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活動日
2013年05月31日(金)
学習テーマ
難聴・中途失聴者支援団体「イヤリング」
あらまし
難聴・中途失聴者支援団体「イヤリング」を招いてお話を聞きました。
「イヤリング」は毎月第四土曜日の10時から12時まで、ウィズ豊川で集まりを開いている。
興味のある方は、豊川市福祉協議会に問い合わせください。
この日の情報保障は要約筆記で行われました。
今日の講演者が、要約筆記の団体に入ったのが、およそ10年前。
生まれた時より、右耳は聞こえなかった。左耳な二十歳のころに聞こえなくなったそうです。
ろうあ者は幼いころから聞こえず、ろう学校でコミュニティを築くことができる。
難聴・中途失聴者は失聴する年齢が様々なので、
学校・会社・町内会などでもコミュニティを築くことがとても困難だとのことでした。
自分と同じ難聴・中途失聴者に出会う機会が少なく、引きこもりがちになるとのこと。
このことが情報保障獲得の運動の遅れの一因となっているようです。
聞こえの程度も様々でAさんにはよい補聴器であってもBさんには効果が薄い補聴器であったりする。
人工内耳の効果も人それぞれ。
うるさいところ、会議など他人数が話す場などでは聞き取りはさらに困難を極めるとのこと。
新しい芸能人や新語の獲得・理解も困難。
字幕を読んで脳が理解した後、聴覚が追いつくようだ。
また聞こえていたころの癖で、「○○だよね」と承認を求められると、
「よね」の部分だけしか理解できない状態で、「うん」とうなずき問題が発生するとのこと。
話しかけるときは視界内に入ってはなしてもらう。
聞き取りがしやすい耳の側に座って話してもらう。
家族には筆談を促すために、家では補聴器はわざと遠くに置くそうだ。
そして今日の学習で一番驚いたのは、要約筆記の派遣制度があることを知らない市民がとても多いことだ。
要約筆記者や手話通訳者の派遣制度がある。
このことを広めることが未だに大切なんですね。
私の常識は社会の非常識。
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最終更新:2013年06月01日 08:32