ムスルマーネン=カリフ国

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ムスルマーネン=カリフ国」(2020/05/14 (木) 16:59:56) の最新版変更点

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&bold()&color(red){・この国は[[ジャーガルク・シャー国]]の保護領です} ---- |国名|ムスルマーネン=カリフ国&br()(アルファベット表記:&italic(){Mhushwleweamenaun=Krayina Kaliforniya})|h |首都|&bold(){ムスルマーネン市&br()(アルファベット表記:&italic(){Mhushwleweamenaun city})}| |地域|シンファ大陸北西部(7南)| |公用語|&bold(){ジャーガルク語・メトラ語}| |国教|&bold(){メトラ・アッディファル派}| |国歌|主上は偉大なり| |国制の特徴|&bold(){カリフ制 法学者統治 保護領}| |国家元首|[[アババ・アル・アババ・ラード]]| |人口|&bold(){ムスルマーネン本国}&br()・7619年時点:約50万人&br()・7628年時点:約60万人&br()&bold(){アババ二スタン}&br()・7619年時点:約20万人&br()・7628年時点:約40万人&br()&bold(){アブダラ島:}約2万人| |通貨|&bold(){シル(略称cl)&br()ディナール金貨}| #contents() *&bold(){・概要}  &bold(){シンファ大陸}北西部に存在する&bold(){メトラ教}国家、現在は[[ジャーガルク・シャー国]]の保護領となっており、外交権を有していない。 *&bold(){・地理} &bold(){・ムスルマーネン周辺の地図} #image(地理2.jpg,,height=1100) #region #image(地理.jpg,,height=1100) #endregion &bold(){・ジャーガルク領グラニツァの地図} #image(海外領完成.jpg,,height=1100) #region #image(海外領地理.jpg,,height=1100) #endregion **・ムスルマーネン  国土のほぼ全てが荒れ地か砂丘であり、最大の都市は&bold(){ムスルマーネン市}、特産品は&bold(){カナート}の水を利用して栽培された&bold(){オリーブ}や&bold(){ナツメヤシ}と、&bold(){天日採塩法}によって作られた&bold(){塩}であり、嘗ては東西陸上交易の要所として栄えていたが、[[清河人民社会主義共和国]]成立後は、貿易が低迷状態である。 **・アババ二スタン  ジャーガルクが&bold(){7581年}に[[レオネッサ王国]]より購入したグラニツァ植民地の内、[[ジャーガルク・礼戦争]]による財政難解決の為、&bold(){7590年}に&bold(){アババ2世}へディナール金貨1億枚で売却した領土、ほぼ全土が&bold(){密林地帯}であり、嘗て存在した古代文明の遺物は偶像崇拝防止のため破壊され、以前から住んでいた者の内、経典の民以外の住民は土地の付随物として全てカリフの財産となっている。  一方で近年、&bold(){啓蒙社}による&bold(){コカ}や&bold(){阿片}栽培疑惑が浮上しており、ジャーガルク当局は現地調査を目論んでいる。しかし、調査官を送ってもアババ二スタン境界には&bold(){鉄条網}と&bold(){地雷原}が存在し、ゲートから入ろうとしても警備兵に追い返されるため、事実上調査は不可能となっている。 **・アブダラ島  &bold(){中央海西海峡}に存在するムスルマーネン領の小島、&bold(){6000年代}に貿易拠点としてメトラ人達が[[タヴェリア>>世界地図/タヴェリア]]方面の貿易拠点として占領し、&bold(){6118年}にアブダラ2世が領土として認めた、しかし&bold(){7210年}に&bold(){ウェネーツィア共和国}海軍が同島を占領、ムスルマーネンは宗主国&bold(){復韓王朝}と貿易相手であった[[東ヤード帝国>リントヴルム朝ヤード帝国]]に支援を仰ぎ奪還に成功し、ヤーディシア大戦大戦時には一時的に海軍基地として[[レオネッサ王国]]に占領されたが、戦後ジャーガルクが返還を要求した為撤退した。  現在の人口は約7万人でありその内5万人が奴隷で、残り2万人の殆どがメトラ人である。地理的に奴隷貿易の中継地点でありタヴェリアで捕まえられた奴隷は最初にここへ運ばれ、またジャーガルクの&bold(){タヴェリア方面大使館}はこの町に存在する。 *&bold(){・政治}  聖典や預言者の言行録に基づくメトラ法が実質的に基本法となっている一方、宗主国[[ジャーガルク・シャー国]]が設置した&bold(){総督府}がある程度の警察権を行使している。 **ムスルマーネン総督府  ジャーガルクが設置した組織で同国が勝手に行動しないように手綱を握るのが主な仕事、自国民と一部外国人の裁判権を有しており、またムスルマーネン市が良港であり、外国船の入港も多いため、臨検も行っている。 **・立法  主上が与えた&bold(){聖典}を変えることは不可能であるため、人間による立法機関は存在しない((聖典内の「重要なことはメトラ教徒が集まり話し合いで決定せよ」という文言を基に議会設置の動きはあったが、保守派法学者の反対によって潰えた。))、そのため、上位メトラ法学者やカリフによる法解釈が実質的な立法行為と言える。 **・司法  三審制は存在せず、メトラ法学者やカリフによって任命された裁判官がメトラ法、上位法学者の布告、法学者による合意や類推に基づき、民事・刑事関係なく判決を下す。しかし一方で外国人の治外法権はある程度認められており、[[ジャーガルク人>ジャーガルク・シャー国]]・[[アトリオン人>立憲王政アーカルソン=リペルニア]]・[[ソフィア人>ソフィア王国]]・[[ヤード人>リントヴルム朝ヤード帝国]]・[[レオネッサ人>レオネッサ王国]]・[[ザルバチ人>ザルバチ海岸共和国]]・[[フィルモア人>フィルモア合衆国]]が当事者の裁判では、ジャーガルクとムスルマーネンの約款に基づき総督府がジャーガルクの法に基づく裁判権を有している。 **・行政  ジャーガルクが置いた総督府の駐留軍によって治安が維持されている一方で、&bold(){ディーワーン}に基づきムスルマーネン本国には&bold(){警察}と喜捨税と地租を徴収する&bold(){徴税役人}がおり、またボランティア組織として&bold(){ムタワ(宗教警察)}という組織が存在し、異常な出版物や反メトラ思想の者を探し出し、警察や法学者に密告しており、また法学者が定められたお布施を徴収している。 *&bold(){・経済} **・ムスルマーネン本国の経済  嘗ては東西の陸上交易と共に&bold(){ダウ船}を用いた海洋交易によって栄えており、メトラ商人の半数はムスルマーネン人とされていたが、&bold(){内燃機船}の発達と、それに伴うジャーガルク人・[[アトリオン>立憲王政アーカルソン=リペルニア]]人商人のゴーシュ海交易進出によって経済効率の悪い&bold(){ダウ船}貿易は衰退しつつある。  また農業に適した土地が少ないので、食糧の約60%をジャーガルクからの輸入に頼っており、対ジャーガルク貿易ではここ10年赤字続きである。地下資源は一時期&bold(){グアノ}を産出していたが、現在は枯渇しており、今は何も存在しない。  現在でも&bold(){奴隷制度}が続いており、産業発展によって労働力としての奴隷需要は存在しないが、愛玩用としての奴隷需要は存在するため、誘拐された、又は経済的理由で身売りした者が奴隷として売られており、近年ではメトラ法に基づき運営される&bold(){セェナーラ銀行}((筆頭株主はカリフであり、銀行内の法学者会議が運営方針に関わる。))が開設され、その利子を取らない経営方法が注目されている。 &bold()&color(red){注意:一部の国家・種族の方にとって不快な表現等を含んでおります} #region -ムスルマーネン=カリフ国における人種ごとの一般的奴隷価格 |人種|10代未満の価格|10代の価格|20代の価格|30代以上の価格|h |&bold(){韓人}|男女共に約140cl|女性約210cl・男性約100cl|女性約210cl・男性約40cl|女性約60cl・男性約35cl| |&bold(){イクファターナ人}|男女共に約200cl|女性約250cL・男性約120cl|女性約250cl・男性約50cl|女性約70cl・男性約40cl| |&bold(){タヴェリア人}|男女共に約150cl|女性約240cL・男性約40cl|女性約240cL・男性約40cl|女性約60cl・男性約35cl| |&bold(){ダハーカ人}|男女共に約400cl|女性約450cl・男性約380cl|女性約450cl・男性約70cl|女性約70cl・男性約40cl| |&bold(){亜人兎族}|女性・半陰陽約2000cl 男性約2200cl|女性・半陰陽約2100cl・男性約2300cl|女性・半陰陽約2100cl・男性約2300cl|女性・半陰陽約2100cl・男性約2300cl| |&bold(){亜人虎族}|男女共に約400cl|女性約450cl・男性約380cl|女性約450cl・男性約70cl|女性約70cl・男性約40cl| |&bold(){亜人狼族}(非ジャーガルク人)|男女共に約400cl|女性約450cl・男性約380cl|女性約450cl・男性約70cl|女性約70cl・男性約40cl| |&bold(){[[有翼亜人]]}|男女共に約500cl|女性約550cl・男性約480cl|女性約550cl・男性約80cl|女性約100cl・男性約40cl| |&bold(){鬼族}|男女共に約400cl|女性約450cl・男性約380cl|女性約450cl・男性約70cl|女性約70cl・男性約40cl| ・参考 -&bold(){白米}10kgが約2.5cl -&bold(){純金}1gが約4cl -&bold(){トラック}1台が約1600cl #endregion **・私領アババ二スタンの経済  ほぼ全ての産業がカリフを筆頭株主とする&bold(){啓蒙社}によって運営されており、労働力として奴隷が用いられている。&bold(){家内奴隷}としてある程度の取り扱いに関する規定と福祉が存在するムスルマーネン本土の奴隷と違い、アババ二スタンの奴隷には報酬・人権が存在せず、無休で平均労働時間は約16~18時間であり、働き始めてから約7年で大半の奴隷は過労死し、働かない者は監督官により暴行され、死亡者は墓穴を掘る手間が無駄であるため、肉として奴隷の食事に混ぜられる。  また奴隷の反乱を防ぎ、精神的疲労を減らし長く利用するために、女性奴隷や少年奴隷が無報酬でメトラ人監督官や肉体労働奴隷に奉仕させられている。近年では供給地の自衛強化による奴隷供給量減少を見こし、奴隷のブリード場が造られており、娯楽施設として、&bold(){養殖兎人}や&bold(){養殖サジュ}の狩猟場が設営されている。  一方で逃亡奴隷は近隣の[[ピスカ・ハウイカウサイ部族連合]]やジャーガルク領プレコルドンナ道に逃げても、現地警察に逮捕され強制送還される。((アトリオン領に逃げた奴隷?…まぁアトリオンさんは私有財産制度を重んじるから、返してくれるはず?))また新事業としてソフィア人技師の提言により地峡を掘削し運河が建設されている。 ***・農業・畜産  奴隷を使用した&bold(){プランテーション}での商品作物(&bold(){ゴム・果実・サトウキビ・アブラヤシ・コーヒー・カカオ・綿花})栽培が農業の中心であり、また奴隷が増えることは財産が増加することであるため、奴隷同士の繁殖は推奨されている。  奴隷の餌は彼ら自身がプランテーション労働の合間を縫って栽培した&bold(){パンノキ・米・バナナ}や近隣で採取した&bold(){魚・山菜類・キノコ}であり、繁殖期・妊娠中の奴隷には死亡した家畜や奴隷を原料に製造された&bold(){肉骨粉}が特別に与えられる。 &bold()&color(red){注意:一部の国家・種族の方にとって不快な表現等を含んでおります} #region &bold(){-アババ二スタンで飼育されている奴隷の数} |種族名|飼育数|解説|h |&bold(){先住民系[[有翼亜人]]}|約1万匹|元々、現地に住んでいた先住民、旧大陸からもたらされた疫病と、奴隷化後の酷使によってほぼ壊滅状態| |&bold(){ケツァルコ人}|約5万匹| アババ二スタンに住んでいる飛龍亜人、厄災以前は&bold(){トルテア}という強大な帝国の支配階級として君臨したが、[[彗星の衝突>小オメデス彗星衝突]]による津波によって勢力を減退、より滑空に適した[[有翼亜人]]にグラニツァ中部の支配権を譲った。&br()&bold(){アーカ帝国}時代は戦闘民族として農耕の得意な帝国より食糧支援を受ける代わりに、戦力を提供しており自治権を有し、帝国末期には自立、&bold(){第二次トルテア帝国}を建国して、帝国と対立しその後グラニツァ中部を支配した&bold(){ヴェネーツィア}も討伐は採算に合わないとして不干渉を貫いた。&br()しかしヴェネーツィア統合後、同地を本格的に植民地化した[[レオネッサ王国]]は自治を認めず対立、植民地のジャーガルク売却後も抵抗を続け、嫌気がさしたジャーガルクはムスルマーネンにケツァルコ人の居留地を売却した。