青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン);】 [#top]


デッキの概要 [#abstract]

 OCG黎明期より高い知名度と人気を誇る、《青眼の白龍》を主軸としたビートダウンデッキ。~
 【ドラゴン族】の強みである豊富な展開手段を駆使して《青眼の白龍》と派生モンスターを繰り出し、高い攻撃力相手を粉砕する。~
 恵まれたステータスサポートカードにより応用力も高く、単純な力押しに留まらない様々なデッキが開発されている。~

 現在はブルーアイズカテゴリが生まれており、《青眼の白龍》ありきという点は変わらないものの、様々な派生ブルーアイズ《青眼の白龍》を支えている面も強い。~
 そういったカテゴリ全体での観点、及び単純に長いので略記することを含め、短く【ブルーアイズ】もしくは【青眼(ブルーアイズ);】と呼ばれることも多くなっている。~

《青眼の白龍/Blue-Eyes White Dragon》
通常モンスター
星8/光属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
高い攻撃力を誇る伝説のドラゴン。
どんな相手でも粉砕する、その破壊力は計り知れない。

《青眼の亜白龍/Blue-Eyes Alternative White Dragon》
特殊召喚・効果モンスター
星8/光属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
このカードは通常召喚できない。
手札の「青眼の白龍」1体を相手に見せた場合に特殊召喚できる。
この方法による「青眼の亜白龍」の特殊召喚は1ターンに1度しかできない。
(1):このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り「青眼の白龍」として扱う。
(2):1ターンに1度、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる
(この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない)。
そのモンスターを破壊する。

《青き眼の賢士/Sage with Eyes of Blue》
チューナー・効果モンスター
星1/光属性/魔法使い族/攻   0/守1500
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚した時に発動できる。
デッキから「青き眼の賢士」以外の光属性・レベル1チューナー1体を手札に加える。
(2):このカードを手札から捨て、自分フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを墓地へ送り、デッキから「ブルーアイズ」モンスター1体を特殊召喚する。

《太古の白石/The White Stone of Ancients》
チューナー・効果モンスター
星1/光属性/ドラゴン族/攻 600/守 500
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが墓地へ送られたターンのエンドフェイズに発動できる。
デッキから「ブルーアイズ」モンスター1体を特殊召喚する。
(2):墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の「ブルーアイズ」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。

デッキ構築に際して [#introduction]

 ブルーアイズモンスターは大半が光属性であるため、基本的には【光属性】【ドラゴン族】に近い構成となる。~
 採用するカードデッキタイプによって大きく異なるので、 デッキの種類 も併せて参照されたい。~

モンスターカードについて [#monster]


このデッキの要。~
通常モンスターとしては高い攻撃力を持ち、最上級モンスターでありながら様々なサポートカードを用いて容易に特殊召喚できる。~
《伝説の白石》と共に墓地肥やし手札コスト要員として用いられることもある。~

手札《青眼の白龍》を見せることで特殊召喚でき、フィールド墓地においては《青眼の白龍》として扱われる特殊召喚モンスター。~
《青眼の白龍》と同じステータスと、攻撃を放棄することでモンスター破壊する効果を持つ。~
《ドラゴン・目覚めの旋律》《青眼の白龍》と共にサーチして召喚でき、効果使用後はシンクロ素材等になる。~
非常に使い勝手がよく、ほとんどのタイプの【青眼の白龍】に《ドラゴン・目覚めの旋律》とセットで採用される。~

ルール上ブルーアイズとして扱われ、手札墓地では通常モンスター扱いになる最上級モンスター。~
召喚・特殊召喚に成功した時に魔法・罠カード除外する効果を持つ。~
また、相手フィールドモンスターが存在する時、自身をリリースして手札《青眼の白龍》特殊召喚できる。~
《青眼の白龍》サポートカードを一部共有できるので、豊富な蘇生手段を活かし、繰り返し除去効果発動を狙いたい。~

フィールドのカード破壊と緩いトリガー手札墓地より特殊召喚でき、劣勢時のや、優勢時の追撃要員としても機能する。~
他のカードへの効果破壊耐性付与、戦闘時のバウンス除去と他の効果も優秀であり、攻防両面で役立つモンスターと言える。~
2体並べる事で相手からの破壊効果を完全に防ぐ事ができる。~
ただし、いずれの効果フィールド墓地《青眼の白龍》がいなければ発動できないため、《竜の霊廟》等を活用してあちらと共に早々に墓地へ送りたい。~

特殊召喚時に儀式魔法または《融合》を、自分エンドフェイズレベル8以上のドラゴン族サーチできる。~
ターンを跨ぐ必要はあるが、単体で《ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン》儀式召喚する準備を整えられる。~
墓地除外レベル8以上のドラゴン族全体強化できるため、除去されても後続の攻めに繋げられる。~
ただし、フィールド墓地《青眼の白龍》がいなければ全ての効果が使えないので、初手に来ると腐る可能性がある点に注意。~

召喚・特殊召喚に成功した場合に相手モンスター効果無効にする効果を持つ。~
また、相手カードの効果発動した時、自身をデッキに戻して《青眼の白龍》リクルートできる。~

デッキ《青眼の白龍》除外することで特殊召喚できる特殊召喚モンスター。~
フィールド魔法が存在しなければ自壊してしまう等、Sin共通のデメリット効果を持つ。~
《竜の渓谷》などのフィールド魔法があれば、《青眼の精霊龍》シンクロ素材ランク8のエクシーズ素材として有用。~
しかしデッキ内の《青眼の白龍》を減らしてしまうので、採用する場合も枚数は抑え目でいいだろう。~

《青眼の究極竜》リリースした場合のみ特殊召喚できる特殊召喚モンスター。~
《融合強兵》であちらを展開すれば簡単に召喚条件を満たせるが、このカード単体では手札事故になる点、エクストラデッキを圧迫する点は気にしたい。~
対象をとる効果への耐性と、墓地ドラゴン族の数に比例して自己強化する効果を持つ。~
墓地が肥えていれば《F・G・D》をも凌ぐ攻撃力が得られるが、召喚条件や限定的な耐性を考慮するとファンデッキ寄りの構築になるだろう。~

