唯「あつぅい~」

梓「今年は残暑が厳しいですねー」

唯「あずにゃん暑いよ~」ギュー

梓「ああもう!抱きつかれたら余計暑くなるんでやめて下さい!」

唯「暑いのとあずにゃんに抱きつけないのだったら暑い方が全然マシだよ!」

梓「それより練習するからって事で呼ばれたのにさっきからゴロゴロしてるだけじゃないですか!」

唯「だってぇ~、暑くて集中できないんだもん~」

梓「心頭滅却すればです!さぁ、やりましょう!」

唯「うへぇ~」ゲンナリ

憂「お姉ちゃーん、梓ちゃーん、ちょっといいかなー?」

唯「あれ?なんだろ」

梓「なんか用事ですかね?」

唯「憂ー?どしたのー?」トコトコ

憂「あ、お姉ちゃん」

梓「うわっ、どうしたのこれ?」

憂「近所の人にスイカ二つも貰っちゃったの」

唯「すごーい!」

憂「せっかく梓ちゃんがいるから今のうちに一個食べちゃおうって思うんだけど」

唯「うん、食べたい!」

梓「え?でもいいの?」

憂「うちだけじゃ全部食べるの大変だし手伝ってくれると嬉しいな」

唯「一緒に食べようよ~」

憂「ほら、お姉ちゃんもこう言ってるし」

梓「あ、うん。じゃあお言葉に甘えさせて貰っちゃおうかな」

唯「よし!じゃあ三人でスイカ割りしようよ!」

梓「いやいや、そこは普通に切りましょうよ……」

憂「あ、でも食べる前に冷やしたいけど冷蔵庫が一杯で入らないんだよね」

唯「えぇー、そんなぁ!?ぬるいスイカなんてヤだよー」

憂「うーん……、あ、そうだ!ちょっと二人で倉庫まで行ってきてくれないかな?」

梓「倉庫?」

憂「もう使ってないビニールプールがあるはずだからそれを使ったらどうかな?」

唯「おお!それナイスアイデアだよ!」

憂「えへへ。じゃあ私こっちの準備してるから取ってきてくれる?」

梓「うん、倉庫ってあっちの裏のだよね?」

唯「そうだよー、ほらあずにゃん行こ!」

唯「よっこいしょっと」ガラガラ

梓「なんかごちゃごちゃ色んな物も入ってますね」

唯「うちお母さんが古いものでも何でも取っておくんだよねー」

梓「そうなんですね、暗いけど大丈夫です?」

唯「うーんと確かここら辺だったような…………、あ、あった!」

梓「あ、そこの挟まってるやつです?」

唯「私が上の荷物持ちあげるからあずにゃん引っ張って~」

梓「あ、はい。えっと、いいですか?引っ張りますよ」

唯「せえの!」

梓「んしょっと」グイッ

唯「あずにゃんありがとー、これだよこれこれー」

梓「(あれ……、どこかで見たことあるような……)」

唯「懐かしいなぁ~」

梓「昔使ったりしてたんですか?」

唯「うん、ちっちゃい頃に使ってたよ~」

梓「そうなんですか、でもこれ穴がここに空いて……(あれ?なんだっけ……)」

唯「そうなんだよねー、昔遊んだ時に破いちゃったんだよー」

梓「(えーと、私なんでこれ見た事あるんだっけ……)」

唯「でもガムテープとかで塞げば大丈夫だよー」

梓「(あれは確か……)」


唯ママ「唯ー?唯ー?」

ゆい「はーい!なーに?」

唯ママ「唯に今日はちょっとお願いがあるの」

ゆい「うん、その子だれ?」

あずさ「はぅぅ……///」

唯ママ「近所の奥さんがお友達のお子さんを預かってたんだけど急に旦那さんがぎっくり腰になっちゃって」

ゆい「うん」

唯ママ「それで病院に行くから今日の夕方までうちで預かる事になったの」

あずさ「……///」

唯ママ「憂はまだ風邪が治らないし、今日は唯がその子と一緒に遊んでくれる?」

ゆい「うん!できるよ!」

唯ママ「じゃあお願いね。ママは憂の事見てるけど、道路とか出ちゃ駄目よ?」

ゆい「はーい!さぁ、いこ!」

あずさ「うぅ……///」

ゆい「ねぇ、おなまえなんていうの?」

あずさ「……あずさ///」

ゆい「わたしはゆいだよ!よろしくね、あずさちゃん!」

あずさ「うん……///」

ゆい「ねぇ、こっちきてごらん」

あずさ「?」テクテク

ゆい「ほら!わたしのおうちにはプールがあるんだよ!」

あずさ「!」キラキラ

ゆい「て、いれてみて?つめたくてきもちいいよー」

あずさ「つめたーい」

ゆい「ね?たのしいでしょ?」

あずさ「うん!」

ゆい「あついからはいっちゃおっか?」

あずさ「え、でも……」

ゆい「えい!」ザブン

あずさ「あ……」

ゆい「あははは、いいきもちー。あずさちゃんもおいでよ!」

