冬休みもそろそろ終わりだし、悔いのないように過ごそう!ということで、今日私は唯先輩の家にお泊まりに来ている。
気を利かせてくれた(?)憂は純の家にお泊まりしていて、今夜私たちは二人きり。
思う存分に楽しい夜を過ごしていたんだけど、私には一つ気になることがあった。
暗い部屋のベッドの上で私を抱きしめる唯先輩に、私は思いきって聞いてみる。
「…ねぇ、唯先輩?」
「なあに
あずにゃん?」
「胸…触ってもいい?」
「どうしたの?今日は積極的だね」
「い…いいじゃないですか別に…」
「ふふっ…うん、いいよ」
「じゃ…触りますよ」
「…うん」
私は唯先輩の胸を優しく撫でた。シャツの上からでも、その柔らかさとぬくもりははっきりと伝わってくる。
「ふっ…ぅ…」
小さく息を漏らす唯先輩に理性を持っていかれそうになりながらも、私はその懸念を口にした。
「やっぱり…大きいですね」
「そんなことないよ?澪ちゃんやムギちゃんに比べたら全然…」
「それでも…私よりは大きいですよ」
「あずにゃん?」
「…唯先輩は…やっぱり胸の大きい人の方が好き?」
「え?」
「小さい胸の私じゃ、唯先輩を喜ばせてあげられないかな…?」
「…そんなことないよ」
「…っ……」
唯先輩は私の胸に顔を乗せた。その感触に、私は思いがけずドキドキしてしまう。
「ゆ…唯……」
「わあ…すごくドキドキしてる」
「う…うん…」
「あずにゃんの胸…こんなに柔らかいんだね。それだけで私は喜ばせてもらえてるよ」
「ホント…?」
「うん、ホント」
「そっか…よかった」
よかった。唯先輩が人をそんな基準で見ないとはわかっていたけど…やっぱり、不安だったから。
ホッとして見ると、唯先輩はゆっくり私のパジャマのボタンを外していた。
その表情は…すごく、色っぽかった。
「……」プチプチ
「…唯先輩?」
「…あずにゃんのせいなんだからね」
「え?」
「…あずにゃんのせいでこんな気分になっちゃったんだから」
「…そっか。唯先輩はエッチな人ですね」
「…お互い様でしょ」
「えへへ…そうだね。じゃあ私も脱がせてあげる」
「うん…」
お互いに見に着けていたものを脱がせた後、私たちはキスをした。
それは愛を確かめるキス。そして、始まりを告げるキスだ。
「…愛してるよ、梓」
「…私も愛してる。唯」
二人の夜は、まだまだ始まったばかり。
END
- 確かに愛し合ってますな -- (鯖猫) 2012-10-26 03:41:40
- もう愛の何者でもない。 -- (あずにゃんラブ) 2013-01-21 17:29:00
- もう愛しかない。 -- (ゆいあず最高) 2017-05-12 00:31:58
最終更新:2010年01月06日 12:32