ブルーアイズ破壊された場合に手札から特殊召喚できるモンスター。~
自己特殊召喚時にバーンを行う効果、自身の召喚・特殊召喚に成功した時に墓地ドラゴン族攻撃力をコピーする効果カードの効果破壊された場合に相手モンスターを全て破壊できる効果を持つ。~
奇襲性が高く、状況によっては大きなバーンダメージに加え、特殊召喚トリガーとなったブルーアイズ以上の攻撃力を得られる。~
しかしブルーアイズに属さずステータスも他と異なるため、扱い難い面もある。~
《深淵の青眼龍》とは相性が良く、あちらの(2)でサーチすれば返しのターン相手破壊行為を牽制できる。~

これ以外に《白竜の聖騎士》《青眼の混沌龍》が存在するが、現在ではほぼ採用されない。~

効果の対象にならず、効果破壊されない耐性と、2倍の貫通ダメージを与える効果を持つ儀式モンスター。~
大半の除去カードを防げる強力な耐性に加え、高い攻撃性能によりで凌ぐ事を許さず、フィニッシャー性能は極めて高い。~
サーチ手段に《ドラゴン・目覚めの旋律》サルベージ手段に《太古の白石》が使えるため、手札加えるのは難しくない。~

以下の他に《正義の味方 カイバーマン》が存在するが、現在ではほぼ採用されることはない。~


墓地へ送られたターンエンドフェイズブルーアイズリクルートできるチューナー。~
また、墓地から除外することで、ブルーアイズサルベージできる。~
墓地へ送るだけで《青眼の白龍》《白き霊龍》《深淵の青眼龍》を容易に展開できるため、《ドラゴン・目覚めの旋律》等の手札コストとしても非常に有用なカードである。~
更にサルベージ効果により、《青眼の亜白龍》《ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン》を使い回すことができる。~
3枚積んでも問題はないが、《青き眼の賢士》同様、デッキ内のブルーアイズモンスターの枯渇には注意。

手札デッキ《青眼の白龍》墓地へ送る事で特殊召喚できるモンスター。~
また(2)で手札コストを払ってのブルーアイズ蘇生も可能であり、(1)と合わせて展開と墓地肥やしの二役を担える。~
自身のステータスは低めだが、(3)で相手攻撃対象を選択できるため戦闘破壊は意外とされにくく、一部の青き眼とも相性が良い。~

攻撃対象または効果の対象にされたとき、《青眼の白龍》手札デッキ墓地から特殊召喚できるチューナー。~
としても使えるが、対象をとるカードを用意して、能動的に《青眼の白龍》特殊召喚を狙いたい。~
但し、「このカード対象にするカード」に対して、別のカードを先にチェーンされた場合は、効果発動できない。~

しかし、《ドラゴン・目覚めの旋律》でも同様のサーチを行えるため、1枚で機能しないこのカードを採用するかはよく考えたい。~


召喚に成功した時に光属性レベルチューナーサーチできるチューナー。~
また、自身を手札から捨てフィールド効果モンスター1体を墓地へ送ることで、デッキブルーアイズリクルートできる。~
青き眼《伝説の白石》《太古の白石》の他、《エフェクト・ヴェーラー》サーチして相手ターンに備えることもできる。~
デッキの潤滑油となるので、フル投入しても良い。~


召喚に成功した時に光属性レベルチューナー手札から特殊召喚できるチューナー。~
また、フィールド効果モンスター1体を墓地へ送ることで、手札ブルーアイズ特殊召喚できる。~
レベルチューナーを展開することで、ランクエクシーズ召喚や、既にフィールドに出ているモンスターとの連続シンクロ召喚を行える。~
他の2体とは違い、対象をとる効果を自身に使用できるため、単体でブルーアイズ特殊召喚することもできる。~

―相性の良いモンスター~


自分フィールドドラゴン族モンスター1体を除外することで特殊召喚できる。~
手札墓地からドラゴン族モンスター特殊召喚する効果を持つ。~
デッキドラゴン族が多く入っているならば是非に採用したいパワーカード。~

ペンデュラム効果《太古の白石》との相性が抜群に良く、エクストラデッキからの特殊召喚も非常に容易で発動時の自壊《ブルーアイズ・ジェット・ドラゴン》に繋げられる。~
《トレード・イン》《ドラゴン・目覚めの旋律》にも対応しており、展開力を増強するデッキの潤滑剤として大いに役立ってくれる。~
《ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン》《ロード・オブ・ドラゴン-ドラゴンの独裁者-》など特殊召喚コストも担える闇属性モンスターも併せて採用すると良いだろう。~
特に前者は同じく闇属性レベル8・ドラゴン族と共有できるサポートが多いだけでなく蘇生帰還ができないため除外された際の回収手段になる。

コストが若干重いが、光属性闇属性のどちらか一方でも出せる上に、3つの効果はいずれも汎用性が高い。~
効果使用したターン攻撃できないので、ランク8のエクシーズ召喚などに繋げたい。~
上記の《終焉龍 カオス・エンペラー》同様、《トレード・イン》《ドラゴン・目覚めの旋律》に対応しており、このカード自身も《終焉龍 カオス・エンペラー》との相性が良い。~

レベルモンスターを即座に2体揃えられるので、ランク8のエクシーズ召喚に繋げることができる。~
レベルモンスターを多めに採用するこのデッキならば、対応するモンスターの確保に困ることはまず無いだろう。~
召喚特殊召喚に大きな制限が掛かる為、採用する場合はデッキエクストラデッキ共に調整する必要がある。~

ドラゴン族専用のダブルコストモンスター。~
フィールドドラゴン族モンスター戦闘または効果墓地へ送られた時に、手札墓地から特殊召喚できる。~
更に、墓地へ送られたのがドラゴン族通常モンスターならば、墓地からドラゴン族通常モンスターサルベージすることができる。~
発動条件が緩く、になるだけでなく、アドバンス召喚エクシーズ召喚の補助、手札事故の回避など小回りが利く。~




光属性モンスターの戦闘を補助できる定番のサポートカードで、ブルーアイズの1ショットキル能力を底上げできる。~
青き眼モンスターは相対的に能力値が低いため、防御などのコンバットトリックとしても活用可能。~



このデッキでは対処が困難な完全耐性モンスターや、無効効果持ちモンスターに対する除去カードとして機能する。~
攻撃表示なら全てのブルーアイズモンスター戦闘破壊出来る上に、腐った場合でも《トレード・イン》コストになる。~

