河南岸の職工の街レンシアで製造される白磁器。礼帝国からの磁器伝来以降、西海白磁を範としてその品質を連綿と磨き続けてきた歴史を持つ。儚げで洗練されたデザインは時の王侯貴族に愛され、現在ではイクファターナのみならず世界中で取引されている| |映画|戦前にソフィア王国からサイレント映画が流入。以後プロパガンダ媒体として国家に利用される一方、「リンディス表現主義」と呼ばれる芸術運動が花開き、独自の発展を見せる。| |歌劇|かつては貴族達にのみ許された娯楽であったがリンディス諸侯達が競うようにしてお抱えの歌劇団を育成した結果、観劇は週末の楽しみとして広く親しまれるようになった。リンディス歌劇の特徴として質の高い音楽が挙げられ、世界中が鉄路や航路で接続され観劇旅行が組まれるようになるとその魅力は音楽と共に世界中へと広がっていった。| |ロードレース|健康増進を目的に先王が自転車の利活用を奨励した事をきっかけにリンディスヴァートでは自転車によるレースとその観戦が娯楽として定着した。戦前には既に全国的なレースが開かれ、現在は毎年夏に30日の行程で十七諸邦を舞台に各チームが競うグロース・トゥーアが開催されている。| **宗教
国名:リンディスヴァート制憲諸邦同盟 英名: 地域:イクファターナ大陸北方 リンディスヴァート十七諸邦 国歌: 国花:紫陽花 通貨:リンディス・クロン 公用語:リンディス語 首都:ハレヴエルツ公爵領デオルムント 政体: 元首:リンディスヴァート女王 ベアトリーセ・バーデ・エールリヒ・フォン・リンディスヴァート・アイブリンガー=エスレーベン 宗教: 気候:冷涼湿潤 民族:リンディス人 経済:戦後不況から脱却できず、各地で暴動が発生 農業: 工業:かつては大陸有数の重工業国として君臨、大戦の影響により今もなお機能不全 鉱業:大規模な鉄鉱・炭鉱。 商業:リエナ運河沿岸の商業ギルドの伝統を持ち、交易中継地点として繁栄。金融業が発達 軍事:伝統的な陸軍国。精強を謳われた王国軍は解体され、各諸邦の郷土警察軍に細分化される 文化: *地理 イクファターナ北端の十七諸邦によって構成。 **リンディスヴァート王領 十七諸邦に点在する慣習的所領や寄進地、国有地の総称。 国王の本来の慣習的所領を除き、王領はリンディスヴァートの王冠に属すると解釈されている。 **(61) 後にリンディス人のルーツとなるイスティング人が初めに到達・定住した一帯。 リンディス人の民族的特徴としてよく挙げられる保守・権威主義的な特徴を今も色濃く残す **(18) 王都デオルムントを抱える政治の中心地。 **(20) リンディス人が最後に征服した土地。リエナ同盟の諸都市を擁し、自由主義的な気風が漂う。 *政治 イクファターナ北端の十七諸邦によって構成される貴族連合体。リンディスヴァート王国の敗戦に伴い中央集権的な体制は解体され、「リンディスヴァート諸邦における自由と名誉の守護者」として選出された王の下、大小の貴族とその領邦が緩やかに結束する。 **諸邦同盟議会 **政党 緋衛党 ***主要な国内勢力 |名称|地域|政府との関係| |名称|地域|政府との関係| |BGCOLOR(PowderBlue):アイブリンガー伯爵家|BGCOLOR(PowderBlue):北部|BGCOLOR(PowderBlue):+200(現女王)|~|ベルンフリート侯爵家|南部|中立| |BGCOLOR(PowderBlue):ハレヴエルツ公爵家|BGCOLOR(PowderBlue):中部|BGCOLOR(PowderBlue):+180(主要廷臣・王領を寄進)|~|オルフェンベルク伯爵家|南部|中立| |BGCOLOR(PowderBlue):イヴァインベルク公爵家|BGCOLOR(PowderBlue):中部|BGCOLOR(PowderBlue):+180(旧王統・主要廷臣)|~|BGCOLOR(LightSalmon):イントヴァルド公爵家|BGCOLOR(LightSalmon):中部|BGCOLOR(LightSalmon):-10(主要廷臣・改革への消極的な反対)| |BGCOLOR(PowderBlue):リエナ同盟|BGCOLOR(PowderBlue):南部|BGCOLOR(PowderBlue):+140(改革を支持)|~|BGCOLOR(LightSalmon):レンツィゲン公爵家|BGCOLOR(LightSalmon):北部|BGCOLOR(LightSalmon):-180(旧体制復古を主張)| |リンディスライヒ革新教会|全土|中立|~|BGCOLOR(LightSalmon):ヴェルフェダイン公爵家|BGCOLOR(LightSalmon):中部|BGCOLOR(LightSalmon):-200(旧王統・旧体制復古を主張)| ***各派閥の準軍事組織 |BGCOLOR(DarkGray):右翼諸派|BGCOLOR(DarkGray):北部を中心とする保守在郷貴族や退役軍人を主な支持基盤とする。