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活動日
2014年02月28日(金)
学習テーマ
手話言語法
あらまし
手話言語条例の勉強を行った。
2月の半ばに豊川市ろう者福祉協会と愛知手話通訳問題研究会豊川グループが共催した学習会の内容を元におさらいをしました。
まずは年表を通じて手話の歴史をおさらい。
1760年に世界初のろう学校がフランスのド・レペ神父により設立された。
1878年に日本発初の盲唖学校が古河太四朗により京都に設立された。
フランスから遅れること、100年ほど。フランスのろう学校に対し、日本は盲唖学校です。
聞こえないことより、しゃべることができないことに注目されたのでしょうか?
京都の盲唖学校では手話法で教育されていたようです。
しゃべることを音声によるコミュニケーションのみにとらわれなかった先見性は、驚きにあたいします。
2003年言語には手話が含まれると障害者権利条約草案にもりこまれた。
手話は言語であるとの声明は、高田英一世界ろう連盟理事が提案したとのことです。
2011年、障害者基本法の一部を改正し、言語(手話を含む)と明記された。
2013年に障害者権利条約の批准が参議院本会議で承認された。
障害者基本法には実生活で保障されるべき様々な権利の詳細な内容までは規定されていません。
手話を言語として普及し、世代を越えて伝え、守るために手話言語法の提出運動が始められた。
手話も他の言語同様に5つの権利があります。
手話を獲得する。・手話で学ぶ・手話を学ぶ・手話を使う・手話を守る。
この5つの権利について説明が加えられました。
40年ほど前にろう学校を卒業した方が学校の教科書を見せてくれました。
愛知には5つの聾学校がありますが、学校ごとに内容が違うようで、年齢の近いろう者も驚いていました。
国語の教科書は、舌の使い方・のどのあけかたなどがイラストで教えられており、音声学の教科書のようでした。
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最終更新:2014年03月01日 19:41