エクストラデッキについて [#extradeck]


《青眼の白龍》またはブルーアイズの関連モンスター~
 いずれも光属性ドラゴン族である。~

手札フィールド融合素材は揃えやすいが、消費が大きいので《究極融合》《龍の鏡》などを利用した墓地融合も検討したい。~

《青眼の白龍》ドラゴン族融合素材とし、耐性全体攻撃罠カードセット効果を持つ融合モンスター。~
3つの効果が全て噛み合っており、且つ全体除去を持つ罠カードカウンター罠を再利用すれば相手にプレッシャーを与えられるので優先して融合召喚したい。~

2体の《青眼の白龍》融合素材とし、戦闘破壊耐性2回攻撃除外効果を持つ融合モンスター。~
通常の融合召喚の他、フィールドから融合素材墓地へ送ることで自己特殊召喚することもできる。~
融合召喚カードを採用しない構築でも、ランクエクシーズモンスターのような感覚で扱える。~

3体の《青眼の白龍》融合素材とし、4500の攻撃力効果耐性除去効果を持つ。~
《青眼の亜白龍》融合素材とした場合は除去枚数を3枚まで増やせるので大きなアドバンテージを得られる。~
ただ、効果の発動ターンは自身の攻撃が封じられるため、そのターン中に勝負を決めたい場合は《融合解除》と併用したい。~

上記同様の融合素材ステータスを持ち、エクストラデッキブルーアイズ融合モンスターコストに追加攻撃を行う効果を持つ。~
自身を墓地から除外すればブルーアイズ対象耐性を付与できるので、(1)のコスト同名カードを使用すると効果的。~
最大で3回連続攻撃が可能だが、発動条件が厳しく、エクストラデッキも圧迫してしまうのが欠点。~

上記同様の融合素材ステータスを持つが、特に効果が無いため上記2体より優先度は低い。~
採用する場合は専用サポートカード《アルティメット・バースト》《青眼の光龍》を使用する事を視野に入れるべきだろう。~
あるいは《融合強兵》《天威無双の拳》での特殊召喚に用途を絞ってしまってもよい。~

融合素材《青眼の究極竜》またはブルーアイズ3体+カオス儀式モンスターと非常に重い。~
その分性能もかなり高いが、融合召喚には半ば専用構築にするくらいの覚悟で取り組んだ方が良いだろう。~
あるいは融合召喚は考えず、《融合強兵》《青眼の究極竜》特殊召喚するためだけに採用するのも手ではある。~

チューナーブルーアイズモンスターシンクロ素材とするシンクロモンスター。~
複数同時特殊召喚及び、墓地での効果の発動を封じる効果を持つ。~
また、自身をリリースすることで、光属性ドラゴン族シンクロモンスターエクストラデッキから特殊召喚できる。~
ペンデュラム召喚墓地効果発動するモンスター等へのメタになるだけでなく、サクリファイス・エスケープも行えるため対応力が高い。~
ただし、《激流葬》等の全体除去に対して《蒼眼の銀龍》を呼び出しても、チェーン処理の関係上破壊を防ぐことはできないので注意したい。~

チューナー通常モンスターシンクロ素材とし、《青眼の精霊龍》と同じステータスを持つシンクロモンスター。~
ドラゴン族モンスター対象耐性効果破壊耐性を与える効果と、墓地通常モンスター蘇生する効果を持つ。~
耐性付与は特殊召喚に成功した場合に発動する誘発効果なので、効果の発動チェーンして除去等を打たれた場合は、防ぐことができない点に注意。~
維持さえできれば自分スタンバイフェイズ毎に蘇生効果を使用できるので、大きなボード・アドバンテージを見込める。~
《青眼の精霊龍》効果でも特殊召喚でき、自身の耐性により破壊デメリットを回避できる。~

―その他のモンスター~

通常モンスター2体で融合召喚できる。~
通常モンスター以外との戦闘では破壊されずモンスター効果を受けない耐性を持つ。~
比較的融合素材を揃えやすく、効果モンスターに対して強いので、《青眼の究極竜》融合召喚を狙うデッキならば共に採用したい。~

5体のドラゴン族融合素材とし、5000を誇る大型モンスター。~
《龍の鏡》での融合召喚が基本だが、墓地リソースを大きく消費する点には注意が必要である。~



《青眼の精霊龍》効果エクストラデッキから特殊召喚できる。~
正規のシンクロ召喚が困難なものも採用でき、対応力が増す。~

自分フィールドのカード1枚に限定的な破壊耐性を付与する効果を持つ。~
モンスターなどを破壊から守れる他、《青き眼の乙女》トリガーにもなる。~
《青眼の精霊龍》効果特殊召喚された場合でも、自身に耐性を付与することで破壊デメリットを回避できる。~
ブルーアイズと共にランク8のエクシーズ素材にも利用可能。~

除去効果を持つレベル7のシンクロモンスター。~
このデッキでは正規のシンクロ召喚は難しいが、《青眼の精霊龍》から呼び出す選択肢として有力。~


汎用レベルシンクロモンスターの中では貴重な妨害効果を持つ。~
装備魔法を用いる効果《ブルーアイズ・ジェット・ドラゴン》と相性が良く、装備魔法破壊耐性を付与できる。~
また効果焔聖剣を用意すれば先攻でも自己再生を狙う事が可能。~

シンクロ召喚に成功した時にレベルモンスター蘇生でき、レベル8以下のモンスター攻撃を封じる効果を持つ。~
《蒼眼の銀龍》と同じ組み合わせでシンクロ召喚が可能で、《蒼眼の銀龍》蘇生して守りを固めることができる。~
攻めに転じる際はランクエクシーズ召喚の素材とすれば、《青眼の白龍》攻撃を阻害されない。~




墓地《青眼の白龍》《青眼の究極竜》蘇生させることができる。~

《青眼の白龍》に疑似的な破壊耐性を与えることができる。~

《青眼の白龍》では倒せない戦闘破壊耐性を持つモンスターを突破する際などに活躍する。~


魔法カード効果無効にする効果攻撃時に身代わりになる効果エクシーズモンスター破壊された場合に別のエクシーズモンスター強化する効果を持つ。~
魔法カードへの対策として採用できる。~