あずさ「でもおよーふくよごれちゃう……」

ゆい「かわかせばだいじょうぶだよ!」

あずさ「でもおこられちゃう……」

ゆい「そうなったらわたしがかわりにおこられてあげるよ」

あずさ「え……」

ゆい「ほら、おいでよ」

あずさ「……うん、……えいっ!」ザブン

ゆい「きもちいい?」

あずさ「うん!つめたい!」

ゆい「あずさちゃんのかみについてるネコのゴムのやつかわいいねー」

あずさ「うん、おかあさんにかってもらったの///」

ゆい「すごくにあってるよ!だから、あずさちゃんはあずにゃんだね!」

あずさ「あずにゃん?」

ゆい「あずにゃんだよ!」

あずさ「あずにゃん♪」

ゆい「わたしねー、おおきくなったらケーキやさんになるんだ!」

あずさ「ケーキやさん?」

ゆい「そうなったらいっぱいたべさせてあげるね!あずにゃんはなにになりたいの?」

あずさ「えっと……、およめさん……///」

ゆい「およめさん?」

あずさ「ママがおよめさんのしゃしんがね、きれいだったの///」

ゆい「なれるといいねー、およめさん!」

あずさ「うん!…………?」コツン

ゆい「あ、それわたしがさっきいれたいしだからそとにだしていいよ」

あずさ「うん……、あっ!」ブス

ゆい「あっ」プシュー

ジャバァ-

あずさ「………………ふ、ふぇ」

ゆい「あずにゃん?」

あずさ「ふぇぇぇぇん!えぇぇぇん!」

ゆい「なかないで?なかないであずにゃん」

あずさ「ごめんなさぁぁぁぁい、うぇぇぇんうぇぇぇん」

ゆい「だいじょうぶ、だいじょうぶだからなかないで」ギュッ

あずさ「ひっく、ぐすっ、ごめんなざぁぃ」

ゆい「おこってないよ?だいじょうぶだよ?」ギュー

あずさ「うぅ、えぐっ、うっく……」

ゆい「あ、そうだ!じゃあ、おおきくなったらわたしがあずにゃんのことおよめさんにしてあげるよ!」

あずさ「ぐすっ……」

ゆい「ね?だからなかなくていいんだよ?」

あずさ「ひっく、…………ほんと?」

ゆい「うん!やくそく!」

あずさ「ぜったい?」

ゆい「うん!ぜったいぜったいぜったいだよ!」

あずさ「うん、じゃあやくそくだよ?」


梓「………………」←思い出してる

唯「あの時の子って今何してるのかなー?」

梓「………………」←思い出してる

唯「あれ?なんかあの子って誰かに似ていたような……」

梓「………………!」←思い出した

唯「あずにゃん?さっきからボーっとしてどうしたの?」

梓「う、嘘……、嘘でしょ……?うっそーーーーん!?!?」

唯「きゅ、急にどうしたのあずにゃん!?」

梓「あ、え、あー、な、なんでもないです!!ききき、気にしないで下さい!」

唯「だ、大丈夫?なんか顔も赤いしあからさまに変だよ?」

梓「なんでもないです!ただの熱中症です!オールオッケーです!それより早く憂のとこ戻りましょ!」

唯「あ、うん……(熱中症って顔が赤くなるだけで済むんだっけ……?)」

梓「ほら、早く早く!」

唯「そういえば私あの子となんか大事な約束してたような……」

梓「わー!!わー!!わー!!ゆ、唯先輩!ス、スイカ割りしましょう!」

唯「え?でもさっき駄目って……」

梓「いいんです!私が許します!スイカ割ってそれからアイス買いに行きましょう!」

唯「あ、あれ?練習は?しなくていいの?」

梓「今日はもう暑いから中止です!さぁさ行きましょ行きましょ!」

唯「あ、ちょっと、そんな押さないでよ~」

梓「(まさか小さい頃に唯先輩と会ってただなんて……、し、しかも、あ、あんな約束まで……///)」

唯「うーん、あの子ってすっごく可愛いかったんだよねぇ~」

梓「い・い・か・ら・は・や・く・い・き・ま・し・ょ・う・!」

唯「ひょっとしてあずにゃん……」

梓「え?」ギクッ

唯「やきもち?」

梓「…………は?」

唯「も~、私はあずにゃんが一番だよ~?」ダキシメッ

梓「ちょ!?い、今は抱きついちゃダメですー!ダメなんですってー///」

唯「もうあずにゃん可愛いなぁ~」ギュッギュー

梓「ち、ちがーう!!そ、そうじゃないんですー///」


END



  • まさか2人は小さい頃から結ばれる
Desuteni- -- (あずにゃんラブ) 2012-12-29 16:52:18
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最終更新:2012年09月11日 05:55