「リンディスヴァート制憲諸邦同盟」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
地方分権 | --◆----- | 中央集権 | 分権といえば耳障りは良いが、嗚呼忌々しきは染み付いた地縁と血縁の枷よ。この錆びついた鎖をいつか引き千切ってみせる |
貴族中心 | --◆----- | 富豪中心 | 法と慣習によって守られてきた貴族の国。しかし、行き止まりの未来を変えるには何らかの化学反応が必要だろう |
農奴制 | ---◆---- | 自由農民 | 自由とは劇薬。副作用に十分留意し、慎重に投与すること |
保守主義 | ----◆--- | 革新主義 | 全ては再起と新たな栄光の為。…この程度の変化、全てを失ったあの時と比べたら |
重商主義 | ----◆--- | 自由貿易 | 栄華を極めしリエナの商人達よ、汝の営みとその富をあまねく広めよ |
攻撃主義 | ---◆---- | 防御主義 | 哀切と共に勇者達は死んだ。死んだ者は生き返らないのならば、我らの手で新たな命を吹き込もう。過ちを二度と繰り返さない為に |
陸軍重視 | -◆------ | 海軍重視 | ないものねだりをせず、ゆめゆめ手を拡げ過ぎないよう |
精鋭 | --◆----- | 大軍 | 寡兵にも利点がある。鍛え上げるのに手間がかからない |
名称 | 地域 | 政府との関係 | 名称 | 地域 | 政府との関係 | |
アイブリンガー伯爵家 | 北部 | +200(現女王) | ベルンフリート侯爵家 | 南部 | 中立 | |
ハレヴエルツ公爵家 | 中部 | +180(主要廷臣・王領を寄進) | オルフェンベルク伯爵家 | 南部 | 中立 | |
イヴァインベルク公爵家 | 中部 | +180(旧王統・主要廷臣) | イントヴァルド公爵家 | 中部 | -10(主要廷臣・改革への消極的な反対) | |
リエナ同盟 | 南部 | +140(改革を支持) | レンツィゲン公爵家 | 北部 | -180(旧体制復古を主張) | |
リンディスライヒ福音主義教会 | 全土 | 中立 | ヴェルフェダイン公爵家 | 中部 | -200(旧王統・旧体制復古を主張) |
右翼諸派 | 北部を中心とする保守在郷貴族や退役軍人を主な支持基盤とする。共通のテーゼは反民主主義、反諸邦同盟、反憲法、反スタックバラ条約。思想的に統一された一枚岩の連合体として存在する訳ではなく、文字通り右派団体の総称としての意味を持つに過ぎない。 主な支援:レオネッサ王国 |
緋衛団 (Scharlachrot, Bund der ReichsPatriot) |
リンディスヴァートの退役軍人組織。緋衛党による集会の警備と復員兵士の互助を目的として発足したが、現在は同党の暴力装置としての色彩が強い。 「押し付けの憲法」の廃棄とスタックバラ条約体制からの離脱、中央集権体制再建の立場をとる。黒く塗装された鉄兜と民族色であるリンディシャン・スカーレットのスカーフが特徴。 |
紫陽花騎士団 (Hortensier orden) |
先王の弟テオドール大公を領袖とする右派団体。敗戦により権勢を失った北部の保守貴族や退役軍人の受け皿として発足。憲法廃棄とスタックバラ体制からの離脱という点では緋衛団と同様の姿勢をとるが、こちらは明確に王室の再興を掲げている。 |
マーツリンゲン・バンド | 正式名称は「全リンディス労働人民互恵連帯」。主な支持基盤は工場労働者や農民。共通のテーゼは反諸邦同盟、反スタックバラ条約。右翼諸派と同様、プロレタリア独裁から共和制における国家再建まで幅広い立場の団体を傘下に置き、その方針は統一されていない。 主な支援:シンハ人民社会主義共和国 |
赤色戦線 (Rote Front) |
リンディスヴァート共産党が保有する準軍事組織。共産党員の警護や敵対政党の集会の妨害を役割としており、暴力闘争のみならずマーツリンゲン市などでは実効支配の一翼すら担う。 |