レベルドラゴン族モンスター2体をエクシーズ素材とする。~
ドラゴン族特殊召喚する効果ドラゴン族コントロールを奪う効果相手ドラゴン族効果の発動を封じる効果を持つ。~
環境における【ドラゴン族】の動向によって採用できるカードで、現在は主にミラーマッチを想定して採用される。~
このデッキ自体が非常に高い攻撃性能を持つので、コントロール奪取効果からの1ターンキルも難しくない。~

(1)の効果効果を受けないモンスター以外の大半を処理出来る。~
(2)の効果自分フィールドのカード破壊身代わりにできる為、《サンダー・ボルト》《ライトニング・ストーム》等の全体除去効果も防いでくれる。~
攻防に役立つモンスターだが、ステータスがやや物足りないのが玉に瑕。~

1ターンキルの定番コンビ。~
効果使用後の《青眼の亜白龍》エクシーズ素材にすると無駄無く繋げられる。~
相手が魔法カード重視のデッキの場合、《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》を出す選択肢もある。~

基本的に他のデッキでもよく使われる汎用モンスター以外は採用しない。~


《伝説の白石》《太古の白石》等を能動的に墓地へ送る事が出来るので、エクストラデッキで最も出番があると言っても過言では無い。~
このデッキにとっては事実上の必須カードと言える。~

基本的に壊獣とセットで運用する。相手送りつけ壊獣吸収し、そのまま攻撃するか、更なる展開の為の素材にしたい。~

魔法・罠カードについて [#spell_trap]


デッキからブルーアイズ《青眼の白龍》《青眼の究極竜》サポートカード同名カード以外)を3枚選び、その内ランダムに選ばれた1枚をサーチする通常魔法。~
モンスターカードサーチ手段は他のカードでも代用が効きやすいので、基本的には魔法・罠カードの方を狙いたい。~

《青眼の白龍》の存在を条件とした《サンダー・ボルト》だが、発動ターン《青眼の白龍》攻撃が不可能となる。~
枚数を少なめにした上で必要な場面でサーチし、そのターン《青眼の白龍》を素材に用いたモンスター攻撃を行いたい。~


手札フィールド墓地と幅広い範囲で融合召喚を行え、フィールドのカード融合素材とすれば除去も行える速攻魔法。~
相手の妨害、サクリファイス・エスケープ速攻魔法故の使い道が多い。~
また、墓地《青眼の白龍》デッキに戻す事でその後のサーチリクルート墓地送りカード腐るのを防止できるのも利点。~

手札デッキからブルーアイズ墓地へ送ることで、モンスター1体の攻撃を永続的に封じることができる速攻魔法。~
効果の使用は可能なので拘束力が弱く、ブルーアイズ墓地へ送る手段としても、2体まで墓地へ送れる《竜の霊廟》が存在する。~
一方、自分《青き眼の乙女》対象にすれば、ブルーアイズ墓地に落としつつ《青眼の白龍》特殊召喚できる。~

自身を含む手札フィールド墓地カード全て裏側表示で除外し、《青眼の白龍》を3体までリクルートする速攻魔法。~
その分のデメリットが目立つため、基本的には相手フィールドをがら空きにしてから発動した方がいい。~

ブルーアイズ1体を装備モンスターとして蘇生し、墓地ブルーアイズの数だけ攻撃を可能にする効果を持つ装備魔法。~
連続攻撃による爆発力は高いがデメリットもあり、使いどころを選ぶ。~

(2)を目当てに使い捨ての《青眼の白龍》専用のサルベージカードとしても利用できるが、それだけではリターンは少なく、永続魔法の強みも活きない。~
基本的には《青眼の白龍》融合儀式召喚に用いる事を前提とした構築に採用し、除外という形で除去を行える(1)を目当てにしたい。~

緩い条件で発動時に相手フィールドに存在するモンスター効果全てを無効化できる通常罠。~
発動後に出たモンスターには影響しないが、モンスター効果主体のデッキが基本の昨今では妨害力は高く、扱いやすい部類のカードと言える。~

ターンのみだがブルーアイズに強固な耐性を付与でき、更に戦闘相手を除去できる通常罠。~
罠カードの遅さはあるが状況を選ばない汎用的な効果なので扱いやすく、1度だけだが(2)での再利用も可能。~

(2)で《青眼の白龍》耐性を付与でき、(1)であちらの展開かそのサポートカードデッキからセットが可能な永続罠。~
自身が墓地へ送られた場合に自分モンスターを全て破壊するデメリットが発生するため、その前にバウンス等で回避するか、破壊耐性付与で耐えたい。~



レベル7・8のドラゴン族モンスター蘇生できる通常魔法。~
また、墓地から除外することで、ドラゴン族破壊されるのを防ぐことができる。~
《青眼の亜白龍》等の効果モンスター蘇生可能で、同一ターンに複数枚発動できる点で《銀龍の轟咆》と異なる。~
更に破壊耐性を付与することで、高打点モンスターによる制圧力を飛躍的に向上させられる。~

ドラゴン族通常モンスター蘇生することができる速攻魔法。~
《復活の福音》と役割が被るが、こちらは速攻魔法の利点を活かし、手札からのチェーン発動バトルフェイズでの追撃に用いたい。~

最大で2体のドラゴン族モンスターデッキから墓地へ送ることができる通常魔法。~
墓地を肥やすことに重点を置いたデッキで採用される。~

ドラゴン族墓地融合できるが、《青眼の白龍》融合素材に指定するものならば《究極融合》の方が使い勝手が良い。~
こちらはそれ以外の融合モンスターを狙う場合の採用となるが、墓地リソースを消費するので《異次元からの埋葬》等の併用も検討したい。~

手札《伝説の白石》等を捨てることで、カードを2枚ドローできる通常魔法。~
手札交換墓地肥やしに重点を置いたデッキで採用される。~
手札事故要因にもなるため、コストになるカードとの枚数調整は慎重に行いたい。~

手札《青眼の白龍》等を捨てることで、カードを2枚ドローできる通常魔法。~
手札交換墓地肥やしに重点を置いたデッキで採用される。~
手札事故要因にもなるため、コストになるカードとの枚数調整は慎重に行いたい。~

フォトントークンを2体特殊召喚する通常魔法。~
このカード1枚で手札《青眼の白龍》《ディープアイズ・ホワイト・ドラゴン》アドバンス召喚することが可能。~
上級モンスターに対する特殊召喚封じへの対策としてサイドデッキへの採用を検討できる。~



