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活動日
2009年01月30日(金)
活動テーマ
ろう者からのお願い
あらまし
ろう者二名が、ろう者の身の回りで感じたことなどから手話を習得しようとする者へのお願いという形でお話がありました。
一人目のろう者
聞こえない方とのコミュニケーション方法として、手話、筆談、口話、身振り、空書、指文字がある。
手話ができないので、話すことができない。ではなく、これらの方法を組み合わせてコミュニケーションを保つ方法を考えて欲しい。
職場などでは聴者は聴者同士で話してばかりで、寂しい思いをしたことが何度もある。
今は職場リーダーが口を大きく開きゆっくり話すなどの工夫をしてコミュニケーションの壁は少しは解消した。
また「聞こえません」という腕章を職場に依頼して作成することにより、お客様への理解を向上することができた。
この話からも分かるように、「ろう」とは見えにくい障害である。実際一人でいる人に話しかけてみるまでは、その人がろう者なのか聴者なのかわからない。
見えずらいものは気づくことが難しく、また理解も困難だ。
私の身の回りも見ても聞こえることを前提にしている仕組み・機械は多い。
二人目のろう者
聞こえない障害とは、肉体的障害だけでなく社会的障害も含まれる。
現在は機器の発達により社会的障害、障壁は低くなった。しかし依然壁はある。また便利になった機器でも不要な機能、利用することのできない機能がある。
もっと簡素な必要十分で安価な機器があればと考える。
社会に暮らす人々をろう者の集まり、市民、手話通訳・手話サークル員という形で見ると、ろう者と市民のコミュニケーションは残念ながら皆無に近い。
この両者の間を仲介するのが手話使える聴者である手話通訳・手話サークル員である。
ろう者同士の話し合いに聴者が割って入る方法として
視線を合わせる・捕まえる。
肩を気軽にたたいてろう者の注意を自分に向ける。
とアドバイスがありました。
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最終更新:2009年02月02日 07:57