「
あずにゃんあずにゃん」
「なんです?」
「ちょっとこっちに来ておくんなまし」
「……何か嫌な予感がしますのでお断りします」
「え~?…せっかくあずにゃんのために◯△店の薄焼きたい焼き買ってき―
「それならそうと初めから言ってください」
「……(ちょろい)」
「なんです?」
「なんでも~?よし、食いしん坊あずにゃんも待てないみたいだし早速頂くとしますか!」
「誰が食いしん坊ですか…」
ゴソゴソ……
「むむっ…!?何やら怪しげな紙袋を発見したでありますあずにゃん隊長!」
「えっ……ここで小芝居始まっちゃいます?」
「フンッ…フンッ…(期待の眼差し)」
「……そ、そうでありますか」
「そうであります!次の命令を!あずにゃん隊長!」
「なんで私が隊長なんですか…と、取り敢えず中身を確認してみて下さい…ゆ、唯先輩……隊員」
「も~あずにゃんが隊長なんだから敬語は駄目だよ~」
「勘弁して下さい……」
「しょーがないなぁ……じゃーん!あずにゃんの大好きなたい焼きだよー!」ホカホカ
「ふぉぉぉぉ………(ジュルッ)」
「ふふふ…たい焼き見ただけでお口の中洪水状態だね?」
「では早速……あむっ」パクッ
「先輩頭派なんですね」
「あむあむむぐむぐ」
「……美味しいですか?」
「ばくばくばくばく」
「あの…私にも……」
「むしゃむしゃむしゃむしゃ……ごっくん!」
「あの……」
「あー美味しかった!」
「ん?なーにあずにゃん、先輩に何か頼みごとー?」
「わ、私もたい焼き食べたいです」
「ん~(手招き)」チョイチョイ
「なんです?」トテトテ
「あ~ん」
「?」
「お口開けて?」
「は、はぃい?」
「だから~食べさせてあげるからあ~んして?」
「そ、そんな…自分で食べれますよ!」
「私がさせたいの~ほら、あ~ん」
「うっ………………あ、あーん…」
「……」
「……あ、あの?」
「目、閉じて?」
「は、はぁ…」スッ
「……」
「……(ワクワク)」アーン
「…………あむっ」チュウ
「んむぐぅ!??!?」
唯は無防備に開いていた梓の唇を己のそれで
強引に塞いだ。まるで飢えた獣が獲物に噛み付くように。
突然の事に頭がついていかず、一瞬フリーズしかけた梓は正気に戻り抵抗し唯の背中を必死に叩くが、効いていないか唯はがむしゃらに梓の唇に吸い付く。何時の間にか梓の身体は奥へ奥へと引きずり押され、二人の身体はベンチへと倒れこむ形になる。
当然唯が梓の身体を押し倒している。
「はぁっ、はぁっ…ゆ、唯せ、んっ…」
「ふーっ、ふーっ……ちゅるっ」
唯は舌を歯の隙間からねじ入れ梓の口内を強引に犯し始めた。梓の歯の一つ一つを舌先で確かめる様になぞる。一瞬梓の舌と唯のそれが当たった。唯のは燃える様に熱く、梓は思わず逃げようと舌を奥へと引っ込めた。
しかし逃げ場などない口内、いとも簡単に唯は梓の舌を捕まえた。絡まり合う二人の唾液。この頃には唯は攻撃的ではなく、梓の身体をねっとりと堪能する様な愛撫へと変化していた。
時間が刻々と経つ。唯は梓の舌に吸い付いて少し引っ張ってみたり甘噛みしてみたりと好き放題だ。すると梓の瞳孔がとろとろと蕩け始めてきた。
それを見兼ねた唯は、さらなる快感を与えるがために梓の口内に溜まった唾液を舌先で一気に掻き混ぜ歯の裏側を強く擦った。
「んはぁっ!…あっ、あっ…ん………ん……」
ピクッピクッと梓の身体が小刻みに震える。数秒の震えの後、ふっと梓の身体は抜け殻の様に力が抜けてしまった。
瞳孔は定まっておらず、口の端からは唾液が垂れている。唯は梓の口から垂れている唾液をペロリと舐め上げると、抱き締めて耳元まで近づき囁いた。
「ねぇ、たい焼き食べたい?」
- あずにゃんはたい焼きと唯焼きどちらを選ぶ! -- (あずにゃんラブ) 2013-01-07 04:08:20
- いいかも! -- (名無しさん) 2013-01-09 23:28:28
- エロい! -- (名無しさん) 2013-03-10 18:46:41
- 続きは!? -- (名無しさん) 2014-02-17 21:44:47
- 続きを! -- (名無しさん) 2014-04-24 04:59:19
最終更新:2012年03月25日 00:10