共通のテーゼは反民主主義、反諸邦同盟、反憲法、反スタックバラ条約。思想的に統一された一枚岩の連合体として存在する訳ではなく、文字通り右派団体の総称としての意味を持つに過ぎない。&br()主な支援:[[レオネッサ王国]]| |BGCOLOR(DarkGray):緋衛団&br()(Scharlachrot, Bund der ReichsPatriot)|リンディスヴァートの退役軍人組織。緋衛党による集会の警備と復員兵士の互助を目的として発足したが、現在は同党の暴力装置としての色彩が強い。&br()「押し付けの憲法」の廃棄とスタックバラ条約体制からの離脱、中央集権体制再建の立場をとる。黒く塗装された鉄兜と民族色であるリンディシャン・スカーレットのスカーフが特徴。| |BGCOLOR(DarkGray):紫陽花騎士団&br()(Hortensier orden)|先王の弟テオドール大公を領袖とする右派団体。敗戦により権勢を失った北部の保守貴族や退役軍人の受け皿として発足。憲法廃棄とスタックバラ体制からの離脱という点では緋衛団と同様の姿勢をとるが、こちらは明確に王室の再興を掲げている。| |BGCOLOR(IndianRed):マーツリンゲン・バンド|BGCOLOR(IndianRed):正式名称は「全リンディス労働人民互恵連帯」。主な支持基盤は工場労働者や農民。共通のテーゼは反諸邦同盟、反スタックバラ条約。右翼諸派と同様、プロレタリア独裁から共和制における国家再建まで幅広い立場の団体を傘下に置き、その方針は統一されていない。&br()主な支援:[[シンハ人民社会主義共和国]]| |BGCOLOR(IndianRed):赤色戦線&br()(Rote Front)|リンディスヴァート共産党が保有する準軍事組織。共産党員の警護や敵対政党の集会の妨害を役割としており、暴力闘争のみならずマーツリンゲン市などでは実効支配の一翼すら担う。| |BGCOLOR(IndianRed):南部労働者による秩序維持スクラム|南部の工業地帯アン・デア・トリーベスの労働組合や職人ギルドを支持母体とする社会主義団体、およびその実力部門。在地領主・資本家に対する労働者の地位向上と同盟議会の権限強化による緩やかな人民共和制への移行を主張。&br()あくまで労働者を主体としつつも階級協調を許容する姿勢はマーツリンゲン諸派からの激しい批判を招き、特に共産党は「黄色の利敵修正主義者」とその敵意を隠さない。| |BGCOLOR(Goldenrod):女王派(中道体制派)|BGCOLOR(Goldenrod):女王ベアトリーセの漸進改革を支持する一派。女王に近い宮廷貴族、企業家、知的労働従事者を主な支持基盤とし、警察軍による非公式の支援を受ける。現体制の支持という点で緩やかに結合しているものの、早期改憲と中央集権体制への移行による「強いリンディスヴァート」の再建を目指す右派、スタックバラ条約の順守と護憲を謳う左派、あるいは穏便な君主主義者、またあるいは民主社会主義者…と、漸進改革支持者の寄り合い所帯というのが実情で、統一した行動を起こす事ができるかについては疑問符が残る。&br()主な支援:リンディスヴァート政府| |BGCOLOR(Goldenrod):盾の乙女&br()(Die Schildmaid)|正式名称は「全領邦大衆護憲運動」。左右両翼からの挑戦を受ける形となったデオルムント体制の守護を目的として議会与党であるリンディスヴァート社会民主党主導の下、国民党左派、民主党、それらの流れを汲む諸団体の協調によって発足。女王派内部における中道左派の受け皿として機能。&br()右翼諸派やマーツリンゲン・バンドの諸組織による暴力活動が激化するに伴いその役割は重要かつ血生臭いものになりつつある。