梓「も、もうちょっと・・・、よし、そのまま・・・、ああ!!なんで持ち上がらないの~!!」
純「もうやめなよ~、あんたもう5000円も使ってるじゃん」
梓「ここまで来たら引き下がれないの!ああっ!また駄目だぁ!」
純「梓にはクレーンゲームの才能無いんだって、諦めなよ~」
梓「違うの!この筐体が悪いの!!」
梓「ゆ、唯先輩?」
純「あ、どもです」
唯「あ~、ゆいあずのフィギュアだね~!あずにゃんはこれ欲しいの?」
純「そうなんですよ、それでムキになってもうかれこれ1時間もやってるんです」
梓「ちょっと、純!勝手な事言わないでよ」
唯「じゃあ、私が取ってあげるよ!」
梓「あっ、別にそこまでして欲しいって訳じゃ・・・」
唯「えーと、じゃあ、あずにゃんの方狙うね?こうやって、ここで押して・・・、ほら取れた!」
梓「い、一発で・・・」
唯「じゃあ、今度は私のを狙ってと・・・、んっと・・・、良し!」
純「おー、凄いッスねー」
唯「あーずにゃん!はい、どーぞ」
梓「え?貰っても良いんですか・・・?」
唯「うん!だって欲しかったんでしょ?」
純「良かったじゃん!」
梓「じゃ、じゃあこっちだけ貰っていいですか?こっちは唯先輩が持っていって下さい」
唯「おおっ!こっちのあずにゃんフィギュアをくれるの?」
梓「あの、ほら、こ、この時の衣装が結構気に入ってたんで欲しかったんですけど、べ、別に自分の顔とか見慣れてるから・・・」
純「梓、微妙に意味分かんない理由になってるよ?」
唯「ありがとね!ちゃんと綺麗に飾っておくよ!あずにゃんに見られながらなら練習も捗りそうだし!」
梓「じゃ、じゃあ私も飾って置かないと駄目ですよね?お互い様って事で」
唯「うん、そうだね!でも、このフィギュア可愛くできてるね~」
梓「そうですね。最近はプライズ物もかなり出来が良いのも多いんですよ」
唯「でも!本物のあずにゃんの方がもっと可愛いんだよ~!」ぎゅー
梓「わっ!こ、こんなとこで抱きつかないで下さい!それに・・・、唯先輩だって本物が一番可愛いです・・・」
純「ねえ、私そろそろ帰っていいかな?」
おしまい
- 純が空気に!? -- (あずにゃんラブ) 2013-01-07 16:59:47
最終更新:2012年01月22日 00:11