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活動日

2013年03月08日(金)


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学習テーマ

今どきの手話通訳


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あらまし


現在までの手話通訳のありようを学んだ。

1989年に手話通訳士試験が開始。
2012年9月時点で2973人の手話通訳士が登録されている。
また全国手話通訳統一試験の合格者は、2011年末で3069人。

通訳士を養成するための専門校として、専門学校2校と国立リハビリテーションセンターが設立されている。
医者や弁護士などと違い、学校での資格取得の道だけではない。むしろ、地元ろう協への協力、手話サークルでの交流や手話通訳問題研究会での学習。
これらを通して実践の中から生まれる「たたき上げ」の通訳者が多いように見受けます。

これは手話通訳が異なる言語変換のみでなく、相互の文化への理解と福祉そして社会諸制度の理解が必要だからではないでしょうか。
かつての人気ドラマの言葉をなぞれば「問題は教室で起きているのではない、現場で起きているのだ」となろうか。

手話通訳者となるには平均で10年ほど必要といわれている。手話通訳者も等しく1年にひとつ歳を重ねる。年齢調査を行うたびに平均年齢が上昇しているのが現状。

また圧倒的に女性が多いのが特徴である。
男性に比べ女性のほうがより、脳機能の言語野が優れているといわれている。
関連があるのだろうか。
それとも手話の世界に足を踏み入れる年齢が、子供が大きくなって育児の時間に余裕ができ始める年齢と関係があるのだろうか。
先進国の中でも労働時間が長く、会社での男性優位が見受けらえる日本。
男性通訳者の存在は「金のわらじを履いてでも探す」価値があるのかもしれない。

長時間に及ぶ講演の通訳では、寝てしまうろう者もいると紹介された。
それを聞いたろう者が、スタイルの良い女性通訳者が通訳するときは、男性ろう者の身の入りようが違うとのことでした。

この日話しをしてくれたのは、「金のわらじを履いてでも探す」価値がある男性通訳士さんでした。


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最終更新:2013年03月09日 07:23
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