| |BGCOLOR(Goldenrod):インゼルヴィッツ猟兵大隊&br()(Jäger-Bataillon Inselwitz)|北部戦線より復員した王国軍第613猟兵大隊の兵士達を基幹にフィリッパ・インゼルヴィッツ少佐によって組織された民兵団の一つ。南部で蜂起した共産主義者の鎮圧に参加した後に女王派と合流、女王派の危機的状況にたびたび投入され地位を確固たるものとした。&br()復古主義的な色彩を持つものの、王権の下での諸改革(とりわけ改憲と段階的な再軍備)を実現し、軌道修正されたスタックバラ体制下における地位確立をテーゼとし、スタックバラ体制を消極的ながらも肯定する点でいわゆる極右に分類される諸組織とは一線を画す。| *経済 豊富な鉄鉱石と石炭を背景に重工業が発達。職人ギルドの伝統の中で培われた高い工作精度と生産工程における「科学的管理」のいち早い導入により大量生産体制を確立した企業家達はリンディス兵商と呼ばれ、かつての王国に多大な利益を齎した。 しかしながら、リンディス兵商の栄華も今は昔。戦災と敗戦に伴う代物賠償により生産基盤を国外に奪われた国内重工業は大きなダメージを受け、速やかな再編が必要とされている。 |シュヴァルブレン&br()(Schwalbren Werke.GmbH)|LWM(リンディスヴァート武器弾薬製造社)傘下の銃器メーカー。| |アイリス&ゲオルギーネ社&br()(Iris & Georgine.OHG)|リンディスヴァート南方のオルフェンベルクに拠点を構える銃器メーカー。当時猛威を振るったカラシュの人狼に夫を奪われた二人の未亡人が人狼狩りに用いる銀の弾を製造する為に開設した工場をルーツとし、現在では弾薬・小火器のみならず重火器の製造も手掛ける。| |リエナオプティーク&br()(RIENOPTIK.AG)|リエナ同盟に名を連ねる大都市デルメルンに本社を置く光学機器メーカー。高品質な光学部品・光学機器を生産し、研究・医療・産業・国防など幅広い領域でシェアを誇る。| |ツォイレンローダ=アレンドルフ&br()(Zeulenroda-Allendorf.GmbH)|リンディス兵商として広く名の知られる軍産複合企業。ツォイレンローダ社は大型の輸送用自動車の量産にいち早く着手した企業として知られ、機関車メーカーであったアレンドロフ社は鉄道黎明期より非常に高い耐久性から「交換しらずのアレンドルフ」として名を馳せた。兵器メーカーとしては新興の部類にあたるが、重輸送車輛製造に関する技術力は高い。| |メルリッヒ&br()(Mellrich.AG)|南方の工業地帯アン・デア・トリーベスで創業した長い歴史を持つ軍産複合企業。リンディス兵商の代表格の呼び名が高い。鉄鋼製品メーカーとして発足し、国内鉄道網の発達と共に成長を続け現在もリンディスヴァート最大の重工業企業として政財界に隠然たる影響力を持つ。前大戦で最大のビッグ・バーサ(巨大砲)として知られるソフィア砲を製造し、王国陸海軍に配備された砲煩兵器の大半を手掛けた。| |フォンディス調査・採掘合資会社&br()(FonDis Umfrage und Bergbau GmbH & Co. KGaA)|フォンタニエ・リンディスヴァート政府合同出資による調査採掘企業。中央山脈の資源調査ならびに国境の平和的画定の為の共同資源開発を目的として設立。| *軍事 リンディスヴァートの歴史とはすなわち内乱鎮定・外敵撃破の歴史であり、その過程において強い軍隊の伝統が形成された。 ヤーディシア大戦では500万の兵力を動員し南北両戦線、あるいはタヴェリア戦線にて力戦の末に敗北。スタックバラ条約により王国軍は解体され、新たに編制された郷土警察軍には厳しい軍備制限を強いられた。 **郷土警察軍 総兵力14万。かつて世界にその武名を謳われたリンディスヴァート王国軍のなれの果て。全土に20の警戒管区が設定され、各管区はそれぞれの責任に合わせて1~3個の歩兵連隊と1個の騎兵連隊を管轄する。王都を抱えるハレヴエルツ警戒管区や重点管区(マーツリンゲン、デルメルン等の大都市)には独立装甲車大隊が追加で配備される。 スタックバラ条約によって恒常的な戦略単位の編制を禁止されており、非常時には宰相・内務大臣・警察総監・兵務局長の承認によって警戒集団(師団に相当)を臨時編成する。 **同盟海軍 総兵力2万。大戦では優勢な連合国海軍を相手に善戦するが、続々と増強されるアーカルソン=リペルニア海軍の前に敗北。