雨彤社団連合
略表
| 国名 |
雨彤社団連合 |
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| ソノ語表記 |
Yu-Tong Cartel Union |
| 略称 |
雨連、YTCU、YT |
| 地域 |
シンガ(5) |
| 国歌 |
「赤き水を掻き分け」 |
| スローガン |
Plia unueco, Plia profito. |
| 通貨 |
クレディト |
| 公用語 |
ソノ語、韓語 |
| 首都 |
リンハン都 |
| 初代元首 |
ティニム・ユートン=カ研究主任 |
| 国家元首 |
ロトゥソ・シェーファ=ナザール代表統括人 |
| 民族 |
韓民族、亜人種が主。他民族の受け入れについても寛容 |
| 経済 |
医薬品と軍事力の輸出により辛うじて安定、工業資源の輸入費用が主な低迷原因 |
| 農業 |
ウェイバオ湖における養殖漁業が盛んであり、また農作工場にて穀類や果実を栽培している |
| 工業 |
化学製品と精密機械、特に医薬品と医療器具を主力に生産している |
| 鉱業 |
金と鉄を少量採掘しているが、多くは輸入に頼る |
| 商業 |
他国へ軍隊を派遣し戦闘非戦闘任務や人道支援を行う営業軍事門社が存在する |
| 軍事 |
陸海空の安定した戦力を保有し、国防、治安維持を行う |
政策スライダー
| 地方分権 |
--◆----- |
中央集権 |
社団は門社の自由な発展を期待します。規則の逸脱を認めた場合はその限りではありません |
| 貴族中心 |
-------◆ |
幹部中心 |
成績を挙げた社員は昇格の機会があります。社団管理委員会が各門社の観測と制御を行い、正常に社団を運営します。家系的な貴族は存在しません |
| 農奴制 |
◆------- |
自由農民 |
社員個人が大規模な生産活動を行うスペースを社団は提供できません。給与を生産し、食糧生産門社より食品を収穫してください |
| 保守主義 |
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革新主義 |
門社にはより利益を上げることが求められます。適切な進歩と適度の温故こそ、社団へ貢献するでしょう |
| 重商主義 |
----◆--- |
自由貿易 |
社員は所属する門社に従い、門社は社団の方針に従います。社団は逸脱を検知しない限り、門社へ干渉することはできません |
| 攻撃主義 |
-----◆-- |
防御主義 |
他国への妄りな侵攻は多大なリスクを伴います。当社団の掲げる軍事理念は「先制防衛」です |
| 陸軍重視 |
--◆----- |
海軍重視 |
高度に訓練された軍事門社員が一丸となり行動します。陸上軍事門社の海上歩兵が領海に防衛線を張り、船舶軍事門社は遠海監視を担当します |
| 精鋭部隊 |
◆------- |
多兵巨軍 |
数少ない資源を有効活用するため、軍事門社員は最適化された武装を用い適切に行動します |
目次
概要
後述する複数の企業が集合して国家を成している。社員は社団管理会によって細かく管理されているが、生物的、文化的な自由を認められている。
精密加工技術や化学工業で名を上げ、医薬品、医療器具、機械部品の製造で多大な利益を産んでいる。
政治
雨連の政治体制は共和制に分類できる。
多様な門社が集合し、それぞれの経済活動を行いながら「雨連国」というグループに所属することで、顧客と対等で安全な関係を結ぶことを目的としている。
全社員の優良な生活が損なわれないよう社団管理委員会は雨連内の隅々まで目を光らせ、不正やトラブル(一般的に「逸脱」と呼称)を防ぐか、解決する。
社団管理委員会
社団連合の健全な発展を目指し設立された、役員と全門社幹部によって構成される組織。いわゆる「政府」としての機能を持った組織であり、雨彤社団連合というものが成立した時には既に存在した。
当初は門社間のトラブルを未然に防ぎ、もしくは公正に解決する目的で結成された。雨連の発展とともに管理項目も増え、次第に治安維持なども担うようになる。
三権分立制に準えて言えば「司法」にあたる役割を持った、各門社が社団連合として団結するための要である。
地理
リウ半島
雨連の所有する陸敷地であり、北部の酷寒とシン大山を代表として全体的に劣悪な環境と言える。
都市
ヘシン部
北部中央に位置する地域。居住区画が比較的多く存在し、整備された公道によって教育施設や商業施設へのアクセスも容易。
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| リンハン都 |
首都。社団管理会本部が位置する。居住区画には快適な公道や集合商業施設が存在し、特にジンシェン区は高級社員の憩いの街として憧れの的となっている |
