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三波川変成帯概略


緑簾石角閃岩相とエクロジャイト相の境界はXMgで変化する

C. W. Oh and J. G. Liou, 1998
A petrogenetic grid for eclogite and related facies under high-pressure metamorphism
様々な先行研究をコンパイルし、エクロジャイト相と隣接する変成相との境界条件を中心に岩石成因論的グリッドを検討している。
グリッドの系はNCMASH(論文中ではNMCA + qtz&H2O in excess)系。
高Mgの岩ではエクロジャイト相とBS相・緑簾石角閃岩相との境界線が高温・高圧側へシフトすることが示されている。
例1)Franciscanエクロジャイトではエクロジャイト相の鉱物共生と、バロア閃石の仮晶を伴うGln+Epのブルーシスト共生が同じ岩体に共存している。これはBS相の部分はMgが高く、エクロジャイト相の条件が高温高圧側へ移ってしまった為、反時計回りの温度圧力史の中でエクロジャイト相を経験せずにEA→BSの二段階変成を被ったからである。→Oh and Liou 1990など
例2)Hubei地方ではエクロジャイトとバロア閃石を持つGrt-bg 角閃岩が共存している。これはMgが多い所ではそのバルク組成でのエクロジャイト相共生を作れる温度圧力まで達していないためである。(低Mgでならエクロジャイト相の鉱物共生になる温度圧力条件)→Eide 1993など

※もしかしたら三波川の五良津でも同じ事が言えるかも知れない。Grt-bg 角閃岩はもしかするとMg量の問題でエクロジャイト相鉱物共生に達していないだけかもしれない。
→Cpx-in lineが重要。そこを詳しく読み込む。
最終更新:2009年12月03日 13:22