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無意識恋愛

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yariba

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無意識恋愛【むいしきれんあい】



「ねぇ、それ何」

これは、憧れの人にあげるもの。

「瑛士君には関係ないもの」
「ふーん…あっそ。」

あーあ、だれかれ構わず話しかけ歩く煩い人とは大違いで、背も高くって、クールに見えてミステリアスな人…、さっきからずーっと見てるのに気付いてくれない。思い切ってゆっくり近づいてみる

「加藤さん!これね、作ったからあげる」

何回も失敗したんだけど、お母さんにアドバイスもらいながら作ったクッキー。でも全部ことりの手作り、加藤さんには似合わないけど小さめの袋に星とハートのクッキーにブルーのリボン。

「あ…え、俺?」

戸惑いながらもありがとうって言って受け取ってくれた、すぐにリボンを解いて星のクッキーを食べてくれた。

「どうですか?」
「…ん、美味いと思う」

嬉しい、良かった。またありがとうって言ってくれた。

「じゃ俺が美味いか確かめてあげる」「瑛士君はいいの!」
「加藤さん一個もらうね」

なんでいいって言ってんのに勝手に取るかな…、しかもハート!なんで瑛士君がハートなんよ!

「んー…パサパサしすぎじゃね?」

最悪…、加藤さんも笑ってるし、ハートの方は好きでもない人に食べられるし、しかも評価最悪だし…

「あんたみたいな奴…」「俺はことりちゃん好きだよ?」

なにさり気なく言ってんの?そういう所も含めて全部、

「あんたみたいな奴大っ嫌いやけん!」

(それも愛でしょ?)(ちーがーう!)

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