| ナオ市 |
出版社が多く集まっており、同様に製紙工場も集まってきている。居住区画は無く、隣接するリンハン都をベッドタウンとしている |
| ヤンガン市 |
学術門社が密集した都市で、「学園都市」の異名を持つ。初期にはナオ市と融合していた |
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ション部
南部に位置する地域。元は点在する社団の企業群に過ぎなかったが、ヘシン部の開発と共に結束した工業地帯となった。
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| ウェイチャン市 |
巨大なウェイバオ湖が面積の5割強を占める巨大工業区画。各種工業製造門社の工場が湖沿いに並んでおり、社員の居住区も兼ねている |
| シンザン都 |
リンハン都の次に栄えた都市。青心機械工業の本工場があり、車両や航空機の製造、運用量は雨連トップ |
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経済
門社
多数の企業で国家が形成され、ほぼ全ては株式会社である。
交通
車両
殆どがガソリン車である。蒸気機関車など、石炭を使用するものも未だ残っている。少々遅れを取りながらも大量生産ラインを確立し、安価な脚を市民に提供している。ガソリン車はすべてマフラーへのサイレンサーとフィルターの装着を義務付けられている。
乗用、業用の二種に大別され、さらに形態に応じて軽、中、重の三種類の区別があり、これによって通行を許可される道路が制限される。また非積載物、燃料最大時の車両の重量によって上級、中級、低級の区分があり、門社に課される保有車両重量税の計算単位として扱われる。
雨連自動車通行法により車体全長は誤差1000mm以内で車体幅の二倍以下、重車両以外の階層構造は禁止と定められている。これは極端なデザインの車両による事故を防ぐためであり、ゲテモノ好きの職人の悩みの種でもある。
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| 乗用車両 |
乗用軽車両 |
三輪以下の装輪を有する人員運搬車両で車体幅1000mm以下のものを指す。多く個人乗用目的で運用され、座席数を超えた乗車は禁止されている。代表的な例にバイク、スクーター、モトラト、小型フローターなどがある |
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乗用中車両 |
四輪以下の装輪を有する人員運搬車両で車体幅2000mm以下のものを指す。最大で六人程度までの乗用を想定されたものが多く、座席を削ってトランク部を広げたものも見られる。トランク容積が乗用スペースを超えると業用車両に区分される。 |
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乗用重車両 |
四輪以上の装輪を有する人員運搬車両で |
| 業用車両 |
業用軽車両 |
四輪以下の装輪を有する物畜運搬車両で |
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業用中車両 |
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業用重車両 |
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交通網
社団管理委員会主導で公道が整備されており、末端路、市街路、工業道、主幹道の四種に大別される。
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| 末端路 |
乗用中車両〜冷車両、乗用家畜の通行を想定した道幅3~12m程度の低強度道路。市街路からさらに分岐する非常に繊細な道路 |
| 市街路 |
業用軽車両〜乗用車両及びそれ以下の |
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産業・技術
型に縛られず「旧来の思想に迎合しないものづくり」を求める門社が多く集まっている故、突飛な装置や技術が多く生み出されている。失敗作も多く管理委員会は過度な発明を「資源の浪費」と受け止めざるを得ないが、優秀な人材の流出を懸念し未だ寛容を貫いている。
例を挙げれば内燃機関や単純電気回路を積んだ脚型機械、様々な駆動方式の義肢、ラジオコントロールマシンなど。特に電気工作の方面へ興味を持っている門社は多く、管理委員会も通信技術や演算処理装置の開発を応援している。
主要企業