旧式戦艦2隻、巡洋艦7隻、駆逐艦10隻、水雷艇16隻、魚雷艇16隻の保有が許されるのみとなった。 **警察軍共同航空隊 郷土警察軍の隷下に極めて少数の航空隊の保有を認められたものの、装備する機材は旧式であり、現代的な航空戦力としての実力は持ちえない。 **リンディスヴァート義勇兵団(フライコール) *外交関係 |国名|所感| |[[ソフィア王国]]|戦の神は非情なれど、尚武と典雅を兼備した偉大な勝者に敬意を| |[[立憲王政アーカルソン=リペルニア]]|大いなる理性を以って彼らに学ぼう。しかし、我が魂は憤怒を乗り越えられるだろうか| |[[スルガ]]|シンファナの若き白鳥よ。翼をもがれた我らにとって、汝の纏う青はあまりにも眩しい| |[[フォンタニエ辺境伯国]]|その優美に惑わされるな。悲劇の民と嘆く者はいるが、斯様な地を生きる者がはたして弱者でいられるだろうか| |[[シンハ人民社会主義共和国]]|西よりきたる災厄の巨竜。竜殺しは騎士の本分なれど、我が身は傷つき汝の毒は甘く人心を惑わせる| |[[リントヴルム朝ヤード帝国]]|殺し合い、愛し合った。あまりにも、あまりにも長く| *歴史 「リンディス人」の名が歴史の表舞台に現れたのは創世記〇世紀中葉、イクファターナ外縁部で南北に進路を別れたイスティング人のうち、北限の海岸部を進み続けた一団がイクファターナ北方に到達・定住し「自由な人々」を意味するリンデール(Lijndael)を自称した事に由来する。イクファターナ大陸は幻想種などの危険な外的要因が少なく、また気候も冷涼ではあるものの比較的安定しており、人間が定住するには条件のよい土地であった。また、イスティング人の持つ農耕の知識も彼ら自身が中長期的に個体数を拡大する大きな要因にもなった。ともあれ、創世記〇世紀後半には原始的な血縁組織に依拠した社会が形成され、族長の住居を中心に集落が形成された。 峻厳を極める中央山脈の影響もあり、リンディス人はヤード帝国の直接的な影響を受ける事なく南下を進める一方、船団を組みアトリオン諸島にも進出した。 数世紀をかけてイクファターナ北方で生存圏を拡大したリンディス人は創世記〇世紀初頭に〇〇(現在のリンディスヴァート十七領邦の南限)に到達し、そこでヤード帝国圏と直接対峙。巨大帝国の尖兵として差し向けられたヤード軍団との長い戦いを経て大君侯時代へと突入していった。 長きにわたり帝国勢力の北上を阻み自由世界の守護者としての役割を果たし続けてきたリンディスヴァート王国であったが、列強のグレート・ゲームの余波をうけ7400年代後期には自らその役割を放棄。国王マクシミリアンの帝国貴族との姻戚締結を期に両者の関係は急速に接近し、帝国の技術や文化が取り入れられていった。その潮流の中で戦端の開かれたヤーディシア大戦においてはヤード大公の娘を王妃に持つ国王は廷臣の反対を圧し切り帝国側に立って参戦。アトリオン諸島を巡って艦隊戦を繰り広げ(リンディス側呼称:北海戦役)、大陸においては北部戦線を構成しソフィア王国軍を主力とする連合軍と対峙した。 *文化 |レンシア白磁|リエナ運河南岸の職工の街レンシアで製造される白磁器。礼帝国からの磁器伝来以降、西海白磁を範としてその品質を連綿と磨き続けてきた歴史を持つ。儚げで洗練されたデザインは時の王侯貴族に愛され、現在ではイクファターナのみならず世界中で取引されている| |映画|戦前にソフィア王国からサイレント映画が流入。以後プロパガンダ媒体として国家に利用される一方、「リンディス表現主義」と呼ばれる芸術運動が花開き、独自の発展を見せる。| |歌劇|かつては貴族達にのみ許された娯楽であったがリンディス諸侯達が競うようにしてお抱えの歌劇団を育成した結果、観劇は週末の楽しみとして広く親しまれるようになった。リンディス歌劇の特徴として質の高い音楽が挙げられ、世界中が鉄路や航路で接続され観劇旅行が組まれるようになるとその魅力は音楽と共に世界中へと広がっていった。| |ロードレース|健康増進を目的に先王が自転車の利活用を奨励した事をきっかけにリンディスヴァートでは自転車によるレースとその観戦が娯楽として定着した。戦前には既に全国的なレースが開かれ、現在は毎年夏に30日の行程で十七諸邦を舞台に各チームが競うグロース・トゥーアが開催されている。| **宗教

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