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活動日
2011年09月30日(金)
学習テーマ
私の生い立ち
あらまし
今年度に入り、4人目の「私の生い立ち」を聴く。
豊橋ろう学校を幼稚部まで通い、小学校以降大学までは一般の学校へ通い、学んだ方のお話でした。
インテグレーションを体験した方ということ。
この方が一般の学校で学んだことは少しばかり以前より知っていた。
なので、この日のお話を聴くのが怖かった。なにが怖かったのかといえば・・・
学校とはどのような場所なのか?
勉強するための場所と答えるのが模範解答だろうか。私は学校とは友人に会える場所だと思っている。友人を作るためには会話が必要だ。
ろう学校で聞こえない者同士、一般の学校で聞こえる者同士がコミュニケーションを成立させ友情を育むことは容易いだ。
だが、40人近い児童の中に1人のみ聴覚に障害がある児童が存在した場合、友情が育めるのだろうか?
つらく、悲しく、つまらないだけの学生時代なのでは?
このように考えていたので、この日のお話を聴くのが怖かった。
結論から言ってしまえば「取り越し苦労」であった。
幼稚部で友達ができたのは当然として、一般の学校でも健聴者の友人ができたとのこと。
学年があがるに従い授業内容についていくのに苦労したが、友人や学友の助けもあり有意義な学生生活を送れたようです。
聞こえないことで引っ込み思案になるのではなく、積極的に周囲との関わりを持とうと努めた前向きな姿勢が、このような結果を生んだのかなと考えながら話を聴き終えました。
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最終更新:2011年10月02日 18:37