原因として大きく
   SIADH
   甲状腺機能低下
   副腎不全
   salt wasting syndrome
がある。

FT4, TSH, 浸透圧、尿浸透圧、尿Na、ADH(AVP)、ACTH、コルチゾール

  • 120台前半になると精神症状などが出現。
  • 急速に補正するのはNG
  • 生理食塩水200mL+10%NaCl(20mL)3Aで3%NaCl液が出来る。
  溶質:0.9%*200g(=1.8g)+10%*60g(=6g)=7.8g
  溶液:260mL
  濃度→7.8g/260g=0.03 (3%NaCl液)
  • これを15mL/hrで点滴して(落とし切り中止)、Naを再検すればよい。(この速度・量なら安全と言われている)
  • 胃管からNaCl9gを注入する方法もある。
  • 急激に起こったものは急激に補正してもよいが、
ゆっくり起こったものはゆっくり補正するのが原則。
  • 高齢者もゆっくり補正がよい
<補正と浸透圧>
  • 低Na血症→急速補正→橋中心髄鞘崩壊(=細胞内脱水)
  • 非ケトン性~では300mg/dLまでは急速補正してもよいが
 そこから先は気をつかってゆっくり補正。
 (高浸透圧=細胞内脱水→急速補正→細胞の浮腫)

  • コートロシン(ACTH)を投与して十分コルチゾールが反応して出るか、それとも副腎不全かを判別する試験。

コルチゾール基礎値
 15μg/dL 未満→無条件に副腎不全
 34μg/dL 以上→無条件に正常or十分
 15-34→コートロシンテスト
 コートロシン投与後9以上あがれば正常
 あがらなければ不足
最終更新:2011年11月16日 12:36