「……ということがあってだな」
「それ、告白なのか?」
俺は至極当然の問をした、と思う。
ってかそんな話俺にすんな。
「それっぽく聞こえはしたけどどうなんだありゃ」
「知るかよ」
昼食を終え、俺たちは体育館を目指す。
「まぁ気にすんな。それよりグラウンドが使えないんじゃこっちだろ」
「……聡介、お前頭いいな」
「お前が悪すぎんだよ」
パシャ
「ん?」
「どうした?」
明良が急に立ち止まり、きょろきょろしだす。
「何か、今すげぇ視線感じたんだけど。もしかして、俺のファン?」
「お前にファンなんかいるかよ」
「ひでぇ!」
パシャッ
「ん? やっぱり誰か俺を見てるぜ」
「勘違いもそろそろ……ん?」
俺は、曲がり角にその影を見つけた。確かに、視線はこっちを向いているし、それに……
「なぁ、あそこでカメラ持ってるの、お前の知り合いか?」
「あそこってどk……」
明良はそこに目を向けて硬直した。
「はぁ、はぁ、凄く、いいよ……アキラくん! もっとあたしを愉しませて!」
ぱしゃしゃしゃしゃっ!
「ひィっ!!」
「ねぇ、もぅちょっとくっついてくれたりしないかな? いい絵撮れるんだけどなぁ」
「あ、じゃぁ後は二人で楽しんでくれ。そこの人、明良をよろしく頼んだぜ」
ああ、あの娘が例の。
俺がここにいることは場違いだと思い、二人の場を提供してやろうと思いつく。
「ちょっ!!? 聡介! 待て、待ってくれよォ!!!」
「何だよ! お前が女の子に好かれるなんて今後一切ないんだぞ! 頑張れよ!」
「だぁっ!? さりげなく断言しやがったな薄情者ッ!! ってか待て! 待ってくださいッ!!」
「フフフッ……!! ソウスケにせがむアキラくん……なんて素晴らしい構図なの!! これで、これでvol.25の内容は決まりねっ!!」
病マナイ雨ニ病ミナガラ 外伝
咲カナイ薔薇ヲ愛デナガラ 完
最終更新:2013年03月18日 01:14