名前:和丹 太(わに ふとし) 
年齢:16
性別:男
表の職業:一般学生
組織:退魔師協会

身長:165cm
体重: 61Kg
髪の色:黒
肌の色:黄色
眼の色:黒

経緯:生来から得た
霊紋の位置:背中
霊紋の形状:手(四本の不気味で抽象的な腕が十字に配列されている)
目的:一族の掟に従って

コネクション:“総代”御剣宗司
感情:

表の職業:一般学生(七森学園)
特徴:持久力(体力判定の達成値+2、精神判定の達成値+1)

経験値
累積:1648(GM経験点+300) 現在値:148


  • 種族・称号
世界干渉LV 種族 タイプ 種族特典
8 封神 戦士 封神の記憶

称号(系統:戦闘) タイプ
アークスレイヤー(メイン) A
ドラゴンキャリア A


  • 主能力値 副能力値
体力 敏捷 知性 精神 幸運 物D 魔D 行動値 生命力
能力値 12 12 2 2 2 6 1 17 38
戦闘修正 1 2 0 0 0 4 0 7 35
命中 回避 発動 抵抗 看破 物D 魔D 行動値 生命力
戦闘値 13 14 2 2 2 10 1 24 73
~

  • タレント
名称 タイミング 距離 対象 コスト 効果
▲太古の記憶 特殊 使用者 使用者 知性判定に成功する。セッション中3回まで。使用時に霊力1個を任意に変更
▲武技強化 常時 使用者 使用者 なし 物理攻撃タレント使用時、ダメージランク+1
※破神秘奥 攻撃 アイテム 1体 44 物理攻撃。ダメージランク+2
※結晶変身 開始 使用者 使用者 5 1戦闘中ダメージランク+1
陽式 特殊 使用者 使用者 命中判定に+1
戦いの極意 常時 使用者 使用者 なし 命中、発動、能動判定時に使用のタレントを使った場合ダメージに+10
陰式 特殊 7マス 1体 なし 霊力1個を対象と入れ替える。ターンに1回
◎万敵不敗 常時 使用者 使用者 なし 常時ダメージランク+1。破神秘奥をコスト:ゾロ目でも使用可
●ファイナルフォース 特殊 使用者 使用者 なし ダメージ算出時に任意の主能力値×2を足せる。1戦闘中1回まで使用可
戦闘力強化 常時 使用者 使用者 なし 物理ダメージランクに+2
▲九十九の神器 特殊 使用者 使用者 なし 攻撃行動の距離/対象を6マス/1体に変更
破神滅砕 攻撃 アイテム 1体 44 物理攻撃。ダメージに+敏捷。特定の形状の武器を装備中であればダメージに+敏捷×2
●異能心法 開始 戦闘地帯 1体 なし 対象と行動値総計を入れ替える。1戦闘中1回まで使用可
●特殊詠唱 常時 使用者 使用者 なし 物理D+5。発動判定を命中判定で代行可能
~


  • アイテム:武器・防具・装飾
名称 命中 回避 発動 抵抗 看破 物D 魔D 行動 生命 装甲 結界
武器 宿儺(界渡りの聖剣) +1 - - - - +26/27 - +3/+4 - - -
形状:剣(物理)
追加効果
界渡りの聖剣 1戦闘中1回、物理攻撃の際物理ランク+2
破邪の刃 物D+3 適用済み
魔性の刃 物D+3 適用済み
輝く刀身 1戦闘中1回、物理攻撃の対象を範囲に変更する
神秘の鍛造 行動値+2 適用済み
霊力両断 1戦闘中1回、物理攻撃の際物理ランク+1
長剣加工 物理攻撃の対象+1
刃の残像 物理攻撃の対象+1
斬撃波 1戦闘中1回、物理攻撃の距離を戦闘地帯に変更する
霊力トリガー 1戦闘中1回、回避判定に失敗した対象を任意の方向に1~2マス移動
霊力抜刀 1ターン1回、命中判定の達成値+1
達人の柄 命中+1 適用済み
銀の鍵(素材合成) 物D+4
長い青舌(素材合成) 物D+3
武器・盾 - - - - - - - - - - -
黒糸縅 - +1 - - - +2 - +1 - +4 +5
装飾 勾玉の腕輪(腕) +1 - - - - +2 - - - - -
屍人(ゾンビ)の目玉(素材合成) 命中+1
装飾  霊力ベルト(腰) - - - - - - - +2 - (+4) -
風のシャッター(素材合成) 行動値+2
その他 特殊詠唱 - - - - - +5 - - - - -
命中 回避 発動 抵抗 看破 物D 魔D 行動 生命 装甲 結界
13 14 2 2 2 10 1 24 73 0 0
合計 15 15 2 2 2 45/46 1 30/31 73 4(8) 5