南部労働者による秩序維持スクラム | 南部の工業地帯アン・デア・トリーベスの労働組合や職人ギルドを支持母体とする社会主義団体、およびその実力部門。在地領主・資本家に対する労働者の地位向上と同盟議会の権限強化による緩やかな人民共和制への移行を主張。 あくまで労働者を主体としつつも階級協調を許容する姿勢はマーツリンゲン諸派からの激しい批判を招き、特に共産党は「黄色の利敵修正主義者」とその敵意を隠さない。 |
女王派(中道体制派) | 女王ベアトリーセの漸進改革を支持する一派。女王に近い宮廷貴族、企業家、知的労働従事者を主な支持基盤とし、警察軍による非公式の支援を受ける。現体制の支持という点で緩やかに結合しているものの、早期改憲と中央集権体制への移行による「強いリンディスヴァート」の再建を目指す右派、スタックバラ条約の順守と護憲を謳う左派、あるいは穏便な君主主義者、またあるいは民主社会主義者…と、漸進改革支持者の寄り合い所帯というのが実情で、統一した行動を起こす事ができるかについては疑問符が残る。 主な支援:リンディスヴァート政府 |
盾の乙女 (Die Schildmaid) |
正式名称は「全領邦大衆護憲運動」。左右両翼からの挑戦を受ける形となったデオルムント体制の守護を目的として議会与党であるリンディスヴァート社会民主党主導の下、国民党左派、民主党、それらの流れを汲む諸団体の協調によって発足。女王派内部における中道左派の受け皿として機能。 右翼諸派やマーツリンゲン・バンドの諸組織による暴力活動が激化するに伴いその役割は重要かつ血生臭いものになりつつある。 |
インゼルヴィッツ猟兵大隊 (Jäger-Bataillon Inselwitz) |
北部戦線より復員した王国軍第613猟兵大隊の兵士達を基幹にフィリッパ・インゼルヴィッツ少佐によって組織された民兵団の一つ。南部で蜂起した共産主義者の鎮圧に参加した後に女王派と合流、女王派の危機的状況にたびたび投入され地位を確固たるものとした。 復古主義的な色彩を持つものの、王権の下での諸改革(とりわけ改憲と段階的な再軍備)を実現し、軌道修正されたスタックバラ体制下における地位確立をテーゼとし、スタックバラ体制を消極的ながらも肯定する点でいわゆる極右に分類される諸組織とは一線を画す。 |
シュヴァルブレン (Schwalbren Werke.GmbH) |
LWM(リンディスヴァート武器弾薬製造社)傘下の銃器メーカー。 |
アイリス&ゲオルギーネ社 (Iris & Georgine.OHG) |
リンディスヴァート南方のオルフェンベルクに拠点を構える銃器メーカー。当時猛威を振るったカラシュの人狼に夫を奪われた二人の未亡人が人狼狩りに用いる銀の弾を製造する為に開設した工場をルーツとし、現在では弾薬・小火器のみならず重火器の製造も手掛ける。 |
リエナオプティーク (RIENOPTIK.AG) |
リエナ同盟に名を連ねる大都市デルメルンに本社を置く光学機器メーカー。高品質な光学部品・光学機器を生産し、研究・医療・産業・国防など幅広い領域でシェアを誇る。 |
ツォイレンローダ=アレンドルフ (Zeulenroda-Allendorf.GmbH) |
リンディス兵商として広く名の知られる軍産複合企業。ツォイレンローダ社は大型の輸送用自動車の量産にいち早く着手した企業として知られ、機関車メーカーであったアレンドルフ社は鉄道黎明期より非常に高い耐久性から「交換しらずのアレンドルフ」として名を馳せた。兵器メーカーとしては新興の部類にあたるが、重輸送車輛製造に関する技術力は高い。 |
メルリッヒ (Mellrich.AG) |
南方の工業地帯アン・デア・トリーベスで創業した長い歴史を持つ軍産複合企業。リンディス兵商の代表格の呼び名が高い。鉄鋼製品メーカーとして発足し、国内鉄道網の発達と共に成長を続け現在もリンディスヴァート最大の重工業企業として政財界に隠然たる影響力を持つ。前大戦で最大のビッグ・バーサ(巨大砲)として知られるソフィア砲を製造し、王国陸海軍に配備された砲煩兵器の大半を手掛けた。 |
フォンディス調査・採掘合資会社 (FonDis Umfrage und Bergbau GmbH & Co. KGaA) |