&br()その後、ムスルマーネンは傭兵を雇って大規模な奴隷狩りを何度も行い、トルテア帝国を制圧、元々人口が少なかったこともあり征服に成功し、現在ケツァルコ人はムスルマーネンのオリジナルブランドとして&bold(){ブリーディング}や販売が行われている。| |&bold(){ダハーカ系サジュ}|約260万匹|酷使しても簡単に死なないため、肉体労働用の奴隷として人気があり、一部の物は去勢して売られる。| |&bold(){イクファターナ人}|約15万匹|経済的理由で親に売られた者やその子孫が多い| |&bold(){シンガ人}|約130万匹|経済的理由で親に売られた者やその子孫が多い、奴隷としての値段は安い方| |&bold(){タヴェリア人}|約200万匹|主に鉱山で使い潰される。| |&bold(){兎族}|約50万匹|肉体労働では役に立たないが愛玩用として人気がある。| |&bold(){狐族}|約10万匹|兎人ほどではないが愛玩用として人気がある。性格に問題がある個体が多いため、"教育"により主人に逆らわぬよう従順にしてから出荷される。| |&bold(){犬族}|約210万匹|繁殖力が強く簡単に個体数が増えるため、生まれ過ぎた子供を火山の火口に放り込んで間引くことがある。| |&bold(){狼族}|約2万匹|幼少期より戦士として教育し、メトラ人のガードマン(マムルーク)として用いられる。| |&bold(){虎族}|約2万匹|幼少期より戦士として教育し、メトラ人のガードマン(マムルーク)として用いられる。| |&bold(){鬼族}|約2000匹|力が強いが反抗的であるため剣闘士として使用させる。| &bold(){・古いデータ} #region &bold(){-アババ二スタンで飼育されている奴隷の数(7619年)} |種族名|飼育数|解説|h |&bold(){先住民系[[有翼亜人]]}|約1万匹|元々、現地に住んでいた先住民、旧大陸からもたらされた疫病と、奴隷化後の酷使によってほぼ壊滅状態| |&bold(){ダハーカ系サジュ}|約30万匹|酷使しても簡単に死なないため、肉体労働用の奴隷として人気があり、一部の物は去勢して売られる。| |&bold(){イクファターナ人}|約3万匹|経済的理由で親に売られた者やその子孫が多い| |&bold(){シンガ人}|約60万匹|経済的理由で親に売られた者やその子孫が多い、奴隷としての値段は安い方| |&bold(){タヴェリア人}|約30万匹|主に鉱山で使い潰される。| |&bold(){兎族}|約20万匹|肉体労働では役に立たないが愛玩用として人気がある。| |&bold(){狐族}|約1万匹|兎人ほどではないが愛玩用として人気がある。性格に問題がある個体が多いため、"教育"により主人に逆らわぬよう従順にしてから出荷される。| |&bold(){犬族}|約20万匹|繁殖力が強く簡単に個体数が増えるため、生まれ過ぎた子供を火山の火口に放り込んで間引くことがある。| |&bold(){狼族}|約5000匹|幼少期より戦士として教育し、メトラ人のガードマン(マムルーク)として用いられる。| |&bold(){虎族}|約5000匹|幼少期より戦士として教育し、メトラ人のガードマン(マムルーク)として用いられる。| |&bold(){鬼族}|約200匹|力が強いが反抗的であるため剣闘士として使用させる。| #endregion #endregion ***・鉱業   小規模ながら&bold(){金山・銀山}が存在し、肉体労働向きの奴隷が使用されており、また奴隷だけではなく、思想犯含む犯罪者も行政費削減のため使役されている。労働環境は劣悪で、病気・過労・事故により大半の奴隷は3~5年で死亡する。 ***・観光地 &bold()&color(red){注意:一部の国家・種族の方にとって不快な表現等を含んでおります} #region &bold(){・アババスタジアム}  肉体労働奴隷と囚人を用いて建造されたスタジアム、収容人数は約6万人であり、民族風の武装をした&bold(){奴隷剣闘士}の対決や集団戦闘、非武装の兎人や狐人奴隷を剣や槍で武装した剣闘士に強姦・殺害させるなど、演目は多岐にわたる。 &bold(){・アババ動物園}  各地から集められた動物が飼育されている。また1日1回飼育されている力の弱い、又は幼い亜人を凶暴な種族の檻に入れて、捕食させるというショーが催される。この演目により観客は異教徒・異民族がいかに野蛮であり、それに対してメトラ人が精神的に優れていることを学ぶことができる。 &bold(){・狩猟場}  アババ二スタン内には23ヵ所の狩猟場が存在し、そこでは現地の固有種であるステゴドンや数種類の亜人が放し飼い([[有翼亜人]]の場合は逃げられないよう専用の檻で飼育されている。))にされており、好きな武器で獲物を狩ることができる。奴隷は武器などを作れないよう小指など指を切断されている場合が多く、狩った獲物は希望する場合、別途料金で専門の職人が剥製にしてくれる。 &bold(){・遊郭}  元奴隷や身売りさせられた少女が客にサービスを行う風俗店が立ち並ぶ地区、周囲は堀で囲まれており、遊女が外に出ることは無い、店によって遊女の値段は色々であり、また性病対策の為、定期的に検査が行われており、罹患した者は生きたまま焼かれて処分される。 #endregion *&bold(){・交通}  ジャーガルクによって敷設された鉄道が存在する一方、自動車は殆ど普及しておらず、&bold(){駱駝}に乗って移動する者が多い、またダウ船による海運業が未だ健在であり、近年ではジャーガルクやイクファターナの技術を取り入れ、内燃機を用いたダウ船が造られている。 *・文化 &bold(){南方猟奇小説}とそれに伴う文化の中心地であり、奴隷や家畜亜人を用いた様々な創作活動が行われている。 **・映画  偶像崇拝は禁止であるため、&bold(){預言者}や&bold(){神}の姿や顔を模した役は歴史もの等の例外を除き禁止されているが、&bold(){エキストラ}として安く奴隷を用いることができるため、多種多様な映画が作成されており、また映画内にはダンスのシーンが多い傾向があるとされている。 ***・ムスルマーネン・スプラッター  ムスルマーネンで制作されたスプラッタ―映画で、奴隷((特に見た目が美しい物))を実際に殺害する様子を撮影する事が特徴であり、主に「&bold(){南方猟奇小説}」を原作とする。最初の作品として有名なのは&bold(){惨酷}の「&bold(){兎亜人料理概要}」を原作とした「&bold(){美味しく食べてね!!}」であり、生きた&bold(){兎亜人}の少女が血を抜かれ捌かれ、刺身や鍋となり、&bold(){ムスルマーネン人の女優}に食される様子が好評となった。  その後は奴隷が料理される「&bold(){料理}」(代表的なものは&bold(){ぐちゃぐちゃひき肉のハンバーグ}や&bold(){ご主人様に肝臓を捧げます}等)ものと奴隷が不条理に殺されるグロテスクな異常犯罪を描いた「&bold(){器物損壊}」(&bold(){喜劇!!奴隷割腹ショー}や&bold(){子供を殺せば自由にするよ}等)ものに分かれ、フィルムは各国に輸出されており、ジャーガルクでも映画館で視ることができる。 **奴隷エカイエ  ムスルマーネンの&bold(){牡蠣}剥き&bold(){白人奴隷}、[[ヤーディシア大戦]]中に売られた&bold(){マムルーク}の中に&bold(){イクファターナ}の&bold(){エカイエ}がおり、それを購入したレストランが彼を講師とし、少年白人奴隷に牡蠣剥き技術等、海鮮料理の作り方を教授したのが始まりとされる。  現在、ムスルマーネンで多くの奴隷エカイエが海鮮料理店で働いており、高級な店では「&bold(){ムスルマーネン人・白人・ジャーガルク人以外お断り。}」と看板に記しており、亜人やダハーカ人の絵に赤でバツが描かれた標識が掲げられている。 *&bold(){・研究機関} **・英知の探究者  [[a+x=Ω]]系の組織であり、生命の構造を解析するための様々な生体実験が奴隷を用いて自由に行うことができるという理由でムスルマーネンを本拠地としており、奴隷の高温耐久実験や冷凍保存・蘇生実験、更にはロボトミーによる調教実験など、他国では行えない実験を公然と行っている。  近年では臓器移植技術確立のため、人工的な&bold(){心肺装置}を用いて酸素を含んだ血液を供給し、切断した生物の頭部だけを一定時間生存させる研究が&bold(){イゼルダ・ストラッシャー}博士によって進められ、7618年に犬人奴隷の頭部を用いて公開実験が行われた。 *&bold(){・教育}  ジャーガルクと違い&bold(){単線型学校制度}であり、学校は&bold(){喜捨}(ワクフ)によって運営されるため学費は完全無料、 &bold(){マクタブ} (初等教育機関・中等教育機関)・&bold(){マドラサ}(高等教育機関・大学)が学校として存在し、男女は両方とも別学とされる。 **・マクタブ  一般的に&bold(){6歳}で入学して&bold(){14歳}で卒業し、聖典・メトラ形而上学・メトラ語・算数・歴史・弁論術・保健体育を学ぶ、また近年、理科の授業も行われるようになり、例えば亜人と人類種の脳容積を計算して比べ、如何に亜人が劣っているかや、亜人・タヴェリア人の生態やその事を考慮したしつけ方が教えられるようになっている。 **・マドラサ 一般的に&bold(){14歳}で入学し、ここから専門分野別に科が分かれ、それぞれ就学年数が違うとされる。 ***・ 普通科(ヒフズ) &bold(){14歳}で入学して&bold(){22歳}で卒業する科、入学にはテスト等は必要ない、マグタブから続く科目に加え、貿易や航海技術についての授業が増えている。 ***・キャラバン科  商人の教育が行われる科であり、入科テストが存在し、&bold(){14歳}で入学して一般的に&bold(){24歳}で卒業とされ、普通科より詳しく貿易と航海技術について教えられ、4年生以降(&bold(){18歳}程度)は実際に貿易商の見習いとして働く期間があり、卒業試験では海外へ自らの船で行き取引を行い、一定以上儲けなければならないとされる。 ***・医学科  医者を育てる科であり、入科テストが存在し、&bold(){14歳}で入学して&bold(){28歳}で卒業とされ、普通科の授業に加え、医学についての科目が存在し、12年生(&bold(){26歳}程度)以降は見習い医師として、実際の病院で働かないと&bold(){医師免許試験}を受けることができないとされる。 ***・法学科  メトラ法学者を育成する科であり、入科テストに合格した後、教員の法学者と直接面談し、弟子として認められた者のみが入科でき、14歳で入学して一般的に26歳で卒業できるとされ、卒業後法学者試験(イジャーザ試験)に合格すると、法学者資格を獲得できる。 *&bold(){・奴隷の教育} **・奴隷学校  親の代から奴隷である子供が入学できる学校、有料であるが、卒業すると奴隷でも待遇が良くなり、また奴隷に付加価値を加えることができるため、親奴隷や奴隷主によって入学させられる場合が多い、科としては家内奴隷科・秘書奴隷科・農場監督官科が存在する。 ***・家内奴隷科  炊事洗濯等の家事一般を行う奴隷を育成する科、&bold(){6歳}で入学して&bold(){15歳}で卒業できる。小売店での買い物や奴隷主への性的サービス方法も教え込まれており、卒業すると家内奴隷証明書が与えられ、また、奴隷主の希望で宦官にすることもあり、その場合はそれを証明するものと証明書が与えられる。 ***・秘書奴隷科  主人の仕事を手伝う事務員・秘書を育てる科、入科試験が存在し(初歩的なメトラ語・算術・道徳のテスト)、&bold(){6歳}で入学して&bold(){18歳}で卒業でき、授業内容は一般的なマクタブ・マドラサ普通科(ヒフズ)に近いとされる。 ***・奴隷監督官科  &bold(){プランテーション}等で奴隷を監督する奴隷を教育する科、秘書奴隷科と同じくらいの期間在学で、入科試験(秘書課と同じもの+体力・健康診断)が存在し、奴隷を同胞と思わないようにする教育が行われ、授業の一環として奴隷を殺すものが存在する。 **軍事奴隷学校  軍事奴隷達が運営する学校であり、生徒は学校が直接奴隷主より購入した奴隷又は、外国で狩った奴隷の内、有望と目される者で、入学すると12年間教育され、ここで卒業した者は下士官に、更に8年学んで合格した者が士官となる。  入学後12年間は進級ごとにテストが存在し、最下位の者は見せしめに処刑され、合格できなかった者は去勢されて宦官奴隷として売却、また士官になると解放奴隷となる。 *&bold(){・対外感情}  ムスルマーネンは保護国として外交権を有していないが、外国で商売をする者が多いため、諸外国に対し様々な感情を有している。 |国名|>|対外感情|h |[[ソフィア王国]]|>|経典の民の国で身売りする人の多い国、イクファターナ白人系奴隷(ジャーリヤ・サカーリバ)を安く入手できる。| |[[立憲王政アーカルソン=リペルニア]]|>|経典の民の国でたまに労働者階級出身の人間が奴隷(ジャーリヤ・サカーリバ)として売られている。| |[[リントヴルム朝ヤード帝国]]|>|経典の民の国、昔は奴隷を沢山購入してくれたけど、近年は買ってくれないなぁ、仕方ない脱法目的で人材派遣会社始めるか!!| |[[フォンタニエ辺境伯国]]|>|経典の民の国で最高級奴隷の産地、最近自衛を始めたためか兎人奴隷の価格が高騰してる。