「アイスが美味しいね~、あずにゃん
今日は唯先輩と私は部活が終わったあと、近所のお店に立ち寄って唯先輩念願のアイスタイム。
でも唯先輩だけじゃない、二人でソフトクリームを舐めあう私にとっても至高の時間。
でも、せっかくのアイスだったのに、唯先輩ったら無理をして食べて……
「うわ、あずにゃんちょっとお腹を壊しちゃったからトイレに入ってるね~」
そんなに夢中で食べるからです。
残りは私が頂いちゃいますからね、もう。

はあ、唯先輩が出てくるまでちょっと暇になっちゃったな。
ここで最近こっそり携帯でやってるネットサーフィンの時間にしちゃおう。
掲示板とか、動画サイトとか、色々あるけれど…
あれ?なんだろうこのスレッド。なになに、あずにゃ……何で私がこんな所で話題に?
さてと開いてと……


    あずにゃんペロペロ(^ω^)


一瞬固まってしまった。ペ、ペロペロ!?アイスじゃなくて私!?
しかも一つや二つじゃなくて何回も繰り返して、沢山の人が。
私、クラスメイトや近所の人からそんな風に見られてるの!?
歩いてたら突然舐められちゃったりするのかな!?

「あずにゃんお待たせ~」
ビックリしたというのもあるけれど、何よりも不安になった私は唯先輩に抱きついた。
「唯せんぱぁ~~いっ!!」
ギュッと力一杯先輩の抱き心地のよい身体に絡みつく。
その瞬間、ほっとして力が抜けていった。
「どうしたのあずにゃ~ん……」
先輩は心配そうにあたしの顔を覗き込んでくれた。
その気持ちに応えるように、甘えるように、あたしは言った。
「なんかネットの掲示板に変な事が書かれてるんです~!」
携帯の画面を唯先輩に見せつつ、私は先輩の胸に泣きついた。

「どれどれ~、あずにゃんぺろぺろ?可愛い掲示板だね~」
可愛くないです!私、そこら中の人からペロペロされちゃうんですよ?
「わぁお!あずにゃん大人気ですか……」
人気なんてどころじゃないです。身の危険を感じます……。
「でもあずにゃんはアイスじゃないから本当にペロペロなんて出来ないはずだよ~」
世の中にはそういう趣向の人もいるんです。
例えば、こうやって顔中を嘗め回したりとか……

 「あずにゃん、可愛いよ……ぺろっ」
 「にゃあん!舐めちゃ駄目です……唯先輩」
 「この肌の張りを舐めてるだけでなんか落ち着くよ……ぺろっ……ぺろっ」
 「にゃ、うにゃあああ///」

はうっ!なんで唯先輩で想像してるの!
落ち着け、私!!
「も~、真っ赤になったあずにゃんも可愛いなあ」
そんなにスリスリしないでくださいっ。
気持ちよすぎて先輩の虜になっちゃいます……
「あ、あずにゃんさっき気を散らしながら食べてたな~。ほっぺにアイスついてるよ~」
珍しく先輩らしくなった唯先輩。でもほっぺに付いたの位自分で
「あずにゃんアイスいただき~……ぺろっ」
ふにゃあああああああああああああっ!!


  • 本当だ! -- (あずにゃんラブ) 2013-01-07 16:41:33
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最終更新:2012年01月22日 00:03