フォンタニエ・リンディスヴァート政府合同出資による調査採掘企業。中央山脈の資源調査ならびに国境の平和的画定の為の共同資源開発を目的として設立。 |
レギンレイヴ級戦艦 | 戦前に建造された準弩級戦艦。戦中より既に旧式化が著しかったもののそれ故に様々な作戦に投入され、多大な損害と戦果を挙げた。戦後もネームシップであるレギンレイヴとゲイラヴォルの保有が認められ、それぞれ翠玉海艦隊と碧玉海艦隊の旗艦として今もなお運用されている。 |
ヘルツォーク級巡洋艦 | 戦前に建造された防護巡洋艦。4隻が就役し、その内の2隻が戦没した。現在もハレヴエルツとレンツィゲンが在籍。 |
マーツリンゲン級巡洋艦 | 戦前に建造された軽巡洋艦。都市の名を冠した事から「シュタット級」とも俗称される。現在もマーツリンゲン・デオルムント・リエナ・デルメルン・メルセルプラッテが在籍。 |
7587型駆逐艦 | 戦前に建造された駆逐艦。10隻が在籍。 |
Gewehr 92 (92年式歩兵銃) |
軍用 | ボルトアクション小銃。装弾数10発、クリップ給弾方式。設計はシュヴァルブレン社。 旧リンディスヴァート王国軍の主力小銃であり、現在でも警察軍にて使用されている。設計を担当したシュヴァルブレン社ほか複数のメーカーで製造されており、製造工場ごとに細部の多少の違いが認められる。 |
Selbstlade-Karabiner modell.7605 (7605年式自動カービン銃) |
軍用 | 半自動小銃。装弾数20発。設計製造はシュヴァルブレン社。 92年式歩兵銃を元に開発・少数配備された半自動小銃。大戦後期に戦線に投入され、戦後も警察軍向けに少数が追加調達された。半自動機構の信頼性に難点があったものの、20発の装弾数は歩兵小銃としては破格の大容量であり、同時期に戦線に投入された短機関銃と共に衝撃部隊の活躍を支えた。 |
Selbstverteidigung-Karabiner modell.7590 (7590年式自衛用カービン) |
民間向け | 回転式カービン銃。振出式開放機構を有し、装弾数は7発。設計製造はアイリス&ゲオルギーネ社。 安価で信頼性の高いカービン銃をコンセプトに開発された。シュヴァルブレンの軍用ライフルと比較すると性能は劣るものの、必要十分な射撃精度、堅牢、優秀な整備性、なにより安価という点で市場から大いに迎えられ、国内では郵便物保護銃として王国郵政庁で採用された事をきっかけに多くの公的機関で採用され、それ以外にもフライコールやその他準軍事組織で多くが使用されている。国外でも猟銃、軍制式小銃の数合わせ、非合法組織の主力小銃など様々な用途で流通し、「アイリスカービン」の名で知られる。 スピードローダーを使用した際の再装填速度は着脱式マガジンに匹敵し、特に馬上における操作性はクリップ式のボルトアクション小銃に大幅に勝る。 |
Schwalbren Kommerziell-Krabiner(SKK) | 民間向け (流通に制限あり) |
レバーアクション式カービン銃。装弾数16発。チューブ給弾方式。設計製造はシュヴァルブレン社。 アイリス&ゲオルギーネ社のSelbstverteidigung-Karabiner modell.7590の商業的成功をうけて同社が初めて民間市場向けに設計した小銃である。軍制式小銃弾である7.92x57mm弾より小口径で炸薬量も少ない7.62×33mm弾を使用。対抗馬であるmodell.7590と比べると弾の貫徹力と威力で劣り調達価格は遥かに高価なものの、軍用銃をも上回る装弾数と後述する潜在的な速射性能をセールスポイントとして発売された。 本銃の装填機構は少ない操作量で装填が行えるよう軽く設計されており、また「レバー・トリガー遅延同調機構」なるオプションが装着可能となっている。これはレバーの操作によって装填が完了した際にトリガーが自動的に作動し発砲されるという物で、この機構によって練度に問わず擬似的な自動射撃が可能となった。この遅延同調機構と装弾数により高い火力を実現したSKKだが、その余りにも高い火力から緋衛団や赤色戦線といった勢力による使用を恐れられ国内での流通を制限されてしまった。(軍に納入されたSKKは武装蜂起した共産党員の鎮圧に使用され皮肉にもその火力を証明している。) こうして国内市場での敗北が運命づけられたSKKであったが、高価ながらも性能を評価され国外でのセールスは好調。「木と鉄の生命保険」「秩序と安全の友」といった惹句で知られる。 |