| |[[レオネッサ王国]]|>|経典の民の国で昔はよく貧民出身者が身売りしてたけど、好景気のためか近年は少なくなってる。でもマフィアに売られた者が市場に出回ることは依然多い、近年ではタヴェリア産のサジュが売られることが多い、| |[[カラシュ公国]]|>|経典の民?の国でイクファターナ系(ジャーリヤ・サカーリバ)・兎人奴隷の卸元| |[[ジャーガルク・シャー国]]|>|蛮族の屑、奴隷制止めろ?異教徒の癖にメトラ法で認められた私有財産を奪うとか論外| |~|[[ピスカ・ハウイカウサイ部族連合]]|遅れた多神教徒の住みか、奴隷狩りしてやりたいがジャーガルクの犬共が「ピスカ人拉致したら国ごと潰す」と言ってるから関わらないようにしよう| |~|[[トゥガ国]]|一応経典の民が住んでる国、嘗ては奴隷狩りを行っていたが、今はジャーガルクの犬共が奴隷商人を追い払っている。関わらない方がいいな| |[[清河人民社会主義共和国]]|>|共産主義?国内のメトラを迫害する無神論者は地獄へ堕ちろ、| |[[ハダカンボ王国]]|>|フォンタニエ辺境伯国に次ぐ奴隷(サジュ)の供給地、特に少年奴隷(バッチャ・バーズィー)は人気| |[[ザルバチ海岸共和国]]|>|経典の民の国、タヴェリア系奴隷(サジュ)の卸元| |[[シンファナ=タンクレート共和国連合]]|>|無神論者共の巣窟。| |[[フィルモア合衆国]]|>|大昔は奴隷を買ってくれたけど、今は禁止されているらしい、まぁアババ二スタンに手を出さないなら別に対立する理由は無い| |[[カノミス王国]]|>|カノミスが新大陸を支配していた頃は彼らの植民地に奴隷を売っていたが、今は落ちぶれて購買力が無いらしい、金が無いなら無視すればいい| |[[インティ帝国]]|>|是非、あの多神教徒共を狩って高値で売りたいが、ジャーガルクの犬共が「インティと敵対するようなことになったら、我が国は敵性国家に挟み撃ちにされるだろ!!絶対インティ人には手を出すなよ!!」と念を押してくるから関わらないでおこう| |[[トルカーナ公国]]|>|彼の国出身の娘が沢山身売りに来ている。| |[[ゴーシュ共和国]]|>|重要な取引先で大切なお客様、私有財産を持ち主がどう使おうが自由である。| |[[空賊連合組合]]|>|我々の財産を狙う賊共、みかじめ料を払えば襲わないが利益の3割も分捕る。| *&bold(){・軍事}  カリフの奴隷として虎人・狼人のマムルーク・ダハーカ人のサジュで構成された300人の&bold(){カリフ親衛隊}が存在し、ムスルマーネン市にはジャーガルク陸軍2個師団と要塞部隊が駐留している一方、アババ二スタンには将校がジャーガルク人・ムスルマーネン人半々で、兵卒が奴隷の&bold(){警備隊}約3万人がおり、さらに[[フェーデ警備サービス]]と契約して同地の治安を維持している。  しかし近年勃発した[[サジュの乱]]によって兵力の増強が急務となったため、警備隊はジャーガルク人士官を臨時で雇い、3万人から10万人へ増やされ、カリフ親衛隊も4個旅団((一個旅団6000人))に再編成・増強された。 **・新カリフ親衛隊  新生カリフ親衛隊は一個旅団を1万人として、旅団を超えて団結できないように &bold(){サジュ} ([[タヴェリア>世界地図/タヴェリア]]系奴隷)、 &bold(){マムルーク} (イクファターナ・ロードレス系奴隷)、 &bold(){ヌヒ} (シンガ系奴隷)、&bold(){亜人}と人種別に分けて編成し、反乱軍に当たらせている。 ***【サジュ旅団】 ・旅団長:&bold(){ロクシャーン}  &bold(){ダハーカ人奴隷}で構成された旅団、警備用奴隷として赤ん坊の時に親から引き離され、集団で養育されてきたためカリフへの忠誠心は厚い、白兵戦が得意であり、また民間に売られたタヴェリア軍人奴隷はタヴェリア黒人狩りの先兵として利用される。 ***【畜生旅団】 ・旅団長:&bold(){カーシャ}  亜人奴隷で構成された旅団、警備用奴隷として赤ん坊の時に親から引き離され、集団で養育されてきたためカリフへの忠誠心は厚い、種族によって得意な分野が異なり、それぞれが互いを補い合うため最も応用性が高い、また民間に売られた亜人軍人奴隷は奴隷の同族を狩る時に、獲物を油断させるため先兵として利用される。 ***【マムルーク旅団】 ・旅団長:&bold(){ジョージ・アスナベル} 白人奴隷で構成された旅団、兵卒は警備用奴隷として赤ん坊の時に親から引き離され、集団で養育されてきたためカリフへの忠誠心は厚く、又指揮官は元軍人の自由人であるため、戦闘技術が最も高い部隊である。 ***【奴婢旅団】 ・旅団長:&bold(){ムザイン} 韓族を中心としたシンガ系奴隷で構成された旅団、警備用奴隷として赤ん坊の時に親から引き離され、集団で養育されてきたためカリフへの忠誠心は厚く、また従順で安い奴隷であるため、敵へ自爆攻撃を行う事が多くある。 &bold(){・特筆すべき兵員・装備} &bold()&color(red){注意:一部の国家・種族の方にとって不快な表現等を含んでおります} #region |&bold(){献身兵}|爆弾を背負い敵陣に突撃する兵士、なり手は主に消耗しても惜しくない30~40代の亜人・サジュ1世奴隷であり、督戦隊の監督下で敵陣に突撃し、自爆攻撃を行う| |&bold(){刺突爆雷}|新カリフ親衛隊の対AFV兵器、 献身兵という兵士が肉薄して刺突したり投擲したりして装甲戦闘車輌を破戒するために用いる、敵に攻撃される可能性が高いため、主に夜戦で用いられる。&br()攻撃の際、献身兵は9割方死ぬが、奴隷一匹の犠牲で敵車両を破戒できれば採算がとれるため、ほぼ全ての旅団で用いらており、特にサジュ旅団は兵卒の2割以上が献身兵であるとされている。| #endregion *&bold(){・歴史} **・前史(~5880年)  最後の預言者&bold(){アリー}の死後、その娘&bold(){イシャー}の夫である&bold(){アブダラ}が正統な後継者であったが、まだ若輩者であったため、教団の古参幹部達が預言者の代理人として教団を率いることとなった。そして3代カリフ&bold(){モーヘローヤ}((彼も預言者アリーの娘婿であった。))の跡をアブダラが継ぎ4代目カリフとなったが、モーヘローヤの親族((又従兄弟))である&bold(){オラーク}はモーヘローヤはアブダラによって暗殺されたと主張、血の復讐を名目に反乱を引き起こし、また教団内の過激派が教団指導者排除を名目に闘争を開始した。この三つ巴の内戦中にアブダラは過激派の放った刺客によって暗殺、内戦はオラークの勝利で終結した。  内戦終結後オラークは世襲王朝を創業した一方、イシャーとアブダラの末裔たちは攻撃されるようになり、各地へ散らばった。その中で次男&bold(){フーサン}の子である&bold(){フゴー}は商才を発揮し各地に繋がりを持つようになる。しかしそれを警戒した時のカリフ&bold(){ムーゲ2世}はフゴー一族抹殺を決意し、フゴーはカリフ親衛隊によって処刑される。辛くも死から逃れたフゴーの次男&bold(){ハサン}は自身の信奉者2500人と共に5隻の船を入手し国外へ亡命、安住の地を求め彼らはイクファターナ諸国へ向かうが、異教徒という理由で迫害されたため、さらに西へ向かった。  最終的に彼らはシンガの果てである[[ジャーガルク・シャー]]国に来訪、商売上繋がりのあった南朝の君主&bold(){アネス・シャー}にメトラ人が住む土地を売ってもらえるよう請願した。当時南朝は北朝との戦いで戦費を必要としていたため、アネス・シャーは金貨1000万ディナールで南部砂漠の土地を売却、同地に小規模なオアシス都市が造られ、ハサンがカリフに即位、ムスルマーネン=カリフ国が誕生した。 **・中世史(5880年~7530年)  ムスルマーネン=カリフ国誕生から3年後、南朝は北朝によって滅ぼされる。しかし元々、ジャーガルク人は売却した砂漠の土地を何の価値もないものと見なしていたため、新しいジャーガルクのシャーはムスルマーネンを承認、メトラ人たちは砂漠の民としての技術を生かしカナートを整備、持ってきた&bold(){オリーブ}や&bold(){ナツメヤシ}を栽培し、砂漠の気候を生かした&bold(){天日採塩法}によって塩を作り、それらを[[ジャーガルク・シャー国]]や[[中原の王朝>清河人民社会主義共和国]]に輸出して逆に木材を輸入、ダウ船を建造し交易の民として中間貿易を担った。彼らの交易ネットワークは広大で、[[東ヤード帝国>リントヴルム朝ヤード帝国]]首都リントヴルムポリスで商売する者もいた。  [[狼王朝>https://www65.atwiki.jp/yadohakoz/pages/27.html#id_1867534b]]以降は中原の諸王朝の領土となるが、歴代皇帝はムスルマーネンの内地化は不可能であると判断、また交易民であるメトラ人を保護することによって経済が発展すると考え、&bold(){羈縻政策}の下ムスルマーネンには大幅な自治が認められていた。 **・近代以降(7530年~現在)  7530年代よりグアノの採掘が開始、その利益は時の[[礼王朝>https://www65.atwiki.jp/yadohakoz/pages/27.html#id_69ecc53d]]とカリフが半分づつ得ていた。しかし7580年中頃にグアノは枯渇、それを知らない[[ジャーガルク・シャー国]]は[[ジャーガルク・礼戦争]]後ムスルマーネンを保護国化した。  7594年に新宗主国ジャーガルクはムスルマーネンに対して奴隷制度の廃止を要求、時のカリフ&bold(){アババ2世}は条件を飲んだが、これに法学者と市民が反発、同年、暴動が発生しアババ2世は異教徒に屈したとして処刑された。その後反乱者たちは王弟の&bold(){ムラビート}を擁立、それに対してジャーガルクはムスルマーネンに陸軍2個師団を派遣し同地を制圧、ムラビートを虜囚((彼は副都ヴァルヒニー・ミニストへ連行され、捕らわれてから4年後の7598年に腱炎により同地で亡くなることとなる。))とし反乱の指導者達を処刑、新たにアババ2世の長男である&bold(){アババ3世}をカリフとした。しかしその後ジャーガルクはメトラ人による反乱を防ぐため、同地の近代化・奴隷制廃止を断念することとなる。 *&bold(){・国民及び宗教}  国民の約95%が&bold(){メトラ教}を信仰する猫亜人又は半猫亜人の&bold(){メトラ人}であり、その内95%以上がアッディファル派((預言者一族のみがカリフに即位できるとする宗派))である。またアッディファル派内にも幾つか宗派が存在しており、それぞれ聖典の解釈に差がある。 -主なアッディファル派内宗派とその思想 |宗派名|共同体内統治に対する考え|異教徒に対する姿勢|信者の割合|h |&bold(){ターカシマムル派&br()(協力派)}|司法は法学者とカリフが、行政はカリフと法学者の承認によって認められた官僚が協力して行うべき|取りあえず布教はすべき、宗教税あり但し強制改宗はNG、異教徒は勝手に地獄に行くし、慣習的に奴隷化しても仕方ない|ムスルマーネン人の約70%| |&bold(){バヒーズ派&br()(学者優先派)}|司法は法学者のみが、行政は法学者内より選ばれた内閣とその隷下にある官僚によって行われるべき、カリフは預言者の子孫といえど唯の人間なので、法学者の資格を有してなければ、共同体結束の象徴にすぎない|積極的に布教し共同体の拡大を図るべき、宗教税あり但し強制改宗はNG、異教徒の奴隷化は、強制的にメトラ的生活を送らせることにより、メトラへの改宗を促す効果がある。だからどんどん異教徒を奴隷化し、改宗させどんどん開放すべき|ムスルマーネン人の約25%| |&bold(){ラハマン派&br()(慈悲派)}|全メトラ男性成人の直接選挙によって選ばれたメトラ成人男性がカリフとして(預言者一族はカリフではなくメトラ人の模範としてのみ存在意義がある。)共同体含む主上の創造された世界の行政権を代理人として行使し、厳密な試験によって認められた法学者が主上の代理人として司法権を行使すべき|彼らは異教徒として生きてるだけで地獄に堕ちる哀れな存在なので強制的に改宗させるのが慈悲、従わなければ直ぐ殺す、彼らはメトラ人に殺されれば天国へ特別に行ける。|ムスルマーネン人の5%以下| *&bold(){・人物} |名前|性別|生年|詳細|h |>|>|>|BGCOLOR(YelloW):~王族(シャライン家)|h |&bold(){[[アババ・アル・アババ・ラード]]}|男|7581年|ムスルマーネンの君主にして、メトラ共同体の指導者たる預言者の代理人| |&bold(){フサン・アル・アババ・アババ}|男|7599年| 母親は裕福なメトラ商人出身の第2婦人、誕生後ジャーガルク総督府は彼をムスルマーネン内の外国人学校で近代的教育を受けさせないかと提案したが、アババが「跡継ぎに異教徒の教育を施すとは何事か!!」と激怒した為、ターカシマムル派(協力派)の法学者によってメトラ法の英才教育が施されている。| |&bold(){ザハーブ・アル・アババ・アババ}|男|7602年| 母親は清河から亡命してきた蜥蜴族の亡命富農出身で背信者奴隷出身、その為元々王位継承権のない非嫡出子であったが、2歳で経典を諳んじるほど聡明であったため、第1夫人の養子となり現在は砂漠の古い城砦に監禁されている。&br()(継承権を有する者は長男以外砂漠の城砦にそれぞれ監禁される)&br()自身の出自にコンプレックスを抱いており、反動でメトラ・アッディファル派内でも過激派に分類されるラハマン派(慈悲派)の法学者に師事しており、城の中庭で駱駝に乗るのが趣味である。