活動日
2010年9月10日(金)
学習テーマ
福祉実践教室を観る
あらまし
昨年の開かれた福祉実践教室の様子を観た。
「新しい手話通訳者が育って欲しい」。このような要望が豊川ろうあ協会にあるらしい。
初心者でも参加に対するさまざまなハードルが低いと思われる「福祉実践教室」あたりから、手話通訳の現場を知って欲しいとの要望が寄せられてた。
それではサークルとして協力できることはと考えたときに、昨年の福祉実践教室の様子をビデオで撮影したので、みなでこのビデオを観ることとなった...と推測している。
観たビデオでは、小学校4年生に対して行われた福祉実践教室の様子。
当日は、学校にろうあの講師1名と聴者の講師2名が参加。
読み取りの勉強をかねて音声のない状態で最後まで観た。
子どものために行われた講座ですので、手話はゆっくりで日本語対応手話。そして口話もはっきり動かされている。
読み取りとしては随分楽かな?
ただし公の場での指導であることを踏まえ、場に応じた日本語に変える必要があるのではないかとの問いかけがあった。
例えば手話で「上の名前だけ」と話されたら、読み取りは「苗字だけ」に変える。
ありがとうの手話での挨拶は、「試合で勝った力士が懸賞金をもらうときの手刀の動作から始まった」と説明されたら「取り組みで勝った」と読み取り、懸賞金と手刀は子どもには難しい言葉。それぞれの意味の補足説明を行う。
ビデオの最後10分。子どもから出された4つの質問に、ろうあ講師が答える。ここで実際に4人の聴者サークル会員がマイクを持って読み取り。
そして最後のまとめ2分ほども読み取り。
頭で理解した手話を声に出す。このことの難しさに戸惑っていたようです。
手話で話されたことの語句と語句のつなぎに、どのような日本語を用いるのか。
文節の終わりをどの日本語でまとめ締めくくるのか。
場にふさわしい日本語を選んでいるか
頭で理解したことを声に出す訓練が必要なようです。
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最終更新:2010年09月13日 14:00