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活動日
2011年06月17日(金)
学習テーマ
聴覚障害障害者福祉
あらまし
前半と後半に分けて聴覚障害障害者福祉をテーマに学習した。
前半は、全国手話統一試験の学科試験、「手話通訳に必要な基礎知識」から障害者福祉に関連する問題を2グループに分かれて挑戦した。
手話通訳の場面では、行政機関・企業とろう者の交渉を仲介することがたびたびあるようです。
このような時、通訳が法体系に通じていなければ、主張できるはずの権利に関して的確なアドバイスができない。
よって手話通訳者は障害者福祉に関連する法律をある程度知っていることが必須である。
しかし、基礎知識というには、内容が難しいとの声が多かった。
この日の学習担当によれば、自身も3問ほどしたか正解できなかった。だが要綱に掲載されたテキストを購入して学習したらすんなりと理解できたそうだ。
後半は実際の事例を通じて、どのような助言ができるのかを探る生きた学習であった。
取り上げられた事例は、冬の夜7時に聴者が買い物帰りのろう者と出会う。双方自転車を押して歩きながらコミュニケーション。
歓談を終え、分かれるときに大きな通りを自転車に乗って横切って帰る、ろう者。
そこにライトを点灯した自動車が通りがかり、あわや事故!急ブレーキで停止しとなった。
だがろう者は、音が聞こえない上に視力も落ち、車のライトに気づかず帰ってしまったそうだ。
どのようなアドバイスをすればよいか教えて欲しいとの問題である。
以下に出されたアイデア・アドバイスを書き連ねる。
事故に遭いそうになったことすら知らないので、まずは教える。
危険であったことを知れば、今後は注意して道を渡るようになるのではないか。
物を投げて気づかせる。
その場でできる対応です。少し乱暴でしょうか?だが大きな怪我や事故に繋がるより、物をぶつけて気分を害されたほうが状況としては、ベターなはずである。
夜間出歩かない。
買い物などの用事は昼間の明るいうちに済ませ、暗い時間帯は外出を控える。危険発生頻度の多い時間帯を回避する方法ですね。
自転車に反射板を付けたり、蛍光反射タスキを着用する。
事故の相手側に気づかせやすくするアイデア。事例の問題の見方を相手側に切り替えたすばらしい考えだと思います。
まとめを行っている内に考え付いたアイデアを書きます。
街中でのコミュニケーションを横断歩道近辺で行う。できれば信号機付の横断歩道近辺で行う。
危険の少ない道を横切る考えです。
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最終更新:2011年06月18日 09:05