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| 門社正式名称 |
門社略名 |
概要 |
| 雨彤製薬 |
ユートン |
製薬門社。古くから医薬品の製造と販売を行ってきた門社。社団連合の結成を呼びかけた最初の社であり、現在も利益の約5割はユートンによって賄われている。製薬事業を継続しており、特に生体化学の知識を応用した各種作業用強化剤は雨連を代表する薬剤として社団に利益を上げている |
| 青心機械工業 |
チンシン |
機械製品製造門社。社団連合を結成するにあたり、多く技術を提供した門社。古くは職人の集まりであったが革新的な技術を好んで吸収し、伝統的な技巧と最新の設備の融合が見られる。高精度な装置を生産し、近年は特に電子機器の開発に力を注いでいる |
| ヘンリー&ハンター |
H&H |
銃火器製造門社。カノミス人のクックソン兄弟によって名称上設立されていた門社だったが、設立に際し母国とは異なる発展の場を求め、移転後、正式な設立は社団内で行われた。火器等の兵器産業を主とし、独特な機構とフォルムは兄ヘンリーの画期的な技術と美学を受け継いだもの。社団内の軍事門社及び警察機関の装備のおよそ7割は当門社の製品が占めている |
| 大船商事 |
オーフナ |
総合貿易門社。対外貿易においての専門家の集まりであり、最初に社団内で設立された門社。創始者の大船景はティニム・カ研究主任の友人である |
| ウェイバオ・マリィスコイ |
ウェイバオ |
魚肉加工品製造門社。ション部ウェイチャン市に本拠地を置く。ウェイバオ湖の4割を独占し、職人の手によって養殖アシクジラの肉を加工している |
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国民
清河共和国に隣接する為古来より韓民族が多く占めていたが、初期の頃より外国企業の参入や難民の受け入れによって他民族の割合が増えている傾向にある。
特に亜人種が多く、さまざまな種族が自らの特色を活かすに相応しい場が多く用意されている。
言語
ソノ語
ソノ語は、雨連内で使用される人工言語である。
基本的な語法はカノミス語より借用しているが、発音などに若干のオリジナル性がある。何のために開発されたかは不明であるが、長年使用されている故に雨連の国語として浸透している。そのため地部都市名は韓語由来の物が多いが、数十年以内に制定された区画名にはソノ語が多い。
韓語よりもソノ語の使用率の方が高いため、韓語が見られるのは韓字表記を行う場合程度にもなってきている。
宗教
軍事
戦闘力を保有する軍事門社が存在し、国防、営業、治安維持のために運用されている。
雨連の兵器
大抵の門社で運用される兵器は連合内にて製造されたものがほとんどであり、中小の軍事門社となると社員が自費で調達していることが多々ある。諸外国から輸入、もしくは鹵獲した装備を使用する社もある。しかし危険なため、一ヶ月以内に管理会への報告、及び信頼性審査への書類もしくは現物の提出を完了しなければ処罰が下る。
大手の門社であれば銃火器や軍用車輌、軍用艦船、戦車、軍用航空機などを豊富に保有する。が、予算やブランドイメージ、社員への適合性などの理由から、前時代的な兵器を利用する部署も存在する。
機関銃を小型化した短機関銃及びその発展型である自動小銃は、高価であるが制圧力の高い個人携行火器として大手軍事門社に配備されつつある。対外戦力として位置する軍事門社は電撃的な兵力投下と撤退を行うため、前線を構築するための重機関銃や野戦砲の導入は少ない。
主要な軍事組織
雨連に制式国軍は存在せず、国防を担当する門社や部署が委員会管理の下で連携行動を取る。
トーカイ・マルチディフェンダ
陸海空兵力を保有する、雨連最大の軍事門社。決して領土外に足を踏み出すことがないが、鋭敏な探知網を用いて侵入者を検知、警告のちに決議次第実力によってこれを排除する
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・領土防衛局
陸上防衛を担当する組織。
| 部署名 |
主要車輌 |
主要兵器 |
備考 |
| 普通戦闘部 |
非装甲車 |
ライフル 短機関銃 軽迫撃砲 |
各種族隊ごとに最も特色の見られやすい部署 近年は歩兵戦闘を"普通"と呼称することに対して議論が重ねられている |
| 機甲戦闘部 |
戦車 装甲車 自走砲 |
対戦車砲 短機関銃 |
戦車は輸入品が多いが、国内で独自に改良のなされたものも存在する 標準搭載された機関銃などの装備に加え乗員にも武装が与えられている |
| 騎兵戦闘部 |
二輪車 馬 馬鳥 |
ライフル 短機関銃 軍弓 |
二輪車は出力、コストともに優れるが、未舗装路突破力では未だ生物に軍配が上がっている 騎馬大隊は軍畜への影響を鑑み軍弓を装備している隊が多い |