長剣加工:皮膜状の翅(効果値1)×2 擬似複眼(効果値1) キチン質の甲殻(効果値2)を使用(效果値合計:5)
刃の残像:退魔の護符(効果値:1)壊れた機械(効果値1)魔力を帯びたプラスチック(効果値1)霊力回路(効果値2)金鯱の黄金鱗(効果値1)巨大な瞼(効果値:1)×2を使用(效果値合計:8)
霊力抜刀:忍者兵糧セット(効果値:1)風魔忍者の上唇(効果値:1)を使用(效果値合計:2)
魔性の刃:蠢く触手×2(効果値:1)呪編ジャケット(効果値2)黒い粘液(効果値:1)ぎざぎざ触覚×2(効果値:1)を使用(效果値合計:7)~

『界渡りの聖剣』と武装融合。追加効果を引き継ぎ

  • 移動行為
簡易移動 1マス 戦闘移動 9マス 全力移動 27マス

アイテム:常備
霊毛シュラフ(休息回復量+4)
霊力手袋(消去時体力に+1)
モバイル(未登場、退場時も会話が可能)
住居(休息回復量+3)
救急セット(休息回復量+3)
自動二輪
かばん

アイテム:消耗
ポマンダー(登場判定に自動成功)
おちみず*5(回復20)
スラー酒*3(暗闇、猛毒を解除)
アムリタ(気絶を解除)
金枝の楔*5(消去時体力+1)
魔香*5(消去時精神+1)
カロリーブロック*5(休息回復量+5)
聖水(種別:不死に与えるダメージのランクに+1)

素材

所持金:3547G(内GMによる獲得金+9000G)

設定

遥か古よりその血脈を繋げる退魔の一族“和丹家”から輩出された年若き神我狩。
実質的に和丹家最後の神我狩であり血脈の結実とも言える存在であるが、家門を代表する者でも無く受け継ぐ者でも無い。
その複雑なる立場は、一年ほど前に『ユズリノフトマニ』と称される仕合により後継を決める託宣の儀において筆頭たる当主候補であった兄を打ち破った事に端を発する。
かつて、始祖のみに顕れ以降の血脈が決して成し得なかった絶大なる異形『両面宿儺』
それを太は『ユズリノフトマニ』において発現させ、あろう事かその力を以って対した兄の魂を崩壊寸前にまで追いやり廃人同然としてしまったのだ。
この凄惨な結果によりその場に立ち会っていた“総代”から太は即座に身柄を引き取られ、以後『和丹太という個人』が御剣家預かりとなる。
無論、これは妥当過ぎる処置であり、少なくとも太の父である和丹家の当主からは何の反駁もない裁定だった。
こうして太は、御剣家よりどのような無体な令を受けてもそれに逆らいようが無い道具同然の神我狩となる。
もっとも、それは本来の和丹家としての在り方と然程変わりがないものではあるのだが。

彼の正体は、簡潔に述べるならば和丹家の始祖の“再現”である。
“再現”とは即ち“同じものが時を経て再来したもの”では無く“繋がりは無いが、奇跡的な偶然性により発生したまったく同質の存在”ということ。
言うなればそれは時空を超えて出現した同性能のクローンの如きものであり、あくまで別個の存在である。
極端過ぎる先祖返りとも言えるが、それが結局血脈の最高傑作で最果てでは曲がりなりにも先を見て繋げてきたものは徒労ということになろう。
つまり彼は和丹家にとって忌むべき“終点”であり“始点”である神我狩なのである。

