梓「台風で学校は休み…」
梓「学校に行きたかったなぁ」
梓「学校に行って唯先輩と会って………」
梓「唯先輩は関係ないよ、うん…」
梓「はぁ…暇だなぁ…」
梓「あの河原にでも行こうかな」
梓「……」
梓「って台風なんだから出かけられない」トゥウルル
梓「電話…」
梓「もしもし?」
唯「あずにゃん?」
梓「唯先輩どうしたんですか?」
唯「河原に行っちゃ駄目だよ」
梓「は、はい?」
唯「台風が来てる日に河原とかに行って事故に合う人がいるんだって」
唯「今、ニュースでやってたんだよ」
唯「だから行っちゃ駄目だよ」
梓「い、行く訳ないじゃないですか!」
梓「こんな台風の日に!」
唯「良かった…このニュースを見た時に河原で溺れてるあずにゃんが浮かんじゃったよ」
梓「不吉な事を言わないでください…」
梓「でも…」
梓「心配してくれてありがとうございます…//」
唯「!?」
唯「あずにゃん~」ガシャラン
梓「唯先輩!?」
梓「唯先輩!唯先輩!」
唯「イテテッ」
梓「大丈夫ですか!?」
唯「うん、なんとか」
梓「ど、どうしたんですか?」
唯「いやぁ~、あずにゃんがありがとうって言った瞬間に嬉しくなって」
唯「あずにゃんがいないのに思わず抱きついて転んじゃった」
梓「何やってるんですか…」
唯「でも安心してあずにゃん」
唯「学校に行けるようになったらあずにゃんに思いっきり抱きついてあげるから」
梓「いらないです」
唯「えー、なんで?」
梓「抱きついて喜ぶの唯先輩だけじゃないですか」
梓「なのでいりません」
唯「そ、そんな事ないよ」
梓「いえ、あります」
唯「うっ…分かったよ」
梓「?」
唯「あずにゃんに喜ばれる抱きつきを目指す為に修行するよ!」
梓「修行…ですか…?」
唯「うん、私もあずにゃんも喜ぶ抱きつきを研究してくる」
梓「抱きつかない選択肢はないんですか?」
唯「それだとあずにゃん分が手に入らないから駄目だよ」
梓「そうですか…」
梓「修行って何をするんですか?」
唯「うーん、そうだね」
唯「憂に抱きついて和ちゃんに抱きついて……色んな人に抱きついて喜ばれる方法を見つけるよ」
唯「抱きついた人が喜んだらそれをあずにゃんに実践してあげる」
梓「色んな人にですか?」
唯「うん!」
梓「………」
唯「待っててあずにゃんを必ず喜ばしてあげるから」
梓「唯先輩…」
唯「ん?」
梓「唯先輩の抱きつきで喜びませんが唯先輩の抱きつき……好きですよ//」
唯「!?」
梓「だから…だから…修行なんてしなくていいです」
唯「あずにゃん~」ガシャラン
梓「唯先輩!?」
唯「イテテッ」
梓「大丈夫ですか?」
唯「うん、なんとか」
唯「えへへ~あずにゃん、私の抱きつき好きなんだ」
梓「まあ、どちらかと言えばそうですね//」
唯「そっかそっか」
唯「学校に行けるようになったらもっと好きになるように抱きついてあげる」
梓「…待ってます」
唯「うん、任せて!」
唯「あっ、ご飯の時間だって」
唯「電話切るね」
梓「はい、また」
唯「またね」
梓「…」ピッ
梓「台風止まないかな」
終わり


  • あずにゃん嫉妬か(笑) -- (名無しさん) 2013-01-26 00:05:04
  • 台風がいると抱き合えない唯梓……まるでロ澪とジュ律エットのオマージュか……orz -- (名無し) 2013-06-21 10:03:29
  • 唯策士 -- (名無しさん) 2013-09-29 18:43:26
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最終更新:2011年07月21日 20:28