自分フィールド《青眼の白龍》が存在する時、ノーコスト《神の宣告》として使用できるカウンター罠。~
発動条件がやや厳しいが、《青眼の白龍》フィールドに維持できるデッキならば存分に力を発揮してくれる。~

自分フィールド最上級モンスターが存在する時、相手フィールドレベル5以下のモンスターを全て破壊できる通常罠。~
発動ターン攻撃を行えないデメリットがあるので、なるべく相手ターン中に発動したい。~
《青眼の亜白龍》《太古の白石》によって高レベルモンスターの展開は非常に容易なので、発動条件を満たすのは難しくない。~
下級モンスターを利用したシンクロ召喚エクシーズ召喚リンク召喚を妨害し、相手の反撃の芽を摘むことができる。~
ただし、先んじてこちらのモンスター除去されてしまうと発動できなくなる点には、注意が必要である。~

―その他相性の良いカード~

耐性を持たないカードが多いため、カウンター罠等の伏せカードや、戦闘耐性持ちのモンスター等を除去するために投入したい。~
手札コストには、展開手段が豊富な《青眼の白龍》墓地へ送られることで効果発動する《伝説の白石》《太古の白石》を利用すれば、アドバンテージを失いにくい。~
《ツインツイスター》《鳳翼の爆風》が候補になる。~

効果モンスター以外のモンスターモンスター効果耐性を与える効果と条件を満たした場合に相手効果モンスター特殊召喚された場合に任意で2枚ドローできる効果を持つフィールド魔法。~
《青眼の白龍》《青眼の究極竜》モンスター効果から守りつつ、ドローを加速させる事ができる。~

フィールド効果モンスター効果無効化することができる永続罠。~
相手モンスター効果による突破を封殺し、こちらの《白き霊龍》《伝説の白石》などの墓地発動するモンスター効果は阻害されない。~
メタを張る事を想定し、サイドデッキに採用しても良いだろう。~


融合素材となるモンスターエクストラデッキ墓地から特殊召喚する事が出来る通常魔法。~
これ1枚で《青眼の究極竜》を呼び出せるので、《究極竜魔導師》等を運用する際のサポートとして非常に有用。~
また墓地から《青眼の白龍》蘇生する事も出来るので、単体でも腐りづらいのも魅力。~



デッキの種類 [#decktype]

 《青眼の白龍》は極めてサポートカードが豊富なカードであり、デッキの組み方も多岐にわたる。~
 ここでは16/04/01以降の環境で流行しているタイプをまず紹介し、その後その他のデッキを紹介する。~

ブルーアイズ軸 [#Blue-Eyes]

 派生カテゴリである「ブルーアイズ」のサポートカードに重点を置いたデッキ。~
 16/01/09以降の基本型であり、現在【青眼の白龍】ないし【ブルーアイズ】と呼ばれるデッキは一般にこのタイプである。~
 《青眼の白龍》、及びリクルート効果を持つ《青き眼の賢士》《太古の白石》を基点に大型モンスターを素早く繰り出し制圧を狙う。~
 チューナーを多く採用する事からシンクロ召喚が狙いやすく、特に《青眼の精霊龍》の存在により【ペンデュラム召喚】系列に強い。~
 最上級モンスターの数が多く、その半分以上が自己特殊召喚効果を持たない点をフォローするため、大量のドローサーチカードを駆使して展開手段を確保していく。~

―採用するカードについて~
 16/04/01現在の環境における主流の構築で採用されるカードは以下の通り。~

メインデッキブルーアイズモンスター。~
フィニッシャーコスト、各種素材と様々な方面で活躍する主力モンスター達であり、基本的にこの3枚を軸に戦線維持や展開を行う。~
後者2枚は共に《青眼の白龍》と密接な関係にあるため、展開を円滑にするためにも《青眼の白龍》はフル投入が前提となる。~

緩い条件でデッキからブルーアイズモンスターリクルートできる展開要員のレベルチューナー。~
この型で複数枚採用される数少ない下級モンスターであり、それぞれサーチサルベージアドバンテージを稼ぎやすい効果を持つ。~

非常に重いこのデッキの潤滑油となる手札交換カード。~
ただし《調和の宝札》に関しては、主なドラゴン族チューナー《太古の白石》《伝説の白石》しかいない関係上、枚数を吟味する必要がある。~

ドラゴン族専用蘇生カード。~
手札コストシンクロ召喚モンスター墓地へ送る手段は多く、発動機会に困る事はほぼ無いだろう。~
特に前者は対応範囲が広い上に破壊耐性も付与できるため、必ず投入しておきたい。~

《ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン》軸 [#MAX]

 強大な制圧力を持つ儀式モンスター《ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン》を切り札に据えるタイプ。~
 基本型と区別するために【儀式青眼】と呼ばれる事も多く、こちらも大規模な大会での入賞例を残しているタイプである。~

《ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン/Blue-Eyes Chaos MAX Dragon》
儀式・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻4000/守   0
「カオス・フォーム」により降臨。
このカードは儀式召喚でしか特殊召喚できない。
(1):このカードは相手の効果の対象にならず、相手の効果では破壊されない。
(2):このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、
その守備力を攻撃力が超えた分の倍の数値だけ戦闘ダメージを与える。

 《高等儀式術》墓地肥やしを兼ねるため、《竜の霊廟》などの墓地肥やしカードは採用されない。~
 また、デッキから《青眼の白龍》が枯渇すると《高等儀式術》腐ってしまうため、《伝説の白石》も投入され辛い。~
 その他、儀式召喚セットを投入するスペースを作るために、《白き霊龍》罠カードの枚数が減らされる事が多い。~
 一方、《ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン》サーチできる《ドラゴン・目覚めの旋律》や、コストが増えた《トレード・イン》の重要度は増す。~
 また《復活の福音》は、《ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン》の天敵である《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》による戦闘破壊を防げるので相性が良い。~

―採用するカードについて~

儀式魔法は以下の二択であるが、一長一短なので両方採用した方が良い。~
《儀式の準備》《儀式の下準備》に対応しないため、儀式魔法サーチ手段として《マンジュ・ゴッド》も採用する。~