<和丹家>
和丹家とは、日本書紀や様々な伝承によって異形なる怪人とされる『両面宿儺』を祖として持つ家系である。
かつて仁徳天皇の御世、飛騨において皇(すめらぎ)にまつろわぬ者としてこの両面宿儺は英傑である難波根子武振熊(なにわねこたけふるくま)に討たれたとされている。
が、実際にはその異能を惜しまれた両面宿儺は助命され、とある約定のもとに武振熊に臣として仕えることになり、これこそが和丹家の始まりとなったのである。
「和丹」という氏も武振熊が氏の祖であるとされる「和珥」に由来して密かに賜ったものであり、決して表に出ることがない和珥氏にのみ従う陰の退魔家系として和丹の一族は当初使役されてきた。
しかし、やがて和珥氏が超常家系としての力を衰えさせ闇の世界から遠ざかりつつあった頃に、縁が深かった<八部衆>の一つである竹内家に一族は譲渡される。
そして以後は、主に所有は竹内家でありながらも<退魔師協会>(当時はそういう呼び名ではなかったが)全体に共有される“道具”の一つとして扱われる事となるのである。
その血統の古さや始源である超常の格は<八部衆>とほぼ同等でありながら、闇の世界のそのさらに陰にて働く生粋の使役民。
神殺しの業である『スクナノミワザ』を受け継ぐ恐るべき退魔でありながらも、あくまで道具として甘んじる神人とまで称された英雄の血脈のなれの果て。
和丹家をそう侮ったり憐れんだり、もしくは不気味に思ったりする者達も多い。
だが、一族はそもそも自らを卑下してはいないし無論の事不逞な大望を抱いたりもしていない。
何故なら、この立ち位置こそが始祖である『両面宿儺』が約定を交わして望んだものだと代々受け継ぐからである。
『スクナノコトダマ』という秘儀により継承される“飛騨の神人”の深い悔恨の記憶。
英雄と祀り上げられ民に尽くしそして裏切られ凋落した始祖の悲劇が刻みつけられた時、代々の和丹の神我狩達は自らの役を識ることとなるのである。

容姿
小柄ではあるが和丹家の神我狩としての想像を絶する修練により、その肉体は引き絞られ鋼のように鍛えられている。
しかし、普段から身体を露出する服を嫌い終始縮こまっている為にあまりその事には気づかれない。
何しろ、通常着用していることが多い学生服でさえ夏でも腕に酷い傷があることを理由に夏服ではなく長袖の冬服をきっちり着込み通しているくらいである(酷い傷は事実でもある)
僅かな身体的な特徴としては、和丹家の血統的なものである手足が少々長いというものがあるがそれも目を引く程のものではない。
髪を背中まで届くくらい無造作に長く伸ばし、人と対する時は顔をいつも俯き加減に下に向けているためその髪が彼の顔を鬱陶しく隠している場合が殆どである。
その故に、例えば学校の同級生のような既知の間柄でも明確に彼の容貌を思い出せない者達は多い。
とは言え実際に見たとしても彼の顔立ちはそれほど際立って記憶に残るようなものでもなく、それなりに端正ではあるが全体的に気弱に引き攣った表情の為に印象が薄く感じる。
ただ一つその目だけは───彼自身がそもそも人と視線を合わせようとしないために、それをはっきりと覗き込んだものは稀であるが“何かが違う”と鋭敏な者もしくは彼と近しく接しようとする者であればあるほど怖気を感じる。
艶が無く輝きが失せた、昆虫を彷彿させる瞳。
底無しの虚空を思わせる、一つの衝動に摩耗したかのような暗い色。
それを直視した時、大抵の者が得体のしれない戦慄とともに彼が大きく“外れている”と無意識に理解することになる。
もし彼に深く親愛の情を抱いた者がいたとすれば、自らの不明を呪い絶望するであろうという、言うなればそういう類のものである。
もっとも更に稀有な者がその本質を見抜くならば……彼そのものに一つの疑問を抱くかもしれない。
“では、何故に彼は<此処>に立っていられるのか?”と。

<両面宿儺>
和丹家の始祖が発現し、その力を以て民を苦しめていた毒竜悪鬼を征したとされる竜脈保有体。
その姿は端的に言えば、水晶で形作られた巨人。
伝承によれば両面宿儺の身の丈は18丈(約32m)などと記述されている場合もあるが、勿論そのような本当の意味での巨人では無い。
が、確かに大抵の人間からすれば見上げるほどの巨体ではあり(2m30cmくらい)強大なる霊威も放出されているために、その異様な圧迫感から実際より過剰に大きく捉えられるということは充分有り得るだろう。
具体的な姿形も怪人と称されるに足り、脈動するように発光する水晶が複雑な構成で幾何学的なモザイクの如く組み合わさり異形なる人型を成している。
全体的に均整は取れているが手足が不気味に長く痩身で各所の関節部が異常に絞られている為に、どこか人とはかけ離れた動きを想像させるのである。
頭部には山羊に似た角が左右対称に捻じれながら後ろに伸び、顔面は西洋の兜のように眼部のみに隙間があって黒く影となりそこから幽鬼の如き蒼い輝点が朧に覗いている。
そして、その奇怪なるを最も顕著に表しているのは“両面”であるという事だろう。
その後頭部には、憐みを抱いているようなもしくは万象を蔑んでいるような薄い笑みを浮かべた美しい女性の顔がある。
これこそが、双貌を持つ鬼遣らい───つまりは『両面宿儺』と称される由来となっているのである。

