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活動日
2014年05月16日(金)
学習テーマ
ろう学校と手話言語法
あらまし
2006年国連で手話は言語であると認められ、私たちの住む愛知県の市町村でも手話言語法制度化に向け運動が始まっている。
ひとつの事柄はさまざまな切り口で複眼的に捉えることができる。
手話言語法を複眼的に捉えた場合、すこしばかり不安になる面があるのではないかとの話しであった。
愛知の手話言語法の運動は教育界が含まれていないようだ。
この日の話しも、豊橋ろう学校と岡崎ろう学校の双方の教員に講演依頼したが「ろう学校では話しを聞いていない」と断わられてしまった。
手話言語法が要求する社会に到達したとき、手話はろう者のモノから社会の共有物となり、ろう者の使い勝手のよいコミュニケーション手段でありえるのだろうか?
家族や友人とは、昔ながらの地域手話で語り合い、公共放送や行政の式典通訳などは、国家統一公式手話で内容がつかみづらいような社会になりはしないかとの話しであった。
日本の聴者に手話普及運動は厚生労働省とその下部組織である福祉関係課の予算で行われている。
国として言語として認めた場合は、文部科学省や教育委員会が主たる責任部署になる可能性が高い
日本の学校教育は正解はひとつの幻想に未だとらわれている。
正解も複眼的でよいとする教育界が育てば、国家統一公式手話にならない未来を作り出せるかもしれない。
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最終更新:2014年05月17日 08:23