デッキ《青眼の白龍》墓地へ送り、蘇生《カオス・フォーム》による2体目の儀式召喚に繋げられる。~
墓地アドバンテージの重要さから優先度は高いが、デッキ《青眼の白龍》が存在しなければ使用できないのが難点。~

手札フィールドからのリリース以外にも、墓地《青眼の白龍》除外する事で儀式召喚できる。~
蘇生との噛み合わせが悪い代わりに、デッキ《青眼の白龍》が切れるデュエル中盤以降でも腐りにくい。~

2倍貫通効果を活かし、フィニッシャー性能を高められる。~
特に厄介な永続効果などをシャットアウトできる《闇の護封剣》は有力である。~

魔神儀儀式召喚をサポートしてくれるほか、守備力が0なので相手送りつければ2倍貫通1ターンキルが可能。~

《青き眼の乙女》軸 [#MAIDEN]

 《青き眼の乙女》カード効果の対象にすることで《青眼の白龍》特殊召喚するデッキ。~
 呼び出した《青眼の白龍》と自身とで《蒼眼の銀龍》シンクロ召喚でき、またランク8のエクシーズ召喚も狙いやすい。~
 構築自由度が高く、無数に存在する対象をとるカードの中から何を選択するかはデッキによって異なる。~

 《青き眼の乙女》共に0であるため、モンスター効果封じに弱い。~
 攻撃無効効果チェーンして《ブレイクスルー・スキル》等を撃たれた場合、そのまま直接攻撃に等しいダメージを受けてしまう。~
 特に《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》効果の発動すら許さず5000もの戦闘ダメージを与えてくる天敵であり、その関係上ランク4を扱うデッキとは非常に相性が悪い。~

―相性の良いカードについて~
手札モンスター1体をコストに、レベルモンスター手札デッキから特殊召喚できる通常魔法。~
《青き眼の乙女》フィールドに用意するのが重要なこの構築では採用して損はないだろう。~

自分フィールドレベルモンスターが存在するときに、レベルモンスターサーチすることができる通常魔法。~
但し、そのモンスター召喚に成功しなければ、エンドフェイズダメージを受けるデメリットがある。~
レベルモンスターを中心としたデッキならば、《青き眼の乙女》サーチ手段として使用できる。~

基本的には《青き眼の乙女》効果のために使用するが、汎用性の高いものは《青眼の白龍》とも共有できる。~
下記の他、《EMヒックリカエル》《EMパートナーガ》《ドロー・マッスル》《幻影騎士団シャドーベイル》等も比較的扱いやすい。~

フィールドモンスター1体を弱体化させる代わりに、魔法・罠カード効果を受けない状態にすることができる速攻魔法。~
魔法・罠カードによる妨害から自分モンスターを守る他にも、コンバットトリックや、《青き眼の乙女》トリガーとして使用できる。~

自分フィールドのカード1枚を対象とするモンスター効果無効にすることができる通常罠。~
更に、このカード墓地から除外することで、同じ効果をもう一度使用できる。~
対象をとるモンスター効果による除去等から自分モンスターを守る他にも、《青き眼の乙女》トリガーとして使用できる。~

自己強化効果モンスター1体の攻撃力を半減させる効果ゴーストリックサルベージする効果を持つ。~
戦闘に強いだけでなく、《青き眼の乙女》トリガーにもなる。~
効果フリーチェーンであり、エクシーズ素材にした《太古の白石》相手ターン墓地へ送ることも可能。~
《白き霊龍》リクルートにつなげることでエンドサイクのような魔法・罠カード除去が可能となる。~

―派生構築~

《聖刻龍-ドラゴンヌート》ドラゴン族通常モンスターを採用することで、幅広いシンクロ召喚エクシーズ召喚を狙える。~
《ラブラドライドラゴン》とは、レベル10の《トライデント・ドラギオン》《神樹の守護獣-牙王》シンクロ召喚できる。~
同様に、《ガード・オブ・フレムベル》レベルシンクロ召喚《アレキサンドライドラゴン》等でランクエクシーズ召喚が可能。~
《調星師ライズベルト》《ライトニング・チューン》《幻惑の巻物》等のステータスを変動させるカードを用いることで、更に選択肢が広がる。~
【聖刻青眼】及び《聖刻龍-ドラゴンヌート》軸も合わせて参照されたい。~

《白竜の聖騎士》軸 [#PALADIN]

 《白竜の聖騎士》を主軸としたデッキ。~
 リリース要員に聖刻を採用することで幅広くシンクロ召喚エクシーズ召喚を行うことができる。~

自身をリリースすることで、手札デッキから《青眼の白龍》特殊召喚できるレベル儀式モンスター。~
そのターン《青眼の白龍》攻撃できないので、シンクロ召喚エクシーズ召喚に利用するのも一つの手である。~

 儀式召喚リリースに使用した聖刻効果特殊召喚するモンスターと、《白竜の聖騎士》《青眼の白龍》の組み合わせが鍵となる。~

  1. 《青眼の白龍》《青眼の白龍》ランクエクシーズモンスター~
  2. 《アレキサンドライドラゴン》《白竜の聖騎士》⇒(光属性指定)ランクエクシーズモンスター~
  3. 《ガード・オブ・フレムベル》《青眼の白龍》《蒼眼の銀龍》~
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サーチを行った《マンジュ・ゴッド》等を加えれば更なる展開が可能。~
  1. 《アレキサンドライドラゴン》《白竜の聖騎士》《マンジュ・ゴッド》素材3体のランク4~
  2. 《ガード・オブ・フレムベル》《白竜の聖騎士》《マンジュ・ゴッド》《竜魔人 クィーンドラグーン》《蒼眼の銀龍》~
<

 大きな課題として手札消費の激しさと安定性の低さが挙げられる。~
 《マンジュ・ゴッド》《儀式の準備》《儀式の下準備》ディスアドバンテージを軽減できるものの、儀式召喚に関わるカードに限定される。~
 またそれらのカードにはデッキを参照するものが多いため展開の手順に及ぼす影響が大きく、腐る可能性も高い。~
 以上の理由から各カードの枚数調整は非常にシビアになる。~

《青き眼の激臨》軸 [#Rage]