| |&bold(){サラーフ・アル・アババ・アババ}|男|7604年| 母親はムスルマーネン人町娘出身の第4婦人、父に劣らず残忍で齢12歳で酒と麻薬を嗜み、毎日奴隷を虐待している。(例:巨大なレンズを作らせ、足枷で動けない奴隷を焼き殺し遊ぶ、同じ年の少年奴隷を石灰の詰まった袋に入れて海に放り込む)&br()本人曰く「どうせ、一生砂漠の城砦に閉じ込めらて、いつ殺されるか分からないから、今のうちに面白おかしく生きてやるとのこと」| |&bold(){ラクド・アル・アババ・アババ}|男|7608年| 母親はイクファターナ某国の貴族出身とされる背信者奴隷(華美な女性だったためアババに気に入られ、第3婦人となった)現在は学者優先派によって教育されている。| |&bold(){オマル・アル・アババ・アババ}|男|7610年| 長男の同母弟、子息に近代的教育を施さないかという総督府の提案に対して「カリフにならないだろうこれなら良い」というアババの了承で、特別にムスルマーネン内の外国人学校に入学予定、現在はジャーガルクから派遣された教師によって教育されている。| |&bold(){イスマイル・アル・アババ・アババ}|男|7610年|アババ3世とトルカーナ公の末娘である、リーファ・スカルキの息子、母であるリーファはヤーディシア大戦中に騎兵中隊の指揮官として従軍していたが、ジャーガルク義勇軍によって捕縛、義勇軍はトルカーナ側に捕虜との交換を提案したが、当時公には3人の息子がおり、彼女を失っても問題ないとスカルキ公が判断し、逆に徹底抗戦の意思を内外に示すため捕虜を処刑、怒った義勇軍は彼女を奴隷としてムスルマーネンに売った。&br()そして金髪碧眼の美女であった彼女はアババ3世に買われ、イスマイルを妊娠、しかし出産2年後に心臓発作で亡くなった。(死因はアババが性交の最中に絞殺したためとも言われている。)&br()大戦終結後、公家の男子は全員戦死したため、スカルキ公は孫にあたるイスマイルを引き取り後継者としようとしたが、ムスルマーネン側が莫大な金の支払いを要求したため交渉は決裂、イスマイルはムスルマーネンで養育されたが、公女の元副官である侍女が「イスマイルだけでも自由にしてやりたい」というリーファの遺言を胸にイスマイルを連れて城を脱出、トルカーナへ行きイスマイルの保護を求めた。&br()一方、ムスルマーネン側はジャーガルクを通じて”誘拐”されたイスマイル皇子の返還をトルカーナ側に要求しており、最悪の場合カリフ親衛隊マムルーク旅団に奪還作戦を命じると発言している。| |>|>|>|政治家|h |&bold(){シバ・イザーム}|男|7576年|ムスルマーネンの現&bold(){大宰相(ウル・ワズィール)}、先祖は中原の王朝に仕えた&bold(){内閣大学士}の一族である&bold(){斯波氏}であり、一応吉良氏とは縁戚で、一族が時の皇帝の不興を買い、一族が弾圧された際に彼の先祖はムスルマーネンへ亡命、当時、大宰相の位を独占していたマラキアトン家に保護され、一族は土木・検地を指揮する役人となる。&br()その後、マラキアトン家がアババ2世の廃位を支持し、ジャーガルクに反抗した際にイザームは族滅を防ぐ保険としてジャーガルクに内通、マラキアトン家失脚後、祖母が同家出身という事もあってジャーガルクの支持により大宰相に就任した。&br()一族の出自からシンガに幅広い人脈を有しており、[[空賊連合組合]]とも繋がりがあるとされ、また一方で人口が多く需要が見込める清河との貿易拡大を目論んでいる。| |&bold(){クゼル・アル・イザブ・ムーズ}|男|7589年|ムスルマーネンの現アブダラ・ジュンブ、ムスルマーネン皇家の分家であるマラキアトン家の御曹司で、父はムスルマーネンの大宰相であったが、アババ2世廃位時にムスルマーネンへの反逆を支持したため地位を追われた。&br()現在、彼はムスル商人のタヴェリア・イクファターナ貿易統括や関税・宗教税(ジズヤ)・地租(ハラージュ)徴収を行うアブダラ・ジュンブ(中原の巡撫に由来する役職)であるが、イクファターナ諸国とムスルマーネンの取引減少、ハダカンボ王国のメトラ商人締め出しや帝国資本のタヴェリア進出によってその地位の重要性・収入は減少している。&br()一時期は宗主国ジャーガルクの勢力をタヴェリアに呼び込み、ムスルマーネン勢力の復活を目論んだが、列強との衝突を恐れたジャーガルクは同地への進出に不熱心であったため失敗、現在は南水海・南限海・ゴーシュ海への遠洋漁業進出やザルバチ・帝国への毛皮動物・俵物・魚介類・陶磁器販路拡大に積極的である。| |>|>|>|民間人|h |&bold(){ザイーブ・カラホ}|男|7586年~7615年|活動禁止とされた&bold(){ムスルマーネン立憲民主主義党}創立者、元々は孤児であったが、7694年に駐留してきたジャーガルク軍将校の養子となり、近代的教育を施される。その後奨学金でタビラ・ゾロテ・プラト大学法学部に進学し卒業後、ムスルマーネン総督府の下級役人となる。&br()故郷ムスルマーネンで彼は金持ちとして暴利を貪り、奴隷を販売するカリフとメトラ人法学者を目撃した事により、ムスルを近代化すべきと確信、メトラ人を説得できるようにするため、メトラ法と聖典を若い法学者アラ・サザーウと対話して学び直し、聖典の「話し合って物事を解決すべき」という個所から、メトラと立憲制・議会制民主主義は両立可能という理論を生み出す。&br()しかし彼の思想は危険であると判断した保守派法学者とアババは彼を逮捕、ジャーガルク総督府の解放命令も空しく猛獣のエサとなった。| |&bold(){アラ・サザーウ}|男|7589年|活動禁止とされたムスエルマーネン立憲民主主義党創立者、元々はメトラ法バヒーズ派(学者優先派)の法学者であり、反イクファターナ的思想の持主であったが、ザイーブ・カラホと対話する内に、メトラ法と立憲制・議会制民主主義は両立し得ると考えるようになり、彼の結党したムスエルマーネン立憲民主主義党の法学研究部門委員長となる。&br()保守派法学者による同党弾圧が激しくなりアババ3世による解党命令が下されたのちは、ジャーガルクへ亡命、現地在外メトラ人の支持を獲得し、ムスエルマーネン立憲民主主義党を復活させようとしている。| |&bold(){イアイア・クルン}|男|7588年|メトラ法バヒーズ派(学者優先派)裕福な商人の家に生まれ、幼いころより法学者とするためメトラ法を学ばされており、11歳で聖典を暗唱できるようになる。&br()しかし彼自身はメトラの教義しか教えない法学教師に反発するようになり、14歳の時親の反対を押し切り、居留地の外国人学校へ入学、同校卒業後は本場イクファターナで工学を学ぼうと[[ソフィア王国]]のクラリッサ帝国大学工学部へ入学、ところが下宿近くで警察官より暴行を受ける貧民を見かけ、イクファターナ文明に疑問を持つようになる。&br()同大学卒業後、彼はメトラ法バヒーズ派(学者優先派)の教師に師事し、自身の経験を踏まえ、イクファターナ文明は経典の教えの皮を被った古代ヤードの背信的暴力文明の継承者であり、イクファターナの制度を取り入れるほど、社会は抑圧的かつ退廃的になるという理論を生み出す。&br()特に兎亜人や狐亜人は人間を堕落させるために創造された、神からの試練そのものであり、彼らを殺すことが正しいと主張しており、実際に彼は招かれた家の兎人を撲殺しており、家の主人に訴えられたが、その法学の知識と弁舌によって無罪を勝ち取っている。&br()またジャーガルクはムスルに対する神からの試練であり、現地メトラ人は彼らと戦わなければ地獄に堕ちると主張している。| |&bold(){イゼルダ・ストラッシャー}|女|7591|医者の娘として&bold(){帝国領ライラント公国}に生まれ、幼少でありながら父の蔵書を読破、さらに父の研究であった、&bold(){X線を利用した脳血管造影法}開発にも参加するほど優秀であったため、&bold(){14歳}でナハト大学医学部に入学する。&br()&bold(){20歳}の時に精神外科の一環として、皮質に繋がる&bold(){神経繊維}を外科手術で切断することに成功、その功績もあって24歳の時に医学博士号を取得、さらに精神外科の術式を改良し、&bold(){前頭葉白質切裁術}を成功させ、&bold(){ロボトミー}技術を発展させた。&br()しかしナハト市外でも”善意”(本人曰く精神疾患に苦しむ患者に対して良心的な対価で治療しただけなのに、何で官憲が私を追いかけるのか理解に苦しむとの事)で手術を行った事に、人体実験疑惑がかけられたため、父の伝手(彼女の父は&bold(){イーブル主義者}であり、&bold(){英知の探究者}のメンバーであった。)でムスルマーネンへ亡命した。&br()現在は英知の探究者のメンバーとして奴隷を用い様々な実験(ロボトミー含め、熱傷に対する様々な医薬製剤の効果をテストする実験、各種感染症の経過を観察する実験、薬物や電気ショック等を用いた洗脳実験等)を続けており、同組織の奴隷品種改良研究にも参加している。&br()&bold(){発言}&br()「そもそも倫理とは人類が生存競争で種を繋ぐための道具として発明され、社会の進歩に合わせ進化してきたものであるはずなのに、科学実験が人類を発展させるものであると明白な現在において、それらを非人道的と非難するのは、倫理が環境に適応できていないとしか判断できない。」&br()------同僚に貴女の実験は非人道的だと言われた際の発言| |&bold(){エトゥール・ダマー}|男|7592年|ムスルマーネン人の奴隷泥棒、裕福な商人の家庭に生まれたが、5歳の時に母の不倫と自身が間男の子であると知り、母は間男と共に石打の刑となる。&br()その後、父に認めてもらうため勉学に励み、学校での成績はトップであったが、毎日の様に父に暴行を受け、父の再婚後は腹違いの兄弟が生まれたという事で納屋に閉じ込められ、満足な食事や衣服を与えられなかった。&br()そのストレスからダマーは納屋のネズミ等の小動物を絞殺し、皮を剥いで内臓を観察するようになり、更に納屋のラクダと獣姦したところを偶然姉弟に見られて父に告げ口され、父に「よくも私の財産を汚したな、金食い虫め!!」となじられ暴行を受け、複雑骨折となったが、そのまま放置され、何とか這って玄関から出たところを、通行人に発見され、病院に送られた。&br()その後、家族と別居、優秀な成績で学校を卒業しメトラ法学者の資格を取得、優秀且つ物柔らかで謙虚な人物として人々の耳目を集めたが、裏で動物の骨格標本や剥製を集め、遂に奴隷牧場の狐亜人少女を誘拐、彼女を絞殺した後犯して毛皮を剥ぎ、肉を調理して知人に振舞った。&br()その後、度々、奴隷牧場に侵入し、「君たちを逃がしてあげる。」と言葉巧みに騙して様々な種族の奴隷少年少女をおびき寄せ、同様の犯行を行い(時には言葉によって相手を自殺に追い込み楽しんだとされる。)、更にジャーガルクやイクファターナの心理学に関する専門書を取り寄せ、好みの奴隷を引き付ける話術を独自に研究した。&br()しかし7619年1月8日にアル・ジャフの牧場に侵入しようとしていたところを、巡邏の警吏に発見され、不法侵入で現行犯逮捕、その後の尋問と家宅捜査で、48匹の少女奴隷と65匹の少年奴隷と12匹の女性奴隷を盗んで殺し、皮を剥いで剥製を作製したり料理にしていたことが発覚、窃盗と不法侵入の罪で1000ディナールの罰金刑となった。&br()なお、精神調査で正常であると判断されたため、法学者の資格は剥奪されず、罰金を一括で支払った後は、知り合いの少ないアブダラ島へ移住し、普通に生活しており、定期的にハダカンボ王国へ旅行できる程の経済力はあるらしいとされる。| *&bold(){・旧設定集} #region |二アート・アリビエ|男|7603年| メトラ人男性とイクファターナ系奴隷の子、父親はムスエルマーネン立憲民主主義党の元メンバーであり、開明的な人物であったため母子共に解放奴隷として自由人となる。父の属する立憲民主主義党がムスルマーネン本国で弾圧されるようになったため、家族で捜査の及びにくいアババ二スタンへ移住、現在は学生として同地で勉学に励んでいる。&br()父親の蔵書を読むのが趣味で、特にムスエルマーネン立憲民主主義党創立者ザイーブ・カラホ著「経典と啓蒙」アラ・サザーウ著「神に近づく為に」が愛読書、最近は[[蒼識アローン]]著の「スルガ人権宣言」に衝撃を受けて、神の下に全ての自由意志を有する生命が平等で同じ人権を共有する真のメトラ国家を建設すべきという思想を有すようになっている。後にメトラ人奴隷主に対する反乱の理論的指導者となる予定| |>|>|>|奴隷|h |スポン|男|7601年| 元はアババ二スタン内の銀鉱山で使役されていたダハーカ系サジュ奴隷、弱冠15歳で強靭な肉体を有し、数トンの岩を担ぎ42キロを完走することができる。母親をメトラ人の奴隷監督官に強姦して殺されたため反抗、数名のメトラ人を瞬殺した後捕縛されるが、鉱山主に見込まれて奴隷剣闘士となる。&br()10年後にはベヨンド・ランメア教の呪術師フーと会い入信、自由人である二アート・アリビエと協力し、奴隷解放と自由で平等な国家を新大陸に建設するため反乱を引き起こす(予定)| |フー|女|7599年| ダハーカ人奴隷と先住民[[有翼亜人]]女性奴隷の子、母親は先住民の間で元々信仰されていた精霊信仰のシャーマンであり、父と母から教えられた民間療法や神話に円十字教やメトラ教の教義を加え、新たな宗教ベヨンド・ランメア教を生み出し、信仰によって奴隷や現地の混血児たちを団結させムスル人奴隷主への反乱を引き起こさせる(予定)| |[[スルガ]]|>|異教徒の屑、多神教徒は地獄に堕ちろ| #endregion
