ざざーん
ざざーん
茜色に染まる砂浜。
昼間の喧騒は嘘のように静まり、波のごぅごぅとした声だけが響く
そして、砂浜から生えている2つの首。
槙:「・・・・」
褌:「・・・・」
反応がない。ただのしょうもないバカの残骸だ。
/ * /
うわぁ!
驚嘆の声が海中に響く。
否。正確にいえば、海中50メートルに通されているトンネル・・・というよりガラスチューブと言うべきか。
海中を育枝にも広がるそのチューブは有機LEDにより幻想的に照らされており、その光に惑うように、銀に輝く小魚の群や、巨体をゆらしながら頭上を崖下をすすむ巨大なくじら。
魚雷のように小魚を追う、どこかで見たペンギン。
「まさか、こんな施設があったなんて知りませんでした~」
足もとのイルカを顔ごと追いながら言う支那実。
「ハハハ、いや。まぁ軍事施設を改修した新型の水族館でして、実はそのメインルートとして本島と離島を結ぶラインを考えていたんですよ」
カラカラと笑いながら説明するかくたさん。
「すごいーのです!あ、おねーちゃん!今イカタコ型宇宙生物みたいなのが通ったですよ!」
かくたさんと姐さんと手を繋いで空中でぷらーんなはるみん。
「え?どこ?あらホント・・・ん、変ね・・・今のイルカ、宇宙スーツ着てたわ」
「あー、支那実ちゃん、観てんか!うえ!うえ!くらげくらげ!」
「くらげくらげ~♪」
何気に楽しそうな二人。
「色々ありましたけど、楽しかったですね~」
(こくこく
「うん。今度は2人でたけきのにでも行ってみよう」
「∑?!」
はいはい。楽しそうだね。
「な~にか、忘れてる気がするんですよね」
「気のせいやナイか?」
「気のせいだろう」
「ですかねぇ」
(´-`).。oO(帰ったら海鮮丼食べよう)
という訳で、よんた国に新規娯楽施設。海中水族館が出来そうである。(名前募集中)
/ * /
ざざーん
ざざーん
槙:「ハンチョ。俺、ここに村を作るよ」
褌:「・・・・・」
返事がない。昼間のりっか式ハンチョ割り(4hit)が効いたようだ。
追記:離島には「ビキニ村」が建設予定。(個人で竣工中)
END
(文:槙昌福)
最終更新:2008年07月03日 17:59