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活動日
2013年06月21日(金)
学習テーマ
手話講座卒業検定
あらまし
手話奉仕員養成講座修了者または同等レベルの検定試験を行った。
私たち手話サークル やじろべえが籍を置く豊川市の講座は卒業検定試験がない。
養成講座そのものが、市町の行政に任されている。
レベル到達度の程度を確認する試験を行っている市町もあるようだ。
この日は、サークル特製の卒業試験が行われた。
試験方法は筆記試験だ。実技試験ですと一人ひとり別室で試験を行う必要があるのでサークル例会の中では、無理がある。
試験は筆記試験である、選択方式ではない。
あいまいな記憶や感では役に立たない。
少々厳しかったであろうか?
問1.音の大きさ(強さ)の単位は?
デシベル。dB。二文字目のアルファベットは大文字で記述しなければ単位系としては間違い。
大文字・小文字の規則も正しく覚えておきたい。
耳は二つあるが、その役割は?
方位判定・判断を行うため。
左右の耳に届くわずかな時間差から音源の位置・方位の判定を行っている。
音はどのようにして脳に届くか?
音>耳介>鼓膜>耳小骨>蝸牛>聴神経>脳。
私は、耳介と鼓膜の漢字がわかりませんでした。
聴覚障害の分類
感音性難聴、伝音性難聴、混合性難聴。
老人性難聴は感音性難聴であることが多いと耳鼻科の医師をされている会員から補足がありました。
ろうあ者の大多数が障害である難聴の種類と特性。
感音性難聴。
1.小さな音が聞こえない。2.話し言葉がわからない。3.大きな音がうるさい。4.聞きたい音が選べない。
聴力値の決定方法の虫食い問題でした。
聴力検査は500Hz、1000Hz、2000Hzの純音の聴力値の平均で決まる。
3つのHz値と純音が虫食いでした。
現在の耳鼻科での検査では、ヘッドフォン方式と耳の後ろの骨伝導方式の2方式検査を行っている。
電子レンジなどの電子音が生活の中で取り込まれ、上記3つの値以外も注意が必要となっている。
これまた、耳鼻科の医師からの補足でした。
ろう者の身体障害者手帳は何級が多いか?
1または2級。聴覚障害だけですと2級が最も重い級である。
これに言語障害が重複加算され1級となる。
聴覚障害者の福祉制度には何がありますか?
障害基礎年金をはじめ、自動車税、自動車取得税減免、高速道路割引、鉄道運賃割引、公営バス割引、障害医療助成費、児童手当、所得税減免、市県民税減免など。
わが国で最初に創設されたろう学校の場所、学校名、創設年、誰が教えたか?
京都府、明治11(西暦1878)年。京都盲唖院、古河太四郎。
私は、漢字に自信がないので、「ふるかわ太四郎」と書いた。
日本で最初に結成された手話サークルと県名は?
京都府、みみずく。
豊川市の聴覚障害者の日常生活用具には何があるか?
これは難しいです。一般商品名でならわかるがお役所言葉に置きかえるのが難しい。
お役所言葉を手話で直訳すると、障害当事者がわからなかったりする。
室内信号装置=フラッシュランプ、通信装置=ファクス、文字放送デコーダー=アイドラゴン、自動消火器。
アイドラゴンや自動消火器を希望する聴覚障害者は減りつつあると、福祉機器店に勤める会員の方から情報提供がありました。
手話奉仕員養成講座も近い将来大幅なカリキュラムの見直しが行われと聞いた。
豊川市でもカリキュラムの中に到達度確認試験や卒業検定が盛り込まれるかもしれませんね。
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最終更新:2013年06月22日 06:58