好きだな、あなたが【すきだな、あなたが】
相談なう。加藤さんは大人だ。言う事に納得させられる。なんでなんだろ、声がさついてるからかな。
「俺みんな好きだしー…一人に絞るなんてさ、無理なんですよね。どうしたらいいと思います」
「絞らなきゃいいじゃん」
「絞らなきゃいいじゃん」
解決。ほら不思議でしょ。これ多分声の魔法ですよ。
「でもさ、ほら。もしそういう付き合うとかになったら」
「一人に絞れて無かったら付き合わねぇだろ」
「…あー。」
「一人に絞れて無かったら付き合わねぇだろ」
「…あー。」
俺はいつも加藤さんの声を求めて、相談する。もう悩みは殆ど言ったけど、必死に考えて明日は何相談しようとかって。好きだな、うん。俺この人が好きだ。
(おはようございまーす)
(真似すんなや)
(真似すんなや)