&bold()&color(red){・この国は[[ジャーガルク・シャー国]]の保護領です} ---- |国名|ムスルマーネン=カリフ国&br()(アルファベット表記:&italic(){Mhushwleweamenaun=Krayina Kaliforniya})|h |首都|&bold(){ムスルマーネン市&br()(アルファベット表記:&italic(){Mhushwleweamenaun city})}| |地域|シンファ大陸北西部(7南)| |公用語|&bold(){ジャーガルク語・メトラ語}| |国教|&bold(){メトラ・アッディファル派}| |国歌|主上は偉大なり| |国制の特徴|&bold(){カリフ制 法学者統治 保護領}| |国家元首|[[アババ・アル・アババ・ラード]]| |人口|&bold(){ムスルマーネン本国}&br()・7619年時点:約50万人&br()・7628年時点:約60万人&br()&bold(){アババ二スタン}&br()・7619年時点:約20万人&br()・7628年時点:約40万人&br()&bold(){アブダラ島:}約2万人| |通貨|&bold(){シル(略称cl)&br()ディナール金貨}| #contents() *&bold(){・概要}  &bold(){シンファ大陸}北西部に存在する&bold(){メトラ教}国家、現在は[[ジャーガルク・シャー国]]の保護領となっており、外交権を有していない。 *&bold(){・地理} &bold(){・ムスルマーネン周辺の地図} #image(地理2.jpg,,height=1100) #region #image(地理.jpg,,height=1100) #endregion &bold(){・ジャーガルク領グラニツァの地図} #image(海外領完成.jpg,,height=1100) #region #image(海外領地理.jpg,,height=1100) #endregion **・ムスルマーネン  国土のほぼ全てが荒れ地か砂丘であり、最大の都市は&bold(){ムスルマーネン市}、特産品は&bold(){カナート}の水を利用して栽培された&bold(){オリーブ}や&bold(){ナツメヤシ}と、&bold(){天日採塩法}によって作られた&bold(){塩}であり、嘗ては東西陸上交易の要所として栄えていたが、[[清河人民社会主義共和国]]成立後は、貿易が低迷状態である。 **・アババ二スタン  ジャーガルクが&bold(){7581年}に[[レオネッサ王国]]より購入したグラニツァ植民地の内、[[ジャーガルク・礼戦争]]による財政難解決の為、&bold(){7590年}に&bold(){アババ2世}へディナール金貨1億枚で売却した領土、ほぼ全土が&bold(){密林地帯}であり、嘗て存在した古代文明の遺物は偶像崇拝防止のため破壊され、以前から住んでいた者の内、経典の民以外の住民は土地の付随物として全てカリフの財産となっている。  一方で近年、&bold(){啓蒙社}による&bold(){コカ}や&bold(){阿片}栽培疑惑が浮上しており、ジャーガルク当局は現地調査を目論んでいる。しかし、調査官を送ってもアババ二スタン境界には&bold(){鉄条網}と&bold(){地雷原}が存在し、ゲートから入ろうとしても警備兵に追い返されるため、事実上調査は不可能となっている。 **・アブダラ島  &bold(){中央海西海峡}に存在するムスルマーネン領の小島、&bold(){6000年代}に貿易拠点としてメトラ人達が[[タヴェリア>>世界地図/タヴェリア]]方面の貿易拠点として占領し、&bold(){6118年}にアブダラ2世が領土として認めた、しかし&bold(){7210年}に&bold(){ウェネーツィア共和国}海軍が同島を占領、ムスルマーネンは宗主国&bold(){復韓王朝}と貿易相手であった[[東ヤード帝国>リントヴルム朝ヤード帝国]]に支援を仰ぎ奪還に成功し、ヤーディシア大戦大戦時には一時的に海軍基地として[[レオネッサ王国]]に占領されたが、戦後ジャーガルクが返還を要求した為撤退した。  現在の人口は約7万人でありその内5万人が奴隷で、残り2万人の殆どがメトラ人である。地理的に奴隷貿易の中継地点でありタヴェリアで捕まえられた奴隷は最初にここへ運ばれ、またジャーガルクの&bold(){タヴェリア方面大使館}はこの町に存在する。 *&bold(){・政治}  聖典や預言者の言行録に基づくメトラ法が実質的に基本法となっている一方、宗主国[[ジャーガルク・シャー国]]が設置した&bold(){総督府}がある程度の警察権を行使している。 **ムスルマーネン総督府  ジャーガルクが設置した組織で同国が勝手に行動しないように手綱を握るのが主な仕事、自国民と一部外国人の裁判権を有しており、またムスルマーネン市が良港であり、外国船の入港も多いため、臨検も行っている。 **・立法  主上が与えた&bold(){聖典}を変えることは不可能であるため、人間による立法機関は存在しない((聖典内の「重要なことはメトラ教徒が集まり話し合いで決定せよ」という文言を基に議会設置の動きはあったが、保守派法学者の反対によって潰えた。))、そのため、上位メトラ法学者やカリフによる法解釈が実質的な立法行為と言える。 **・司法  三審制は存在せず、メトラ法学者やカリフによって任命された裁判官がメトラ法、上位法学者の布告、法学者による合意や類推に基づき、民事・刑事関係なく判決を下す。しかし一方で外国人の治外法権はある程度認められており、[[ジャーガルク人>ジャーガルク・シャー国]]・[[アトリオン人>立憲王政アーカルソン=リペルニア]]・[[ソフィア人>ソフィア王国]]・[[ヤード人>リントヴルム朝ヤード帝国]]・[[レオネッサ人>レオネッサ王国]]・[[ザルバチ人>ザルバチ海岸共和国]]・[[フィルモア人>フィルモア合衆国]]が当事者の裁判では、ジャーガルクとムスルマーネンの約款に基づき総督府がジャーガルクの法に基づく裁判権を有している。 **・行政  ジャーガルクが置いた総督府の駐留軍によって治安が維持されている一方で、&bold(){ディーワーン}に基づきムスルマーネン本国には&bold(){警察}と喜捨税と地租を徴収する&bold(){徴税役人}がおり、またボランティア組織として&bold(){ムタワ(宗教警察)}という組織が存在し、異常な出版物や反メトラ思想の者を探し出し、警察や法学者に密告しており、また法学者が定められたお布施を徴収している。 *&bold(){・経済} **・ムスルマーネン本国の経済  嘗ては東西の陸上交易と共に&bold(){ダウ船}を用いた海洋交易によって栄えており、メトラ商人の半数はムスルマーネン人とされていたが、&bold(){内燃機船}の発達と、それに伴うジャーガルク人・[[アトリオン>立憲王政アーカルソン=リペルニア]]人商人のゴーシュ海交易進出によって経済効率の悪い&bold(){ダウ船}貿易は衰退しつつある。  また農業に適した土地が少ないので、食糧の約60%をジャーガルクからの輸入に頼っており、対ジャーガルク貿易ではここ10年赤字続きである。地下資源は一時期&bold(){グアノ}を産出していたが、現在は枯渇しており、今は何も存在しない。  現在でも&bold(){奴隷制度}が続いており、産業発展によって労働力としての奴隷需要は存在しないが、愛玩用としての奴隷需要は存在するため、誘拐された、又は経済的理由で身売りした者が奴隷として売られており、近年ではメトラ法に基づき運営される&bold(){セェナーラ銀行}((筆頭株主はカリフであり、銀行内の法学者会議が運営方針に関わる。))が開設され、その利子を取らない経営方法が注目されている。 &bold()&color(red){注意:一部の国家・種族の方にとって不快な表現等を含んでおります} #region -ムスルマーネン=カリフ国における人種ごとの一般的奴隷価格 |人種|10代未満の価格|10代の価格|20代の価格|30代以上の価格|h |&bold(){韓人}|男女共に約140cl|女性約210cl・男性約100cl|女性約210cl・男性約40cl|女性約60cl・男性約35cl| |&bold(){イクファターナ人}|男女共に約200cl|女性約250cL・男性約120cl|女性約250cl・男性約50cl|女性約70cl・男性約40cl| |&bold(){タヴェリア人}|男女共に約150cl|女性約240cL・男性約40cl|女性約240cL・男性約40cl|女性約60cl・男性約35cl| |&bold(){ダハーカ人}|男女共に約400cl|女性約450cl・男性約380cl|女性約450cl・男性約70cl|女性約70cl・男性約40cl| |&bold(){亜人兎族}|女性・半陰陽約2000cl 男性約2200cl|女性・半陰陽約2100cl・男性約2300cl|女性・半陰陽約2100cl・男性約2300cl|女性・半陰陽約2100cl・男性約2300cl| |&bold(){亜人虎族}|男女共に約400cl|女性約450cl・男性約380cl|女性約450cl・男性約70cl|女性約70cl・男性約40cl| |&bold(){亜人狼族}(非ジャーガルク人)|男女共に約400cl|女性約450cl・男性約380cl|女性約450cl・男性約70cl|女性約70cl・男性約40cl| |&bold(){[[有翼亜人]]}|男女共に約500cl|女性約550cl・男性約480cl|女性約550cl・男性約80cl|女性約100cl・男性約40cl| |&bold(){鬼族}|男女共に約400cl|女性約450cl・男性約380cl|女性約450cl・男性約70cl|女性約70cl・男性約40cl| ・参考 -&bold(){白米}10kgが約2.5cl -&bold(){純金}1gが約4cl -&bold(){トラック}1台が約1600cl #endregion **・私領アババ二スタンの経済  ほぼ全ての産業がカリフを筆頭株主とする&bold(){啓蒙社}によって運営されており、労働力として奴隷が用いられている。&bold(){家内奴隷}としてある程度の取り扱いに関する規定と福祉が存在するムスルマーネン本土の奴隷と違い、アババ二スタンの奴隷には報酬・人権が存在せず、無休で平均労働時間は約16~18時間であり、働き始めてから約7年で大半の奴隷は過労死し、働かない者は監督官により暴行され、死亡者は墓穴を掘る手間が無駄であるため、肉として奴隷の食事に混ぜられる。  また奴隷の反乱を防ぎ、精神的疲労を減らし長く利用するために、女性奴隷や少年奴隷が無報酬でメトラ人監督官や肉体労働奴隷に奉仕させられている。近年では供給地の自衛強化による奴隷供給量減少を見こし、奴隷のブリード場が造られており、娯楽施設として、&bold(){養殖兎人}や&bold(){養殖サジュ}の狩猟場が設営されている。  一方で逃亡奴隷は近隣の[[ピスカ・ハウイカウサイ部族連合]]やジャーガルク領プレコルドンナ道に逃げても、現地警察に逮捕され強制送還される。((アトリオン領に逃げた奴隷?…まぁアトリオンさんは私有財産制度を重んじるから、返してくれるはず?))また新事業としてソフィア人技師の提言により地峡を掘削し運河が建設されている。 ***・農業・畜産  奴隷を使用した&bold(){プランテーション}での商品作物(&bold(){ゴム・果実・サトウキビ・アブラヤシ・コーヒー・カカオ・綿花})栽培が農業の中心であり、また奴隷が増えることは財産が増加することであるため、奴隷同士の繁殖は推奨されている。  奴隷の餌は彼ら自身がプランテーション労働の合間を縫って栽培した&bold(){パンノキ・米・バナナ}や近隣で採取した&bold(){魚・山菜類・キノコ}であり、繁殖期・妊娠中の奴隷には死亡した家畜や奴隷を原料に製造された&bold(){肉骨粉}が特別に与えられる。 &bold()&color(red){注意:一部の国家・種族の方にとって不快な表現等を含んでおります} #region &bold(){-アババ二スタンで飼育されている奴隷の数} |種族名|飼育数|解説|h |&bold(){先住民系&br()[[有翼亜人]]}|約1万&br()匹|元々、現地に住んでいた先住民、旧大陸からもたらされた疫病と、奴隷化後の酷使によってほぼ壊滅状態| |&bold(){ケツァルコ人}|約5万&br()匹| アババ二スタンに住んでいる飛龍亜人、厄災以前は&bold(){トルテア}という強大な帝国の支配階級として君臨したが、[[彗星の衝突>小オメデス彗星衝突]]による津波によって勢力を減退、より滑空に適した[[有翼亜人]]にグラニツァ中部の支配権を譲った。&br()&bold(){アーカ帝国}時代は戦闘民族として農耕の得意な帝国より食糧支援を受ける代わりに、戦力を提供しており自治権を有し、帝国末期には自立、&bold(){第二次トルテア帝国}を建国して、帝国と対立しその後グラニツァ中部を支配した&bold(){ヴェネーツィア}も討伐は採算に合わないとして不干渉を貫いた。&br()しかしヴェネーツィア統合後、同地を本格的に植民地化した[[レオネッサ王国]]は自治を認めず対立、植民地のジャーガルク売却後も抵抗を続け、嫌気がさしたジャーガルクはムスルマーネンにケツァルコ人の居留地を売却した。&br()その後、ムスルマーネンは傭兵を雇って大規模な奴隷狩りを何度も行い、トルテア帝国を制圧、元々人口が少なかったこともあり征服に成功し、現在ケツァルコ人はムスルマーネンのオリジナルブランドとして&bold(){ブリーディング}や販売が行われている。