Wolfenbüchse modell.7572 | 軍民両用 | グリップアクション式対物・対幻想種ライフル。装弾数5発。設計製造はアイリス&ゲオルギーネ社。 大口径銃砲を得意とする同社のフラッグシップモデル。ボルトハンドルとグリップ・トリガーが直結した独自の機構を持ち、装填排莢と発砲という一連の動作を極めてスムーズに行う事ができる。初代モデルはカラシュより越境してくる人狼対策の為に開発され、基本設計の優秀さから人狼が殆ど駆逐された後もその他の幻想種の駆除や長距離射撃の為にアップデートを繰り返しつつ製造されている。前大戦では使用する弾薬の変更等が施された改良型がBunkerbüchseの呼称で王国軍で採用され、一部の部隊で中隊に2挺の割合で対火点攻撃用に使用された。徹甲榴弾を使用する最新モデルは発展著しい戦闘装甲車輌に対する戦闘力も高く、スタックバラ条約によって戦車の保有を制限されるリンディスヴァート警察軍での需要は高い。 |
C90 "Katzbalger" | 軍用 | 軍用自動拳銃。装填数17発。設計製造はシュヴァルブレン社。 トリガー前方に着脱式弾倉を備え、使用する7.63x25mm弾は初速が高く口径の割に高威力。大戦期には制式拳銃として士官向けに調達された他、ストックの追加とバレル延伸を施されたカービンモデルが後方部隊向けに少数配備された。 |
C16 "Stilett" | 軍民両用 | 自動拳銃。装弾数は8発。設計製造はシュヴァルブレン社。 「Kleiden Pistole(ドレス用拳銃)」をキーワードに計画が立ち上げられ、その設計には綺羅の小型拳銃Mz75の影響が強く見受けられる。Mz75よりは大きいものの突起の少ないシルエットは携帯性に優れ、7.65mm弾のマイルドな射撃特性とシンプルな操作システムは女性による射撃にも好適する。当代一の映画女優と謳われる「烟月のアロイジア」が作品中で使用し、直線を基準としたデザインに同居した曲線美や丁寧な仕上げも相俟って大衆的な人気を博した。 |
国名 | 所感 |
ソフィア王国 | „戦の神は非情なれど、尚武と典雅を兼備した偉大な勝者に敬意を“ 南北に針路を分かれたイスティング人達のもう一つの終着地。南部諸侯にとっては帝国に伍する為の有力な同盟相手であり、イクファターナの歴史を共有する伝統的な友好国であったはずの国。76世紀後半の「狂った外交」により友好の歴史は断絶したが、イントヴァルド公子、ベルンフリート候女の姻戚関係がソフィア王家傍流と結ばれた事をきっかけに再び二国間関係は上向きつつある。 派遣大使:クリスティン・ローズモンド・フォン・リグレンシア |
立憲王政アーカルソン=リペルニア | „狂気によって断たれた古き紐帯。我々に残された物は和解か、不可逆の決別か“ 中世以来の古い繋がりを持つ、イクファターナの歴史を共有する伝統的な友好国であったはずの国。安全保障の面においても重要な相手であり、特に海上交通の安全はアトリオン人の顔色次第という事は認めざるを得ない。76世紀後半の「狂った外交」により関係は断絶したが歴史的な友好基調は民間レベルでも堅持されており、特に経済的・学術的な繋がりにおいては開戦前の水準を超える程の深化を見せている。 派遣大使:イヴォンヌ=アンジェリーク・フォン・クラインシュミット=ローゼンバッハ |
スルガ | „シンファナの若き白鳥よ。翼をもがれた我らにとって、汝の纏う青はあまりにも眩しい“ 礼帝国の崩壊に伴い誕生した若き独立国。地政学的リスクは認識すべきであるが、その技術力と文化的魅力を無視するのはあまりにも惜しい。リエナ商人によってもたらされたスルガの産品は西海趣味と呼ばれるブームを生み出し、広い層で好意的に受け入れられつつある。 派遣大使:エーリヒ・ハインツ・アイヒベルク |
