ジャスミン・フリージア

「…ふふ、私、今とっても楽しいの」


名前 ジャスミン・フリージア
性別
陣営 夜・焔装(堕)
年齢 28

【能力】Rainy Memory
羨望、渇望、欲望の3つからなる焔装。歪んだ存在は歪んだ行動を選択する。
羨ましい、私も同じ行動を、同じ思想を……ならば、『同じ』をつくってしまえばいい。
―――自分だけでなく周りも偽って手に入れるのよ、アレもコレも全部、私の欲しいモノだから。
歪んだ思想が生み出した暗黒は幻などではなく、白昼夢などでもなく、確かにそこにある、確固としたモノとなる。

暗黒色の物質を無限に作り出し、それを変化させる事によってあらゆるモノを自分へとコピーし、もしくはオリジナルと全く同じモノを何もない空間に生み出すことのできる能力。
唯一夜だけはコピーも生産もできず、魔獣は生産のみが可能。それ以外のモノは幾らでもコピー・生産が可能だがそれを長く維持すればする程、多くコピー・生産すればする程に侵蝕は進みやすくなる。
また、視界の範囲内にあるモノをコピー・生産する場合は、想像したモノの場合よりも侵蝕が進みにくい。
意志を受けて暗黒色の物質がコピー・生産を完了するまでのタイムラグは大凡0.1秒程。
―コピー
自分の身体、もしくはその一部をオリジナルと同じモノへと変える能力。
無機物だろうが何だろうが、「ここをこう変える」と願えばそれは即座に叶う……彼女の意志のままに蠢く、暗黒色の物質によって。
―生産
何もない空間からオリジナルと変わりのない存在のあるモノを作り出す能力。
生物を生み出す事も可能だが思考までもがオリジナルと同じであるため、行動を制御する事は不可能。
こちらも、暗黒色の物質が変化して生み出される。
―暗黒色の物質
彼女の思想が具現化した存在。粒子状の微細は刃の集合体でこれ自体に充分な殺傷能力があり、生み出した彼女以外が触れれば無傷では済まされない。
存在を維持できる範囲は彼女を中心として半径10km、人間の大人の走りと同程度の速さで空中を滑るように移動する。

【容姿】
病的な細さを時折垣間見せる白く長い四肢。
目の下にある濃い隈以外には、普通の人と変わらないと思える大人しめの顔つき。
長く伸ばした薄金色の髪の間から除く瞳は青藍色に輝く。

【詳細】
若干16歳にして終身刑を宣告された過去を持つ猟奇殺人鬼。無差別にヒトを、ケモノを殺しては欲しい部位だけを切り取り持ち帰り、ある時は喰らいある時は腐敗し形が崩れるまで眺め続けた精神異常者。
刑務所の中でも欲しいモノに対する執着は一切衰えず、隙あらば他の受刑者を襲おうとしたために隔離されて以来、その姿を見たものは長らく居なかった。
十年近くに及ぶ隔離は《夜》によって終わりを告げる。久しぶりの外界、そこに居るのは『自分の欲しいモノ』たちを思うがままに屠り、潰し、殺戮していく《夜》と魔獣。
襲いくるそれらから逃げ惑い、命からがらで辿りついた安寧の地、それが今の居場所。彼女の悪事を知っているのは、一連の事件を調べた事のある者か、当時の報道を耳にし記憶している者だけの世界。ここでなら、もしかしたら―――
逃げる途中で浴びた《月》の光。リスクなんて気にしない、長年溜め込み続けた欲を吐き出すためならば、なんだってできる……彼女の身体は既に、焔装に蝕まれボロボロになっていた。

一人称は私。官能的な笑みと共に獲物へと近づき、快楽のままに殺戮しては死体を喰らう。
普段から焔装を使い続け、暗黒色の物質を身体に纏っている。

パヨカによって夜堕ちした後は、魔獣シミラーとして変わらず殺戮を続けたが、最期にはアリシア・P・シノットの攻撃を正面から受け死亡した。
最終更新:2014年10月16日 23:42