唯「
あずにゃん今日は何の日か知ってる?」
梓「4月1日…エイプリルフールですか?」
唯「そうエイプリルフールだよ」
唯「だから今日あずにゃんに対して何か嘘をつくね」
梓「私に対してですか…」
唯「どこで嘘をついたか考えてね」
唯「言いたいことも終わったのでさっそくあずにゃん分補給~」ダキッ
梓「にゃあ!!」
唯「あずにゃんの抱き心地はやっぱり良いねぇ」
梓「や、やめてくだ(ハッまさか唯先輩が抱き心地が良いと思ってるのは嘘!?)」
唯「あずにゃん分補給完了~」
梓「…」
唯「もうこんな時間」
唯「お昼でも食べようあずにゃん」
梓「私、お弁当作ってきましたよ」
唯「あずにゃんお弁当!?食べたい食べたい」
梓「どうぞ」パカ
唯「おにぎりに卵焼きにウインナーにほうれん草の胡麻和え」
唯「どれもおいしそうーいただきます」
梓「ど、どうですか?」
唯「おいしいよあずにゃんの手作り弁当」
梓「えへへ(ハッまさか唯先輩が手作り弁当をおいしいと思ってるのは嘘!?)」
唯「おいしかったよ、ごちそうさま」
梓「…」
唯「あずにゃん新しいゲーム買ったからやろう」
梓「いいですよ」
ドーン
唯「うわ、またやられちゃった」
梓「どうですか唯先輩」
唯「あずにゃんゲーム上手いねぇ」
唯「やられてばかりだけど一人でするよりあずにゃんと一緒にする方が楽しいよ」
梓「そうですか(ハッまさか唯先輩が私と一緒にいて楽しい思ってるのは嘘!?)」
唯「さああずにゃんにリベンジするぞー」
梓「…」
唯「夕飯おいしかった~」
梓「唯先輩食べ過ぎですよ」
唯「そうかな?あっそうだあずにゃん一緒にお風呂入ろう」
梓「一緒に!?ですか」
唯「たまには良いよね?」
梓「…たまになら」
唯「じゃあ入ろ入ろあずにゃん」
ザップン
唯「ふぅいいお湯~」
唯「それにしてもあずにゃん可愛い」
梓「えっ」
唯「普段のあずにゃんも可愛いけど髪下ろしたあずにゃんも可愛いよ」
梓「な、な、何言ってるん(まさか唯先輩が私の事可愛いと思ってるのは嘘!?)」
唯「さてあずにゃんや、背中を流してあげよう」
梓「…」
梓「…」
梓「…」
梓「…」
唯「今日ももうすぐ終わりだね」
梓「…」
唯「あずにゃん今朝言ったこと覚えてる?」
梓「(唯先輩が抱き心地が良いと思って抱きつくのは嘘?そんなのいやだ、
唯先輩が手料理をおいしいと言ったのは嘘?そんなのいやだ、
唯先輩が私と一緒にいて楽しい思ってるのは嘘?そんなのいやだ、
唯先輩が私の事可愛いと思ってるのは嘘?そんなのいやだ……)」
唯「あれは実は…」
梓「どうせ私なんか可愛くないし手料理なんかおいしくないし
抱き心地なんて悪いし一緒にいてもつまらないですし……」グスッ
唯「あずにゃん?」
梓「唯先輩なんか大嫌い、うわあああああああああああん」
ガチャン
唯「あ、あずにゃん!!」
ゴーンゴーン
唯「あ、12時ってそれどころじゃないよ、あずにゃん待って」
梓「唯先輩のバカバカ」グスッ
唯「あずにゃん…」
ギュウ
梓「唯先輩…」
唯「ごめんねあずにゃん」
唯「あずにゃんがこんなに悩んじゃうって思わなかった」
梓「…」
唯「実はね、あずにゃんに対して何か嘘をつくって事自体が嘘なんだ」
梓「え」
唯「私、少し不安だったんだ」
唯「もうすぐ大学が始まってあずにゃんと離ればなれ、あずにゃんもどこか上の空で」
梓「…」
唯「私の事をちゃんと見てくれてるのかなって」
唯「だからあずにゃんに対して何か嘘をつくって言えば私の事をもっと見てくれるかなと思って」
梓「…」
唯「本当にごめんねあずにゃん、私が浅はかだったよ」
唯「あずにゃんの事を可愛いいと思ってるし手料理もおいしいと思ってる」
唯「抱き心地も最高だし一緒にいて楽しいと思ってる」
唯「そして誰よりもあずにゃんの事を愛してる」
梓「…」
唯「…」
梓「唯先輩ごめんなさい、さっき唯先輩のこと大嫌いって…」
唯「大嫌いって言ったのは私に対しての嘘だよね」
梓「え」
唯「あずにゃんが飛び出す前は4月1日、エイプリルフール」
唯「だから嘘をついたんだよね?」
梓「唯先輩…」グスッ
梓「私も唯先輩の事を誰よりも愛してます」
唯「私もだよあずにゃん」
チュ
唯「部屋に帰ろうっかあずにゃん」
梓「はい」
おわり
- ギリで嘘か -- (あずにゃんラブ) 2013-01-04 03:51:43
最終更新:2011年04月04日 17:59