| |&bold(){ダハーカ系&br()サジュ}|約260万&br()匹|酷使しても簡単に死なないため、肉体労働用の奴隷として人気があり、一部の物は去勢して売られる。| |&bold(){イクファターナ&br()人}|約15万&br()匹|経済的理由で親に売られた者やその子孫が多い| |&bold(){シンガ&br()人}|約130万&br()匹|経済的理由で親に売られた者やその子孫が多い、奴隷としての値段は安い方| |&bold(){タヴェリア&br()人}|約200万&br()匹|主に鉱山で使い潰される。| |&bold(){兎族}|約50万&br()匹|肉体労働では役に立たないが愛玩用として人気がある。| |&bold(){狐族}|約10万&br()匹|兎人ほどではないが愛玩用として人気がある。性格に問題がある個体が多いため、"教育"により主人に逆らわぬよう従順にしてから出荷される。| |&bold(){犬族}|約210万&br()匹|繁殖力が強く簡単に個体数が増えるため、生まれ過ぎた子供を火山の火口に放り込んで間引くことがある。| |&bold(){狼族}|約2万&br()匹|幼少期より戦士として教育し、メトラ人のガードマン(マムルーク)として用いられる。| |&bold(){虎族}|約2万&br()匹|幼少期より戦士として教育し、メトラ人のガードマン(マムルーク)として用いられる。| |&bold(){鬼族}|約2000&br()匹|力が強いが反抗的であるため剣闘士として使用させる。| &bold(){・古いデータ} #region &bold(){-アババ二スタンで飼育されている奴隷の数(7619年)} |種族名|飼育数|解説|h |&bold(){先住民系[[有翼亜人]]}|約1万匹|元々、現地に住んでいた先住民、旧大陸からもたらされた疫病と、奴隷化後の酷使によってほぼ壊滅状態| |&bold(){ダハーカ系サジュ}|約30万匹|酷使しても簡単に死なないため、肉体労働用の奴隷として人気があり、一部の物は去勢して売られる。| |&bold(){イクファターナ人}|約3万匹|経済的理由で親に売られた者やその子孫が多い| |&bold(){シンガ人}|約60万匹|経済的理由で親に売られた者やその子孫が多い、奴隷としての値段は安い方| |&bold(){タヴェリア人}|約30万匹|主に鉱山で使い潰される。| |&bold(){兎族}|約20万匹|肉体労働では役に立たないが愛玩用として人気がある。| |&bold(){狐族}|約1万匹|兎人ほどではないが愛玩用として人気がある。性格に問題がある個体が多いため、"教育"により主人に逆らわぬよう従順にしてから出荷される。| |&bold(){犬族}|約20万匹|繁殖力が強く簡単に個体数が増えるため、生まれ過ぎた子供を火山の火口に放り込んで間引くことがある。| |&bold(){狼族}|約5000匹|幼少期より戦士として教育し、メトラ人のガードマン(マムルーク)として用いられる。| |&bold(){虎族}|約5000匹|幼少期より戦士として教育し、メトラ人のガードマン(マムルーク)として用いられる。| |&bold(){鬼族}|約200匹|力が強いが反抗的であるため剣闘士として使用させる。| #endregion #endregion ***・鉱業   小規模ながら&bold(){金山・銀山}が存在し、肉体労働向きの奴隷が使用されており、また奴隷だけではなく、思想犯含む犯罪者も行政費削減のため使役されている。労働環境は劣悪で、病気・過労・事故により大半の奴隷は3~5年で死亡する。 ***・観光地 &bold()&color(red){注意:一部の国家・種族の方にとって不快な表現等を含んでおります} #region &bold(){・アババスタジアム}  肉体労働奴隷と囚人を用いて建造されたスタジアム、収容人数は約6万人であり、民族風の武装をした&bold(){奴隷剣闘士}の対決や集団戦闘、非武装の兎人や狐人奴隷を剣や槍で武装した剣闘士に強姦・殺害させるなど、演目は多岐にわたる。 &bold(){・アババ動物園}  各地から集められた動物が飼育されている。また1日1回飼育されている力の弱い、又は幼い亜人を凶暴な種族の檻に入れて、捕食させるというショーが催される。この演目により観客は異教徒・異民族がいかに野蛮であり、それに対してメトラ人が精神的に優れていることを学ぶことができる。 &bold(){・狩猟場}  アババ二スタン内には23ヵ所の狩猟場が存在し、そこでは現地の固有種であるステゴドンや数種類の亜人が放し飼い(([[有翼亜人]]の場合は逃げられないよう専用の檻で飼育されている。))にされており、好きな武器で獲物を狩ることができる。奴隷は武器などを作れないよう小指など指を切断されている場合が多く、狩った獲物は希望する場合、別途料金で専門の職人が剥製にしてくれる。 &bold(){・遊郭}  元奴隷や身売りさせられた少女が客にサービスを行う風俗店が立ち並ぶ地区、周囲は堀で囲まれており、遊女が外に出ることは無い、店によって遊女の値段は色々であり、また性病対策の為、定期的に検査が行われており、罹患した者は生きたまま焼かれて処分される。 #endregion *&bold(){・交通}  ジャーガルクによって敷設された鉄道が存在する一方、自動車は殆ど普及しておらず、&bold(){駱駝}に乗って移動する者が多い、またダウ船による海運業が未だ健在であり、近年ではジャーガルクやイクファターナの技術を取り入れ、内燃機を用いたダウ船が造られている。 *・文化 &bold(){南方猟奇小説}とそれに伴う文化の中心地であり、奴隷や家畜亜人を用いた様々な創作活動が行われている。 **・映画  偶像崇拝は禁止であるため、&bold(){預言者}や&bold(){神}の姿や顔を模した役は歴史もの等の例外を除き禁止されているが、&bold(){エキストラ}として安く奴隷を用いることができるため、多種多様な映画が作成されており、また映画内にはダンスのシーンが多い傾向があるとされている。 ***・ムスルマーネン・スプラッター  ムスルマーネンで制作されたスプラッタ―映画で、奴隷((特に見た目が美しい物))を実際に殺害する様子を撮影する事が特徴であり、主に「&bold(){南方猟奇小説}」を原作とする。最初の作品として有名なのは&bold(){惨酷}の「&bold(){兎亜人料理概要}」を原作とした「&bold(){美味しく食べてね!!}」であり、生きた&bold(){兎亜人}の少女が血を抜かれ捌かれ、刺身や鍋となり、&bold(){ムスルマーネン人の女優}に食される様子が好評となった。  その後は奴隷が料理される「&bold(){料理}」(代表的なものは&bold(){ぐちゃぐちゃひき肉のハンバーグ}や&bold(){ご主人様に肝臓を捧げます}等)ものと奴隷が不条理に殺されるグロテスクな異常犯罪を描いた「&bold(){器物損壊}」(&bold(){喜劇!!奴隷割腹ショー}や&bold(){子供を殺せば自由にするよ}等)ものに分かれ、フィルムは各国に輸出されており、ジャーガルクでも映画館で視ることができる。 **奴隷エカイエ  ムスルマーネンの&bold(){牡蠣}剥き&bold(){白人奴隷}、[[ヤーディシア大戦]]中に売られた&bold(){マムルーク}の中に&bold(){イクファターナ}の&bold(){エカイエ}がおり、それを購入したレストランが彼を講師とし、少年白人奴隷に牡蠣剥き技術等、海鮮料理の作り方を教授したのが始まりとされる。  現在、ムスルマーネンで多くの奴隷エカイエが海鮮料理店で働いており、高級な店では「&bold(){ムスルマーネン人・白人・ジャーガルク人以外お断り。}」と看板に記しており、亜人やダハーカ人の絵に赤でバツが描かれた標識が掲げられている。 *&bold(){・研究機関} **・英知の探究者  [[a+x=Ω]]系の組織であり、生命の構造を解析するための様々な生体実験が奴隷を用いて自由に行うことができるという理由でムスルマーネンを本拠地としており、奴隷の高温耐久実験や冷凍保存・蘇生実験、更にはロボトミーによる調教実験など、他国では行えない実験を公然と行っている。  近年では臓器移植技術確立のため、人工的な&bold(){心肺装置}を用いて酸素を含んだ血液を供給し、切断した生物の頭部だけを一定時間生存させる研究が&bold(){イゼルダ・ストラッシャー}博士によって進められ、7618年に犬人奴隷の頭部を用いて公開実験が行われた。 *&bold(){・教育}  ジャーガルクと違い&bold(){単線型学校制度}であり、学校は&bold(){喜捨}(ワクフ)によって運営されるため学費は完全無料、 &bold(){マクタブ} (初等教育機関・中等教育機関)・&bold(){マドラサ}(高等教育機関・大学)が学校として存在し、男女は両方とも別学とされる。 **・マクタブ  一般的に&bold(){6歳}で入学して&bold(){14歳}で卒業し、聖典・メトラ形而上学・メトラ語・算数・歴史・弁論術・保健体育を学ぶ、また近年、理科の授業も行われるようになり、例えば亜人と人類種の脳容積を計算して比べ、如何に亜人が劣っているかや、亜人・タヴェリア人の生態やその事を考慮したしつけ方が教えられるようになっている。 **・マドラサ 一般的に&bold(){14歳}で入学し、ここから専門分野別に科が分かれ、それぞれ就学年数が違うとされる。 ***・ 普通科(ヒフズ) &bold(){14歳}で入学して&bold(){22歳}で卒業する科、入学にはテスト等は必要ない、マグタブから続く科目に加え、貿易や航海技術についての授業が増えている。 ***・キャラバン科  商人の教育が行われる科であり、入科テストが存在し、&bold(){14歳}で入学して一般的に&bold(){24歳}で卒業とされ、普通科より詳しく貿易と航海技術について教えられ、4年生以降(&bold(){18歳}程度)は実際に貿易商の見習いとして働く期間があり、卒業試験では海外へ自らの船で行き取引を行い、一定以上儲けなければならないとされる。 ***・医学科  医者を育てる科であり、入科テストが存在し、&bold(){14歳}で入学して&bold(){28歳}で卒業とされ、普通科の授業に加え、医学についての科目が存在し、12年生(&bold(){26歳}程度)以降は見習い医師として、実際の病院で働かないと&bold(){医師免許試験}を受けることができないとされる。 ***・法学科  メトラ法学者を育成する科であり、入科テストに合格した後、教員の法学者と直接面談し、弟子として認められた者のみが入科でき、14歳で入学して一般的に26歳で卒業できるとされ、卒業後法学者試験(イジャーザ試験)に合格すると、法学者資格を獲得できる。 *&bold(){・奴隷の教育} **・奴隷学校  親の代から奴隷である子供が入学できる学校、有料であるが、卒業すると奴隷でも待遇が良くなり、また奴隷に付加価値を加えることができるため、親奴隷や奴隷主によって入学させられる場合が多い、科としては家内奴隷科・秘書奴隷科・農場監督官科が存在する。 ***・家内奴隷科  炊事洗濯等の家事一般を行う奴隷を育成する科、&bold(){6歳}で入学して&bold(){15歳}で卒業できる。小売店での買い物や奴隷主への性的サービス方法も教え込まれており、卒業すると家内奴隷証明書が与えられ、また、奴隷主の希望で宦官にすることもあり、その場合はそれを証明するものと証明書が与えられる。 ***・秘書奴隷科  主人の仕事を手伝う事務員・秘書を育てる科、入科試験が存在し(初歩的なメトラ語・算術・道徳のテスト)、&bold(){6歳}で入学して&bold(){18歳}で卒業でき、授業内容は一般的なマクタブ・マドラサ普通科(ヒフズ)に近いとされる。 ***・奴隷監督官科  &bold(){プランテーション}等で奴隷を監督する奴隷を教育する科、秘書奴隷科と同じくらいの期間在学で、入科試験(秘書課と同じもの+体力・健康診断)が存在し、奴隷を同胞と思わないようにする教育が行われ、授業の一環として奴隷を殺すものが存在する。 **軍事奴隷学校  軍事奴隷達が運営する学校であり、生徒は学校が直接奴隷主より購入した奴隷又は、外国で狩った奴隷の内、有望と目される者で、入学すると12年間教育され、ここで卒業した者は下士官に、更に8年学んで合格した者が士官となる。  入学後12年間は進級ごとにテストが存在し、最下位の者は見せしめに処刑され、合格できなかった者は去勢されて宦官奴隷として売却、また士官になると解放奴隷となる。 *&bold(){・対外感情}  ムスルマーネンは保護国として外交権を有していないが、外国で商売をする者が多いため、諸外国に対し様々な感情を有している。 |国名|>|対外感情|h |[[ソフィア王国]]|>|経典の民の国で身売りする人の多い国、イクファターナ白人系奴隷(ジャーリヤ・サカーリバ)を安く入手できる。| |[[立憲王政アーカルソン=リペルニア]]|>|経典の民の国でたまに労働者階級出身の人間が奴隷(ジャーリヤ・サカーリバ)として売られている。| |[[リントヴルム朝ヤード帝国]]|>|経典の民の国、昔は奴隷を沢山購入してくれたけど、近年は買ってくれないなぁ、仕方ない脱法目的で人材派遣会社始めるか!!| |[[フォンタニエ辺境伯国]]|>|経典の民の国で最高級奴隷の産地、最近自衛を始めたためか兎人奴隷の価格が高騰してる。| |[[レオネッサ王国]]|>|経典の民の国で昔はよく貧民出身者が身売りしてたけど、好景気のためか近年は少なくなってる。