 《サンダー・ボルト》《ライトニング・ストーム》を始め、相手フィールド除去するカードを複数駆使しながら、最終的に《青き眼の激臨》発動してガラ空きになった相手1ターンキルを決めることを目指したデッキ構築。~
 手札に来た《青眼の白龍》《打ち出の小槌》《リロード》デッキに戻し、手札交換を行う。~
 また、基本的に《青き眼の激臨》以外でモンスター召喚特殊召喚することはないため、《大熱波》相手の動きを鈍らせたり、閃刀魔法カード相手フィールドを崩していくなどの尖った戦術が可能。~
 後攻デッキであり、必要な魔法カードが揃えば良いというデッキコンセプトの都合上、《ナンバーズ・エヴァイユ》《No.86 H-C ロンゴミアント》特殊召喚し、《発禁令》で維持する【発禁ロンゴミアント】の要素を取り入れることもできる。~
 完全耐性を得られるため《青き眼の激臨》除外されない点も相性が良い。~
 重いデメリットがあり且つ後攻1キルに特化しているため、失敗した場合に巻き返すのは困難であり、《灰流うらら》の存在もあって安定感が高いとも言えないのが弱点。~

デッキの派生 [#variation]


【青眼巨神竜】[#kyosinryuu]

 【巨神竜】との混成デッキ。~
 元々【青眼の白龍】には《復活の福音》をはじめとする【巨神竜】のパーツが積まれやすいため、構築は一般型とほぼ変わらない。~
 一般的な【青眼の白龍】よりも除去力に優れる代わりに、自己特殊召喚能力を持たない最上級モンスターの数と墓地への依存度が増す。~

―採用するカードについて~
蘇生時に相手フィールドまたは墓地モンスター1体を除外自己強化する効果と、戦闘破壊した時にレベル7・8のドラゴン族1体を蘇生する効果を持つ。~
《竜の霊廟》等の豊富な墓地肥やし手段があるので、1枚で十分な働きをする。~

蘇生時に表側表示魔法・罠カード除外する効果と、墓地へ送られた場合にレベル7・8のドラゴン族蘇生する効果を持つ。~
ペンデュラムゾーンカード除外できるが、レベル7なので《トレード・イン》が使えず、ブルーアイズシンクロ召喚エクシーズ召喚先を共有できない。~
採用したデッキと採用していないデッキの両方が結果を残している。~

墓地肥やしカードは主に《竜の霊廟》が使われるが、《アークブレイブドラゴン》を使う場合は手札から捨てるために使用される。~

HERO青眼】 [#HERO]


《E・HERO プリズマー》サーチリクルート手段が豊富なため、高い安定性を誇る。~
ランクエクシーズモンスターに加え、《超融合》《王者の看破》を無理なく組みこめるので、戦術の幅も広い。~
場合によっては、《龍の鏡》《ミラクル・フュージョン》の採用も視野に入るだろう。~
ただし、《青眼の白龍》手札に来てしまうと処理が難しい。~
《青眼の白龍》の採用を2枚に抑えたり、手札コストとして捨てるカードを採用して対策したい。~


HEROの豊富なサーチカードにより安定性が高く、《E・HERO ブレイズマン》《E・HERO シャドー・ミスト》手札損失を補える。~
また、《青眼の白龍》が組み込まれていることで、通常の【E・HERO】に比べ《融合解除》の爆発力が大幅にアップしている。~
《ドラゴン・目覚めの旋律》サーチできる《青眼の光龍》を採用することも可能である。~

【青眼魔導】 [#Spellbook]


聖刻青眼】 [#Hieratic]

 上級聖刻を軸としたデッキ。~
 通常の【聖刻】と同様、《聖刻龍-トフェニドラゴン》及び《聖刻龍-アセトドラゴン》リリースを起点に展開を行う。~
 《青き眼の乙女》《聖刻龍-ドラゴンヌート》効果の類似性に着目したタイプは、 《青き眼の乙女》軸 を参照。~


 聖刻龍《ギャラクシーサーペント》レベル7・8のシンクロ召喚を行える。~
 《青き眼の乙女》を採用し、《閃こう竜 スターダスト》トリガーとした《青眼の白龍》特殊召喚を狙うのも良いだろう。~
 ただし、通常モンスターが増えるために手札事故も起こりやすくなる点には注意を要する。~
 また、《ラブラドライドラゴン》《アルティマヤ・ツィオルキン》特殊召喚することによっても、同様のコンボが可能である。~

―相性の良いドラゴン族通常モンスター~
 《銀龍の轟咆》等のサポート《青眼の白龍》と共有でき、以下のカード《調和の宝札》にも対応する。~




征竜青眼】 [#DragonRuler]

 【征竜】《青眼の白龍》《伝説の白石》を加え、征竜除外コストを確保し易くしたデッキ。~
 《竜の渓谷》《竜の霊廟》《トレード・イン》《調和の宝札》墓地を肥やしつつ手札を補充できる。~
 《青眼の白龍》を活躍させたい場合は、《D・D・R》帰還させるのが良いだろう。~
 征竜《伝説の白石》で、レベルシンクロ召喚も可能である。~
 詳しくは【征竜】を参照。~

ドラグニティ青眼】 [#Dragunity]

 ドラグニティを軸とし、手札交換墓地肥やしを高速で行うデッキ。~
 《竜の渓谷》《調和の宝札》《トレード・イン》を用いて《伝説の白石》《青眼の白龍》墓地に落とす。~
 《超再生能力》があれば、手札交換を更に加速させることができる。~
 並行して《ドラグニティ-ドゥクス》《ドラグニティ-ファランクス》を軸とした【ドラグニティ】としての立ち回りも行う。~
 上記のカード同士が強いシナジーを持ち、手札交換カードを多数採用しているにもかかわらず手札事故が起こり難い。~
 またデッキ圧縮墓地肥やし能力に長けるため、《龍の鏡》による《青眼の究極竜》融合召喚を狙いやすい。~
 《嵐征竜-テンペスト》効果サーチ可能な《青眼の光龍》への進化も期待できる。~

【青眼エクゾディア】 [#Exodia]


【究極竜騎士】 [#DragonMasterKnight]

 《究極竜騎士》融合召喚を主軸としたデッキ。~
 《沼地の魔神王》等の融合素材代用モンスターを利用できるため、必ずしも《青眼の白龍》《青眼の究極竜》を採用する必要はない。~
 《青眼の白龍》を使用したい場合には、儀式召喚軸に《カオス・ソルジャー》融合召喚サポートを投入するのが良いだろう。~
 詳しくは【究極竜騎士】を参照。~

