梓「それで唯先輩がさ――」
梓「唯先輩のことなんだけど――」
梓「唯先輩なら――」
梓「唯先輩ったら――」
梓「唯先輩とね――」
梓「唯先輩はホントに――」
純「……31回目到達、っと」フンフン
梓「純?何、その正の字」
純「ああ、これ?何か気になったから梓が何回『唯先輩』って言うか調べてたの」
憂「あ、私もちょっと気になってた。梓ちゃんことあるごとにおねえちゃんの話するから」ワタシニモミセテ
純「そうそう、見てよこれ。10秒当たり一回は『唯先輩(はぁと)』って言ってる計算だよ。どんだけ唯先輩のこと好きなのよって感じだよね~」
憂「梓ちゃん、お姉ちゃんのこと大好きだもんね」ニコニコ
梓「――なっ!?べ、別にそんなんじゃ……ただこう、えっと、話の流れ的にそうなっただけだよ!」
純「梓的にはそれが自然の流れってことなわけね」
憂「わかるよ、梓ちゃん。ついついどの話題でもお姉ちゃんの顔が浮かんできちゃうんだよね」
梓「違うから!別に好きとかそんなんじゃなくて……ただこう危なっかしいとか、見てあげてないととんでもないことしそうっていうか……気になるってだけで」
純「ふんふん、それで一生私の目の届くところにいて下さい、と言ったわけだ」
梓「な、なんでそれ知ってるの!?」
純「……あ、……マジだった?」
梓「――ふぇっ?」
憂「そっかぁ……梓ちゃん、遂にプロポーズしたんだね」
梓「ぷろっ……そ、そんな……」アワワ
純「そんで、唯先輩なんて答えてくれたの?」
梓「え、えっと……嬉しいよって……私も
ずっと一緒に……とか……」ワタワタ
純「おお、それおっけーってことじゃん」キター
憂「おめでとう、梓ちゃん。今度お祝いしなきゃね」オイワイ!
梓「ちがっ……そ、そういうんじゃなくて、あくまでHTTとしてずっとというか、音楽性の合致というか、ミュージシャンの端くれとしてね……」
純「いや、そんな顔真っ赤にして言われても、説得力ないし。ほら、諦めて冷やかされなさいって」ニヤニヤ
憂「お祝い、お祝いっと。式場の相談とか乗ってあげなきゃ。お姉ちゃん、こういうの派手にしたがるからね」パンフレット!
梓「あああ……」ズサー
純「あ、突っ伏した」
憂「ちょっとからかいすぎたかな?」
梓「……二人とも、意地悪すぎだよ」
純「ごめんごめん、ついねー」
憂「ごめんね、梓ちゃん……でも」
梓「……なに?」
憂「お姉ちゃんのこと、好きってのはホントだよね」
梓「…………うん」
憂「……ふふ、頑張ってね、梓ちゃん」ニコ
純「がんばんなよー」ポンポン
梓「……なんでそこで急に優しくなるのよ」
純「まあ、親友の恋路を応援するのは当然って言うか」
憂「お姉ちゃんと梓ちゃんには幸せになって欲しいからね」
梓「……ありがと」
純「あと、親友の恋路をからかうのはこの上ない娯楽というかね。だからもっと進展してネタを提供してくれなきゃさ」
憂「もう、悪趣味だよ純ちゃん?でも、私も興味あるかなぁ……」
梓「~~~っ!もう、二人とも……っ」ガバッ
純「そんで、唯先輩との最後のキスはいつ?」
梓「えっ?えっと、確か今朝ベッドから出るとき……かな」キョトン
純「おおお……そこまでとは」キラキラ
憂「梓ちゃん、その前後、その前後詳しく!」キラキラキラ
梓「えっ……ああああ!い、今のなし!なしだから!」
- やっぱこの三人の絡み好きだわー -- (名無しさん) 2011-01-11 19:49:25
- ゆいあず最高! -- (しかも鼻血つき) 2011-01-16 02:12:11
- 三人の会話はいいね。同級生だからたくさんあってるから話合えるわけだ -- (あずにゃんラブ) 2013-01-10 19:09:51
最終更新:2011年01月11日 14:23