でもマフィアに売られた者が市場に出回ることは依然多い、近年ではタヴェリア産のサジュが売られることが多い、| |[[カラシュ公国]]|>|経典の民?の国でイクファターナ系(ジャーリヤ・サカーリバ)・兎人奴隷の卸元| |[[ジャーガルク・シャー国]]|>|蛮族の屑、奴隷制止めろ?異教徒の癖にメトラ法で認められた私有財産を奪うとか論外| |~|[[ピスカ・ハウイカウサイ部族連合]]|遅れた多神教徒の住みか、奴隷狩りしてやりたいがジャーガルクの犬共が「ピスカ人拉致したら国ごと潰す」と言ってるから関わらないようにしよう| |~|[[トゥガ国]]|一応経典の民が住んでる国、嘗ては奴隷狩りを行っていたが、今はジャーガルクの犬共が奴隷商人を追い払っている。関わらない方がいいな| |[[清河人民社会主義共和国]]|>|共産主義?国内のメトラを迫害する無神論者は地獄へ堕ちろ、| |[[ハダカンボ王国]]|>|フォンタニエ辺境伯国に次ぐ奴隷(サジュ)の供給地、特に少年奴隷(バッチャ・バーズィー)は人気| |[[ザルバチ海岸共和国]]|>|経典の民の国、タヴェリア系奴隷(サジュ)の卸元| |[[シンファナ=タンクレート共和国連合]]|>|無神論者共の巣窟。| |[[フィルモア合衆国]]|>|大昔は奴隷を買ってくれたけど、今は禁止されているらしい、まぁアババ二スタンに手を出さないなら別に対立する理由は無い| |[[カノミス王国]]|>|カノミスが新大陸を支配していた頃は彼らの植民地に奴隷を売っていたが、今は落ちぶれて購買力が無いらしい、金が無いなら無視すればいい| |[[インティ帝国]]|>|是非、あの多神教徒共を狩って高値で売りたいが、ジャーガルクの犬共が「インティと敵対するようなことになったら、我が国は敵性国家に挟み撃ちにされるだろ!!絶対インティ人には手を出すなよ!!」と念を押してくるから関わらないでおこう| |[[トルカーナ公国]]|>|彼の国出身の娘が沢山身売りに来ている。| |[[ゴーシュ共和国]]|>|重要な取引先で大切なお客様、私有財産を持ち主がどう使おうが自由である。| |[[空賊連合組合]]|>|我々の財産を狙う賊共、みかじめ料を払えば襲わないが利益の3割も分捕る。| *&bold(){・軍事}  カリフの奴隷として虎人・狼人のマムルーク・ダハーカ人のサジュで構成された300人の&bold(){カリフ親衛隊}が存在し、ムスルマーネン市にはジャーガルク陸軍2個師団と要塞部隊が駐留している一方、アババ二スタンには将校がジャーガルク人・ムスルマーネン人半々で、兵卒が奴隷の&bold(){警備隊}約3万人がおり、さらに[[フェーデ警備サービス]]と契約して同地の治安を維持している。  しかし近年勃発した[[サジュの乱]]によって兵力の増強が急務となったため、警備隊はジャーガルク人士官を臨時で雇い、3万人から10万人へ増やされ、カリフ親衛隊も4個旅団((一個旅団6000人))に再編成・増強された。 **・新カリフ親衛隊  新生カリフ親衛隊は一個旅団を1万人として、旅団を超えて団結できないように &bold(){サジュ} ([[タヴェリア>世界地図/タヴェリア]]系奴隷)、 &bold(){マムルーク} (イクファターナ・ロードレス系奴隷)、 &bold(){ヌヒ} (シンガ系奴隷)、&bold(){亜人}と人種別に分けて編成し、反乱軍に当たらせている。 ***【サジュ旅団】 ・旅団長:&bold(){ロクシャーン}  &bold(){ダハーカ人奴隷}で構成された旅団、警備用奴隷として赤ん坊の時に親から引き離され、集団で養育されてきたためカリフへの忠誠心は厚い、白兵戦が得意であり、また民間に売られたタヴェリア軍人奴隷はタヴェリア黒人狩りの先兵として利用される。 ***【畜生旅団】 ・旅団長:&bold(){カーシャ}  亜人奴隷で構成された旅団、警備用奴隷として赤ん坊の時に親から引き離され、集団で養育されてきたためカリフへの忠誠心は厚い、種族によって得意な分野が異なり、それぞれが互いを補い合うため最も応用性が高い、また民間に売られた亜人軍人奴隷は奴隷の同族を狩る時に、獲物を油断させるため先兵として利用される。 ***【マムルーク旅団】 ・旅団長:&bold(){ジョージ・アスナベル} 白人奴隷で構成された旅団、兵卒は警備用奴隷として赤ん坊の時に親から引き離され、集団で養育されてきたためカリフへの忠誠心は厚く、又指揮官は元軍人の自由人であるため、戦闘技術が最も高い部隊である。 ***【奴婢旅団】 ・旅団長:&bold(){ムザイン} 韓族を中心としたシンガ系奴隷で構成された旅団、警備用奴隷として赤ん坊の時に親から引き離され、集団で養育されてきたためカリフへの忠誠心は厚く、また従順で安い奴隷であるため、敵へ自爆攻撃を行う事が多くある。 &bold(){・特筆すべき兵員・装備} &bold()&color(red){注意:一部の国家・種族の方にとって不快な表現等を含んでおります} #region |&bold(){献身兵}|爆弾を背負い敵陣に突撃する兵士、なり手は主に消耗しても惜しくない30~40代の亜人・サジュ1世奴隷であり、督戦隊の監督下で敵陣に突撃し、自爆攻撃を行う| |&bold(){刺突爆雷}|新カリフ親衛隊の対AFV兵器、 献身兵という兵士が肉薄して刺突したり投擲したりして装甲戦闘車輌を破戒するために用いる、敵に攻撃される可能性が高いため、主に夜戦で用いられる。&br()攻撃の際、献身兵は9割方死ぬが、奴隷一匹の犠牲で敵車両を破戒できれば採算がとれるため、ほぼ全ての旅団で用いらており、特にサジュ旅団は兵卒の2割以上が献身兵であるとされている。| #endregion *&bold(){・歴史} **・前史(~5880年)  最後の預言者&bold(){アリー}の死後、その娘&bold(){イシャー}の夫である&bold(){アブダラ}が正統な後継者であったが、まだ若輩者であったため、教団の古参幹部達が預言者の代理人として教団を率いることとなった。そして3代カリフ&bold(){モーヘローヤ}((彼も預言者アリーの娘婿であった。))の跡をアブダラが継ぎ4代目カリフとなったが、モーヘローヤの親族((又従兄弟))である&bold(){オラーク}はモーヘローヤはアブダラによって暗殺されたと主張、血の復讐を名目に反乱を引き起こし、また教団内の過激派が教団指導者排除を名目に闘争を開始した。この三つ巴の内戦中にアブダラは過激派の放った刺客によって暗殺、内戦はオラークの勝利で終結した。  内戦終結後オラークは世襲王朝を創業した一方、イシャーとアブダラの末裔たちは攻撃されるようになり、各地へ散らばった。その中で次男&bold(){フーサン}の子である&bold(){フゴー}は商才を発揮し各地に繋がりを持つようになる。しかしそれを警戒した時のカリフ&bold(){ムーゲ2世}はフゴー一族抹殺を決意し、フゴーはカリフ親衛隊によって処刑される。辛くも死から逃れたフゴーの次男&bold(){ハサン}は自身の信奉者2500人と共に5隻の船を入手し国外へ亡命、安住の地を求め彼らはイクファターナ諸国へ向かうが、異教徒という理由で迫害されたため、さらに西へ向かった。  最終的に彼らはシンガの果てである[[ジャーガルク・シャー]]国に来訪、商売上繋がりのあった南朝の君主&bold(){アネス・シャー}にメトラ人が住む土地を売ってもらえるよう請願した。当時南朝は北朝との戦いで戦費を必要としていたため、アネス・シャーは金貨1000万ディナールで南部砂漠の土地を売却、同地に小規模なオアシス都市が造られ、ハサンがカリフに即位、ムスルマーネン=カリフ国が誕生した。 **・中世史(5880年~7530年)  ムスルマーネン=カリフ国誕生から3年後、南朝は北朝によって滅ぼされる。しかし元々、ジャーガルク人は売却した砂漠の土地を何の価値もないものと見なしていたため、新しいジャーガルクのシャーはムスルマーネンを承認、メトラ人たちは砂漠の民としての技術を生かしカナートを整備、持ってきた&bold(){オリーブ}や&bold(){ナツメヤシ}を栽培し、砂漠の気候を生かした&bold(){天日採塩法}によって塩を作り、それらを[[ジャーガルク・シャー国]]や[[中原の王朝>清河人民社会主義共和国]]に輸出して逆に木材を輸入、ダウ船を建造し交易の民として中間貿易を担った。彼らの交易ネットワークは広大で、[[東ヤード帝国>リントヴルム朝ヤード帝国]]首都リントヴルムポリスで商売する者もいた。  [[狼王朝>https://www65.atwiki.jp/yadohakoz/pages/27.html#id_1867534b]]以降は中原の諸王朝の領土となるが、歴代皇帝はムスルマーネンの内地化は不可能であると判断、また交易民であるメトラ人を保護することによって経済が発展すると考え、&bold(){羈縻政策}の下ムスルマーネンには大幅な自治が認められていた。 **・近代以降(7530年~現在)  7530年代よりグアノの採掘が開始、その利益は時の[[礼王朝>https://www65.atwiki.jp/yadohakoz/pages/27.html#id_69ecc53d]]とカリフが半分づつ得ていた。しかし7580年中頃にグアノは枯渇、それを知らない[[ジャーガルク・シャー国]]は[[ジャーガルク・礼戦争]]後ムスルマーネンを保護国化した。  7594年に新宗主国ジャーガルクはムスルマーネンに対して奴隷制度の廃止を要求、時のカリフ&bold(){アババ2世}は条件を飲んだが、これに法学者と市民が反発、同年、暴動が発生しアババ2世は異教徒に屈したとして処刑された。その後反乱者たちは王弟の&bold(){ムラビート}を擁立、それに対してジャーガルクはムスルマーネンに陸軍2個師団を派遣し同地を制圧、ムラビートを虜囚((彼は副都ヴァルヒニー・ミニストへ連行され、捕らわれてから4年後の7598年に腱炎により同地で亡くなることとなる。))とし反乱の指導者達を処刑、新たにアババ2世の長男である&bold(){アババ3世}をカリフとした。しかしその後ジャーガルクはメトラ人による反乱を防ぐため、同地の近代化・奴隷制廃止を断念することとなる。 *&bold(){・国民及び宗教}  国民の約95%が&bold(){メトラ教}を信仰する猫亜人又は半猫亜人の&bold(){メトラ人}であり、その内95%以上がアッディファル派((預言者一族のみがカリフに即位できるとする宗派))である。またアッディファル派内にも幾つか宗派が存在しており、それぞれ聖典の解釈に差がある。 -主なアッディファル派内宗派とその思想 |宗派名|共同体内統治に対する考え|異教徒に対する姿勢|信者の割合|h |&bold(){ターカシマムル派&br()(協力派)}|司法は法学者とカリフが、行政はカリフと法学者の承認によって認められた官僚が協力して行うべき|取りあえず布教はすべき、宗教税あり但し強制改宗はNG、異教徒は勝手に地獄に行くし、慣習的に奴隷化しても仕方ない|ムスルマーネン人の約70%| |&bold(){バヒーズ派&br()(学者優先派)}|司法は法学者のみが、行政は法学者内より選ばれた内閣とその隷下にある官僚によって行われるべき、カリフは預言者の子孫といえど唯の人間なので、法学者の資格を有してなければ、共同体結束の象徴にすぎない|積極的に布教し共同体の拡大を図るべき、宗教税あり但し強制改宗はNG、異教徒の奴隷化は、強制的にメトラ的生活を送らせることにより、メトラへの改宗を促す効果がある。だからどんどん異教徒を奴隷化し、改宗させどんどん開放すべき|ムスルマーネン人の約25%| |&bold(){ラハマン派&br()(慈悲派)}|全メトラ男性成人の直接選挙によって選ばれたメトラ成人男性がカリフとして(預言者一族はカリフではなくメトラ人の模範としてのみ存在意義がある。)共同体含む主上の創造された世界の行政権を代理人として行使し、厳密な試験によって認められた法学者が主上の代理人として司法権を行使すべき|彼らは異教徒として生きてるだけで地獄に堕ちる哀れな存在なので強制的に改宗させるのが慈悲、従わなければ直ぐ殺す、彼らはメトラ人に殺されれば天国へ特別に行ける。|ムスルマーネン人の5%以下| *&bold(){・人物} |名前|性別|生年|詳細|h |>|>|>|BGCOLOR(YelloW):~王族(シャライン家)|h |&bold(){[[アババ・アル・アババ・ラード]]}|男|7581年|ムスルマーネンの君主にして、メトラ共同体の指導者たる預言者の代理人| |&bold(){フサン・アル・アババ・アババ}|男|7599年| 母親は裕福なメトラ商人出身の第2婦人、誕生後ジャーガルク総督府は彼をムスルマーネン内の外国人学校で近代的教育を受けさせないかと提案したが、アババが「跡継ぎに異教徒の教育を施すとは何事か!!」と激怒した為、ターカシマムル派(協力派)の法学者によってメトラ法の英才教育が施されている。| |&bold(){ザハーブ・アル・アババ・アババ}|男|7602年| 母親は清河から亡命してきた蜥蜴族の亡命富農出身で背信者奴隷出身、その為元々王位継承権のない非嫡出子であったが、2歳で経典を諳んじるほど聡明であったため、第1夫人の養子となり現在は砂漠の古い城砦に監禁されている。&br()(継承権を有する者は長男以外砂漠の城砦にそれぞれ監禁される)&br()自身の出自にコンプレックスを抱いており、反動でメトラ・アッディファル派内でも過激派に分類されるラハマン派(慈悲派)の法学者に師事しており、城の中庭で駱駝に乗るのが趣味である。