このデッキの弱点 [#weakpoint]

 《青眼の白龍》の展開をはじめ、特殊召喚を多用するため特殊召喚封じは致命的で、蘇生サルベージ墓地を利用したサーチを駆使するため、除外も天敵と言える。~
 高レベルモンスターに対するメタカード《クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン》も展開の過程から戦闘まで、幅広く刺さってしまう。~
 手札誘発では、《太古の白石》に対して有効な《D.D.クロウ》や、《蒼眼の銀龍》特殊召喚時を狙える《幽鬼うさぎ》がある程度有効。~
 また、モンスター攻撃力が高い分コントロール奪取も脅威になり、これらの要素を持つ一部のA・O・J《エレクトリック・ワーム》等は光属性ドラゴン族が多い環境では投入されやすい。~

このデッキの歴史 [#history]


 STARTER BOXで登場して以降、現在に至るまで様々なデッキが開発されている。~

第1~2期(1999年~2002年) [#history1_2]

 OCGの歴史《青眼の白龍》と共に始まった。~
 当初使用されていた公式ルールには生け贄の概念がなく、カードプールも限られていたため、極めて単純なステータスの大小の比べ合いであった。~
 3枚積み《青眼の白龍》を引き当て、その圧倒的なパワーで蹂躙する事が、勝利への最適解にして唯一の方法であった。~
 しかし早々にエキスパートルールが導入されると、最上級モンスターである《青眼の白龍》召喚は極めて困難となり、実戦には程遠いカードとなる。~
 第1期において、当時の海馬のファンデッキに取れる選択肢は、安定性の期待できない《ドラゴンを呼ぶ笛》コンボか、数少ない蘇生カードに頼るくらいしかなかったと言える。~
 しかしながら、第2期に入ると墓地モンスターを送り込む手段としては《苦渋の選択》蘇生手段としては《早すぎた埋葬》《リビングデッドの呼び声》が登場し、最上級モンスターの展開は比較的容易となった。~

第3~7期(2002年~2012年) [#history3_7]



《未来融合-フューチャー・フュージョン》《トレード・イン》が登場し、《正統なる血統》《高等儀式術》等の通常モンスターサポートも充実し始める。~
主なデッキタイプとしてドラゴン族軸、下級戦士族軸、儀式召喚軸、融合召喚軸などが存在したが、あくまでファンデッキの域は出ず、主流デッキと渡り合うのは難しかった。~

《伝説の白石》《調和の宝札》《王者の看破》が登場し、更に構築の幅が広がった。~

終盤にドラゴン族通常モンスターに関連した効果を持つ聖刻が登場すると、【聖刻青眼】が誕生した。~

第8期(2012年~2014年) [#history8]

【アライブHERO】の台頭と共に、パワーと安定性を両立した【HERO青眼】が誕生。~

征竜が登場し、コスト要員として《青眼の白龍》《伝説の白石》を採用した【征竜青眼】が誕生した。~
《青眼の白龍》は基本的には除外コストだったが、アタッカーや各種素材としても用いられた。~

ストラクチャーデッキ-青眼龍轟臨-《青き眼の乙女》《銀龍の轟咆》等が登場し、《青眼の白龍》特殊召喚がさらに容易になる。~
《青き眼の乙女》軸が生まれ、魔法使い族であることを活かした派生構築の【青眼魔導】も活躍した。~
【青眼魔導】は2013年世界大会の西日本代表も使用し、《青眼の白龍》主流デッキの重要な位置を占めるという久々の光景が見られた。~

【征竜】【魔導書】双方へ規制がかかるが、特に《魔導書の神判》禁止カードに指定された【魔導書】は大幅に弱体化。~
【青眼魔導】も姿を消した。~

第9期以降(2014年~) [#history9]

【征竜】に対する規制が強化されるが、【青眼征竜】として環境に残る。~

最上級征竜が全て禁止カードとなり、【青眼征竜】は構築不可能となった。~


主流デッキであった【EM竜剣士】【帝王】【彼岸】や、次点の【インフェルノイド】に対する大幅な規制が行われた。~
その結果、ブルーアイズ軸が高い展開力と制圧力により急速に台頭し、環境トップの一角に君臨。~
劇場版 遊戯王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS MOVIE PACK《ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン》が登場すると、そちらを中心とするデッキも誕生した。~

【ABC】【Kozmo】といったより制圧力の高いデッキの台頭により、環境トップからは陥落。~
しかし、その後も引き続き大会上位を狙える位置は維持しており、時折結果を残してはいた。~
なお世界大会では、専用の特殊な禁止・制限リストにより他の主流デッキが規制を受けている一方で、このデッキはほぼ悪影響を受けずにフルパワーで戦うことができた。~
結果、一般の部で優勝・準優勝を果たしている。~

レイジング・テンペストマキシマム・クライシスで登場した【十二獣】【真竜】環境を独占し、【青眼の白龍】は完全に第一線を退いた。~
この間も特にこのデッキに関連するカード禁止・制限カードに指定されておらず、純粋にカードパワーのインフレによって環境から姿を消す形となった。~
また《トレード・イン》《ドラゴン・目覚めの旋律》に刺さる《灰流うらら》の影響も無視できない。~
上記2つのデッキが規制を受けた後も環境に復帰できていない。~

超高額デッキの構築について [#luxurious]

 このデッキは、組もうと思えば 高級車一台分に匹敵する出費 をした上で実用的なデッキを組めることで有名である。~
 特に高額な主要パーツは、以下の通り(相場は2022年現在かつ状態はプレイ用で算出)。

 他にも《墓穴の指名者》をはじめとした汎用カードを20th シークレットに、《青き眼の賢士》《白き霊龍》を全てシークレットレアにしたり、《ドラゴン・目覚めの旋律》を全てゴールドシークレットレアにするとデッキ全体の値段は更に上昇する。~
 貴重なカードが数多く、たとえ資金面の都合がついたとしても実際のカード収集も負けず劣らず困難な、カードコレクターの夢の結晶とも呼べる超高額デッキである。

代表的なカード [#keycard]



関連リンク [#link]





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最終更新:2024年06月17日 01:14