現在の表示中のページ:活動報告/20080425
活動日
2008年4月25日(金)
活動テーマ
日本手話の特徴と大きい小さい
あらまし
予定ではグループ別学習。学習が始まった頃は参加人数が少なく合同学習となった。
学習が開始してしばらくすると、一人また一人と集まりだす。最終的には立ち見での学習となった。
前半は、日本手話における「視線」の使い方と「うなずき」について学習した。
「視線」について。手話で話しかける相手の目をしっかり見る必要があると学んだ。
手話は映像的な言語なので、視線の必要性は理解できる。
私が手話の勉強をしていて今でも困難なのが、ろう者同士の会話に割って入るタイミングだ。
音声言語の場合は、息継ぎが必要。この息継ぎのときに会話に割ってはいることができる。
手話の会話に割って入る時の「間」はどこにあるのだろう?
「うなずき」
A:「私と父と妹で行った」
B:「私と父の妹で行った」
上記のような表現をするとき手話では「うなずき」が入る。
Aの場合は、「私と」「父と」「妹」の3人の人物が登場する。
Bは「私と」「父の妹」の2人の登場人物。人物毎に「うなずき」が入る。
この「うなずき」。もちろん日本語的には「肯定」の意味を表す。手話の「うなずき」は違う意味合いを持つ。動作の大きさや速さの観点からも、健聴者が日頃使う「うなずき」動作とは異質だ。
ろう言語の「うなずき」は、健聴者には使うのも、読み取るのも難しい「言語」である。
「うなずき」動作。ろう言語では、これを何といっているだろう?
映像メディアと音声メディアでは、単位あたりの情報量は映像メディアの方が勝る。ろう言語の「うなずき」を音声言語で説明する。なかなか難しい問題だ。
後半は、8つ程度の例文を使った学習。例文は大きい、小さいなどモノの大小を含んだ文章。
指名された人が工夫して文章を手話で表現。
後半の学習に入る頃には、椅子が足りないほどの参加者が・・・
それぞれ工夫した表現がなされ、勉強になりました。
ページタグ
最終更新:2011年05月16日 20:06