| 空中戦闘部 |
グライダー ウインガー |
機関拳銃 軍弓 |
上空からの偵察や奇襲を主とし、装備は極力軽量化されている 高度な戦闘技術を保有することからか、社員の個人情報は高いレベルで秘匿されている |
| 降下戦闘部 |
輸送機 ライトグライダー |
ライフル 短機関銃 軍弓 |
上空からの兵力投下によって対象補給路や司令部などを奇襲する部署。 空中戦闘部と同じく高い戦闘技術を保有するためか、関連情報は少ない |
| 対空火砲部 |
自走砲 |
高射砲 対空機関砲 |
領内各地に配備された火砲を操作する 飽和攻撃に備え自走砲で防衛火力を補うことが構想されている |
| 対地火砲部 |
自走砲 |
カノン砲 重迫撃砲 |
領内各地に配備された火砲を操作する 飽和攻撃に備え自走砲で防衛火力を補うことが構想されている |
・領海防衛局
海上、海中防衛を担当する組織。艦船や航空機による活動が主であり、兵員による直接戦闘は海兵局の担当とされている。
| 呼称 |
分類 |
備考 |
| 1型 |
実力実行艦 |
対艦主砲を備えた、最も攻撃性の高い艦船 |
| 2型 |
実力実行艦 |
レオ級に次ぐ戦闘能力を有する艦船 |
| 9型 |
護衛艦 |
非戦闘艦に追随しこれを護衛する艦船、新型である |
| 5型 |
護衛艦 |
旧式護衛艦。多く戦闘不能処理を施されたものが民間に渡っている |
| 6型 |
補給艦 |
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| 8型 |
掃海艦 |
高い機動力を有し、機雷や有害生物、非武装不審船の排除に用いられる |
| 13型 |
潜水艦 |
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| 16型 |
掃海母艦 |
局内では「ホテル型」とも |
・領空防衛局
戦闘機による空中戦闘や、爆撃機を用いた戦術活動を行う組織。
| 名称 |
分類 |
備考 |
| Si-CR03 |
戦闘機 |
ソノ語で鴉を意味するcorvusは戦闘機の分類コードに利用されている 格闘戦を主眼に置いた新型金属低単葉戦闘機であり、曲芸飛行ショーに運用される機体はCR-03をベースに作られている |
| G&G F1 |
戦闘機 |
航空機として高い性能を誇る複合材低単葉機 主力戦闘機として運用され、新型であるが量産のために木製部分が比較的多く存在する |
| Si-CR72 |
戦闘機 |
安定した飛行を誇る金属高単葉機 搭載されているM70航空機関銃は高い射撃精度を誇り、編隊飛行を行う標的を正確に"狙撃"することができるとされている |
| T-30-R |
戦闘偵察機 |
量産性の高い旧式の複葉戦闘機。receptumは退役を意味する 次々と開発される新型や改良型の前に押され気味ではあるが、訓練機としてだけでなく、威力偵察機として存分に活用されている |
| Si-FL40 |
戦術爆撃機 |
ソノ語で隼を意味するfalconは戦闘爆撃機の分類コードに利用されている 複座の複葉爆撃機であるが高い運動性能を有し、素早い戦線離脱を可能とする |
| G&G A09 |
攻撃機 |
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| Si-FL44 |
爆撃機 |
複座の高単葉爆撃機、FL40をベースに製造されている
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| IKAROS M04 |
個人飛行装置 |
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・海兵局
海上、海中防衛を担当する組織。領土防衛局から派生して誕生した組織であり、領海防衛局との連携行動が多い。
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北限漁業組合
北限海、雨連領海にて漁業に携わる門社の組合だが、各門社が人員と資金を出し合って結成した私兵集団が存在する
社団管理委員会
雨連内の逸脱行為に対して武力行使が必要と判断された場合、委員会は実力によってこれを解決する武力組織を運用する。また雨連の主要人物が外交などの理由で出国する際、数十名から数百名の私服護衛部隊が組成され、これを警護する
雨彤製薬
諸外国、特に紛争地や貧困国に医療支援を行う部署があり、当然危険が伴う。そのため脅威の制圧や排除、要救助者保護を目的とした武力行動班が付属する。規模は小さいが練度は雨連内の武力組織で上位に位置する
外交関係
(追記中…)
最終更新:2022年11月13日 09:20