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活動日
2014年02月21日(金)
学習テーマ
手話言語法
あらまし
私たちの手話サークルができた40年ほど前に手話の世界に入り、現在は刈谷市役所に勤められているからを招いて手話言語法の勉強を行いました。
最初に取り上げられたのは鳥取県の手話条例。
知事の英断なくしてはできなかった条例ではないか。地元ろう協会の取り組み・運動もあったであろうが、知事が自治体に対して持つ力を抜きにしては成立しなかったと分析していました。
鳥取県の手話条例は努力義務だけではなく、必須の規定や予算を伴う事業も条例の中に明記しています。
県市町村職員、学校関係者の大変さが伺える条例となっている。
この日の学習の最後に運動は議論を重ね、民主的な情報開示を行うことが望ましいと説明されました。
鳥取県のトップダウン的に決まった手話条例は、どの程度民主的で積極的な情報開示がなされたのか少し心配な面があると個人的に考えます。
続いて手話言語法。
言語はコミュニケーション・集団・ルールの3要素で成り立つ。
障害者基本法の改正により手話が言語として認められた。
3つの要素からも言語であることは明白である。
聴覚障害者の生活、福祉、教育に対して画期的なことである。
教育の現場に手話を導入することに対して、手話とはどのような言語なのか、どのように導入していくのか、教育者たちの声はどうか、誰がどのように教えることを認めるのか?
公教育における手話を、ろうあ者や教育者、通訳者、手話に携わる人々が真剣に学習し、共通の認識を持つことができるような環境を作っていく必要があると考えるとのこと。
公教育における手話導入は乗り越える壁がいくつもあるのだろうと説明されました。
教育に関して。教育基本法がおよそ70年ぶりに改正される可能性が出てきた。
教育を変えるまたとないチャンスが訪れたということ。
このことをしっかり覚えておいて欲しいと、聴講者から発言がありました。
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最終更新:2014年02月22日 08:28