| |&bold(){サラーフ・アル・アババ・アババ}|男|7604年| 母親はムスルマーネン人町娘出身の第4婦人、父に劣らず残忍で齢12歳で酒と麻薬を嗜み、毎日奴隷を虐待している。(例:巨大なレンズを作らせ、足枷で動けない奴隷を焼き殺し遊ぶ、同じ年の少年奴隷を石灰の詰まった袋に入れて海に放り込む)&br()本人曰く「どうせ、一生砂漠の城砦に閉じ込めらて、いつ殺されるか分からないから、今のうちに面白おかしく生きてやるとのこと」| |&bold(){ラクド・アル・アババ・アババ}|男|7608年| 母親はイクファターナ某国の貴族出身とされる背信者奴隷(華美な女性だったためアババに気に入られ、第3婦人となった)現在は学者優先派によって教育されている。| |&bold(){オマル・アル・アババ・アババ}|男|7610年| 長男の同母弟、子息に近代的教育を施さないかという総督府の提案に対して「カリフにならないだろうこれなら良い」というアババの了承で、特別にムスルマーネン内の外国人学校に入学予定、現在はジャーガルクから派遣された教師によって教育されている。| |&bold(){イスマイル・アル・アババ・アババ}|男|7610年|アババ3世とトルカーナ公の末娘である、リーファ・スカルキの息子、母であるリーファはヤーディシア大戦中に騎兵中隊の指揮官として従軍していたが、ジャーガルク義勇軍によって捕縛、義勇軍はトルカーナ側に捕虜との交換を提案したが、当時公には3人の息子がおり、彼女を失っても問題ないとスカルキ公が判断し、逆に徹底抗戦の意思を内外に示すため捕虜を処刑、怒った義勇軍は彼女を奴隷としてムスルマーネンに売った。&br()そして金髪碧眼の美女であった彼女はアババ3世に買われ、イスマイルを妊娠、しかし出産2年後に心臓発作で亡くなった。(死因はアババが性交の最中に絞殺したためとも言われている。)&br()大戦終結後、公家の男子は全員戦死したため、スカルキ公は孫にあたるイスマイルを引き取り後継者としようとしたが、ムスルマーネン側が莫大な金の支払いを要求したため交渉は決裂、イスマイルはムスルマーネンで養育されたが、公女の元副官である侍女が「イスマイルだけでも自由にしてやりたい」というリーファの遺言を胸にイスマイルを連れて城を脱出、トルカーナへ行きイスマイルの保護を求めた。&br()一方、ムスルマーネン側はジャーガルクを通じて”誘拐”されたイスマイル皇子の返還をトルカーナ側に要求しており、最悪の場合カリフ親衛隊マムルーク旅団に奪還作戦を命じると発言している。| |>|>|>|政治家|h |&bold(){シバ・イザーム}|男|7576年|ムスルマーネンの現&bold(){大宰相(ウル・ワズィール)}、先祖は中原の王朝に仕えた&bold(){内閣大学士}の一族である&bold(){斯波氏}であり、一応吉良氏とは縁戚で、一族が時の皇帝の不興を買い、一族が弾圧された際に彼の先祖はムスルマーネンへ亡命、当時、大宰相の位を独占していたマラキアトン家に保護され、一族は土木・検地を指揮する役人となる。&br()その後、マラキアトン家がアババ2世の廃位を支持し、ジャーガルクに反抗した際にイザームは族滅を防ぐ保険としてジャーガルクに内通、マラキアトン家失脚後、祖母が同家出身という事もあってジャーガルクの支持により大宰相に就任した。&br()一族の出自からシンガに幅広い人脈を有しており、[[空賊連合組合]]とも繋がりがあるとされ、また一方で人口が多く需要が見込める清河との貿易拡大を目論んでいる。| |&bold(){クゼル・アル・イザブ・ムーズ}|男|7589年|ムスルマーネンの現アブダラ・ジュンブ、ムスルマーネン皇家の分家であるマラキアトン家の御曹司で、父はムスルマーネンの大宰相であったが、アババ2世廃位時にムスルマーネンへの反逆を支持したため地位を追われた。&br()現在、彼はムスル商人のタヴェリア・イクファターナ貿易統括や関税・宗教税(ジズヤ)・地租(ハラージュ)徴収を行うアブダラ・ジュンブ(中原の巡撫に由来する役職)であるが、イクファターナ諸国とムスルマーネンの取引減少、ハダカンボ王国のメトラ商人締め出しや帝国資本のタヴェリア進出によってその地位の重要性・収入は減少している。&br()一時期は宗主国ジャーガルクの勢力をタヴェリアに呼び込み、ムスルマーネン勢力の復活を目論んだが、列強との衝突を恐れたジャーガルクは同地への進出に不熱心であったため失敗、現在は南水海・南限海・ゴーシュ海への遠洋漁業進出やザルバチ・帝国への毛皮動物・俵物・魚介類・陶磁器販路拡大に積極的である。| |>|>|>|民間人|h |&bold(){ザイーブ・カラホ}|男|7586年~7615年|活動禁止とされた&bold(){ムスルマーネン立憲民主主義党}創立者、元々は孤児であったが、7694年に駐留してきたジャーガルク軍将校の養子となり、近代的教育を施される。その後奨学金でタビラ・ゾロテ・プラト大学法学部に進学し卒業後、ムスルマーネン総督府の下級役人となる。&br()故郷ムスルマーネンで彼は金持ちとして暴利を貪り、奴隷を販売するカリフとメトラ人法学者を目撃した事により、ムスルを近代化すべきと確信、メトラ人を説得できるようにするため、メトラ法と聖典を若い法学者アラ・サザーウと対話して学び直し、聖典の「話し合って物事を解決すべき」という個所から、メトラと立憲制・議会制民主主義は両立可能という理論を生み出す。&br()しかし彼の思想は危険であると判断した保守派法学者とアババは彼を逮捕、ジャーガルク総督府の解放命令も空しく猛獣のエサとなった。| |&bold(){アラ・サザーウ}|男|7589年|活動禁止とされたムスエルマーネン立憲民主主義党創立者、元々はメトラ法バヒーズ派(学者優先派)の法学者であり、反イクファターナ的思想の持主であったが、ザイーブ・カラホと対話する内に、メトラ法と立憲制・議会制民主主義は両立し得ると考えるようになり、彼の結党したムスエルマーネン立憲民主主義党の法学研究部門委員長となる。&br()保守派法学者による同党弾圧が激しくなりアババ3世による解党命令が下されたのちは、ジャーガルクへ亡命、現地在外メトラ人の支持を獲得し、ムスエルマーネン立憲民主主義党を復活させようとしている。| |&bold(){イアイア・クルン}|男|7588年|メトラ法バヒーズ派(学者優先派)裕福な商人の家に生まれ、幼いころより法学者とするためメトラ法を学ばされており、11歳で聖典を暗唱できるようになる。&br()しかし彼自身はメトラの教義しか教えない法学教師に反発するようになり、14歳の時親の反対を押し切り、居留地の外国人学校へ入学、同校卒業後は本場イクファターナで工学を学ぼうと[[ソフィア王国]]のクラリッサ帝国大学工学部へ入学、ところが下宿近くで警察官より暴行を受ける貧民を見かけ、イクファターナ文明に疑問を持つようになる。&br()同大学卒業後、彼はメトラ法バヒーズ派(学者優先派)の教師に師事し、自身の経験を踏まえ、イクファターナ文明は経典の教えの皮を被った古代ヤードの背信的暴力文明の継承者であり、イクファターナの制度を取り入れるほど、社会は抑圧的かつ退廃的になるという理論を生み出す。&br()特に兎亜人や狐亜人は人間を堕落させるために創造された、神からの試練そのものであり、彼らを殺すことが正しいと主張しており、実際に彼は招かれた家の兎人を撲殺しており、家の主人に訴えられたが、その法学の知識と弁舌によって無罪を勝ち取っている。&br()またジャーガルクはムスルに対する神からの試練であり、現地メトラ人は彼らと戦わなければ地獄に堕ちると主張している。| |&bold(){イゼルダ・ストラッシャー}|女|7591|医者の娘として&bold(){帝国領ライラント公国}に生まれ、幼少でありながら父の蔵書を読破、さらに父の研究であった、&bold(){X線を利用した脳血管造影法}開発にも参加するほど優秀であったため、&bold(){14歳}でナハト大学医学部に入学する。&br()&bold(){20歳}の時に精神外科の一環として、皮質に繋がる&bold(){神経繊維}を外科手術で切断することに成功、その功績もあって24歳の時に医学博士号を取得、さらに精神外科の術式を改良し、&bold(){前頭葉白質切裁術}を成功させ、&bold(){ロボトミー}技術を発展させた。&br()しかしナハト市外でも”善意”(本人曰く精神疾患に苦しむ患者に対して良心的な対価で治療しただけなのに、何で官憲が私を追いかけるのか理解に苦しむとの事)で手術を行った事に、人体実験疑惑がかけられたため、父の伝手(彼女の父は&bold(){イーブル主義者}であり、&bold(){英知の探究者}のメンバーであった。)でムスルマーネンへ亡命した。&br()現在は英知の探究者のメンバーとして奴隷を用い様々な実験(ロボトミー含め、熱傷に対する様々な医薬製剤の効果をテストする実験、各種感染症の経過を観察する実験、薬物や電気ショック等を用いた洗脳実験等)を続けており、同組織の奴隷品種改良研究にも参加している。&br()&bold(){発言}&br()「そもそも倫理とは人類が生存競争で種を繋ぐための道具として発明され、社会の進歩に合わせ進化してきたものであるはずなのに、科学実験が人類を発展させるものであると明白な現在において、それらを非人道的と非難するのは、倫理が環境に適応できていないとしか判断できない。」&br()------同僚に貴女の実験は非人道的だと言われた際の発言| |&bold(){エトゥール・ダマー}|男|7592年|ムスルマーネン人の奴隷泥棒、裕福な商人の家庭に生まれたが、5歳の時に母の不倫と自身が間男の子であると知り、母は間男と共に石打の刑となる。&br()その後、父に認めてもらうため勉学に励み、学校での成績はトップであったが、毎日の様に父に暴行を受け、父の再婚後は腹違いの兄弟が生まれたという事で納屋に閉じ込められ、満足な食事や衣服を与えられなかった。&br()そのストレスからダマーは納屋のネズミ等の小動物を絞殺し、皮を剥いで内臓を観察するようになり、更に納屋のラクダと獣姦したところを偶然姉弟に見られて父に告げ口され、父に「よくも私の財産を汚したな、金食い虫め!!」となじられ暴行を受け、複雑骨折となったが、そのまま放置され、何とか這って玄関から出たところを、通行人に発見され、病院に送られた。&br()その後、家族と別居、優秀な成績で学校を卒業しメトラ法学者の資格を取得、優秀且つ物柔らかで謙虚な人物として人々の耳目を集めたが、裏で動物の骨格標本や剥製を集め、遂に奴隷牧場の狐亜人少女を誘拐、彼女を絞殺した後犯して毛皮を剥ぎ、肉を調理して知人に振舞った。&br()その後、度々、奴隷牧場に侵入し、「君たちを逃がしてあげる。」と言葉巧みに騙して様々な種族の奴隷少年少女をおびき寄せ、同様の犯行を行い(時には言葉によって相手を自殺に追い込み楽しんだとされる。)、更にジャーガルクやイクファターナの心理学に関する専門書を取り寄せ、好みの奴隷を引き付ける話術を独自に研究した。&br()しかし7619年1月8日にアル・ジャフの牧場に侵入しようとしていたところを、巡邏の警吏に発見され、不法侵入で現行犯逮捕、その後の尋問と家宅捜査で、48匹の少女奴隷と65匹の少年奴隷と12匹の女性奴隷を盗んで殺し、皮を剥いで剥製を作製したり料理にしていたことが発覚、窃盗と不法侵入の罪で1000ディナールの罰金刑となった。&br()なお、精神調査で正常であると判断されたため、法学者の資格は剥奪されず、罰金を一括で支払った後は、知り合いの少ないアブダラ島へ移住し、普通に生活しており、定期的にハダカンボ王国へ旅行できる程の経済力はあるらしいとされる。| *&bold(){・旧設定集} #region |二アート・アリビエ|男|7603年| メトラ人男性とイクファターナ系奴隷の子、父親はムスエルマーネン立憲民主主義党の元メンバーであり、開明的な人物であったため母子共に解放奴隷として自由人となる。父の属する立憲民主主義党がムスルマーネン本国で弾圧されるようになったため、家族で捜査の及びにくいアババ二スタンへ移住、現在は学生として同地で勉学に励んでいる。&br()父親の蔵書を読むのが趣味で、特にムスエルマーネン立憲民主主義党創立者ザイーブ・カラホ著「経典と啓蒙」アラ・サザーウ著「神に近づく為に」が愛読書、最近は[[蒼識アローン]]著の「スルガ人権宣言」に衝撃を受けて、神の下に全ての自由意志を有する生命が平等で同じ人権を共有する真のメトラ国家を建設すべきという思想を有すようになっている。後にメトラ人奴隷主に対する反乱の理論的指導者となる予定| |>|>|>|奴隷|h |スポン|男|7601年| 元はアババ二スタン内の銀鉱山で使役されていたダハーカ系サジュ奴隷、弱冠15歳で強靭な肉体を有し、数トンの岩を担ぎ42キロを完走することができる。母親をメトラ人の奴隷監督官に強姦して殺されたため反抗、数名のメトラ人を瞬殺した後捕縛されるが、鉱山主に見込まれて奴隷剣闘士となる。&br()10年後にはベヨンド・ランメア教の呪術師フーと会い入信、自由人である二アート・アリビエと協力し、奴隷解放と自由で平等な国家を新大陸に建設するため反乱を引き起こす(予定)| |フー|女|7599年| ダハーカ人奴隷と先住民[[有翼亜人]]女性奴隷の子、母親は先住民の間で元々信仰されていた精霊信仰のシャーマンであり、父と母から教えられた民間療法や神話に円十字教やメトラ教の教義を加え、新たな宗教ベヨンド・ランメア教を生み出し、信仰によって奴隷や現地の混血児たちを団結させムスル人奴隷主への反乱を引き起こさせる(予定)| |[[スルガ]]|>|異教徒の屑、多神教徒は地獄に堕ちろ| #endregion

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