フォンタニエ辺境伯国 | „その優美に惑わされるな。悲劇の民と嘆く者はいるが、斯様な地を生きる者がはたして弱者でいられるだろうか“ 隣国でありながら、近年までその実態が明らかではなかった国。フォンタニエとの友好は安全保障上の要請のみでなく経済的な利益となる。特に中央山脈に分布する希少資源の安全かつ効率的な採掘にはこの国の協力が欠かせない。 派遣大使:カロリーネ・フォン・リッペ=ヴァイセンベルク |
ジャーガルク・シャー国 | シンガの大国。この国から輸入された缶詰の臭いには皆が閉口したが、敗戦直後の飢えた国民の胃袋を満たした事には率直に恩義を感じるべきであろう。共通のアジェンダとしてシンハの存在があるが、マスルマーネンの奴隷商人の存在は国内のラパルナ族の感情とフォンタニエとの関係上、両国関係の大きな阻害要因となる。 派遣大使: |
ハダカンボ王国 | 旧王国領南西タヴェリア。タヴェリアにおける数少ない友好国であり、この国からもたらされる天然資源は生命線になり得る。ザルバチとの紛争は注視すべき。 派遣大使:ベルナルド・ユストゥス・フォン・ライゼンハイマー |
ザルバチ海岸共和国 | 現状、この国との関係深化はリスクの増大に直結する。治安面でも懸念事項が多く民間レベルでの交流にも注意を要する。友好国ハダカンボとの関係には注視すべき。 派遣大使: |
シンハ人民社会主義共和国 | „西よりきたる災厄の巨竜。竜殺しは騎士の本分なれど、我が身は傷つき汝の毒は甘く人心を惑わせる“ 距離の概念によって幸運にも隔絶されているが、そんな物は木の柵程にも役に立たない事はこちらが一番理解している。共産主義思想自体が国体を揺るがしかねない危険な代物であり、現政権の敵対的な姿勢は反発に値する。 |
レオネッサ王国 | 円十字教の枢要であり、イクファターナの歴史を共有する伝統的な友好国であったはずの国。 |
リントヴルム朝ヤード帝国 | „殺し合い、愛し合った。あまりにも、あまりにも長く“ その関係はリンデール諸部族とヤード軍団による軍事的衝突から始まり、対帝百年戦争によって現在の国境線が定まるまで小競り合いを繰り返してきた。アレクシス帝は「話の分かる御方」との評判だが、強大な隣国の存在はそれだけで安全保障上の脅威となる。それが「統一」の旗印を掲げるのであれば尚の事。 派遣大使:アンネリーゼ・フォン・ヒルメンガルト |
カラシュ公国 | „暗闇と陰謀のあるところ、カラシュの血吸い鬼あり“ 南部諸邦の民を襲う害獣の生息地であり、イクファターナにおけるあらゆる悪徳の策源地。南方到達以来の身近にある現実的な脅威であり、国王を狂わされる程の事でもなければ戦列を共にする事は無いだろう。 |
レンシア白磁 | リエナ運河南岸の職工の街レンシアで製造される白磁器。礼帝国からの磁器伝来以降、西海白磁を範としてその品質を連綿と磨き続けてきた歴史を持つ。儚げで洗練されたデザインは時の王侯貴族に愛され、現在ではイクファターナのみならず世界中で取引されている |
映画 | 戦前にソフィア王国からサイレント映画が流入。以後プロパガンダ媒体として国家に利用される一方、「リンディス表現主義」と呼ばれる芸術運動が花開き、独自の発展を見せる。 |
歌劇 | かつては貴族達にのみ許された娯楽であったがリンディス諸侯達が競うようにしてお抱えの歌劇団を育成した結果、観劇は週末の楽しみとして広く親しまれるようになった。リンディス歌劇の特徴として質の高い音楽が挙げられ、世界中が鉄路や航路で接続され観劇旅行が組まれるようになるとその魅力は音楽と共に世界中へと広がっていった。 |
ロードレース | 健康増進を目的に先王が自転車の利活用を奨励した事をきっかけにリンディスヴァートでは自転車によるレースとその観戦が娯楽として定着した。戦前には既に全国的なレースが開かれ、現在は毎年夏に30日の行程で十七諸邦を舞台に各チームが競うグロース・トゥーアが開催されている。 |