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活動日
2010年4月09日(金)
活動テーマ
青春18きっぷを楽しむ
あらまし
JRで行われている青春18きっぷの概要を学んだ。
後半は全国のJRの駅名より、難読駅名のよみを勉強した。
おまけ的に行われた難読駅名は、とても興味深い学びであった。
今回はこのことを取り上げたい。
難読駅名のなにが興味深いのか?
それは、「地名とは文化」であるということだ。ここで述べる文化とは習俗・風習との意味での文化である。土着文化と読み替えていただいても大きくは外していないと思う。
文化と接点を共有しない者には容易に理解しがたい。
「豊川市には豊川が流れています。」
豊川市の文化に染まった私は「とよかわしには とよがわが ながれています。」と読み取り、正解とされる。だが都市名の「川」に濁点がつくことがなく、河川名の「川」には濁点がつく理由を説明できない。
文化を共有する者なら自然と読み取ることができる。文化を共有しない者は間違うこともあるだろう。
だが何が正解で何が間違いなのだろう?日本のどこかを流れる河川「豊川」には「とよかわ」が存在するのかもしれない。
聴者からみた、ろう者の言動に対し理解に苦しむことがある。
ろう者からみた、聴者の言動に対し理解に苦しむことがある。
それはそれぞれの文化が違うからだろうか?
文化は地域で生まれ育まれる。手話の地域を考えたとき、動かない左手に右手親指を立てて、人差し指で空間に弧を描く。
一点を中心に空間が切り取られるのだ。私のすぐ隣の地域であるはずの土地で、理解に苦しむ文化が育まれているのかもしれない。
理解に苦しむ事柄を排除するか共存を目指すか?
難読駅名のよみを教わりながら、文化を相互に理解することの困難性を考えさせられた。
このような意味で興味深い学びであった。
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最終更新:2010年04月12日 11:33