信じられない!【しんじられない!】
「えーいじくん。」
只今、何かのスイッチが入ったゴウキが俺にベタベタ触ってきてますが…ちょっとは周りを気にしてほしい。
「触るな、ほら見てる、見てるから」
俺の中では完全に不思議っ子ちゃんなメロディーちゃん。こっちをずーっと見てる、目が合っても逸らそうとしない。
「メロディーは知ってるから大丈夫。」
「は?何を、何で」
「俺がエイジ好きなのを、相談したから」
「は?何を、何で」
「俺がエイジ好きなのを、相談したから」
信じられない、そんな簡単に言えるもんかそれ。
「バカじゃねぇの!…ね、ねぇメロディーちゃん!」
バカだ、ゴウキはいつからそんな子になったんだ。メロディーちゃんの不思議な力…あるわけないか。
(めろは見てるだけから気を遣わなくて大丈夫だよー)
(さすがめろ!)
(バカだろおめーら!)
(さすがめろ!)
(バカだろおめーら!)