利用する男【りようするおとこ】
翼、羅夢
あー暇だ。
「翼くんかっこいいーっ。」
俺はチヤホヤされるのはあまり好きじゃないし、まず大人の世界とかよく分からない。
むしろ足を入れたくもない。
むしろ足を入れたくもない。
それに俺には好きな人がいた。
その人は、普通の女の子だけど優しくて明るくて俺と話も合った。
だからその人とお喋りするとつい時間も忘れてしまう。
だけど、その人は来なくなった。
だからその人とお喋りするとつい時間も忘れてしまう。
だけど、その人は来なくなった。
そんなときに、俺の前に現れたのは羅夢だった。
「羅夢ね、ずっと翼に会って見たかったんだ」
羅夢は俺のことが好きみたい。
あの子からくっついてきてくれるから俺もくっつく。
ちょっと意地悪したらぶーっとほっぺが膨れた。
この子、からかうの楽しいな。
あの子からくっついてきてくれるから俺もくっつく。
ちょっと意地悪したらぶーっとほっぺが膨れた。
この子、からかうの楽しいな。
なんて思っていると、桑安が現れた。
俺は羅夢と離れて桑安のそばに寄りついた。
羅夢の存在なんてどこかへ忘れてしまった。
桑安は、俺の好きだった人とどこか似ているんだよな。
だから自然とからだが近づいてしまう。
それが嬉しいような悲しいような…。
俺は羅夢と離れて桑安のそばに寄りついた。
羅夢の存在なんてどこかへ忘れてしまった。
桑安は、俺の好きだった人とどこか似ているんだよな。
だから自然とからだが近づいてしまう。
それが嬉しいような悲しいような…。
もし、俺の好きだった人が戻ってくると
今、羅夢を忘れてしまったみたいに桑安のことも忘れてしまうんだろうな。
今、羅夢を忘れてしまったみたいに桑安のことも忘れてしまうんだろうな。
もしかすると、俺は桑安であの人にあえない寂しさを紛らわしているのかもしれない。
そう思うと、俺は自分にぞっとした。
そう思うと、俺は自分にぞっとした。