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活動日

2011年05月13日(金)


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学習テーマ

ろう者ミニスピーチと要約筆記


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あらまし

手話を見ながらスピーチの内容を記録するのは難しい。手話を見ながらだと、手元を見るのが難しく自分で書いた文字が判読困難。
かといって、記述することに集中していると、手話を見落とす。
このような悩みを、全国統一手話通訳試験に挑戦する会員から発言された。
練習を重ねれば解決方法がみつかるだろうか?

サークルの例会時間を使って、ろう者のミニスピーチを要約筆記する練習を行うはずであった。
学習担当が、この日のテーマを把握していなかった。ミニスピーチの読み取り通訳練習となってしまった。
ミニスピーチの内容を理解してからの後出しじゃんけんの気分だが、あらすじをまとめておく!

私が聞こえなくなったのは2歳のとき。高熱が続き、聴力と声を失った。ろうの保育園が近くにないため、健聴の保育園に入った。お絵かきの時間のときに、母の似顔絵を描くようにと言われたが聞こえないのでわからなかった。まわりの絵を見てもわからず投げ出した。3年を過ぎたとき卒園できないことを知った。同級生はみな卒園してしまうので納得がいかず保育園を辞めた。私は鳳来町に住んでおり、母が一生懸命ろう学校を探したがなかった。たまたま親戚の家の近くのろう者が学校に通っていることを聞き、ろうの先輩の家を訪ね、豊橋にろう学校があることを知った。4月過ぎに学校に見学に行ったが、学期途中での入校を認められず1年遅れの入校となった。入校を契機に口話教育を受けた。それまでは口話もないまま母と共に通園するのみでした。練習を重ね、おかあさん、おとうさん、電車などの単語を発語すると母はとても喜んでくれた。

以上、388文字。
全国統一手話通訳試験のスピーチ要約課題は400文字以内。本来ならば語られた内容をあれこれと盛り込みたかった。課題をクリアするために断腸の思いで削ぎ落とした。
草稿段階では600文字近い要約。推敲に1時間近くを要した。不合格か!

手話ミニスピーチ要約。制限時間内に文字制限に収めることの難しさを知った。

さて、現在は幼児健診制度などが整い、障害児の早期発見、早期療育がかなりスムーズに行われている。
今の時代ならありえない体験なのだろうか?このスピーチのろう者が生まれたのは50年ほど前。「情報アクセスの容易性」の意味を考えさせられた。


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最終更新:2011年05月16日 16:27
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