ミーム/同人作品
コックカワサキマイクロビキニ部
出典作品 星のカービィ スーパーデラックス
分類 イラスト・タグ
主な発端 SNS・同人作品
セクシー度 6
露出度 6
要注意度 5

Twitter(現X)のイラストを発端とする謎のミーム。

※当記事はセンシティブな内容が含まれます。

元ネタ

読んで字の如くコックカワサキマイクロビキニを着せることを目的とする謎の部活。
発祥は2020年3月に投稿されたTwitter(現X)のハッシュタグとされ、やがてPixiv等のサイトにも蔓延。一部界隈でカルト的な人気を誇っているようだ。

ちなみにそもそも、「○○部」というのはネット上において同好の士を募った集団に使われるスラングであり、匿名掲示板・5chのいわゆるなんJ・おんJにおける「部スレ」などを始めとして多数存在する(そう名乗っているだけで、実際の教育機関とは関係ないし、サークルとして活動しているとも限らない)。「○○マイクロビキニ部」を名乗る集団も多数存在し、そうした流れの中で生まれたのがこの部活である。

コックカワサキマイクロビキニかるた事件

2021年11月、「コックカワサキマイクロビキニかるた」なるアカウントが活動を開始。1週間に一度、毎週月曜日にマイクロビキニを着たコックカワサキのイラストを投稿するという狂気じみたアカウントだった。
「あ」から「ん」まで計46枚の画像を約11ヶ月にわたって投稿したのち、それらを一つにした同人作品「コックカワサキマイクロビキニかるた」を頒布すると発表する。しかし、あろうことか株式会社ハル研究所からの要請により、同かるたが出品停止にされたという事件である。
コカマビ部の初出から2年、知名度が上昇し始めていた時期に起きたこの事件はカービィファンの間にとどまらず広まり、さまざまな波紋を呼んだ。
なお便宜上「事件」と呼んでいるが、実際に刑事・民事事件にまで発展したかは不明である(特に声明や報道もなく、出品停止を持って和解に至った可能性が高いか)。

そもそも何がいけなかったのか?

この事件に関してはその経緯が詳しく語られなかったことから憶測も多く飛び交った。中でも多かったのは「コカマビかるたはコックカワサキに卑猥な格好をさせたことでキャラクターイメージを毀損したから絶版になった」「ハル研究所(や任天堂)は同人活動に厳しい」といったものである。ただ、これらは明確な根拠があるわけではないため注意したい。
現在最有力とされるのは、「同人作品のDL販売を行ったことで商用利用とみなされた」説である。もちろんこれも推測でしかないが、同アカウント自体は(投稿されていたイラストも含めて)現在でも残っていることや、ファンアート全般が規制されているわけではないことからそう考えられている。
このような憶測に関しては、本事件から3年前に発生した、同じく二次創作を利用した同人誌販売という点で共通するもぐもぐカービィ事件*1や、同年に話題になった「おとわっか」*2の影響も考えられる。

コックカワサキはマイクロビキニを着るのか?

カービィシリーズのキャラクターが水着を着るかはまちまちである。まず大前提として、カービィでは服を着ているキャラクター自体が珍しいという点がある。カービィやワドルディはもちろん、メタナイトも見ようによっては肌を晒している。むしろ露出が低いデデデ大王はレアケースである。
また、ゲーム内ではカービィたちメインキャラクターの着替えは珍しい。水辺にいるシーンでも、『夢の泉』や『64』のデデデ大王はいつもの服装でいる。そもそも『Wii』以降のプレイアブルキャラは、全員そのままの服で浮き輪で浮かぶのがいつものスタイルである。
一方で「水着」の概念自体は存在し、まさに水着を着たミスター・スイミィなんてキャラクターもいる。そのため、一応は「服を着る」側の存在である*3コックカワサキは、海に行けば水着を着る機会があるのかもしれない。
…マイクロビキニではないかもしれないが。

ちなみに、『スタアラ』では前述の通り、カワサキもいつものエプロン姿で浮き輪に乗りぷかぷかと浮かぶ。

関連項目

  • kwsk…アニメ版の彼についてのまとめ。コカマビ部のようなミームが生み出されるのはアニメのkwskがはっちゃけすぎだからという可能性もある。

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最終更新:2025年08月21日 03:45

*1 2019年に投稿された二次創作動画「もぐもぐカービィ」の作者を巡る炎上問題。投稿からまもなく同動画が削除されたことで話題を呼び、後に作者が弁明を上げるもその内容でさらに炎上が加速した。なおこちらも「任天堂(やハル研究所)に消された」という憶測が飛び交ったが、自主削除の可能性が高い。

*2 ゲーム『ファイナルファンタジーX』のキャラクターを由来とするMAD動画。「原作無視の卑猥な言葉」「最終的に権利者削除された」などコカマビかるたを彷彿とさせる要素が多くよく引き合いに出される。なおこちらも「卑猥な言葉」そのものは直接の削除要因ではないとする説が有力だが、その「言葉」の印象が強すぎるためか「卑猥な言葉が原因で消された」や「ゲイ差別を助長している」などの憶測が飛び交った。前者の説に関しては実際に発売された法律書で、よりにもよってコカマビかるたと関連付けて紹介されてしまったことがある(「オタク六法」,小林 航太,KADOKAWA)。

*3 といってもエプロンしか着ていないので、所謂裸エプロン状態である。カービィも上に少し羽織る程度なら前例があることを考えると、実は「そっち側」かもしれないというのは否定できない