装備品設定

<宿儺>
刃長五尺八寸(約174cm)の大太刀であり、玄武岩を磨きぬいたかのような鈍い黒色の輝きを放つ刀身を持つ。
反りが浅く刃も厚く、また<愚者の黄金>を鍛造しての人造神器だからか七貫目(約26kg)程という見た目以上の異常な重さがある。
およそ人間が扱うものとは言えず、当たり前の話であるがまさに神我狩でないと振ることすらままならないという代物である。
無論、神我狩となった和丹家の歴代当主はこの尋常ならざる太刀を手足のように──いや、一つの器官であるかのように扱う。
全体の作りや拵えはそれなりに華美ではあるが、それは和丹家の社に奉納する際に儀礼用としての役を為すためのもので、実はあまり意味が無い。
ただ、御山とその周辺の主たる名家として和丹という一族は古くからあったので地域の人々の安寧を願い親交を深める祭儀行うということもあり、その際に御神体とした<宿儺>(和丹という一族には代々受け継いだ伝来の品などこれしかなかった)を見た人々が落胆しないようにという配慮が華美になった本当の理由のようである。
勿論、一般の人々に開帳する<宿儺>は本物ではないが、ご丁寧なことにこの模造品である<宿儺>に合わせて本物の方も拵えと作りを変えた。
せめてそこは人々に嘘が無いように……という和丹という一族のよく分からない人の良さが表れている一つの例である。

さて<宿儺>という銘の由来であるが、実はこれはそれほど大層なものではない。
始祖である『両面宿儺』から代々受け継いだ銘であるといえばそうなのだが、そもそも『両面宿儺』という名からして“二つの顔を持つ追儺(おにやらい、つまりは魔を祓うもの。転じて神我狩であるとも言えるかもしれない)”という見たままのものなのである。
だから<宿儺>というのは分かりやすく言えば“破魔”であるとか“破邪”であるとか名称的にはその程度の意味合いであり、あえて意訳すれば『破魔の大太刀』とでも言える酷く直截な名称なのである。
この辺りの和丹一族の名称の頓着の無さは、彼らが使う“スクナノミワザ”(これも退魔の技程度の意味合い)の名称にも表れており“カガチ(蛇)”“サカガミ(逆神、逆上げ)”“ササガニ(蜘蛛)”“ミカボシ(甕星、明けの明星)”“ナナツネ(七つの音、七音剣)”“ヤエノサカイ(八重の境、八つの境界)”“ヒトナミ(一つの波)”等、一見すれば、もしくは原理を知ればそのままの意味合いである場合が多い。
ほぼ口伝で技を継承していく故に誤伝を避ける処置とも言えるが、和丹太の兄である和丹始が白い毛並みの猫に見たまま“シロ”と名付けたように……要するに和丹とはそういう一族なのである。

  • 武装融解後の<宿儺>の設定
元々、長大な太刀ではあるものの見た目それ程既存の“太刀”という枠から外れていなかった<宿儺>であったが、和丹太の“とある段階”とクシミタマの奇跡に触れることによりその姿を完全に異形のものへと変えた。
あえて形容するなら、それは漆黒の装飾された時計の針のようなものである。
異形というよりもはや異星系の何かにも思え禍々しい強大な霊威を放っているが、およそ剣としての用途には向いているように見えない。
が、『両面宿儺』はこれこそが本来の自身の武器であるかのように、今まで以上の力を振るう。

そもそも、和丹一族が<宿儺>と呼び継承してきたものは“何であるのか?”
いや、それを言うなら始祖である『両面宿儺』とはそも“何者であるのか?”
何より“何処から来たものなのか?”
その一端を表すのが、この<宿儺>の変化……いや孵化である。

ただこの異形の変化には一つの予想外な因子が発現した。
今まで鞘であった“彼女”の髪が、<宿儺>が変化した際に戒めるようにもしくは引き止めるように『両面宿儺』の腕に絡みつくのである。

ちなみにこの<宿儺>の変化は、和丹が『両面宿儺』と成っている時だけ表われそれ以外の時は今までどおりの大太刀である。

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最終更新:2015年05月09日 17:39